富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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おべんと☆モンスターRPG~君と仲間が共に成長する物語~おべんと☆モンスターたちがRPGになって帰ってきた! 本作の魅力はやはりバラエティに富んだおべんと☆モンスターたちです。どのモンスターもポップで可愛らしいです。強化に使うアイテムはシナリオとは別のミッションで荒稼ぎできますので、どのモンスターが強いかな?なんて考えずに(考えるのも楽しいけど)気に入ったキャラデザのモンスターを鍛えるが吉です!どのモンスターも鍛えれば十分な戦力になるので、ラストバトルまでなら余裕で戦えます!私はやや効率厨の気があるので、強化素材がかぶらないように選んだモンスターたちを鍛え上げました。 シナリオはソシャゲのように細かく区切られていてテキスト量も控えめなのでRPGとして遊びやすかったです。優しく温かみのあるグラフィックの雰囲気にも合った世界観が楽しめました。
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クチナシホーンテッド ~幽霊メイドの逆襲~とても面白かったです!まずグラフィック面ですが、メインキャラは4人(?)なのですが、いずれもキャラクター造形(デザイン・性格面いずれも)素晴らしいと感じました。グラフィックはとてもお上手かつ量がかなりの大量で、立ち絵のほかにもたくさんの固有スチルやオリジナル背景絵など、トータルの作画量はかなり凄いことになっていそうです。ストーリーも凄く面白かったです。無駄に思えるシーンが全くなく、最後のなんじゃそりゃミニゲームの展開(凄くワクワクしました!)も含めて非常に楽しめました。お屋敷でのミッションを中心に据えて、説明が必要な部分は回想シーンなどでシンプルにまとめた構成が良かったのだと思いました。歩き回るシーンはそういう表現があったのか!と思いましたし、謎解きは本当に伏線回収が素晴らしいな!と感じました。
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目覚めた宇宙にアメが舞うダークポップなグラフィックが印象的で気になっておりましたが、バーチャルフェスでお見かけしたのでプレイしてみました。まず起動直後のロゴがカッコ良いと感じました。いきなり「さんろっく」さんカッコ良いな、となりました。 本作は多分にファンタジー要素を含みますが、その雰囲気が絶妙だと感じました。EDは全部で4つありますが、絶対にED4まで見ることをオススメします。未プレイの方のネタバレ配慮として「個人的には凄く好みのラストだった」とだけお伝えしておきます。
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点字を読めないと出られない部屋点字、それは身の回りにたくさんあるけどほとんどの人が理解できていないもの。私も以前になんとなくのルールを聞いたことがあるくらいでしたが、そんな折に有難いゲームが登場です!というわけで本作、点字のルールを可愛い猫が優しく教えてくれます。少しずつ小出しに教えてくれる&実践問題が多めということで凄く覚えやすかったです。ちなみにこじつけで教えてくれた「ぼいん」は恐らく一生忘れることはなさそうです! 最後に明らかになるシナリオもとても良かったです。タイトルが完璧すぎる!「点字の普及活動」という観点でも非常に素晴らしいと感じました。小学生の子どもたちにも遊ばせてみようと思います。
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ショコラティックウォーズ非常に可愛らしい世界を舞台にしたまさかのRPG作品で、とても面白かったです。戦闘シーンやRPG要素に関して、通常攻撃とスキルを選択するシンプルな設計ながら、成長曲線と特にラスボス戦のバランスが秀逸でとても熱中できました。画像演出やパートボイスのおかげでとても楽しく、戦闘回数もほど良くにレベル上げも含めて飽きずに最後まで楽しめました。 キャラクターのデザインはとても可愛らしいですし、漏れなくキャラ立ちが凄いです。ストーリー展開は意外性もあって何度も驚かされましたし、各話ともに簡潔かつテンポよく進むのも嬉しかったです。 ゲーム性が高いゲームを遊びたい方やグラフィックにビビっときた方に特におすすめです!
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ふしぎな森のレストラン トラットリアメチャクチャクオリティの高いゲームで驚きました。グラフィックの完成度がそもそも素晴らしいのですが、冒頭から主人公が動きまくりで感動。なにこのスムーズな動きっぷり!主人公だけでなく、お鍋の料理中やヒントを出す前などのアニメーションも凄いです。 ゲームシステムはクリッピングマップで集めた食材を基に料理を作り、作った料理によってEDが分岐するといったものです。この料理のグラフィックがまた非常に素晴らしくポップで可愛らしいのと、分岐によってEDの方向性がだいぶ異なっており面白いです。ゲーム内でも概要でもヒントがあるおかげで、それほど迷わずに全EDをコンプできました。クリア後もおまけ限定クッキングや、料理以外にもドリンクなどを自由自在に添えての写真撮影が楽しめました。
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スクールスクル記憶を失った状態かつ特殊な空間で教師として生徒たちと過ごすADVです。もうなんか冒頭から不穏な空気がプンプンしていますが、情報の提示の仕方が秀逸だと感じました。特に好きだったのは壁に貼られた新聞記事と2周目以降で解禁される過去の出来事の独白です。閉鎖空間にやってくるまでの経緯は皆それぞれながら、確かな共通点があることに気付きます。作者様の攻略情報を基に到達することができたTRUE ENDの展開は特に好きです。 この後の生徒たちの人生がどうなるかは彼らの頑張り次第ですが、きっとまぶしい未来が待っていることでしょう!ちなみにBAD方面の展開や描写が非常に濃密かつ多岐に亘っており、こだわりを感じました。
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通学路実写背景とじわじわと恐怖心をあおってくる濃密な描写でつづられる雰囲気満点の全画面ホラーノベルです。かなりのショート作品ながら、冒頭から緊迫感MAXの恐怖体験が味わえました。リアル系ホラーが好きな方にとてもオススメです!
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常夜の国のアリスとある出来事をきっかけに和風な異世界に迷い込んでしまう、微ホラーノベルです。サムネを見れば一目瞭然のように、耽美な和風イラストが世界観を彩っていました。美しいだけでなく、艶やかで時におどろおどろしいグラフィックは雰囲気満点でした。シナリオ構成も見事で、異世界にいることで却って現実世界と向き合えるように感じられる点が新鮮でした。プレイ前の方にとっては「なんのこっちゃ」かもしれませんが、主人公の成長物語としても素敵なお話です。テキスト描写も情緒に溢れておりますし、起承転結もバッチリでオススメです。
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胡蝶の教室脱出までの行動によってEDが分岐するタイプの探索型脱出ゲームです。クリアのために探索順に制約があるなど難易度はやや高めでしたが、丁寧なヒントが用意されていますし、行動フラグでストーリーが分岐する点が遊び応えに繋がっていてとても面白かったです!背景絵がたくさんある学校は探索ゲームとの相性がバッチリ!ということで臨場感がありましたし、数々のイベント絵はインパクトが抜群で何度も何度も驚かされました。 EDは3パターン+隠しEDとなっています。隠しEDがとても秀逸な展開だと感じたので是非最後までクリアすることをお勧めしたいです!面白かったです!