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みゃあすけ隊長のレビューコレクション

  • PetrichoR
    PetrichoR
    3人の過去と現在が入り交じりながら、1つの未来に集約していくサスペンス。 高い完成度の物語で、1本の映画を見終えたような満足感がありました。 ある日突然失踪してしまった彼女を探すところから物語が始まるのですが、入れ替わりで他の人物のエピソードを読んでいるうちに、どうやらこれはただの人探しでは終わらなそうだぞ……となってきて……。 軸としてはそこまで複雑ではないものの、絡み合う人物の想いがダイレクトに響き、物語に引き込まれていきました。 これぞ群像劇の魅力!!ですね。 @ネタバレ開始 3人それぞれに共感できる部分はありましたが、一番響いたのは玖音くんのエピソードでした。 見返りを求めず、美結さんのことを想って行動した彼の愛情は胸を打たれますね。 ひたすら彼女のために自分の人生を費やす……生き様がかっこよすぎて泣けます。 ヤンキー(?)なのに肉欲に走らず、大切に扱っていたというのもかなりポイント高かったです。 反面、弥一くんは自分の手で彼女を守る人生を選んだわけですが、 表裏の両面から愛される美結さんは幸せですね。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • インザキャロル
    インザキャロル
    黄泉がえりの秘術で他の人間の身体に降ろされてしまった主人公が、戸惑いながらも術士と時間を過ごすブロマンス。 「ブロマンス」という言葉は初めて聞いたので調べたのですが、こんなジャンルがあるのですね。素敵な単語です。プレイ前に1つ勉強になりました。 怪しすぎる術によって怪しすぎる人物に呼び出されてしまった主人公、もとい私(みゃあすけ)。 言うべき言葉を間違えたら何をされるか分かったもんじゃなく、常に危険と隣り合わせな気持ちで進めました。 鏡を見て、首の跡を見つけた時は身の毛もよだつ思いでしたね……。 リアルで同じ目にあったら、隙を見て逃げることばかり考えているかも知れません。 @ネタバレ開始 初回プレイでEND1に辿り着き、納得すると同時に、トーリくんの純粋な好意に胸打たれました。 確かに危険なところもある男だけど、本当にキャロルくんを大事に思っていたんだなぁと。 実はキャロルくんは事故で死んだのではなく、トーリくんによって殺害されたのでは?と勘ぐっていたので、全力で土下座したい気持ちでした。 トーリくんの一方的な気持ちの押しつけではなかったところも良かったですね。 お互いが大切に想いあっていての「ブロマンス」ですもんね。 本当に素敵な関係だったんだなぁ……と感じました。だからこそ切なさも残ります。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • ・
    すごい勢いのまま始まり、すごい勢いのまま終わりました。(笑 声を取り戻すため!?音楽バトルに挑む物語。 スタッフ全部俺が、溢れる愛と気合いを感じる作品で、面白かったです。 @ネタバレ開始 しゃっくりの音ってwwwww と爆笑しました。 しゃっくり出た時に急いで収録して作ったのでしょうか?! 問題にセンスがありすぎる!笑 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 「かして。」
    「かして。」
    最初は軽かったお願いが、だんだんと重いものになってきて……!? 「無理です!!」 ブチッ(インターホンの電源を切る音) ……とリビングで全力で叫びたくなる案件でした。 ピンポン連打にドア殴打、タイトル画面から攻撃力高すぎです。 しつこく訪ねてくる隣人は、怪異よりホラーですね。 実際に現実でも起こりそうなシチュエーションで怖かったです。 エンディングリストのヒントやスキップ機能が大変ありがたい! ストレスなく最後まで遊ぶことができました。 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 噓つき生者と死者の国
    噓つき生者と死者の国
    3人の自称死者から1人の生者を見つける謎解きゲーム。 シンプルながら一捻りあって面白かったです。 まず死者の国が赤で彩られているというのが印象的でした。 「死神」ではなく「墓守」というのも独特で面白いですね。 異世界的な雰囲気が良くて、もっとこの世界や墓守さんのことが知りたくなります。 @ネタバレ開始 他コメントの皆さんと同じように、やはり私も初回間違えました。(笑 いやそうですよね……言われてみれば、その通り……。 全エンド回収しましたが、最も死者の国に近づける弟子エンドが好きです!! それだけ魅力的な世界観でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 御休憩
    御休憩
    タイトルとサムネに吸い寄せられ、300%ピンク色の脳でプレイ開始しました。 いったいどんなピンク色の世界が見れるのかと、前のめりになりながら、気持ちやや早めにテキストを送り、 もうすぐおっぱじまるという時にようやく気づきました。あれ? これ怖いやつなんじゃないのかと。 ノーガードで暴走していたピンク脳に、不意打ちホラーが効きすぎる……! 最高! @ネタバレ開始 どちらのエンディングも見ましたが、結果的に幽霊さんに守られたような形となり、クリア後は恐怖よりも感謝の気持ちが強いです。 予定外の妊娠をしてしまった彼女が、同じ思いをさせないために守ってくれたのかなぁ……なんて考えちゃったり。 (最後のノート攻撃はなかなかに怖いですが) 安ホテルの安部屋を選ぶような男は天誅です!!天誅!!!!!!! パパ活おじさんはスッキリできずに残念でしたが、主人公にとっては良い学びの機会になったのかも知れませんね。 自分を大切にするんだよ~。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • ままごとのショーティカ
    ままごとのショーティカ
    傷だらけの人形によって、どこかに監禁されてしまうという始まり方で、メルヘンホラー系だろうかと身構えながら進めました。 ショーティカちゃんから向けられるのは、不安定な好意であり、 その好意が愛情になるか、執着となるかはプレイヤー次第です。 「ここから出たい」という気持ちと「彼女を怒らせたくない」という気持ちに挟まれ、 それはもうガラス玉を扱うように、優しく丁重に彼女との会話を重ねました。 フィクションではあるものの、相手の気持ちを慮って対応する感じが、なんだか妙にリアルです。 @ネタバレ開始 最初は「ホラーかも」と警戒していたものの、TRUE1の展開を見て、ショーティカちゃんが大好きになりました。 彼女がああなってしまったのは外的要因が大きく、本来は心優しくて人が大好きな子だったんだろうなと思います。 なので明るいラストを見ることができて、本当に良かった~と思います。 たくさん可愛いお洋服を用意して、大事に飾ってあげたいですね! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 聖者の行進
    聖者の行進
    今回も安定の笹笠箕範先生作品です。 考えるんじゃない、感じろ。 一文目から破壊力はバツグン。 とりあえず、今作もタグがすごいです。かっぽれかっぽれ。 からのドドド・ドッカーン! ケイスケちゃんに会いに行かなきゃ。。。。 次回作も楽しみにお待ちしております。

