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rageのレビューコレクション

  • フィルム・ラプンツェル
    フィルム・ラプンツェル
    SNSで宣伝をお見かけして、スクリーンショットから惚れ込みプレイさせていただきました! ログ画面や諸々のシステム面も含めて、世界観に引き込まれるような 没入感のある素敵な作品でした。 @ネタバレ開始 言葉で表すと言葉という箱に押し込めかねないのであえてしませんが、 とても抽象的な一つのものを表現しているような感覚を私は覚えました。 なにかに手を伸ばすような。『愛されたい』という言葉が近いかもしれません。 祭里くんも天音ちゃんも伊織くんも、あるいは小絢ちゃんでさえも、 愛されたいともがくひとりの人間だったのではないかなと、 すべてを読み終え、苦しんできた過去や苦悩を知った今では思います。 祭里くんが天音ちゃんを『信仰しようと決めた』のも、 彼が幼少から人と関わるためにああ振舞ったように あるいは関わりを持つために、無意識か意識的にか、そう決めたのかなと思いました。 神様のように仰ぎ、自分がふれると穢れると内心で言っておきながらも ふれたいと願ったり、相互的な関係性を求めている行動を取っていましたので……。 自分自身にも嘘を吐いたり、目を逸らしたりはしていつつも、(ある種の自己防衛なのかもしれませんが) すべての飾りを取った芯の部分では『愛されたかった』のではないかなと思えてしまいました。 とても愛しく、かなしく、醜くて綺麗なお話でした。 シナリオ最奥到達後の再スタート時のあれは、 祭里くんの回想であり、白昼夢のようななにかなのかなと思っています。 伊織くんも天音ちゃんも顔を思い出せなくなったけれど、それでもすべてを『なかったこと』にはできず 「天使」「白」などの彼女を表す概念だけが、最終的には残っていったのかなと……。 その概念もいずれは減っていくのかもしれないとも思うと、少し寂しいものはありますが、 小絢ちゃんとの幸福な思い出が代わりに増えていくと考えると、それはそれで救いなのかなとも思えました。 その後の長い人生を思えば、やがてどんなことも一瞬となり 『フィルム』のように記憶の網膜に焼き付いて色褪せていく、とも言えるのかなと想像したりします。 逆に一瞬だからこそ、天音ちゃんも伊織くんもああいう最期だったからこそ、 強く強く焼き付いてしまった、ともいえるのかもしれません。 @ネタバレ終了 とても複雑なお話で、表現されているものも一言では言い表しきれないものになりますので 的外れでしたら、ふうん…なるほどね…とスルーいただければ幸いです(笑)。あくまで一個人の推察でした。 素敵なゲームを、改めましてありがとうございました…!!!

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  • 月明かりと夜風のワルツ
    月明かりと夜風のワルツ
    イラストと画面から伝わる完成度に惹かれて、ずっとプレイしてみたかった作品でしたので、ようやくプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 開始早々、UIの予想以上の完成度の高さに、動揺を隠せませんでした…!! 用語集もあり章ごとに選択してスタートもでき、必要最低限のボタン以外はメニューに格納したりあれやこれや… 細かいポイントで申し訳ないのですが、スチルが出た際に見やすいようにメッセージ欄の背景が変わるのも素敵だなと思いました。 枠がグラデーション透過になっていてイラストも見やすいですし、イラストを邪魔せず、没入感も増しており…… ゲーム製作者として、本当にもろもろ見習いたいくらいの完成度で、とても素晴らしかったです。 ここまで作りこむのは計画・実行ともに大変だったのではないかと思いますが、使いやすく素敵なUIにしていただき、本当にありがとうございます。 ストーリーの方も、それぞれのキャラの個性がきちんとあったうえで各々思い悩んだりしていて、とても素敵でした…! リシュアちゃんは可愛いうえに落ち着いていて、襲われても自分の魔術でなんとかしてしまうところがすごく良かったです。 レナートくんはもう…あの…ずぶぬれの子犬のような、(´д`)みたいな表情が、えもいわれぬ哀愁があってとても好きです…。 あの表情のスタンプがあったら買ってしまうかもしれません。それくらい抗いがたい吸引力をあの表情に感じてしまいます。 そんな一人でもかわいいリシュアちゃんとレナートくんですが、お二人になるととてもかわいかったので、勝手ながらFAを描かせていただきました。 お二人ともとても純粋で真っ直ぐな心の持ち主なので、このまま支え合って幸せになっていってほしいなと思います。 末永くお幸せでありますように…!! @ネタバレ終了 素敵なゲームを作っていただき、ありがとうございます…!!!

