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みゃあすけ隊長のレビューコレクション

  • 選択肢
    選択肢
    タグにホラーとありますが、怪物がでてくるわけではなく、日常で起こり得る奇妙な体験が楽しめる作品でした。 セーブロードをあえて使わず、クリア後選ばなかった選択肢の先を確認したのですが 例え小さな選択であっても、大きな影響を及ぼすこともあるんだなぁと思いました。 @ネタバレ開始 ところで、あの黒髪の女の正体は一体……。すごい気になります。 @ネタバレ終了 この感想を送るのか、送らないのかも選択。 私は、送るほうを選びます。 面白い作品をありがとうございました。

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  • 足音と雨音
    足音と雨音
    概要欄にある通りの、サクッと読める怪談でした。 Jホラー特有のジトッとしたホラーを楽しむことができます。 深夜の路地。 後ろからコツコツとついてくる謎の影…… 何故か漂ってくる湿ったニオイ…… 現実に出会ってしまったら「もう絶対ヤバイやつ!!」という感じで、自分だったら誰かに電話をかけて爆速で逃げ案件でございます。 @ネタバレ開始 印象的だったのは、トンネル内で雨が降るシーン。 やはり現実に起こり得ないことですので、あの瞬間「ヤバイ」が確信に変わりました。 傘女さんの出生(!?)に関しては作中で語られなかったので、非常に気になるところであります。相合傘に何か恨みでもあるのでしょうか……。 とりあえず爆速逃げで回避可能っぽいので、やはりヤバイと思ったら即逃走ですね! @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございました。

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  • 幸絵-koukai-
    幸絵-koukai-
    「生帰」をプレイ済ですが、相変わらずの怖さです!いや、こっちのほうが怖さが増しているかも知れません。 謎のイスの絵から一体どんな風に話が展開していくのだろうと思ったら…… @ネタバレ開始 あれほどの力を持った絵、確かに手放したくなくなるでしょうね。 直接手を下さなくても、都合の悪い奴が死んでいくのは爽快でしょう。 ……と言いたいところですが、あの絵で主人公の後悔が生まれたということは、心のどこかで罪悪感もあったのでしょうか。 本当に人の死を喜べる人であれば、あの絵は幸せになれなかったのでしょうね。 色んな人の後悔を好き好んで集めている画家の正体が気になる所です。 @ネタバレ終了 マルチハッピーエンドに万歳。 こちらでも、ゾクゾクする恐怖体験させていただきありがとうございました。

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  • 生帰-syouki-
    生帰-syouki-
    タイトル画面から恐すぎました……。 最初は暗闇の中でやろうとしていたのですが、即行で電気を付けてしまいました(笑) 何が怖いって作品全体から醸し出す雰囲気が怖い。 「わ!」と脅かして「ぎゃー!」みたいなのは無いのですが、和ホラー独特のじっとりした恐怖に満たされてます。 @ネタバレ開始 子供の顔が怖い……。私、子供好きなんですけど……あんなんばっか歩いてたら嫌いになっちゃうかもしれない……。 と思いながらプレイしてたら、まさかの一番怖いのは主人公だったパターンでした。 そりゃあ呪われても仕方ないですね……。 と同時に、タイトルのsyoukiってそういうことか!!と思いました。 いや、絶対に病院に行ったほうが良いレベルですけど、子供たちのためにも裁かれるまでは正気で居てください……。 @ネタバレ終了 ゾクゾクする恐怖体験を楽しめました。 ありがとうございました。

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  • その夜は泥の中
    その夜は泥の中
    薊さんと蘇芳くんのなんとも言えない距離感が、絶妙な物語だと思いました。 お互いに心の闇を抱え、それを決して明かさずに接する様は時にもどかしく感じることもありましたが、 丁寧な心情描写のおかげで、キャラクターと悩みを共有し、悩む過程を楽しむことができたように思います。 恋愛描写もかなり優れていて、2人が微妙な距離感を保ちつつ、ゆっくりと惹かれ合っていく様がとても自然に感じました。 吊り橋効果が実感できるような、恋愛的に派手な展開はないのですが、その分繊細で……そして丁寧なんです! それでいてストレートに上手くいくこともないので、「どうなっちゃうの!?」とドキドキ……先が気になってどんどん読み進めることができました。 @ネタバレ開始 1周目、とんでもないシーンで終わりを迎えたので「えっ!!!!」と声が出ました。(笑) いや、たしかにタイトル通り泥の中っぽい終わりではあるが……!?!?と思っていたら、蘇芳ストーリーが用意されていて歓喜です! そこから、今度は蘇芳の心を知ることができ、納得のラストを迎えることができたなと思いました。 蘇芳くんが薊さんを好いていることは、1周目から伝わっていましたが 実際は私の想像以上に(恋愛対象として)薊さんに惹かれていたんだなと分かってなんだか嬉しくなりました。 今後は少しずつお互いの気持ちを共有していける関係になれば良いなぁ……と思います。 @ネタバレ終了 たまに入る人物のカットインが、どれも美しくて眼福でした。(特に蘇芳くん) 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 本当のイミテーション<Is sympathy a sin?>
    本当のイミテーション<Is sympathy a sin?>
    いくつもの殺人事件が絡み合ったミステリー。 犯人は同じなのか?それとも模倣犯なのか? 限られた手がかりから事件を追う、美波さんと新場さんのコンビネーションが良かったです。 最初から血が垂れるようなエフェクトに度肝を抜かれました。 顔面に返り血がかかったみたいで、とてもリアル! 本編は事件が多い都合上、登場人物(事件関係者)も多いので、関係図をメモりながら進めたほうがより楽しめるかなと思いました。 複雑なトリックなどは出てこないのですが、その分人間関係で魅せてくれる物語です。 女性刑事×男性社会学者というコンビが面白く、刑事ドラマを見ているようでした。 事件だけでなく、男女としての二人の関係性も気になってしまいます! @ネタバレ開始 全くの無関係と思っていた人が関係者だったり、逆に怪しいと思っていた人は無関係だったりと、意外性があるシナリオで楽しめました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • IF
    IF
    半分ノンフィクションとのことで、突き刺さる内容でした。 コミュニティ内で自分の立場を守るために、誰かを犠牲にするという行為が昔から変わらず残り続けていることに悲しみを覚えます。 「もしあの時違う行動を起こしていたら……」 様々な違った未来が予測できますが、主人公の今が幸せであるなら、それが正解の選択だったと思います。 大切なことを考えることができる作品でした。 ありがとうございました。

