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rageのレビューコレクション

  • リベリオン・ヒーローズ
    リベリオン・ヒーローズ
    柴犬!?と聞いて柴犬好きとしてはいてもたってもいられずプレイさせていただきました! 他作品でもそうだったのですがシステム周りも素晴らしく、また出てくるキャラクター、お話も魅力的で 本当にフリーでいいの…!?というクオリティでした。ありがとうございます! @ネタバレ開始 コンフィグ画面からもう素晴らしかったです…!(早い) エクストラで達成率が%表示してくれるのもいいなと思いました。 すべてがかゆい所に手が届いていて必要十分でちょうどよくて、設計思想がもう安心できます。 システム面が安心してプレイできるというのは、プレイヤーがゲームプレイするうえでの 基礎を支える感覚だと思うのですが、そこが信頼できるのはもういいなあと思います。と初手から興奮しました。 戦闘シーンやLI●Eのようなメッセージ画面なども、演出が凄くておお!となりました。 顔の組み合わせのパートも面白い……! サクサク動くしこの発想がすでに面白い…すごいです……。 あと個人的に「略」に作者様のユーモアを感じて好きですw メッセージ画面などは今でこそプラグイン等ありますが、 2020年の時点でこれを作られていた…!?とうちふるえました。 EDについては3→1→2の順で回収したのですが、どれもそれぞれ良かったです! ED3では、ご両親が亡くなってからはずっと二人で支え合ってきたのかなと思うと このあたたかい幸せがずっと続けばいいなと思いました。 そしてED1も2も、どちらもほのかちゃんとヤマトくんの関係性がかわいくて素晴らしかったです! 廃工場のシーンで「ほどよい」って何!?と笑いましたがw なんですかそれかわいいな! ED1も2も、どちらも二人の感情の動きや変化もとてもリアルで、 等身大っぽい感じがしてとても素敵でした。 そんな風にどのキャラクターにも、それぞれの考え・悩みがあって、人間らしさを感じました。 おまけも読ませていただくと、ヤマトくんやはるおさんについてもこう考えてたんだなと分かったりして とても良かったです…。ヤマトくん頑張れ~! 個人的にはほのかちゃんの「かっこいい」「好き」じゃなくて「いいやつだ」って思う所が、すごく好きです。 うまく言えないのですが、乙女ゲームの女の子というよりは等身大の人間という感じがしました。 『主人公の個性強め』と注意書きにありましたが、全然良い個性でした。 私は大好きです! @ネタバレ終了 長文失礼いたしました……すみません、返信等はお気遣いなくて大丈夫です! 改めまして、素敵なゲームをありがとうございました…!

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  • 夜半に道連れ
    夜半に道連れ
    サムネのムーディーな雰囲気と巨大感情の関係性に惹かれて、以前から気になっていたのでプレイさせていただきました! とても良い関係性と感情を見せていただきました……。ありがとうございます。 @ネタバレ開始 ED1、2、3の順で読ませていただきましたが、どれも愛だなって思いました……。 どの関係性も、どのルートの二人の感情も、とても尊かったです。 本当にありがとうございます。 佐枝子さんがあまりに善人すぎてとても尊かったです。 あさひさんが殺されかけていたのである意味正当防衛とも取れたと思うのですが あくまで自分の罪と考え、人として正しくあろうとする矜持が、 彼にはもったいないくらい、芯がある素敵な女性だなと感じました。 そしてあさひさんも可愛いだけではなく、譲らない強さがあって好きです。 特にED3のときのあさひさんが…!! 二人の間にある感情は友情でもあるのですが、 広義の愛とも呼べるのかなとも思います。 すべての結末を読ませていただいた後でぼんやりと思ったのですが、 人間にとって本当に恐ろしいのは、『死』ではなく『孤独』なのかもしれませんね。 彼女たちの孤独はどこか共感できる部分もあり、とても沁み入る時間でした。 互いの孤独を互いに救い合う、すてきな物語でした。 @ネタバレ終了 改めまして、素敵なゲームをありがとうございます!

