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織吾のレビューコレクション

  • 惑わしミンクス
    惑わしミンクス
    惑わしミンクスプレイしました!可愛くて儚げな少女のタイトル画に惹かれてプレイ。闇バイト(?)に巻き込まれたらしい斗亜は、夜の街で不思議な少女凛音に出会い、どこかに連れていかれてしまうが・・。 仄暗いのは予想していましたが、予想以上に闇深い!! @ネタバレ開始 斗亜くんの置かれた環境が、序盤と終盤で一気に変化するところが特にドラマチックで面白かったです!斗亜くんあなたってば不憫な子・・ 凛音ちゃんの力がなぜか効かないことで目をつけられたわけですが、それだけじゃなくて斗亜くんの「また間違えた」という〆の言葉の余韻から、こういう斗亜くんだからこそ凛音ちゃんも傍にいてほしいのかなと思いました。 斗亜くんの一見無責任な「助けないの?」からのハードな展開や、凛音ちゃんの不器用な引き止め方(ボコボコなってるやん・・!)からも、闇深い雰囲気を存分に吸えるのですが、そこがまたいびつでアンビバレントな関係でとてもイイ! 最後は復讐の鉄槌が下りてスッキリ♪(リベンジもの好きなのですみませんw) @ネタバレ終了 底の知れない美少女凛音ちゃんですが、斗亜くんとの日々の中に少しでも年相応で平穏な日常を得られたらと願うばかりです。 余韻を引く素敵な作品をありがとうございました~!

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  • ティラノフェス2024オープニング
    ティラノフェス2024オープニング
    終盤になりましたが、今年もフェスを制作側・プレイ側ともに楽しませていただきました! このような場をご用意くださり本当にありがとうございます。 ゲームを楽しみ、楽しんでもらい、交流も広げることができるフェスはここだけです! これからも応援しております~!!

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  • きまぐれシャノワール
    きまぐれシャノワール
    きまぐれシャノワールコンプしました! いまいち自分に自信が持てない女の子と、突如現れた魔法が使える猫の女児小説風ファンタジーということで、現在進行形で女児ファンタジー萌えしている私にはクリティカルヒットでした! @ネタバレ開始 みのりちゃんの日常が序盤は続いていくのですが、陽キャの友達真帆ちゃんと仲がいいのに、運動音痴で陰口を言われる度に「真帆の友達でいる」こと自体に自信を失っていく様子がとてもリアルで、等身大の感情が胸に響きました。 きっと一人では解決しきれなかったであろう学校の人間関係が、ロダンの存在が後押しとなって勇気を持てる描写がとてもよかったです。 例えロダンと逢わなくてもひどいいじめでもないし真帆や翼くんもいて、それなりに学校生活を過ごせそうな中。 一見とても些細なことですが、勇気と努力で現状を打開し、自信を持つことができたことは、みのりにとっては人生の大きな分岐点になったのだなと思いました。 誰かのちょっとした一言や行動で、一歩踏み出せることってあるよね、それって魔法みたいだよね・・。 女児小説って、こういう「普通の女の子の小さな勇気と行動」が起こす奇跡が丁寧に描かれる印象で、それがシャノワールもドンピシャで描かれているのがとても好きです! 序盤パートに感動しすぎて長くなりましたが、ロダンの苦しみや葛藤の果てにあのような結果を生んでしまったことや、それに対してみのりが取っていく行動も、王道ながら胸が熱くなりました! BADは悲しいですが、何気に王国に残されて一人生きていくみのりのエンドも好きです。 エリザベートさんやみのりのおじいちゃんなど、魅力的なキャラクターがどんどん出てきて、物語が加速していく中~終盤もとても楽しめました。 恋愛エンドもお店エンドも好きで甲乙つけれませんね・・めちゃくちゃ悩んであえて言うならお店エンドかもしれません! 私はバディものの中でも、お互いに何かが欠けていて、相互作用でお互いがそれを得て前を向ける関係、が大好きなのですが、ロダンとみのりってまさにそうだなぁと思っています。 全く同じ性格ではもちろんないけれど、お互いの悩みや苦しみを、お互いの言葉や気持ちが作用した結果向き合う勇気をもらえるような、素敵な関係ですよね。 これからもずっとちょっとずつ言い合いしながらキラキラした毎日を過ごしてほしいなぁと願っています。 (もちろん乙女ゲーマーとして忘れていた記憶を思い出して通じ合うの大大大好物なので恋愛エンドも最高です!) @ネタバレ終了 差分豊富な立ち絵や、かっこよく挿入されるカットイン、ファンタジーと現実世界を行き交うのを盛り上げるBGMなど、演出もとても素敵で、一冊の小説を臨場感たっぷりに読み終えたような充実感でした! 素敵なお話をゲーム化してくださりありがとうございましたv

