葛城あやとのレビューコレクション
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北限のアルバ~冬の章~春、夏、秋に続き、冬の章もラストまで見届けました! 北の地での冬はとくに厳しいですが、登場人物たちの優しさや、流れる穏やかな空気に、プレイしていてホッとします。 @ネタバレ開始 今回は真ちゃんが東京での出来事と向き合うだけでなく、透也くんが弟の生まれ変わりだったということも驚きでした。 さらに、その記憶が美瑛からあるていど離れると消えてしまう、という事実には、何をどう言えばいいのか分からなかったです。 彼にのしかかるものがあまりにも大きすぎて……。 でも透也くんは、自分の気持ちや状況と向き合って、美瑛に居続けることを決めたわけですね。そうして出した結論なら、その姿を応援したいと思いました。 ひとつ目のエンドは切なかったですし、記憶の保持について知ったときは衝撃でしたが、そのぶん、ふたつ目のエンドで彼の眩しい笑顔が見られて良かったです。 みんなに幸せになってほしいです……! 北限のアルバシリーズに出会えて、癒やしの時間を過ごすことができました。プレイヤーとして本当に幸せです。 一通りのエンドは見届けたものの、お別れという気持ちはありません。またそれぞれの章のページを開いて、美瑛に遊びにいこう!と思っています。 全シリーズ全員の未来が、明るいものでありますように。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!!
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思い出の晩餐不気味な料理店に、怪しいコックさん。 料理を振る舞ってくれると言うけれど、これはいったい何でできたもの? 本当に食べても大丈夫? と、ドキドキしながらプレイしました。 @ネタバレ開始 早乙女さんがメチャクチャかわいかったです! 初めは全部食べてみようと考えながら、「バッドエンド直行かも……」と覚悟していたのですが、第一印象とはぜんぜん違う健気なコックさんでした。 疑ってごめんなさい! 二周目で食べないを選んだら、しょんぼりしちゃった早乙女さんに罪悪感でいっぱいでした。 たんぽぽくん無防備すぎてちょっと心配ですが、そんな彼だから早乙女さんを笑顔にできたんでしょうね。二人の友情がどんどん育まれますように。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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Anatheras -アナテラス-ひとつのルートを読み進めるごとに、パズルのピースがはまっていくようなお話でした。 登場人物それぞれの感情が入り混じって、切ないです。 @ネタバレ開始 みんな、大切な人を守りたいという純粋な願いを抱いていたのに、すれ違ってしまうのがやりきれなかったです。 個人的には、アルトくんを助けてあげたいと強く思いました。 5つのエンドを見たあとだけに、トゥルーエンドには救われました。こんな奇跡が待っていたなんて。 そして「もう救われていた」とかける言葉が、心に沁みました。 自分がアルトくんでも泣かずにはいられなかったと思います。 これからは三人とも、新たな道を前向きに歩んでいってほしいです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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極限デッドライン一週間で賞に応募する作品を書き直し!? いろんな意味でハラハラしながらプレイしました。 諦めない根性は素晴らしいものではありますが……。 @ネタバレ開始 完成したときはこちらまで「やったー!」と喜んだものの、アルくんの手首という多大なる犠牲が。お大事にです……。 賞を目指してがんばろう、という時に一人でもファンがいるのは心強いですね。困った際には頼りつつ、二人三脚で進んでいってほしいです。 そしてタイトル決めがこちらに来るとは思わず、慌てました(笑)。 そのセンスのせいで、賞まであと一歩だったらどうしよう!? @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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三日月とストレイシープ兄を探す妹、というお話に『サイコメトリー』という能力が絡んで、新鮮な面白さでした。 主人公のヒツジちゃんを始め、登場人物みんな魅力的です。 @ネタバレ開始 そのぶん、すべてのエンドを見届けたあとはやるせない気持ちになりました。全員が笑顔になるのは不可能で、誰かと二度と会えなかったり、遠く離れてしまったり。 でも、それぞれ強い想いをいだいて行動したわけですから、こういうものなのかもしれない……と納得しました。 個人的にはのちに判明するニコさんとのエピソードが印象的でした。 彼ルートの二択は、どちらを選んでもつらかったです。 ルカさん、ニコさんと生きていくことを決めたヒツジちゃんには、幸せになってくれるよう祈っています。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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同音異義の工作何度も笑ってしまって楽しかったです! たまに頭がこんがらがりそうになり、文字で出ているにも関わらず、「ややこしいわ!」とちゃぶ台をひっくり返しかけました(笑)。 そしてしみじみ思いました。 いま、一から日本語を勉強する者でなくてよかった……と。 @ネタバレ開始 一言ぐらいなら誰しも「ん? 話がかみ合ってないぞ?」となりそうですが、この二人はぜんぜん違うことを話しているのに、奇跡的なまでに噛み合ってて感動しました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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夢の終わりに月の砂漠でアスキーアートでこれほど多彩な表現ができるとは!とビックリしました。 まさに童話のような世界観で、ほのぼのした気持ちで読み進めました。 @ネタバレ開始 「バクをやっつける!」には、いいことなのかそうでないのか迷いましたが、少年のアイディアの優しさに心あたたまります。 おじさんが過去に夢を失うことを恐れたり、いま改めて見ると光らずゴツゴツしていた、というところが、他人事とは思えなかったです。 考え方を変えたとき、また輝き始めたシーンは感動しました。 この世界のバクについて、また夢について、いろいろと考えさせられるお話でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます!
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蝉と海都会での日々に疲れ、ひとときの旅に出たなら、さびれた町を歩くのも悪くない……と思ったのですが。 土地勘がないから、知らず、こういう目に遭ってしまうのかもしれません。 @ネタバレ開始 あの看護師さんたちはいったい……というのも怖いですが、自販機で何を飲んだんだろう?とゾクッとしました。 こっちとあっちの世界をつないでしまうようなもの? トイレに入ってしまうと、帰ってこられなかったかもしれません。 恐ろしい思いはしたものの、セミの鳴く町に戻れて良かったです。 こういう旅では、地元の人にいわくつきの場所を聞いておいたほうがよさそうですね。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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絶対に負けられない雑巾がけ絶対に負けられない『雑巾がけ』!?と気になってプレイしました。 ルールや戦略が細かく説明されてあって、このリーグは実在するのでは、と思うほどでした。 競技を観戦するのも楽しそうですね! 推し選手を応援して熱くなってしまうかもしれません。 競技も面白かったですし、ゲーム中の文香さんと会えて嬉しかったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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○○ばんでぐちをみつけられるなら私の異変もみつけられるよね?まちがいさがしするとして、「理不尽とは?」とすこしビクビクしながらプレイしました。 たしかにこれは理不尽!! まちがいさがしが上手い下手の問題ではなかった……! @ネタバレ開始 でもラストまでプレイすると、「理不尽」なのは主人公に対してではなく、彼女にとってだったのか……としんみりしました。 殺されたこともそうですが、すれ違いからだったのがやるせないです。 でも主人公には彼女の姿が見えていて、トゥルーエンドを迎えたとき、彼女が何かから解放されたようで、ホッとしました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!