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  • 終末、執事と星に歌う
    終末、執事と星に歌う
    設定とイラストに惹かれてプレイさせていただきました。 イラスト、演出、ストーリー、どれも神がかっていて大変素晴らしかったです…! @ネタバレ開始 冒頭の地球がゆっくり近づいてくる所に始まり、演出も要所要所で凝っていて、 追想の画面も「どうやって作ったの!?」っていうくらい動く動く…。 ピアノのBGMも相まって回るグラフィックがレコードのようにも見えて、とても良かったです。 一定以上シナリオが進むと解放される『Dal Segno(ダル・セーニョ)』も、 ピアノ用語でお洒落だなあと思いました! リートさんのおやじギャグに笑いましたw この外見でおじさんみたいなことを言われるとギャップが凄くて、脳がバグります…w 終盤のリートさんの追想を読むと、なぜおやじギャグなのかにもちゃんと理由があって納得しました。 それはただのプログラムなのかもしれませんが、人間の『思いやり』もある意味思考の結果なので それと同義と言ってもいいんじゃないかな、と個人的には感じました。 ENDについては、最初は「ハンカチなら導電率低そうだしワンチャン…!」とEND1へ行き見事にダメでした! そりゃそうか~! 実は最初にリートさんの手袋が思い浮かんだのですが、選択肢にないから違うのか、船内を探すにすれば探し当ててくれるのかなと思っていました。成程、この選択肢でその流れになるんですね…! 各ENDの名前も凝っていて、それぞれ面白いなと感じました。 『雨の中の涙』は混ざってしまって見えない、リートさんの個別性を指しているのかなとも思ったりしました。違ったらすみません…。 どのENDも各々の魅力があって素晴らしかったのですが、最終的にはやっぱりTrueENDが最高でした! これこれ、この結末じゃないと納得しないですよねぇ…! 100年以上も、リートさんのために体を機械に変え、救う方法を探し続けていたマリちゃんの愛の深さに感動しました。 素敵な結末を見せてくれてありがとうございます。リートさんも好きですが、芯があって逞しい大人に成長したマリちゃんも大好きです。 @ネタバレ終了 改めまして、素敵なゲームをありがとうございました!

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  • オプライド
    オプライド
    公開前からずっっっとプレイしたいと思っていた作品でしたので、ようやくプレイさせていただきました! SFとしての世界観やキャラクターそれぞれの事情等もしっかりと構成されており、 言葉を減らした分ボイスを含めた演出での説得力が凄く、素晴らしい作品でした。 @ネタバレ開始 ジータくん√では、ジータくんの純粋さと優しさに惚れました…! 必要以上に主人公に深入りはせず、お互いの傷はお互いのものとしたまま寄り添おうとする姿に 尊重と確かなあたたかさを感じました。 いろいろなものが削ぎ落されたからこそのものなのかなと思います。 ルイスさん√では、可哀想可愛い不憫キャラにほっこりしました! 最後のジータくんの突っ込みがw 申し訳ないけど仰る通りですね…はたから見たら少女の手を握るおじさんなので…(笑) 泣き顔の表情差分が多い所もこっそり好きですw おまけのイラストも(かわいい…)と思って眺めてしまいました。ありがとうございます。 彼女の記憶から不都合な部分を消してしまうあたりに、口では謝りつつも本心の利己的さを感じて、人間だなあ……と思います。 ジータくんと比べるとその辺りの違いがより際立って、大人と子どもの対比や、『人間』とオプライド・チルドレンの対比なのかなとも感じました。 そして最後に解放されたウラノさん√。このENDが一番好きです。 先輩…………。 このENDを見てしまうと、他のENDでは先輩はどうなってしまったんだろうなと考えてしまい、もう戻れませんね……。 主人公は本物の『彼女』ではないので、果たしてそれが本物の幸せかどうかは謎ですが、 それでもウラノさんにとっての"一欠片の希望"にはなれるのかなと思います。 アイマスクもかわいくて好きですw おまけのウラノさんとのおはなしも、読み進めていくと時間軸があの事件の前の話なのかなと分かり、先輩……!!となりました。 幸せそうだから余計に、この後あんなことがあったかと思うと……ううっ。 先輩!先輩!今のうちに沢山お呼びしておきますね。 全√読み終えたらすっかりウラノさん最推しになってしまいました。主人公とずっと幸せに暮らしてほしいです…。 @ネタバレ終了 改めまして、素敵なゲームをありがとうございました…!