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  • 縁距離レンアイ
    縁距離レンアイ
    縁距離レンアイコンプしました!愛重クズ男に執着される縁切り乙女ADV!?なんとインパクト大な要素・・!わくわくプレイしましたが、予想以上に愛重&一途!期待以上の執着度!美麗イラストと「縁を切る」選択肢の面白さに一気にコンプしましたv @ネタバレ開始 最初、紬くんの印象はやはりクズ男なのかな?というものでしたが、さよちゃんへの言葉は冗談交じりっぽいけど絶対ガチだよね?としょっぱなからわくわくしていました。 縁切り選択肢でびっくり!鋏が動かせる・・!?めちゃくちゃ楽しい!!何このゲーム性すごい! しかも影絵の立ち絵もぞわぞわ動いたり、縁もぞぞぞとうごめいたり、細かな演出がすごく上手い・・! 乙女ゲームながら「ADV」部分にも感動してすごく楽しんでおりました♪ 最初はたくさん切って幸エンドを迎えました。 た、多幸感~~~!愛重男子に言いくるめられて(さよちゃんの純真さはそのままに)結ばれるの素敵だ~~~! エンドスチルの指パクはかなりドキドキしてしまいましたが・・(CGリストで見返しました。本当に美麗スチルばかり・・!) 愛重男子×芯のある強気女子が大大大好きなので、美味しいとこぎゅぎゅっと詰まった最高のエンドでしたv 親切ヒントに従い、奇、和、荒も回収しましたが、紬の思惑が判明したときは「この男やりおる・・」とにやついてしまいました。 つよつよの力を全部利用して好きな子を手に入れようとする執着が好きで~~! 切らないを続けたら病むかな?とドキドキしていたら、和エンドはかなり和やかに終わって、これはさよちゃんの善性のおかげだよなぁと和みました。さよちゃんのセリフによわよわざこ(落とされ済)になってしまう紬くん可愛すぎんだろ~~! 篭絡エンドの色っぽさも期待通りでしたね。お見合いしちゃったときに「ああ~~これフラグだよフラグ!!さよちゃん逃げれないよ!?」とわくわくしていたらしっかり現れたプッツン紬くんに大喝采でございました。 後々見た紬サイドの話で、この境内に入れるの相当無茶したのでは??と余計に滾りました。好きな子のために無茶して助け出す(今回はそのまま手籠めだけど)の大好きシチュなので最高でした! 縁を切らせて神力を奪うの、獲物を弱らせて食べる狩りみたいでいいですね興奮します(? 追加ストーリーを読んで、はるか昔からの縁だったことが分かり、さらに物語の深みが増しました!今世で男女が逆転しているのもイイ! そして紬くん視点ストーリーはまさにご褒美シナリオ・・! 愛重男子のどろどろ感情気持ちいい~~!! 強大な力をもってさよちゃんの神力喪失を図るの、好き・・ これが玉結様の意志でありそれが最低だと思いながらも利用するところがまたイイ・・ 愛重つよつよ男子の策に抗えない展開かと思いきや、さよちゃんの純粋さや強さで紬くんの手綱をたやすく取ってしまうところが本当ツボで、結局べたぼれなのでイニシアチブがさよちゃんにあるところが最高です。 こんな感情向けられたら普通は抱えきれなくて堕ちてしまいそうなところを、さよちゃんだからラブラブ幸せエンドに収束したのかなと思って、とても素敵な二人だと思いました♪ おまけも豪華で、スチルにコメントくれる紬くんいちいち可愛いし、UIもシンプルと思いきやさりげないアニメーションだったり見やすさだったり、プレイヤーへの配慮も行き届いていてとても遊びやすかったです! @ネタバレ終了 重た~い愛、たっぷり体感できましたv素敵なゲームをありがとうございました!

