富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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25時に復讐を。「死神」と呼ばれる殺し屋が主人公なだけあり、かなりダークな1作となっていました。全3エンドとも拝見しました。 設定が設定ですので救いようのない展開が多かったです。個人的にはエンドロールが流れるエンディングが一番好みでした! ちなみにクリア後にCGモードで見られる設定画は嬉しかったです。
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血染めの花【フリー版】洋館を舞台にバッタバッタと人が死ぬ一大サスペンススペクタクル作品。 まず驚いたのはOP動画の圧倒的なクオリティです。ボーカル曲も素晴らしくこれは必見・必聴です!これを見た瞬間に本作はマストプレイ作品となりました。ちなみにEDでも曲付きの動画が流れておおっ!となります。 ストーリーはサスペンス一直線です。誰を信じたら良いのか?いったい誰が悪いのか?バンバン人が死んでいきつつ、次から次へと意外な事実が明らかになり、行きつく暇もありません。登場人物全員に因縁と愛憎が渦巻きまくってる超濃密な設定には驚かされました。 で、驚かされたといえばこれでもか!というほどのイベントスチルの数々です。CGモードのページ切替をしながら、あれ?バグかな?と思ったくらいです。作者さんは漫画家さんとのことでどのスチルも美麗です。ちなみにCGにおける死体率が高いですが、血みどろでもどれも表情は美しいので完全にセーフです。 クリア後にはサイドストーリーが見られるようになりますが、本編を補完するストーリーになっており、こちらも大満足でした。
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終焉のアンドロメダポストアポカリプス好きな人にはたまらない世界観のお話でした。 誰を起こすかという部分でオムニバスストーリーに分岐しますが、キャラクターごとにシナリオ&グラフィックを担当されているようで、絵のタッチもストーリー内容も様々な味わいがありました。 お話としてはりな編が、キャラクターは博士と継の母が好きでした。
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俺と彼女と誰かと誰か作風に魅了され続けている作者さんの一作ですが、今作もとても楽しめました。毎度毎度、何らかの新たな要素を見せてくれるのでプレイしていてワクワクします。 今作の場合は序盤から盛り込まれている文字入力が展開に影響を与えました。確かな世界観設定をベースに、ゲーム的なギミックも楽しめました。ストーリーの合間合間に表示される章間のメッセージが何とも言えない雰囲気を醸し出していてとてもオシャレです。これはプレイヤーのテンポを作り出すことがお得意な作者さんらしい演出だと感じました。 以下、たたみます。 @ネタバレ開始 まず、紹介文すら見ずに分岐がないと思い込んでいた身に突きつけられた初回エンドのエンド3!というのが非常に効果的でした。慌てて2周目を行うと彼女の名前のシーンで見慣れたhit & ballの表示が追加されてるではないか!と。こちら、初回からたまたまサカナとしていたおかげで一文字合ってましたが、あいうえお順作戦で2ballになったところで答えが分かり、なるほど!と別ルートに到達。その後、ヒントを頼りにオシャレ演出だと思っていた章間メッセージで別ルートに気付き、無事に全ENDを拝見しました。 @ネタバレ終了 面白かったですし、今後の作品にも期待しています!
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親愛なる彼女の痕跡予備知識ゼロでプレイしたので、プレイ中とても衝撃を受ける展開の数々でとても驚きました!プレイ前の予備知識はなるべくない状態の方が良いと思うので、これ以上の感想はここでは控えさせて頂きます。 あ、一つだけ。 @ネタバレ開始 豪華製作陣で制作された作品ですが、王道作品ではなくかなり攻めた内容になっていたので心から驚きました。 賛否両論がありそうな作品ですが、かなり尖っている一作だったのでその分とても印象に残りました。 個人的にはこの攻めた姿勢、全力で支持したい!と思いました。 @ネタバレ終了
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非公開中どこまでも続く理不尽を上手くかわせればその向こうで幸せになれる(かもしれない)ゲームです。 監禁しちゃった!のノリで監禁される身としてはたまったものではないですが、だってそんな相手なのだからしょうがないです。 プレイした結果として、END1のその後が気になりました。
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さよなら 僕よ
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メモリーガール【12/12更新】さすが作者さんと思えるゲームデザインのセンスが光っておりました。画面レイアウトや動画的な演出効果が素晴らしく、完成度が非常に高いと思える一作です。 小物や服装を含めてキャラクターデザインは秀逸ですしグラフィックも綺麗です。Midjourneyで作られた背景の数々も本作の設定にピッタリハマっていたと思います。ストーリーには意外性があって楽しめました。複数の分岐エンドもたぶん全部拝見しました。広大な地域を探索するゲームシステムも面白かったです。特に電車移動できるところと中盤の収集要素がある部分が楽しめました。 最後に、ED曲!こちらも非常に素晴らしい出来栄えで、エンディングの華やかさが格段に増していると感じました。声質・声の演技だけじゃなくて歌も上手すぎる!何から何までハイレベルでこなされて本当に圧巻です。
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ベンラブ!自販機が恋愛対象となる恋愛ADVという触れ込みでついに時代はここまで来たか!と思いましたが、恋しちゃうのが分かるような魅力溢れる自販機たちとの交流を楽しめました。 何が楽しいって会話です。同じ自販機なのにこんなに個性が出せるのか!ととても驚きました。会話を重ねるごとに恋愛感情かどうかはともかくとして強い愛着が湧くのは間違いありません。自販機の機体+ちょっとしたモニター画面の表情だけなのに、塗りの綺麗なグラフィックもあって不思議ととても可愛らしいです。 ストーリー進行のテンポが良いためサクサク進みますし、各ルートともに起承転結がしっかりしていて分岐ルートもあり大満足でした。攻略対象は3体ありますが、みんな魅力的なのでどれか1体は選べないですね。 恋愛商法のような売り方がまかり通ってしまうのは困ったものですが、ちょっとした息抜きのお供に話し相手になってくれる自販機。技術的にはもう作れそうなので何かきっかけがあれば現実で見られるかもと思いました。
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クトゥルフ神話ADV 異常生物研究所今シリーズのファンです。相変わらずのゲーム性でとても面白かったです。 多くの局面でランダムの成否判定が行われ、成否に応じてペナルティを受けたり展開が変わるのですが、冒頭の設問により各ステータスにボーナスポイントが振り分けられるのでスタート時点のキャラづくりからゲームは始まっています。数字だけのステータスではありますが、主人公のキャラクター設定ができる感じで楽しいです。私は少し技術のある安定の暴力キャラでプレイしました! おかげさまで序盤で正規ルートから大きく外れた剛腕逃走ルートに成功しました!薄目の確率でもうまくいけば突飛な行動ができるようになっていて自由度の高さも感じられました。 世界観設定や展開はとても王道みを感じ、ワクワクしました。運よく一度もやられずに全エンド見られたのが嬉しいです。