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  • 教室に巣食う悪魔たち
    教室に巣食う悪魔たち
    2023年のフェスの際から、タイトルとテーマに惹かれていつかプレイするぞ…!と思っていた作品なのですが、この度プレイさせていただきました。 注意書きの通り出てくるキャラクターに癖があり、かなり人を選ぶ作品ではありますが、面白かったです! @ネタバレ開始 起動直後から演出が凄くて「こっわ…」となり、その後も要所要所のさりげない演出にこだわりを感じました。 いいですねこのホラー度合。ホラー好きにはたまりません…! 誰視点のお話かがしばらくの間謎で、XXY等の両性具有的な体質から多重人格の設定まで、いろんな可能性を考えてしまいました(笑) 真相が分かったときの「成程~!」感が凄いです…! たけぴーがミスリードになっていたり、武田先生が同性愛者であることによってミスリードを誘ったり、設定とお話の作り方が巧みで面白かったです。 最初の方で、久住さんがやけに強引に来るな…と思っていたらそういうことでしたね。 出てくる登場人物もなかなかの人間性で、他の方のご感想にもあるように 登場人物ほぼ全員人間性が終わってる!と笑いましたw 悪は悪でも皆未成熟さゆえの悪、という感じがしました。 学生時代の悪魔性をテーマにしているのかなと感じましたため、そうしたジュブナイル感もまた面白かったです。 道添先生のような分かりやすく悪いタイプも胸糞ですが(こら)、武田先生や久住さんの方が取り繕うのが上手そうという点ではたちの悪い気がします。 本当に怖いのは、悪そうな人間ではなく悪そうに見えない人間だなあと感じました。 そんなキャラクターの中では杉田くんと吉川くんが好きです。数少ないこのゲームの良心だなあと思います。 勿論すべては見えている部分だけの話なので、悪い所もあるのかもしれませんが…それもまた人間ですね。 システム的な面では、途中で止まってしまうことがあったのでオートセーブで助かりました。 寿司ネコのバッジは……結末を知っているとちょっといただく手が震えます(笑) @ネタバレ終了 改めまして、素敵なゲームをありがとうございました! 今後も応援しております…!

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  • パンきじのいえ
    パンきじのいえ
    実況で拝見したのをきっかけに、自分でもプレイさせていただきました。 何回読んでも癒し効果が抜群でした・・・。 @ネタバレ開始 チョココロネでチョコさんと中に入るのを譲り合いしてるのにふふっとなりましたw ドーナツの中と思いきや外、な所は、数学の幾何学にも通じるものがあって深いなあと思いました…。 ほっこりギャグなようでいて、意外と深くて哲学的で、 かと思いきや「そういう理由!?」というのもあって……大変面白かったです。 きっと彼または彼女は、いいパン職人になれるでしょうね(*^^*) 私は住むとしたらピタパンかなあと思いました。すっぽり。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!

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  • ヘデラの花が枯れるまで
    ヘデラの花が枯れるまで
    タイトルとトップイラストの雰囲気からなにかを感じ、ずっと気になっておりましたのでプレイさせていただきました。 思った通り、短編ながらも重さのあるお話でした。 @ネタバレ開始 白黒の場面とカラーの場面の表現で、主人公にとっての娘や妻の大切さ、彼女たちがいるから世界が輝いて見えるんだな…ということが伝わってきました。 そしてそれにより、その後のシーンの絶望感もより際立っていて……大変素敵でした。 言葉だけの表現ではなく、絵や演出、間などを使い、『あえて言葉を省いた』表現の力が凄いなと感じられました。パンチ力が凄まじかったです。ありがとうございます。 また、クリア後に出現する「おまけ」での「妻と娘のおかげ」と言っている言葉が本当に文字通りで、 とても重たく感じられました……。 @ネタバレ終了 アニメのような演出に、一つ一つのカットの切り取り方も秀逸で、 そのとき感じた主人公の感情がまざまざと伝わってきて、とても揺さぶられるお話でした。 素敵なゲームをありがとうございます…!