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  • 大強盗幽霊
    大強盗幽霊
    大強盗幽霊プレイしました。斬首刑となったカシュウは謎のカラスに命乞いをし、「勇敢」のメを食われた結果、臆病者の人生を生きることとなり・・。 冒頭メフィストの悪魔との取引のような展開にドキドキしながら物語にのめり込みました。あまねく人におすすめの熱い冒険活劇でした!! タイトル画面をタッチしたら動くことにクリア後に気づき、タッチしてさらに感動しました・・!は、反応するよ皆!? 2Dイラストが動くこのライブ感、すごく良い・・!癖になります。 驚くポーズや、剣を抜くしぐさなど・・し、痺れる~~~!! 物語を章ごとに読み進めていくタイプで、エンディングも最終章の選択肢を変えることで簡単に回収できるのですが、とにかく動く立ち絵に動的なスチル、ビシッと物語にマッチしていて盛り上げる音楽にSEと、本当に「ゲームをしている」感覚が味わえる素晴らしい体験でした。 @ネタバレ開始 タイトルからは舞台などあまり想像できていないところからスタートしたのですが、ファンタジー中華っぽい雰囲気で、大陸侵略や敵国の姫を囲う暴君の王、彼を慕うようで含みのある王子、謀反の罪に問われる国を潰された主人公、竜の伝説・・誰も彼もが熱い! ぎゅぎゅっと良い要素を凝縮したキングダム(漫画)のようだなあとひたすらその面白さに魅了されていました。 暴君の敵国への復讐という、一見明白な目的のために行動する主人公カシュウですが、この物語の肝はカラスの「メ」と「可能性」を摘むという行為。 この要素が、物語がどう転ぶか分からなくなり本当に面白いです。 まだ完全に理解できていないので周回しようと思いますが、カラスが食らう「メ」によって、その可能性を失う人物たちが、最初のルートとは全く異なる運命をたどるところがすごいです。 カシュウは「勇敢」を失い、臆病になることで生き永らえる・・生きる意味を問いながら日々を過ごすものの、彼は本当に失う前から「勇敢」だったのか?失ったら「勇敢」ではなくなるのか?それが終盤にひっくり返る展開が面白かったです。 さらにすごいところが、可能性のメを失っても、その人物の性格が全く変わっているように見えるわけではなくて、なんだかその人の分岐点における感情のプライオリティが差し替わっている、ような感覚なんですよね、なんだろうこの感じは、不思議です。 いったいどんな発想をしたらこんな話が思いつくのですか、作者様・・。 ヤカ姫の、囚われながら芯を持つ強さがもともと好きでしたが、信念が揺らいだ時の戸惑いや、エンド3で「信じる」を失って生きていくひたむきな姿を見てより一層好きになりました。 王子を語るならやっぱりエンド2ですが、本当、最初プレイした時は王が敵で、王子は下剋上するから味方?とか安直に考えてしまうじゃないですか? このエンドのひっくり返り方は舌を巻きました。 その可能性を失ったらそうなるの・・。そして捨てたはずの情を息子のために再び思い出してしまう王様に涙しました。誰だって泣きますよこんなん。 また、設定が出てきてからずっと楽しみにしていた「竜」の設定も、余すことなく堪能できました。竜の2Dすごすぎない?竜VS竜!!うおおおお!!! エンドはどれも展開が熱くて好きですが、カラスと共に行くエンドはかなり好きです。お前に可能性をくれてやる!お前も舞台に上がるんだよ!!というカシュウの圧を感じてめっちゃ滾りました。カラスの終盤立ち絵も素敵です。 @ネタバレ終了 全然まとまりがない感想ですが、本当に物語と動く立ち絵、演出が素晴らしくて、のめり込んで楽しめる素晴らしいゲームでした。 FAは、みんな好きなのですごく迷ったのですが、カシュウが一番好きなので、朝焼けで新しい可能性が始まるようなイメージで描いてみました。 大変面白いゲームをありがとうございました~!!

