みゃあすけ隊長のレビューコレクション
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A-line『失恋ADV』とあるように、甘酸っぱい切なさの波が幾度となく押し寄せる物語でした。 主人公の恋心が巧みな心理描写によって表現され、まるで本当に自分が恋愛しているかのような気分を味あわせてくれます。 失恋ではないのですが……子供の頃、大好きだった伯母が結婚する時に抱いた気持ちを思い出しました。 伯母が、私の知らない所で知らない人と知らない顔をして恋愛していたという事実を知って、とてもショックだったのを覚えています。 「騙されているんじゃないの?」とか「伯母らしくない」とか憎まれ口を叩いたりして。主人公と同じですね。(彼は言葉には出さなかったけれど) あれから20年経ち、すっかり忘れていたのですが、この作品があの時の切なさを思い出させてくれました。それほどに、リアルで繊細な文章でした。 @ネタバレ開始 個人的に、クリア後のB面があったことでこの作品の魅力が何倍にも増していたように思います。 登場人物がガラッと変わったので、一瞬何が起こったのか分からなくなりましたが コーヒーの件で「そういうことかぁ~!」となりました。 あの後も10年以上、同じ人を思い続けている主人公と 皮肉にも幸せに過ごしているミナちゃんの対比で切なさ倍々です。 最後の後日談で、重いだけじゃない ちょっと違う種類のほろ苦さもプラスされて、とっても味わい深い作品だったなとクリア後に余韻に浸りました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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猫の館猫の愛をこれでもかと試されました。 黒猫帝国の隊長である、みゃあすけ的には楽勝……では無かったです(笑) どれも歯ごたえがあり、楽しいクイズでした! まず、ただのクイズゲームではなく きちんとシナリオがあるのが魅力です。 猫ちゃんたちが、ただ可愛いだけでなく、面妖な感じもして クイズをすることに緊張感がありました。 なので、ガチです。大真面目です。 こちとら人生かけて猫クイズに答える所存。 ……なのですが、初級編からGAME OVER連打しまくってしまいました。 む、難しい!! 可愛い猫ちゃんのフォルムに油断していると痛い目にあいますね。 このゲーム、本気で猫への愛が無いとクリアできないぞ! と分かった瞬間、何度も何度も何度も何度も倒れては立ち上がり 1時間弱かけてようやく全問正解までたどり着きました!(間違えすぎ笑) すごい達成感。そして、猫への愛が膨れ上がってます。 @ネタバレ開始 1問毎に死に戻りしていたので 後から考えると、最初はフリーモードで鍛えたほうが良かったのかも知れないと思いました(笑) でもそんなこと関係ねえ! 猫は神!!!!!! @ネタバレ終了 最後のシナリオもとっても良くて、最後まで猫ちゃんへの愛を感じる物語でした。 素敵な作品をありがとうございました。
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ひつじさんへっどふぉん ふしぎな島のなかまたちめっちゃ癒されました……。みんな可愛すぎる……。 ボイス付き絵本ということで、童心に返ってプレイしました。 むすっとした表情のひつじさんが可愛いし ゆるっとしたねこさんも可愛い ゲーセンでUFOキャッチャーに(ぬいぐるみが)入っていたら、間違いなく狙いにいくやつです!!セットで!! お話も絵本らしく、学びがあり コンプレックスは必ずしもコンプレックスとは限らないとか 姿が違っても、仲間になれるとか 普通に子供に読み聞かせたい内容でした。 そしてエンディングテーマ!ここは絵本とは違って、ゲームでしか味わえないところですが、これがまた良い! エクストラで4周しました。これは伸びるべき 全てプレイし終わって、概要欄に「脚本・絵・声・BGM・SE・動画・作詞作曲・制作:七色鳥」と書いてあって震えました。 えっ!?完全個人制作!?これが!すごい!! 二度見しました。ええ、二度見しましたとも。素晴らしいです。というか、凄まじいです。 畏敬の念を抱きながら、もう1回周回してきます。 素敵な作品をありがとうございました。
