みゃあすけ隊長のレビューコレクション
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5秒でイジメは避けられる!!!ハイスピード学園コメディ!ということで、終始怒涛のスピードのまま進行していきます! 決断のための時間は5秒!! 選ぶ前にセーブ♡なんて生温いことは言わせない!人生は1度きりだ!!(笑 展開が気になって、コンプリートまで一気に進めました! とりあえず冒頭すっごく突っ込みたかったのは、母さんに紹介された恋人を主人公にオススメするって、そりゃ男というかオッサンじゃないのかと(笑 そんな感じで心の中でツッコミをいれながら、楽しくプレイしました。 @ネタバレ開始 ゲームが未完成のうちから後書き作ってるエピソードでツボりましたw それはもはや「後」ではない(笑笑 最後の最後まで楽しませていただくサービス精神が最高です。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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短編ミステリー 闇の館の殺人この物語は間違いなくミステリーでした。 洞窟の最奥にある怪しい館に迷い込んだ主人公。 光源を没収(仮)され、もはや逃げることも敵わない。 そしてなによりタイトルに「殺人」の文字!! まごうことなきミステリーを楽しめる作品で、面白かったです。 「コメディ」のタグが見える気がしますが、多分それは夢です。 @ネタバレ開始 作者様の過去作プレイしたことがあるので、とりあえず途中からは「あ、私が犯人です」と挙手したくてたまらなかったです。(笑 絶対その時が来ると身構えていたのですがそんなことはなく、割とガチ目なミステリーだったので逆にサプライズでした。 「だから言ってますやん」と天の声が聞こえました。 初回プレイ時は「窓から窓へと移動できた名探偵(自称)が怪しい!」と思っていたので、まさかの解答に「ナゼ!?!?」となったのですが 最後の最後まで読んで納得です。背景がほぼ黒なのにも意味があったのですね。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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VictorySouls対人戦をしているかのような読み合いが楽しめるカードゲームでした! 手持ち4種類のカードのうちから2つを選んで勝敗を決めるシステムですが、運が絡む場面もあるので、シンプルながら一筋縄ではいかないゲームという印象です。 私は初戦ノーマルで負けてしまいました。(笑 点数でかなりリードしていても、盤面によっては一発でひっくり返されてしまったりする所がまた良いですね。逆もしかり。 楽しくて何戦でもやってしまう魔力があります! ゲームシステムが楽しいのはもちろんですが、演出にもこだわられていて、エフェクト付の必殺技がカッコよくてテンション上がりました! 素敵な作品をありがとうございました。
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虚のカ我ミある田舎を舞台に巻き起こる、不思議な力の物語。 ノスタルジックに浸りながらも、夢の世界を歩き続けているような感覚になれる作品でした。 ある日、突然家を訪れた白猫「にゃー」。猫との生活の中で、主人公はある力に目覚めます。 しかしその時から主人公の中で時系列や記憶が曖昧になっていき、実際にどんな力なのか、何が起きたのかは詳しく説明されないまま時間だけが過ぎていく。 何が真実で、何が現実なのか……まさに「虚ろ」を彷徨うような独特の面白さがありました。 考察が好きな方に、かなり響くような作品かなと思います。 @ネタバレ開始 この物語のポイントはやはり「主人公が何の力に目覚めたのか」だと思うのですが、これが難しい! 主人公がにゃーの異常に気付いた時の状況から察するに、あの時にゃーは確実に亡くなっていたのではないかと思いましたので、 死という現実を覆すような力なのかなと推測しました。 あるいは記憶が曖昧になっている所から、世界そのものを再構築する力……の可能性もなくはないでしょうか。 仮にそう過程すれば、杏ちゃんも本当に亡くなっており、そうではない世界に作り変えられたと考えられます。 可能性でしか語れませんが、力の正体が近しいものであるなら「人類の新たな可能性を秘める」と研究結果が出たのにも頷けます。 「田舎」「社」など和の単語が散りばめられていますが、中身はかなりSFテイストであるという所が、かなり面白い所だなと思いました。 @ネタバレ終了 色々考えましたが、とりあえずそれは置いといて、縁側に座ってスイカをかじりたくなりました! 素敵な作品をありがとうございました。