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  • 僕の真ん中に君がいる
    僕の真ん中に君がいる
    Tシャツの文字が好きすぎました!(笑) 中でも「冷奴 cool guy」が絶妙で一番好きです。一語たりとも無駄がなく、かつすごくシンプルにまとまっていて……それ以外のベストが見つからないワードだと思いました。 @ネタバレ開始 クールと書いてあるのに、展開的にも全然行動は熱いのも最高でした! 草食系かと思いきや結構押すじゃないですか…千沙ちゃんも意思が強くて行動派でいいですね。 優しい弦一郎さんと、しっかり者の千沙ちゃんで、どちらがどちらに一方的に助けられるでもなく、お互いに補い合うような関係性が素敵だなと思います。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました…!!

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  • 弟友コネクト
    弟友コネクト
    以前から気になっていたので、プレイさせていただきました! か、かわいいの連鎖でした…!!! @ネタバレ開始 トキくんは理玖ちゃんにメロメロすぎてかわいいし、理玖ちゃんもなんだかんだトキくんをさり気なく押していっていて『こやつ…できる…!』となりましたw こんなお姉さんいたら好きになっちゃいますよね…!!! 晴くんと遊べるモードもあって、個人的に晴くん推しだったのでとても楽しかったです! たまにやる『かっこつけポーズ』がどういうのかちょっと気になりました…(笑) あと女装姿も是非拝んでみたかったです。絶対似合いますね! 本人はめちゃくちゃ嫌がりそうですが、きっと全校の話題になっただろうなと思います。なんなら女の子よりかわいいと思います…!! そして、理玖ちゃんが晴くんを叱るときにはちょっと敬語になるところも、かわいくて個人的に好きです*^^* @ネタバレ終了 3人ともかわいくてキャラが立っていて、とても面白くて素敵なゲームでした。 素敵なゲームをありがとうございます…!!

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  • えっ、いや・・・俺は犯人じゃないです!!
    えっ、いや・・・俺は犯人じゃないです!!
    「なんでやねん!」と何回突っ込んだことでしょうww どの選択肢を選んでも「なんでやねん!」な結果で、全部笑わせていただきました。 登場人物が皆さんいい人すぎます…(笑) @ネタバレ開始 終始ギャグかと思いきや、ラストはちゃんとした終わり方で、それも含めて良かったです(笑) @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございました!

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  • 振り返ってはいけない道
    振り返ってはいけない道
    シンプルですが演出が凝っていて面白かったです! @ネタバレ開始 一回目に連打していたら「振り返る」をクリックしてしまって、ああ~~~!と悔しがりましたw 振り返った際の面々も、顔が大変なことになっている人から人形少女から 和風美女からスーツ姿の紳士から、多様にご用意いただいていて、とても面白かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました…!

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  • タバコ屋乙女と小話でも
    タバコ屋乙女と小話でも
    短めのゲームをやりたいなあ…と思ってプレイさせていただきましたが、 本当に1分程度でサクッとできてプレイヤーにも優しいうえ、 お話も軽妙で、だけどちょっと染み入るお話もあったりして とても素敵でした…! @ネタバレ開始 おまけの話を読んで、虎太郎さんの正体に「そうだったの!?」と良い意味で驚かされました(笑) 「男前」とアカヨさん形容されていたので、見目の整った男性かおじさまなのかな?と思っていました… 確かに「名字はなんでしょうね」と言われていたりしたのも、今思えば納得です。 あとBGMの選定も軽妙な雰囲気に合っていて、大変素敵でした。 雨音や虫の声だけのBGMも、あえてそのシンプルなものにしたと思いますが、 作品の雰囲気と合っていて、というか雰囲気がその選定のおかげで倍加していて、さすがだ…と感嘆しました。 そのセンスが大好きです。ありがとうございます。 バッジの説明文も、センスにあふれていて最高でした。 今後のお二人の行く末が、幸せなものでありますように…。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!

