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富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション

  • マッチョの奇妙な冒険 ダイキョウキンは砕けない
    マッチョの奇妙な冒険 ダイキョウキンは砕けない
    一番好みの身体は龍神の兄貴でしょうか。弱点のない感じでアウトラインが綺麗で身体は分厚い。機動力も防御力もあるイケメンレスラー体型とでも言いましょうか。どことなく面影も棚橋みたいでイケメンです。次に好きなのは古民家ですね。エプロンからのぞく上腕二頭筋は見るからにバルクが大きいですよね。こちらも醤油顔のイケメン。主人公のワイは正面の立ち絵ではあまり腹筋周りのカットが出てないように感じました。 ただ、他の写真を見る限り角度かポージングかコンディションの問題だったようです。全員の色んなシチュエーションが楽しめる写真を見る限り、他のマッチョキャラも同様に皆さん遜色なくキレていてナイスマッスルでした。 ここからはおまけの感想です。多少ネタバレを含みますし蛇足感があるのでたたみます。 @ネタバレ開始 途中でストーリーが分岐しますが好きなのは下段ルートでした。まず、チャー・ハンルートはパロティやネットスラング、雑学などが満載でとても楽しめました。自分も良く使うネタが複数被ってて大いに笑いました。マスタールートはメタネタやセルフパロディ満載で、特に作者さんの過去作を多く遊んでいる身としては興奮しました。仲良しラーメン屋は写真だけでメッチャ面白いです。リリカルちゃんルートはキレてるマッスル写真がたくさん拝めるごはんが進むルートです。筋肉好きはこのルート一択です。たくさんのマッスル写真が拝めて老若男女誰にとっても眼福の極みですね。 ちなみに、2022年にぐっすんおよよとか言ってる人が他にいるとは感動です。 @ネタバレ終了 オモシロ写真とオモシロボイスとオモシロテキストが織りなす闘魂三銃士のようなゲームでした!ヤー!パワー!!

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  • マダム・ポプスキンの憂鬱
    マダム・ポプスキンの憂鬱
    非常に楽しみにしていたゲームでしたが、期待通りとても楽しめました。 少しプレイしただけで感激した完成されたゲームシステムがまず素晴らしく良かったです。行動選択しかり、一日の終わりの振り返りしかり、情報整理しかりです。探偵ゲームとしてこれ以上ないシステムだったかと思います。これだけ洗練されたゲームシステムはなかなかお目にかかれません。 (情報をこれだけきれいに整理できる時点でこの探偵、メッチャ優秀ですw) 画面レイアウトやフォントの視認性も良く、背景やキャラクターグラフィックも素晴らしく、デザイン面も最高でした。目に優しく、どのシーンの画面を切り取っても完成度の高さが際立っていたように感じます。 ストーリーについても、ほぼヒントがない冒頭から様々な活動を通じて40年前の出来事の真相に迫っていくところ、多くのキャラクターの思惑が絡み合っている真実そのもの、今現在のローレルで真相に関連する人たちと邂逅を果たしていくところなど見どころが多く楽しめました。冒頭からエンディングを迎えるまで、終始ワクワクして熱中してプレイしました。ちなみに初回プレイ、ノーロードで無事にEND7に到達しています。えっへん。 非常に丁寧に作り込まれた一作でとても楽しめました!

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  • ネイシスシティ(Nacis City)
    ネイシスシティ(Nacis City)
    派手な展開と変わった世界観が魅力のゲームでした。 UMAのネイシスが人にやや虐げられる形で共存する状況は絶妙にリアルでした。異種生物が本当に現れたらやはり上か下かはともかく階層は付けられるようなぁ、と。ストーリー展開は意外性も王道性もともに感じるもので、テンポが早くてあっという間に最後までプレイしました。 グラフィックの色使いとデザインが個性的で、シナリオ内容も相まってどのネイシスにも愛着が湧きました。イベントスチルはいずれもカッコ良いですが、クライマックスの絵は大迫力でした。 プレイ後に同梱メモにてED分岐に気が付きました!なんとそんなに芸細だったとは!というわけで他のエピローグも拝見しに行きたいと思います!

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  • 水槽海月少女
    水槽海月少女
    サクサク話が進み最後まであっという間に楽しめました。バグ?ミス?と不思議に感じながらプレイしましたが、そういうことか!と直ぐに腑に落ちました。 印象的だったのはゲームの構成です。ED到達のタイミングが常識に縛られておらず意外性があり楽しめました。終わり方はとても綺麗だったと思いました。また、海月少女はもちろんのこと、用いられているグラフィックの多くは透明感があり美しかったです。UIのクラゲも超カワでした!