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宇宙船の中で色んなことが起こる中、宇宙船をウロウロしてきました。 概要欄の通り、とにかく宇宙船の中をウロウロしました。 宇宙船とは言っても、近代的な機械仕掛けではなく、どっからどう見ても謎の生命体です……!! 色々ビックリしたことはありましたが、特にシャワー室が「ぐおー!」っとなりました。食われてる!絶対に食われてる!! 独創的な世界観で、至る所を観察しながら楽しくウロウロすることができました。 予想外の終わり方をして驚きましたが、タイトル画面に「攻略」が用意されているのでありがたかったです! 面白いゲームをありがとうございました。
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相反のイデアリズモ最高に萌えたゲームでした……。 とにかくオーディメントさんがド級に好きすぎて、「愛してる」と「萌え死ぬ」しか感想が出てきません。。。人って本気で萌えると、言葉が出てこなくなるのですね。 ……とはいえ、ここまでで終わらせるのも寂しいので愛の力で捻りだします。 まず「行きずりの恋で自らを慰めている」という主人公の設定から最高すぎました。 ピュアピュアで可愛い主人公も好きですが、この作品には大人の女性がベストマッチしていたと思います。 「(早く手を出しなさいよ!)」なんて言っちゃう主人公、かっこよすぎ。 そしてそれに翻弄されちゃうオーディメントさん、思い出しただけで昇天できます。 オーディメント狂いになってますが、他キャラもとっても魅力的でした。 全員が全員、強い独占欲があって、もぉぉ……好きすぎます。独占欲万歳。 他の男と話してる時にあからさまに嫉妬しちゃうとか、良きです。 レフェデさんは、従いたくなるドM心をくすぐりますし オーディメントさんはドM心がくすぐられるかと思いきや、振り回して嫉妬させたくなるドS心も刺激されますし 隠しキャラさんは、優しい大人の男性かと思ったら内に秘めたギャップにやられますし、アーーーーーッ(萌死) 恐らく10時間くらいプレイしてましたが、「長い」と感じることはありませんでした。メンズに萌えて発狂してたら終わっていたという感じ。(あっという間) 10時間も萌えさせていただき、ありがとございますと土下座したくなる勢いです。 私も異世界移動して、オーディメントさんに剣を突きつけられたいです。(切実) 素敵すぎるゲームをありがとうございました。
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友閉メイズ犯人が徘徊する廃ビルから脱出する友人を助ける脱出ゲーム。脱出するのは自分ではないのですが、終始ハラハラドキドキしていて、緊張感がすごかったです! フルボイスに加え、ビデオ電話の画像が良い感じに動いているので、実際に友人と通話しているような没入感がありました。 周囲を見回すようにカメラが動いたり、全体を通して『動』の演出が非常に優れていていたように感じます。 上にも書きましたが、リアルタイムのような錯覚を覚えるので選択肢が出るたびに(時間制限があるような感覚で)焦りました。雰囲気作りが素晴らしいです。 @ネタバレ開始 『友閉』というタイトルにある通り、友情がテーマになっているのも良かったです。 ビルから脱出するだけではなく、どうしたら依存から抜け出せるのか。 主人公を閉じ込められた本人ではなく、友人にし、2つの脱出を同時にさせる作りが上手いな~!と思いました。 @ネタバレ終了 何度もゲームオーバーを繰り返しながらも、最後まで楽しくプレイすることができました。 素敵な作品をありがとうございました。
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Billy謎の部屋に謎の人物と謎を解く。 謎だらけの中で少しずつ真実が見えてくる作りが、よく出来ていて、面白かったです。 1つの問題に、3つの答えが用意されているシステムは 1つのお題に対し、3人の人が書いた小説を読んでいるようで、お得感があって楽しめました。 きちんと全てのヒントを聞けば理解できる難易度で、かつそれぞれ違った設定の問題でありますので 悩みすぎず、でも飽きることなく解き進められるのが凄い!と思います。 そしてその1つ1つを解くごとに、少しずつ大きな問題に近づいていっている感覚があるので夢中でプレイしました。 @ネタバレ開始 1周目クリア時点で、真相についてピンときて、トゥルーに行くことができました。 その後、残りのルートも見ましたが 真相が分かっていると切ないですね……。 心電図のようなBGMが印象的で、ああこれで最後なんだなと毎回寂しい気持ちになりました。 