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  • チョコサンデーへの約2時間
    チョコサンデーへの約2時間
    チョコサンデーへの約二時間、プレイしました! ボタン1つで「sweet」「bitter」シーンを切り替えられるという画期的なシナリオ構成! すぅひらぎ氏の外出してから帰宅するまでの約2時間を一緒に体験するだけ・・のゲームなのですが、くせになるような感覚を味わえるゲームでした。 @ネタバレ開始 まずは裏シナリオbitterから通して読んでみたのですが、あまりに後ろ向きというか、消えてしまいたいというような悲し気なすぅひらぎ氏と、それに呼応するように背景が変わっていくのが印象的でした。 sweetのコンビニとか、そこにあるもののディテールが全然違うのが、心持ち?が異なるだけでこんな違う景色になってしまうの?と衝撃でした。 チョコレートサンデーはバニラとチョコで、ウエハースとアイスで、sweetとbitterで・・という色々な対比関係がおしゃれで素敵でした! @ネタバレ終了 作者様の唯一無二の感性に触れることができる素敵なゲームでした!ありがとうございました♪

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  • 初恋焦って砕けたら
    初恋焦って砕けたら
    「初恋焦って砕けたら」コンプしました! 長髪姫カット狐目長身お兄さんとお近づきになれると聞いて・・。 美術系短大に入学したちょっと内気な主人公と先生の恋愛・・と思いきや、かなり濃い2年間の学生生活が描かれていて、芸術分野での成功を目指す若者の青春ドラマとしてもすごく楽しめました。 アセクシャル、〇〇恐怖症、女性のキャリアなどシリアスなテーマを扱っていますが、キャラクター一人ひとりがとても魅力的で掛け合いが楽しいので、するすると読み進め、各キャラクターに共感することができました。 @ネタバレ開始 はじめ主人公のかなりネガティブな思考とトラウマの描写で、この子大丈夫かな、ちゃんと恋愛できるの?と心配になりました。 双海先生のスマートな登場と、秘密を共有した二人のシナリオにキャー!!となりました。ここから少しずつ距離を縮めていくのかな?と思っていたら、 お友達のマナカちゃんやクラスメイトの成田君たちとのやり取りも多く、芸術系短大というあまり知る機会のなかった舞台なのもあって、普通に学生生活を楽しんでしまいました笑 マナカちゃんあかるくてあまりにもいい子!成田君たちも年齢気にせず話してくれるいい人!先生たちもキャラが立っていて皆魅力的でした・・!市川先生のビジュと強さが好き・・ 双海先生は、主人公の絵を評価してくれているのは分かるけど、彼女自身に対してはどうなの!?どうなの!?と気になりながらも、慎重に距離を取っている人なのでなかなか読めず・・なんだか本当に主人公と恋をしているような気分でした♪ イベントに出るか、夢をあきらめるか、など、主人公の等身大の悩みが選択肢となっているところも、リアルでまた一緒に人生を選択しているようで面白かったです。 代打でモデルを務めた双海先生の狐コス・・最高でした・・っ! そしていつか着てきてくれたチャイナ双海先生がめちゃくちゃツボで・・本当にありがとうございます・・! エンドはそれぞれかなり結末に振れ幅がありました! エンド1→3→2の順に回収しました。 エンド1は、主人公が悩みながらトラウマと向き合い、友達と向き合い、進路と向き合い、そして恋愛と向き合って自分で前に進んでいく結末で、感動して泣きました。娘の旅立ちを見ているようで・・。 双海先生との関わりも、お互いの想いを丁寧に言葉にして結ばれたのがとても素敵でした。時折見せる双海先生の驚いたり失望した顔を見るたびに、主人公と一緒にびくびくしていましたが、双海先生はいつも主人公の作品と主人公のことを大切に想ってくれていたんだなとわかって、ありがとうという気持ちでした。(誰視点? エンド3のトンデモ展開には声をあげて笑ってしまいましたw妹さん・・だよねw声付きでイケメン姉さんなところもさらに・・。そして神父双海さんは完全に違和感が仕事していませんでした。 エンド2は、こちらが真エンドか?というほどに要素てんこ盛り、双海先生の語りが本領発揮といった感じで、もちろんハッピーがすきなのですが、双海先生そのものを堪能するなら2がおすすめかもとニヤニヤしておりました。 ファン?妄信?とも違う、主人公にひたすら執着し囲い込む双海先生(そして主人公家族をも転がす)、そのつよつよ万能感大好きですね ボイスも一番ノリノリだったような・・特にほっぺをつねった主人公に笑ったり「それでどうでした?」とほろほろ砕ける関西弁を交えてからかってくる口調が最高で、これは癖だ・・と天を仰ぎました。 それにしてもエンド1も2もしっかり結婚しているところに笑いました。双海さん本当に絶対手に入れてるよ有言実行ね・・! スチルもほしいところに美麗スチルがばっちり入るのでとても満たされましたし、立ち絵の表情もキャラクターにぴったり合った表情(マナカちゃんは思いきりコミカル、双海先生は落ち着いた些細な変化だったり)で、どのシーンも楽しめました。 @ネタバレ終了 ボリュームたっぷりの人間ドラマ&長髪美形先生との恋愛模様をたっぷり楽しめる素敵な作品でした。ありがとうございました!