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2人を結ぶ青友情とも愛情とも言えない、離れがたい二人の関係性にドキドキする物語でした。 人間不信に陥った主人公が出会ったのは、美しい歌声を持つ少女。 まるで人魚姫の伝説のように惹かれ合う2人は、海に沈むように社会から孤立していきます。 後にまた理由を書きますが、その流れが非常にリアルであり、気づいたら抜け出せなくなっている空気感がまるで実体験しているように恐ろしく感じました。 プレイ中は気が付かなかったのですが、部屋中が青に染まっているのは、海をイメージされているのかも知れませんね。 海の底が幸か不幸か、感じ方は人それぞれだろうと思います。 @ネタバレ開始 全てのエンディングを見た後で、おまけの占いの館に遊びに行き、「なるほどなぁ!」となりました。 私は一体なにを見ていたのか、比奈ちゃんの包帯に気が付きませんでした。(正直に白状すると、見えそうで見えてない脚部ばかり見ていました。土下座) よく見てみれば、それぞれ考えられたキャラクターデザインをされていて、すごいなぁと思います。 先生との関係性については、ちょっと自信ないですが、人魚姫になぞらえると王子様ポジションだったのでしょうか。でも王子さまは主人公……? 色々と考察の余地があって、面白いです! 人間不信になってからの一連の流れがリアルだったのは、実体験を元にされていたからなのですね。 主人公と同様、本当にお辛かったのだろうと伝わってきました。フィクションとはいえ、体験を元にされた作品は伝わってくるものが全然違いますね。 そんな心の傷も作品に昇華されるのですから、クリエイターの方々を本当に尊敬します。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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想起突然病室で目覚め、見知らぬ少女から話しかけられる、という物語。 彼女は一体誰なのか?自分はどうして病室に居るのか? 少しずつ明かされていく穴の正体に、心が揺れ動きます。 @ネタバレ開始 彼女の正体に気づいた時、「これはキツイだろうな」と思ったのが正直な感想です。 自分が同じ境遇になったと考えると、感謝より罪悪感のほうが大きいだろうなと思います。 しかしどのエンディングに辿り着いた時も、主人公が「進む」という選択をしてくれたことに勇気を貰えました。 「彼女の分も……」というのはただのエゴかもしれませんが、それが遺されたものが果たせる責任なのだろうなと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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Memory:Void美しすぎるAIカウンセラー、ヴォイドさんとお話する物語。 お話される時に動くセクシーな口元から目が離せませんでした。これは相手がAIじゃなきゃ色々と事故(笑)が起こりそうです。 @ネタバレ開始 「今」が本当に現実なのか?という疑問は今まで何度か抱いたことがあります。 それを考えると、まだ知らない世界がどこかにあるような気がして、いつもワクワクしてしまいます。 世界をどう思っていても、その全ての価値観に笑顔で寄り添ってくれるヴォイドさんはとんでもなく良い男ですね。 本当にこんなAIがついていたら、一日中VRの世界に浸り、中毒になるまでお話してしまいそうです。 世界のことは置いといて、とりあえず私のPCにいらっしゃいませんか?容量を空けてお待ちしております。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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黒紅色の夕焼け人生に恨みばかりを抱えた主人公が、最期にお百度参りをする物語。 人の見えぬ想いが重点的に描かれ、大切なことを思い出させてくれるような作品でした。 プレイしていて最初に感じたのは、人の未熟さです。 作中には幼子から老人まで、ありとあらゆる年齢層・立場の人物たちが登場しますが、その誰もに未熟さが描かれています。 