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  • 金髪ピアスと美大志望。
    金髪ピアスと美大志望。
    パっと見アンバランスな2人が生み出す世界観から目が離せない物語でした。 絵を描いたことがある人間なら間違いなく刺さる作品です。 タイトルの印象から、金髪な彼がむちゃくちゃ絵が上手いのかな?と思っていたのですが、良い意味で予想を裏切られました。 技術力に長けた少女と、表現力に長けた少年。 2人一緒だからこそ道を切り開いていけるような関係性が描かれており、 その過程で生まれる葛藤や成長など、それぞれが未熟だからこそのドラマは大変見ごたえがありました。 @ネタバレ開始 物語中盤で理子ちゃんが明かすトラウマ、自分の本当の気持ちを表現したものが否定されるのが何より辛いのだという気持ちは、激しく共感できる内容でした。 なんならブスとかデブとか、分かりやすい外見への悪口よりもずっと傷つくんですよね。 その恐怖心が分かるだけに、勇気を出して一歩踏み出そうとする理子ちゃんに胸を打たれました。 そんな理子ちゃんに触発されて、同じように一歩踏み出した祥太郎くん。 ラストはこれからの2人にまた新たなドラマが生まれそうな、素敵な締めくくりでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • ごーすとらいふぁー
    ごーすとらいふぁー
    雨の中で対話する男女。だけどその空気は少し不穏で……? グッと胸にくるものがある物語でした。 ドット絵で飾られた画面が可愛くておしゃれ! 大きな目をパチパチさせるキャラクターもとっても可愛いです!! 画面が動いてるって臨場感があって良いですね。 @ネタバレ開始 物語が後半にいくにつれ、「僕」の「彼女」への想いがひしひしと伝わってきて切なくなりました。 泣き叫んでいるようなシーンはありませんが、セリフの1つ1つから、どれだけ辛かったのかが分かります。 全体的に感情を表現する繊細な描写が素晴らしいと思いました。 切ない物語ではありますが、ラストは前向きなもので読後感がとても良いのも魅力的です! @ネタバレ終了 一度クリアしてから、もう一周しました!色々なことが分かってからの2周目もまた良き……です。 素敵な作品をありがとうございました。

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