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  • 八ツ神のかみかくし
    八ツ神のかみかくし
    八ツ神の神隠しプレイしました! 突然転校してきた、お互いが親戚らしい7人の美男美女たち。 主人公の冬は、彼らとの関わりの中で、その正体と目的を知り、共に過ごしていく・・。 神隠しという言葉からも、和風伝奇系のお話なのかなと思ってプレイを始めましたが、全章読了してみると、それぞれのキャラクターの葛藤を知って共に悩み、考え、一定の結論を一緒に見つけていくような体験をさせてもらえる、色とりどりの濃厚な人間ドラマであるように感じました。 @ネタバレ開始 最初に圧をかけてくる寿菜、君タイトルで冬君と並んでるし、初見は良い仲になる子かなって思うじゃん?違うじゃん!怖いよ!!!! 彼らが人ではない、「神様」なんだと納得させられますね。 各章でそれぞれの神様にスポットを当てたお話が展開されますが、禄華ちゃんの3章が個人的に印象的でした。 勝ち気なお嬢様みたいな第一印象でしたが、使命のために実直に頑張っていて、それぞれ問題児の子たちと衝突もするけど曲げないところがとても好きです。みんなのママだね! 天真との関係性も美味しすぎる。 この子、明るくて無邪気な印象だけど、一番儀式や冬くんのことを客観的に見れていて考えてくれているように思えました。 この二人の安心感たるや・・ 禄華の「その時は貴方が助けてくれるのでしょう?」が大好きです! 人に頼るのがへたくそそうな禄華からのそんな台詞、ずるい。大好きになっちゃうでしょ・・!? 過去の禄生とのエピソードは泣いてしまいました。彼女自身の気質もそうですが、このことがあったからこそ、誰よりも使命感を持って儀式に臨んでいく姿がとてもかっこよかったです。 美布ちゃんの章は、冬と二人きりになるシーンはドキドキしてしまいましたが、「力を捨ててしまいたい」という苦悩がひしひし伝わってきて、禄華にあたってしまうシーンも気持ちが分かりすぎて辛かったです。 彼女の願いはかなわずも、気持ちの面で自分なりの展望を見つけることができたような、光さす結末でよかったと思いました。 こういう描写、ほんとすごいです・・。誰かの言葉で、ちょっとしたことかもしれない態度で、前を向けたという描写、とても素敵です。 恵太君の章は、とにかく夏美ママの包容力がすごくて・・!親の愛情を他人の子供にも注げるって本当にすごいことだと思います。思っていてもできないことです。 スレていた恵太くんが、夏美さんと冬君との時間を過ごして安らぎを感じていく描写がまた本当に良いです。不器用な恩返しの仕方がまた泣ける。 沙里くんの章で何より良かったのは、冬君がというより、クラスのみんなで沙里くんと関わってディスカッションしたり交流した中で彼が変わっていくシーンでした。シズカとの気安い掛け合いも大好きです。 そして黒鷹くんの章・・! この人間ドラマにどっぷり浸かっていたところ、急に引き戻された「神隠し」の現実。 人間嫌いの理由が本当に重くて・・言葉にならず、各エンドすべて一気に読み進めました。 だんだん懐いてく様子が可愛かっただけに、ED2,3は悲しすぎました。 お祭りの時にする「選択」、一気に和風伝奇の世界に戻ってきて、黒鷹くんを置いていけないけどでも・・!とめちゃくちゃ葛藤しました。 結局神様と人は世界が違うから、一緒にいつまでもとは行かないのだろう、と実感し切なくなりました。 また冬君の出生由来を知りタイトルの意味が分かるなど、追いうちのようにやってくる伏線回収も見事の一言でした! 皆がすべてハッピーエンドというわけではない各結末もまた、切なくはあれど余韻を残すようでとても素敵でした。 @ネタバレ終了 まとまりのない感想となってしまいましたが、とにかく神様一人ひとりの心情描写とその移り変わり、冬くんの思いやりと行動によって変わっていく人間模様が本当に面白かったです!! またみんなに会いたくなって、読み直しに行きます。 というか聖地巡礼を、したい!笑 素敵なゲームをありがとうございました~!!