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  • すがれる4月
    すがれる4月
    プレイさせていただきました! 演出、シナリオ等すべてを含めての完成度の高さにただただ驚嘆しました…。 @ネタバレ開始 テーマがテーマなだけに重ための内容でしたが、 一つ一つの花に結びついている記憶のエピソードが秀逸で、 読むたびに彼女への想いの重さが、ずしりずしりと増していくような感覚がしました。 一緒に過ごした時間が長いほど、密であるほど、その人を喪ってしまったときの悲しみは深く、長いもので 自分で治そうと思っても、なかなか治らないものだと思います。 しかし、誰かと一緒にいることで、同じ傷を分け合うことで、 治らないにしても、少しだけ前を向くことはできる……。 そんなことを感じさせてくれる、ほんのりとあたたかい作品でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました…!

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  • IDOLA(イドラ)
    IDOLA(イドラ)
    タイトルと雰囲気からずっとプレイしたいな~と思っておりましたので、 プレイさせていただきました。 予想以上に、映画のような素敵なお話でした。 @ネタバレ開始 事実は断片的に描かれているものの、心情(特に女性たちの)は描写が少ないため、 皆様感想で書かれている通り、何が真実か、どういう意図だったのかは、 人によって異なるお話だと思います。 まさにタイトル通り『イドラ』でした。 量子論的な話で『我々は跳ね返って来た光を受け取ることでしか物事を観測できず、 そも光がぶつかることによって現象に影響を与えるため、純粋な事実ありのままを観測するのは困難』 みたいな話がありますが、なんとなくそれを思い出しました。 見ている時点で、すでに私たちの解釈を通してしまっているので、 わずかにせよバイアスがかかってしまうのだと思います。 それが感性であり、人の多様性の良さなのかもしれませんね。 あるいは、物語で出てきた記者のように、自分の見ているものが唯一の真実だと思い込むと 危険の種になるのかもしれませんが。 ソフィアについてですが、私は彼女からは『上質な邪悪』を感じました。 (すみません、あくまで一つの解釈です) 愛情をより感じるために、通報の電話で助けを請い、逮捕されるように仕向けたのかなと…。 あのような母親に育てられて、『愛情』というものの理解が、 相手の心を試し、すがりつかれることで感じられるものであり、 それに最後のシーンで涙を流す程喜んだとしたなら…。 それは純粋な邪悪にほかならないと思います。 ある意味であのような環境で育てられたことによる『心の傷』なのかもしれません。 癒えることはないかもしれませんが、癒えたらいいなと思います。 @ネタバレ終了 以上、勝手な感想・解釈を失礼しました。 素敵なゲームをありがとうございます! 今後も応援しております。

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  • 異世界転生したら大魔法使いの推しになりました
    異世界転生したら大魔法使いの推しになりました
    大魔法使いの推し!?やるしかない!!と テーマに惹かれてプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 ラザレス様…! 話の流れを話術でコントロールするあたりとか、笑顔で誤魔化すあたりとか、 あなた本当策士ね…と思いながらプレイしてましたw そしてそれにどこまで行っても慣れずに翻弄されてしまう 主人公のミネアちゃんも、めちゃくちゃかわいいですね!!! ラザレス様と一緒に毎回ハァハァモダモダしてました……// という感じで本編も私的には結構甘めだったのですが、 おまけシナリオ…!?!!?(あまりの糖度に動揺) もう結婚しなよ…あっしてるんだった…。という気持ちになりました。 ある意味、この世界では知らない人がいない程、誰相手でも尊敬のまなざしを向けられてしまうラザレス様にとっては 異世界から来て何も知らない状態から知り合ったミネアちゃんだからこそ、良かったのかもしれないなと思います。 どうか末永くお幸せに…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました…!!

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