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  • 八ツ神のかみかくし
    八ツ神のかみかくし
    FAを描かせていただきましたので、そっと添付いたします… 美布さんの姿勢と内心の諸々が好きなので描かせていただきましたが どの神様も、どの人間も、それぞれの良さがあって好きです。 改めまして素敵なゲームをありがとうございました…!

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  • 惑わしミンクス
    惑わしミンクス
    ポップなタイトルと凛音ちゃんの可愛らしいタイトル絵に惹かれて、プレイさせていただきました! @ネタバレ開始 ちょっと不穏とタグにもありますが、ばっちり悪役の話でした!(笑) 起きてる事象もハードですが、それに対する凛音ちゃんの対応がもう裏社会のそれでしかなかったです。 なんとなく監禁部屋の所もその時人がいるかは別として、そういう使い方をしていた時もあったのではないかなと…。 男物の下着があったのも、そういう感じで監禁なり飼育なりしていた人間がいた可能性もあるなぁと思いました。あくまで想像ですが! 凛音ちゃんは人間ではなく吸血鬼か夢魔的な何か…でもおかしくないよなとも思いました。 選択肢のところでは「一択しかない!!」と思わず声が出ましたw 斗亜くんの性格を考えればあれもやむなしなんでしょうね…。 凛音ちゃんの能力が効かないという特性がたまたまあったから良かったものの、それがなかったらどうなってたのかなと考えると、背筋に寒いものが走ります……。 @ネタバレ終了 流れるような堕ちるような展開が面白い、素敵なゲームでした。 これからも応援しております!

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  • 八ツ神のかみかくし
    八ツ神のかみかくし
    全ENDと、おまけの「それから」も含めてじっくりと読ませていただきました! 世界観がすごくしっかりしていて、各々の葛藤等の内容も深いですし、 少しだけホラーな雰囲気も相まってとても良い「神様」と人間のお話でした。 章立てになっているのも非常に読みやすかったです。 なかなか数時間のまとまった時間を確保するのが難しいタイミングでも、少しずつ読み進めることができました。 タイトルから章一覧にも飛べるので、やり直したい章から続けたりできるのもいいですね。 @ネタバレ開始 世界観と儀式のルールも絶妙で「ああ~残酷…」となりました。 器となる人間を選ぶためには人間に近付かねばならないが、近付くと情が生まれ、 その人間を選ぶということはその人間を普段の生活から引き剥がし消してしまう、ということになります。 『情が生まれた人間から幸せを奪わなければならない』ということであり、 なんとも酷な仕組みだなと感じました。いいですね。 (人間の感覚なので、そういう残酷さに慣れることも含めて神様の儀式なのかもしれませんが) キャラ的には、どの神様も人間もそれぞれ魅力的なのですが 個人的には美布さんと天真くんと禄華さんが好きです。 (多い! すみません本当に皆魅力的で……) 美布さんは黙っていながらもいろいろ思っていたり、本音と建前があるあたりなど とても人間らしい神様だなあと…。 天真くんはとにかくワンちゃんのように可愛くて、貴重な癒しだ~!と思っていました。 傍仕えの物の怪ももふもふのワンちゃん(こら)なので、主に似るのかもしれませんね。 禄華さんは中身も外見もビシッ!と付き従いたくなるなにかがあって好きです。 ビジュアル的には一番好みかもしれません。美人…! 神様と仰ぎたいですね。神様ですが。 余談ですが、「ばあちゃん」の用語説明に笑いましたw 冬くんも誰が誰だかわかってないんですね……。 それを誤魔化すために「ばあちゃん」とぼかして呼んでる所も意外と小狡くて好きですw タイトル画面の花は黒鷹くんに贈られた花でしょうか。 花言葉からも彼からの信頼と友情を感じられて、悲しいような有難いような複雑な気持ちになりました。 幸せでいてほしいなと願います。 @ネタバレ終了 改めまして、それぞれの葛藤と悲しみと願いが入り混じる、素晴らしい物語でした。 素敵なゲームをありがとうございます…!

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