富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
-
晩夏の神様文章表現が非常に情緒に溢れており、ただただ美しく素敵でした。繊細な言葉選びのおかげで、1つ1つの場面での登場人物たちの感情が直接的な表現を用いずとも解像度高く伝わってきます。ワンクリックで文章が画面いっぱいに表示されるのもせっかち民にはとても嬉しいですし、この方が文章を読むのに集中しやすいので適切な設定のように感じました。BGM、背景、フォント選びなども秀逸で、全体として文章同様に丁寧かつ繊細な作品という印象を受けました。
-
アイドルエールいやいや歌詞のセンス! 大きく分けて3ステージに分かれるのですが、1番2番3番と徐々に難しくなっていきます。3番の難易度は割と高めだと思うのですが、歌詞が印象的なので余裕でノーミスでクリアできました!が、クリア後のトラップに知らないうちに引っ掛かって思わぬエンドに到達しました。いや!たまたまの事故でわざとじゃないんです!!その後改めてトラップを回避してエンディングを拝見しました。 アイドルの女の子が3人ともやたらカワエエです。ミスエンドはかなり厳しい一面を見せてくれるので、一度は見てみることをお勧めします!
-
ヒビワレかなり硬派な近未来SF作品です。 斬新な演出には非常に驚かされて、思わず他の方の感想をチェックしてしまいました。まさかこれが演出とは!理解が十分でないと判断して2周目をプレイしてなんとなくの理解には到達できたような気がしています。(解釈が違うと恥ずかしいので黙っておきます笑)
-
誰でもいいから私の話を聞け非常に面白い構成のお話でした。こういったシステム面で趣向を凝らした作品は大好物です。細部までこだわっているのが見受けられて非常に楽しめました。 ストーリーを進めるごとに視点がどんどん変わり、プレイヤーから見た各キャラクターの印象や、一体何が起こったのかに関する推測もその都度がらりと変わっていきます。ラブコメ、ホラー、サスペンス、ミステリーなど様々な印象を得られる一作でした。 途中でストーリーが進まないことがありましたが、キャラクターの心情を踏まえて考えると、なぜ選んだ選択肢でストーリーが進まなかったのかにつきとても納得感を持てました。
-
巣喰うケモノとても面白かったです! 関連作の「悪癖」や「悪癖2」も醸し出される雰囲気がとても好きで楽しませてもらいましたが、本作は構成や選択分岐なども含めてゲームとしても非常に洗練されていた印象を受けました。「精神的ホラー」のタグに大いに納得です。 キャラクターの個性が非常に際立っており、各ルートともゾクゾクしました。クリア後のおまけのおかげでキャラクターの背景の答え合わせができるのも素晴らしいです。無事に3つのルートを拝見し、TRUEENDも見ました。
-
ファウル・ファイブ ACT1変態の変態による変態たちが織りなすスポ根バスケもの! と思われるのですが、Chapter3まで公開されているもののACT1の現時点ではまだ変態大集合までを描いている格好となります。立ち絵や差分などがたくさんあって、全画面ノベルですがグラフィックはとても豪華です。終始明るくハイテンションで、効果音や大き目フォントなど演出もド派手です。絶叫効果音がありますので音量にはご注意ください(笑) ハイテンションな愛すべき変態どもの競演が楽しめます! @ネタバレ開始 バックログやコンフィグ、セーブ・ロード画面は1回目は意表を突かれてかなり笑えましたし、2回目以降もなんでやねん感情が沸き起こり楽しめました。 @ネタバレ終了
-
君は泡沫に消える美しい「君」と主人公の物語です。 おススメに従ってイヤホンでプレイしましたが、なるほどこれは確かにそうした方が印象が強まると思いました。これからプレイの方はイヤホン・ヘッドホン推奨です。 エンドは2つでラストの選択肢で分岐するオーソドックスなパターンです。キャラはぬるぬると動きますしプレイ時間は短めですが印象の強い作品ですので気になった方は是非!
-
スライム少女タイトル画面やサムネの通り、とても可愛らしいイラストが特徴的な作品です。 食う寝る遊ぶだけとありますが、不思議な世界の仲間たちとほのぼのストーリーがおまけ含めて楽しめます。GIFアニメや選択肢の細かいイラストに癒されまくりでした。星がキャラクターも造形もとても好きです!音楽自作なのも凄いです。
-
SprinGer!! Ep0 ~Encounter~非常にグラフィックが綺麗で、立ち絵の差分もイベントスチルもとても素晴らしかったです!UI・システム周りの完成度も高く、本作でプレイできるのは導入部のみですが、ストーリーのテンポも良く掴みはバッチリでした。次作を制作されているとのことで、今後の展開がとても楽しみです!
-
エッグノック予備知識なくプレイしましたが、個人的にこれはめちゃくちゃ怖いホラーゲームでした。ゆるホラーとありますが、恐ろしすぎました。 真面目に考えてちゃんと行動すればそんなことはないのでしょうが、ずぼらな私は当然のように総当たりをした結果、数々の悲劇に見舞われました。表現力が素晴らしくエグくてたまらなかったです。ようやくHAPPYENDに到達したときの安堵感と言ったら相当なものでした。ほっ。