最後にホオズキの花言葉を調べまして、「なるほど……」となりました。 意味だけでなく、小さな種を大きな葉で守るホオズキはこの作品にぴったりな植物ですね。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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運と推理と幼なじみと。なかなか手ごたえのあるパズルゲームで面白かったです! 初回は11回クリアで残念賞。 どこが合っているのかが分からないので、コツが分からないうちは何度も1枚正解を右往左往。(笑) でも2度目で6回クリア そこから粘ってベストエンディングも見ることができました。 粘ればクリアできる難易度が、良い調整ですごい!と思います!(1マス5枚とかだったらもっと苦労してそう) 最後のベストエンディング狙いの時は、ひたすら運頼みだったのでリセットボタンが大変ありがたかったです♪ ちぃちゃんとめぐちゃんがとっても可愛くて、癒しでした。 @ネタバレ開始 そして後書きで2人の名前の由来を読んで、もっと好きになりました。 自分も末永く仲良く過ごしてほしいなと思います^^ @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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キミのニセモノに恋をする短編にギュッと切ないがつまったラブストーリーでした。 「君のニセモノに恋をするってどういうことだろう?」 ……と興味をひくタイトルで、先が気になってどんどん進めることができました。 @ネタバレ開始 様々な結末に辿り着きましたが、セツナちゃんに会いに行く(呼ぶ?)BADENDが最も衝撃的で、印象に強く残りました。 それほどまでに彼女を想っていたのか、と主人公の気持ちをひしひしと感じる結末であったと思います。(もちろん道徳的にはNGですが……) トゥルーまでクリアしてやっと気づいたのですが、彼女たちの名前が割と核心をついていたんですね。 刹那と永遠。 ということは、どう足掻いてもセツナちゃんが戻ってくることは……。 そう考えると、とても切ないです。ん?せつな?こっち? @ネタバレ終了 キャラクターデザインがとっても魅力的で、イベントスチルが出るたび拝んでいました! 素敵な作品をありがとうございました。
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傭兵部隊ローレライと黄昏時の涙前作に続いてプレイ。今回もめちゃめちゃ熱いバトルの連続で、面白かったです! 前作を始めたばかりの頃は、ロボットとパイロットが一致せず、「アガートラームは……ええと……」と調べていたりもしたのですが 熱い戦闘を繰り返す内にどっぷり世界観にハマり、味方の機体だけでなく敵勢力の機体まで全て把握済み。 響子「新手のRA接近! これは……〇〇(機体名)!?」 私「なっ、なんだと!? なぜ奴がここに!!」 とさらに戦闘シーンを楽しめるようになりました。 前回は2Dでのグラフィック演出を見て「アニメを見ているみたい!」という感想でしたが それぞれの得意武器や、苦手戦術などが細かく説明されているので、RAへの理解が深まり もはや戦闘シーンが脳内で3D再生されるようになったので超超面白いです。 機体の設定もそうなんですけれども、世界観の設定もかなりしっかりしていて、かつ説得力もあるので (魔法が主体の文化だったため医療が発展せずに、特に清潔に気を使っている等) どんどん物語にのめり込んでしまう魅力があります。ローレライ最高。 クリアまでは前回と同じく3時間程度かと思います。 今回はバトルの熱さに加えて、恋愛模様も描かれており、ギャルゲ感が増し増しで嬉しい! 序盤から可愛い渚沙さんが拝めて、大満足です。(泥酔シーンは笑いましたw) @ネタバレ開始 大量の幻種との戦い、大型RAとの戦い、そしてアガートラームとの戦い。 今作も終盤のバトルは手に汗握る展開で、目が離せませんでした。 そして春樹くんがカッコイイ……!! 特に大量の幻種との戦いで、リミッター解除した春樹くんがカッコよすぎて興奮が止まりませんでした。あんなん皆、惚れてまうやろー!! 渚沙さんとのシビれる一騎打ちからの続く……!!なんてこった! @ネタバレ終了 続きが気になって仕方ありません!!超超楽しみにしています! 素敵な作品をありがとうございました。