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  • 未来伝言板
    未来伝言板
    書き込むと返事をくれる伝言板……という、これだけ聞くとホラー系かな?と思えるような文言ですが、ところがどっこい心温まる物語でした。 伝言板の返事は駅員さんが書いてくれているのかも知れない、だけど、本当に幽霊かなにかの仕業かも知れない そういった想像の予知を残しながら物語が進行していくので、先が気になってどんどん読み進めることができました。 謎の正体について明確な解答を提示するわけではなく、「もしかしたら……」というちょっと曖昧な表現をすることで 不思議な雰囲気を保ったまま、だけれども綺麗に終わるので、クリア後の今はとっても清々しい気持ちです。 @ネタバレ開始 最後にお守りを託されるシーン、伝言板の気持ちを想像して、感動しました。 駅を通る人や、主人公のことをずっとあそこで見守り、助けてくれていたんだなぁと思うと感無量です。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 人生にXXは必要なのだろうか?
    人生にXXは必要なのだろうか?
    人生に必要な××とは一体……。興味をそそるタイトルに加え、かっこよすぎるOPムービーで一気に作品に引き込まれました。 哲学的なタイトルですが、こちら恋愛ゲーム、ギャルゲーです!これが嬉しいサプライズでした。 ヒロインは同じ顔で性格が真逆の2人。他人のはずなのに、一体どうなってるんだ。あの子は何者なんだ。何が起きているんだ? と序盤からいくつもの疑問が浮かび、先が気になってストーリーを進める手が止まりません! しかも片方のヒロインは任意で名前を決められるというのが、非常に面白いシステムで こんなのどうしても愛着が湧いてしまいます! しかも従順で純粋ということで、私は???ちゃんに愛情まっしぐらでした。可愛すぎる……。 @ネタバレ開始 初回プレイは新田一等兵のルートへ。 余談ですが、主人公の名前を「隊長 みゃあすけ」にしていたおかげで、これがデフォルト名だったんじゃないかと思うくらい、新田さんと噛み合いました。 (最初のSNSでのやり取りで、超驚きました) さあ、私についてくるのです。新田一等兵!!と神社で転がしながら進めてまいりましたが、最後の……雨のシーンが、私に突き刺さりました。 猫ちゃん……ずっと、ずっと待っていてくれたのか……私を……。(涙 新田一等兵の笑顔はとっても可愛かったけれど、もちろん次は猫ちゃんルートへ。 こっちはもう(私の涙腺に)効果はばつぐんだ!で 猫ちゃんが少しずつ崩れていく様は、もう辛くて見ていられない。 病気で亡くなった親戚の最後を見ているようでした。 一番辛いのは本人だから、明るく接しようとする隊長の気持ち、ほんとによく分かります。 そして最後の「わたあめ」のお話で私の涙腺は崩壊しました。 そうなんよ、結局買ってあげられなかった……。あんなに楽しみにしていたのに、辛すぎる。 それでも、他ルートとは違って最後の最後まで一緒に過ごすことができたのが救いでした。 消えてしまった彼女に想いを馳せながら、youtubeでオープニングを再生しました。 コンプ後に見るオープニングも最高すぎました……。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 自殺同盟R
    自殺同盟R
    タイトルにある通り、自殺について考えさせられる作品でした。 自殺に関する物語は今までいくつか触れたことがありますが、今作は「自殺をする側」よりも「自殺をされる側」がより深く描かれている印象を持ちました。 最初はやたら叫んだり、やたら暴力的だったりする主人公を(彼のクラスメイトと同じように)引き気味で見ていたのですが おまけエピソードで彼が抱えているものだったり、あるいは自殺をされた別の人の想いを知ることで 誰かに自殺をされることが、どれだけ苦しいことなのか……を感じることができました。 @ネタバレ開始 反対に、自殺を取り扱う作品で描かれる「自殺をする側」の気持ちに関しては、サラッと描写する程度にとどめてあるなという印象でした。 特定のEDやおまけエピソードで描かれることは描かれるのですが、「自殺をされる側」と比べると気持ちの面で簡易的で プレイヤーとしても、主人公くんと同じように「自殺をする側に寄り添えない」作りになっていると感じました。 なので、「どうしてそんな簡単に自殺してしまうんだ!!」という主人公くんの憤りに、より一層共感できました。 全てのEDを見ましたが、最初に辿り着いたEND3のルートが最も衝撃的でした。 「まずは軽くBADを回収しておくか~」くらいのノリで選んだのですが、全ルートをプレイした今となってはあのルートが最も志賀くんの問題に濃密に触れていたな!?と思います。 初回プレイで志賀くんの動機を知れたのは大きくて、それ以降のルートも彼の事情を踏まえて読むという濃密なプレイができました。 @ネタバレ終了 概要欄にもある通り、中にはショッキングな描写もありますので 特に未成年の方はある程度覚悟をしてプレイしたほうが良いかもですが、「自殺」という問題に真正面から取り組んだ作品だと思いました。 素敵な作品をありがとうございました。

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