葛城あやとのレビューコレクション
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リルミネイトポイントクリックでの探索があまりにも楽しくて、夢中になってプレイしました。 主人公たちは危機的な状況にあるわけですが、優しい空気が漂っていて癒やされました。 @ネタバレ開始 女の子一人になったときは「えっ、大丈夫!?」とハラハラし、最後のほうで疲れてきているときは「こんなに無理させちゃってごめんね……」とすっかり感情移入しました。 それでもやり遂げた姿に感動です。 二人の言葉は聞こえてこないのですが、その時々の感情や考えがしっかり伝わってきました。 面を移動するとき、ちゃんと目を合わせて手をつなぐところが大好きです。 神殿に光が戻り、二人が再会できて本当に良かったです! 明るい未来でありますように。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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Aの行方トランプみたいだけれど、『Aの行方』ってどういう意味だろう?とプレイさせていただきました。 二人の空気感が伝わってきて、ほっこりしました。 @ネタバレ開始 たしかに改めて「一緒に帰ろう」と言うのは勇気がいりますよね。そのために彼女が色々と策を練っていたのだと思うと、かわいいです。 ズルしたと白状されても、笑って許しちゃいます。 それまで仲のいい友人だったみたいですが、この件で(とくに彼の)心境の変化が起こりそうで、二人の未来が楽しみです。 爽やかな気持ちになるお話でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます!
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コタツから脱出せよ!!姉妹のほのぼのしたやり取りに、ほっこりしました。 こたつには、ちょっとやそっとでは出られない呪いがかかっているので、こうなるのもやむを得ないですね……。 @ネタバレ開始 「えー」と不満げながらもお願い聞いてくれるちとせちゃんが、優しい妹でした。きっと普段からこんな感じなんでしょうね。 ラストはお姉ちゃんも上着をかけてあげて、尊い姉妹です。 しかし「お母さん見てない」がまさかの伏線だったとは! あの瞬間のお姉ちゃんの衝撃は、なんとなく想像つきます(笑)。 ともあれ間に合ってよかった! これからも仲良し姉妹で過ごしていってほしいです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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夏のまなうらとても余韻の残るお話でした。 流れ続けるセミの声に、いろんな感情が沁み渡ってくるようです。 @ネタバレ開始 お姉さんはずっと主人公のことを心配していたんでしょうね。 過去のさまざまなエピソードから、彼をどれほど可愛がっていたのか伝わってきます。 再会して(おそらく)昔と変わらない笑顔だったのも、川での事故について彼女に後悔はなかったと感じました。 主人公の哀しみや淋しさは消えないでしょうが、この夏ですこしでも癒え、気持ちの整理ができたなら良かったと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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イマジナリー・バッドフレンドイマジナリー・『バッド』フレンドってどういう意味なんだろう?と、ソワソワしながらプレイしました。 不思議な状況ではあるけれど、ほのぼの進んでいくお話で、そのぶん真相に驚きました。 @ネタバレ開始 エンド2から先に見たので、エンド1のラストでシオミくんがケーキを食べたとき、「ためらっていたけど、その道を選択するのか!」と嬉しくも哀しくもなりました。 いちプレイヤーとしては、本人が自らそうしたのだから、すんなり受け入れられました。 エンド1のシオミくんは苦悩や葛藤を語りませんが、表情から心の叫びが伝わってくるようです。 タイトルの意味が分かったときは、『イマジナリー・バッドフレンド』っていい言葉だなぁ!とニコニコしちゃいました。 現世とは別れを告げてしまっても、ずっと絆が結ばれているのだろうな、と心地よい読後感でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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犬神様の思い事。世界観がしっかりしていて、魅力的なキャラクターがたくさん、さらに「この先どうなるんだろう?」というハラハラ展開で、とてもプレイしごたえありました。 ミニゲームの点数でおまけが解放されるというところも面白いです。 @ネタバレ開始 ラストの糖華と無華果が抱き合うところ、そして撫でるところは泣きそうになりました。 あまりにも長い年月、過去を悔い、恨みを薄れさせなかった糖華が、やっと自分を許せたのではないのかと。元の飼い主さんもホッとしたんじゃないかと思います。 何より、これからはみんな外に羽ばたいていくことができる、という結末が、こちらまで嬉しくなりました。 「大切なことはちゃんと伝えよう」という言葉が胸に沁みました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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眠れない夜、君を探して気付くと心がすこし軽くなっているような、癒やされる作品でした。 眠れない夜はこんなふうに、たわいもないお喋りをするのもいいかもしれません。 @ネタバレ開始 やはり再会エンドは感動しました。 美夜ちゃんは、淋しいとか、会えなくなった相手が恋しいとか、そんな気持ちに蓋をしていたんでしょうね。 でも、もう一度会えて思っていることを伝えられて、本当に良かったです。 この夜に再会できたみんなも見守ってくれているでしょうし、自分は一人じゃないって思えるようになったらな、と願います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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おちない ゆめのはなし作品全体に穏やかな空気が流れていて、ほっこりしました。 ときにクスッと笑ったり、ときにギョッとしたりしつつ、プレイしていて楽しかったです。 @ネタバレ開始 よくよく考えると、主人公はけっこうヒドイ目に遭ってますけど(苦笑)。 カブトムシ揚げ……けっこういいお値段するなぁ。 ハンバーガー味のアイス、食べたら後悔しそうだけど気になります。 そして、目が覚めた主人公の周囲が全部乗せでしたが、大丈夫だったんでしょうか!? 今夜はいい夢が見れますように。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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泡沫トンネル初めのうちは、恋人同士のたわいもないやり取りかなと読み進めていったら、一気に物語に引き込まれました。 不思議ないわれのあるトンネルで、あんな展開が待っていたとは。 @ネタバレ開始 鏡花くんの言動はたしかに雪緒くんに対してひどいものだったのかもしれないけれど、彼もまた自身の位置づけに苦しんだのだと思います。 十年後にトンネルを訪れたのですから、ずっと引きずっていたのだと。 仮に雪緒くんが事故のあと、そんな彼を憎んだとしても、愛情の裏返しなのかなと想像しました。 エンドのあとは、慈しみあう二人でいてくれたらいいなと願います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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わだつみは水底に眠る美しい物語でした。 そう言い切ってしまうのは倫理に外れているのかもしれませんが、水底に輝いていたものを見た気がします。 @ネタバレ開始 ハッキリと描かれていない部分も、「神さまは〇〇だったのでは?」とか「語り手の熱帯魚は本懐を遂げたのかもしれない」と想像の余地があってありがたかったです。 ワンルームの主も世間的には非情な殺人鬼ですが、チラチラ語られる断片からは、一切の恐怖や嫌悪感を覚えなかったです。 行動に移すかどうかはともかく、その気持ちは分かるような気がします。 できることなら彼と熱帯魚のあの子が、なんのしがらみもなく穏やかに過ごす日々が存在すればいいな、と思ってしまいます(不可能かもしれませんが……)。 熱帯魚ちゃんのひたむきな想いが心に残りました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!