心の歯車は上手く噛み合うことなく、想いを遺して時間だけが過ぎていく。 第三者目線から見ていれば、ああすればこうすればと思うのですが、現実ってこんなものですよね。 人間関係って難しいものだなぁと感じました。 @ネタバレ開始 あとがきを読んで、なるほどなぁと思いました。 今までの自分の人生を振り返ってみると、やはり一部だけ見て邪推したり、言葉足らずで揉めた機会があったような気がします。 「言葉で言わないと分からないよ」ってよく子供に言うのですが、まさにそれ!ですね。 今後の人生で同じ間違いを繰り返さないようにしなければ、と考える機会をいただきました! そして上に「心の歯車」と記述しましたが、作者様が人と人の絆を「鎖」と表現されたのも素敵です。 上手くいかないように見えても、本当は深い所で繋がってるんですね。 夕焼けに旅立った主人公が、あちらの世界で再びお母様と巡り会い、今度こそ心を通わせられたら良いなぁと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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自殺を止めるゲーム~最上最寄は死ぬことにした~事情は知らないけど、とりあえず目の前で死のうとしてる女の人を止めるゲーム! ……なのですが、その一言だけでは語りつくせない面白味をたくさん秘めた作品でした。 とりあえず深いことは何も考えずにプレイしてみてください。 彼女の自殺を止める過程では、恐らくストレートでラストまで辿り着いた人は少ないと思います。 何度も何度も彼女の最期を見届けながら、少しずつ彼女の過去を知れる作りになっており、出るわ出るわ「死にたくもなるよな」と納得してしまうエピソードの数々! 否が応でもそれを知ってしまう構成が上手いと思いつつ、かなり重い事情になりますので、人によっては辛すぎると感じる方もいらっしゃるかなと感じました。 (共感しすぎるのは避けて、フィクションだと自分を納得させましょう!) @ネタバレ開始 自殺を止めるゲームが終わってからラストは、驚かされてばかりでした。 そういう話とは全く思っていなかったので、「やられたー!」というのが正直な感想です。 よく見たらタグに「どんでん返し」って書いてある!(笑) 作者様の別作品もプレイ済ですが、こういうどんでん返しが本当にお上手です! 納得のnormal & HAPPY!と満足して終わろうとしてからの、エンディングが1つ見てないことに気づいてからの、TRUEルートもハンパじゃなかったです。 ここで1more「やられたー!」が出ました。 たしかによくよく考えてみればノーマルとハッピーの時点では「そういえばアレはどうしてだったんだろう?」という違和感が残っていました。なるほどです。 深く考えるな!感じろ!なプレイスタイルの自分は、最大限どんでん返しを楽しめた自信があります。面白かったです! @ネタバレ終了 未クリアな方はネタバレは一切見ずにプレイがオススメですよ! 素敵な作品をありがとうございました。
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空と白雪 空色少女と雪女神ココロを持たない彼女のココロに触れる物語。 最初は感情に鈍感だったシエルちゃんが、だんだんと普通の女の子になっていく様が可愛くて、最後まで一気に駆け抜けました。 ヒロインであるシエルちゃんが可愛いのはもちろんですが、実は他の女の子キャラもかなり魅力的。 ボボボボン!だったり、スリットから見える御御足が……だったり健康優良男児ならば必ず誰かは突き刺さる子が居るだろうと思います。 さて、そんな中でも人気NO1待ったなしのシエルちゃん。 ココロが増えていくにつれ表情が豊かになり、話が進めば進むほど魅力が増していくという完璧なヒロインです。 それに加え、色んな衣装や髪型も見せてくれるので、可愛さ120%増しで楽しむことができます。 @ネタバレ開始 悲しみのココロをキッカケにして、自分の本当の気持ちに気づいていく展開は胸打たれました。 ココロを閉ざしてまで孤独から目を背けていたはずなのに、目指していた場所にあるのが再度の孤独というのは辛すぎますね。 けれど主人公の優しさで、全てのココロを受け入れ、基礎には無かった「愛」を見出したシエルちゃん。 いつかまたみんなと再会して、たくさんの愛でココロを満たせますように、お祈りしております。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。