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  • 不幸の味を知ってるか
    不幸の味を知ってるか
    とても面白い設定のゲームでインパクトが抜群でした。「他人の過去を覗けるナツミちゃんのイマジナリーフレンドになって、不幸を覗きまくろう!」という端的にゲームの内容を説明しつつ興味を引く、キャッチコピーからして素晴らしいです。 主人公の相方のナツミは他人の過去の不幸を覗ける特殊能力持ちで、喜び勇んで人の不幸を覗きに行きます。人は欲深いですし、幸せは相対的な概念だということも否定できないのでナツミのスタンスは全否定できるものでもないとは思いますが、冒頭はいくらなんでも悪趣味だなぁという印象を持ちました。ただ、プレイしているうちに、よくよく考えるとこんな能力を背負わされたら楽しむか狂うかしかないよな、と同情の気持ちも芽生えてきました。 @ネタバレ開始 END3を見ているとむしろ同情の余地しかなかったです。 @ネタバレ終了 ハッピーもバッドも非常に好きな雑食ですが、基本はハッピーのが好きなのでENDは3⇒1⇒2の順で見ました。いずれのEDも登場人物たちのその後に思いを馳せざるを得ない内容でした。おまけの情報がとても充実していたのでプレイ後も大満足です。あとがき大好き派なので制作の背景が見られたのも良かったですし、相関図では本編の情報を整理するだけでなく補足情報もあってストーリーを補完できました。 最後に、ここまで触れそびれてしまいましたがタイトル絵はとても秀逸だと思います!

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  • 則三角去四角(「花枕」以下シリーズ第二章)
    則三角去四角(「花枕」以下シリーズ第二章)
    花枕の続編はずっと楽しみにしていたので、まずは続編が無事に公開されて遊ぶことができて良かったです。 今作は舞台が変わって登場人物が増え、メインキャラ同士の関係性も見どころになっております。文学的な文体とちょいちょい織り込まれるインテリっぽい(?)ネタも楽しめました。突如始まるクイズおよびそこで出てくるクイズあるあるはクイズファンとして思わず頷きまくりでした。 構想はあるやに聞いており今後の展開も楽しみにしています。続編は出たそばからプレイさせて頂きます!

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  • カニクエスト
    カニクエスト
    クリアまでつい熱中してしまう超オモシロサクっとRPGでした! 今回のフェスで自分もRPGを公開していますが、制作着手段階で作ろうとしていたのはほぼ今作に近いものでした!やはりこのお手軽さは素晴らしいです。疾走感と成長感とノリも凄く好きですし、面白かったです。 ゲームバランスは大味なようでいてそれもテンポに貢献しているほどよい具合なのも良いですし、装備を変えるとグラフィックやモーションが変わるのも良かったです。テキストも初めから終わりまで独自の味があって良かったです。最後のカニだけにギャグには笑ってしまいました。

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  • とりあえず遊園地で!!!!!!
    とりあえず遊園地で!!!!!!
    バカゲーの皮をかぶった風刺ゲーとすら思える含蓄のあるお話でした。(深読み?) 掌編作品なので念のため感想はたたみます。 @ネタバレ開始 パワハラ課長はマウントを取れている間は強気でしたが、主人公が吹っ切ってからはなんだか可愛らしさすら感じました。実況電話のノリが非常に面白く、観覧車シーンが特に気持ち良かったです。高いところが好きなのはバカとお金持ち。いや、お金持ち=バカなのか? @ネタバレ終了 SNS時代にはあながちありえないとも言い切れないオチも良かったです。そして最後に明示されるビジネスプランはやりようによってはあり得るかもしれない。少なくともコンセプトとしてはニーズがありそうですよね。 過労状態の人は今作を遊んで少しでも肩の荷を軽くしてほしい!と思えました。

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  • Re:aco
    Re:aco
    様々な演出と意外な展開が楽しめるゲームでした。 起動直後の演出が凝っているオープニングにまずは目を見張りました。プレイ中の意味深なノイズ演出も良い伏線になっていました。 冒頭からたくさんのキャラに好かれまくるわけですが、それがまさかあんな結末に繋がるとは思ってもみませんでした。納得いく上に初めて見た展開でした。 探索パートや追及パートがあってシステムも非常に凝っていて楽しめました!

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  • マキの命の火
    マキの命の火
    とてもショッキングなサムネ絵とあらすじでしたが、怖いもの見たさだけでなく「氷河期×四肢切断×延命」という売り文句を見て興味を持ってプレイしました。 ショッキングなシーンこそありますが、それだけではない良質なポストアポカリプスものでした。全く救いの見えない状況にも関わらず心の余裕を持ち、軽口を叩くマキとロボの2人の関係性がなんともいえない感情を惹起します。あらすじの通り最後まで2人が助かることはないのですが、最後まで孤独ではなかったおかげで不幸なだけではない極寒の中でも心はちょっと温まる物語を堪能できました。

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