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  • 天才モデル鳴也くんの1日マネージャー体験
    天才モデル鳴也くんの1日マネージャー体験
    鳴也くんのマネージャーになってきました! みんな一度は妄想したことがあるであろう、人気モデルのマネージャー。 いや~~顔が良い。そして性格が @ネタバレ開始 悪い!!最高です!! この顔で悪態つかれたらご褒美ですね。 真面目な主人公を煙に巻くところ堪らない~~! 撮影もモデルもさらっとできてしまう有能なところも推せる~~~! おまけシナリオでママに注意されてもさらっと受け流してしまうところ、スレにスレていて良い・・ プロフィールが「CHANGE」できるところが何気にツボでした。身長体重と好きなもの合ってるけど後が全部嘘かい! 嫌いなもの「口ごたえ」が笑いました。生意気の極み!最高! @ネタバレ終了 一日と言わず一週間くらいやってみたかったです鳴也くんのマネージャー! 楽しい時間をありがとうございました♪

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  • 常しえの森
    常しえの森
    常しえの森コンプしました! 義母にいじめられて肩身狭く暮らしていた主人公は、4月の神に選ばれて神様の伴侶となるべく森へ向かう・・。 人外の神様に嫁入りして溺愛されるのかな!とわくわくプレイしまして、その通り溺愛されたのですが、それ以上に愛情とは、生きるとは、について考えさせられる物語でした。4月の神「シキ様」とどんな夫婦になるのかはプレイヤーの選択次第!エンディングは5種類ですが、分かりやすいヒントやガイドのおかげで難なく回収できました。 @ネタバレ開始 唐突に溺愛&束縛してくるシキ様、そういうキャラなのかと思っていたら、神としての性質というかサガ故にずっと苦しんできたからなのか・・と。 ミサキの実直で本質を見ようとするところが、シキ様には救いになっていったのかな。 エンドC→D→E→B→Aと回収しました。 最初に到達したのがめくるめく官能の世界でびっくり! 直接的な言葉がなくも匂い立つような閨のシーンに悶えながら読みました。 後から、このルートがいつもシキ様が辿ってる奴か・・と切なくなり。 Dエンドはメリーと書かれた通り、陥落ではないものの若干お人形化したミサキとの暮らしでしたが、それはそれで良いでのは?と思っていました。 その後Eを見たらこっちがほんとにハッピーじゃないか!!と、ほんの少しの言葉と出来事の違いでここまでがらりと結末が変わってしまうなんて、と面白かったです。 TRUEへの過去回想はドラマチックで、封印されていた間のシキ様の苦しみを思うとつらかったです。 幼い子供を残して逝ってしまう母もまた辛いけど・・。 過去を思い出さないでほしい、と願うシキ様の心が始めはあまりピンときてなかったけど(おいて行ったなんて思わないでしょ!)、理屈じゃなくて事実としてずっと悔やんできたのかな、と真実に触れ始めたミサキを不安そうに見るシキ様を見ていて思いました。 ミサキは強い子ですね・・。TRUEではどの結末でも、シキ様の手を力強く離さずにいる安心感があって、守られているのはシキ様の方?と思ってしまうほどです。 Aの神秘的な結末も素敵ですが、わたしはBの最後のスチルがあまりにも幸せそうで美しくて、大好きです。このスチルをずーっと見ていたくて、スチル閲覧が欲しいくらいです・・ (これまた、エンドDのメリーでは長髪なのにBでは自然体で短髪なところが、ありのままのミサキでいられている感じが対比的でなおエモいです!) @ネタバレ終了 神様と人間の恋の行方、その色々な結末を堪能できました。ありがとうございました!

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