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御子柴のレビューコレクション

  • クリムゾンレッドの死神
    クリムゾンレッドの死神
    他のプレイヤー様の感想などから、気になっていた作品。 ギャングと恋とパンケーキの、ハードボイルド恋愛ゲーム!?と認識していたので…どんな展開が待っているのか、ワクワクしながらプレイさせていただきました。 レオのクールでパンケーキ好きで、重い過去が見え隠れするキャラクターに引き込まれていきました。 @ネタバレ開始 一時間程のプレイ時間の中でしっかり過去の伏線が散りばめられて、ラストに向けて綺麗に回収されていくのが気持ちの良いストーリーでした。 主人公・キャロルが見た目の印象から「可愛い系かな?」と思っていたのですが、世界観にマッチした、落ち着いた性格の持ち主。冷静な言動やキャロル自身の暗い過去の話など、投入感の高い主人公だなぁ…と思います! ラストはしっかり甘い展開&レオの年下らしい赤面シーンが見られて、ハッピーエンドの喜びもひとしおでした!物騒な町で、これからも二人で甘々に暮らしていく姿が目に浮かびます。 サブキャラも魅力的で、私は保護者ポジションのハーヴィーさんがツボでした…。人情味のあるおじさんキャラ、素敵です…。 ラストでキャロルが変わらずハーヴィーさんの店で働いててくれて良かった~! @ネタバレ終了 素敵な作品をプレイさせていただき、ありがとうございました!

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  • マジで桐生はイケメンだから!
    マジで桐生はイケメンだから!
    ハイテンション主人公による、イケメンを崇めて拝むノベル! タイトル通り、イケメン桐生君まじ最高でした。さりげなく俺君を気遣ってくれるところ、ほんと尊いわ…お顔だけじゃなく中身も徹頭徹尾イケメン。 @ネタバレ開始 実は裏側に重たいものを抱えていたり、そこから俺君を遠ざけようとする桐生君に、彼の優しさが滲み出ています。 それを気持ちいいほど打ち消して、相変わらずハイテンションに桐生愛を貫き続ける俺君。いい男やないか!! この二人には一生アオハルしていて欲しい!そんな気持ちのいい読後感の作品でした。 @ネタバレ終了 コメディはくすっと笑えてイケメンは光り輝き、最後はじーんと胸温まる素敵な作品でした!楽しい時間を、ありがとうございました!

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  • IDOLA(イドラ)
    IDOLA(イドラ)
    たびたび他の方の感想をお見かけし、ずっと気になっていた作品。 開始早々始まるセンスの光る演出…これはもう、クリックで字送りできる映画です。 @ネタバレ開始 誘拐犯と少女の物語、でも裏側には様々な登場人物の思惑が張り巡らされていて、一字たりとも流して読むの事のできない、濃厚なシリアス・サスペンスノベルでした。 読み手が結末をどう捉えるか…エンドを迎えた後、作者様にバトンを渡されたような気持ちになりました。 演出と音楽が絶妙にマッチしていて、多くの方がレビューしている通り、洋画そのもの。 セリフが字幕風に表示されるのも、場面の展開(切り替え)の仕方も、とにかく上手い!としか言いようのない作品でした。 あらすじ欄、そしてストーリーの結びの一文は同じ文章なのに、内容を知る前と後では全く意味が変わってくる…多くの余韻を残す、素晴らしいラストでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をプレイする時間を、ありがとうございました!

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  • firefly(ファイアフライ)
    firefly(ファイアフライ)
    プレイさせていただきました!Twitterなどの情報で、方言男子と胸キュンストーリー!を想像して読み進めましたが…プレイ後 残る余韻はときめき、そして感動でした。 これはゲームと言うより、良質な短編映画を観た後の感覚に近い。 @ネタバレ開始 告白シーンで明かされる秘密を知った後に再プレイしました。セリフひとつひとつに意味があり、よく練られた文章だなぁ、と作者様の筆の力に脱帽。 特に電話のくだりなど、主人公の状況を知った後に読むと本当に切ない…樹くんの温かさを感じられる、とてもいいシーンでした。 @ネタバレ終了 静かな夜に、一人でしっとりと何度も読み返したくなるような作品でした。素敵な時間を、ありがとうございました!

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  • 幸福の王子と小さなツバメ
    幸福の王子と小さなツバメ
    「幸福の王子と小さなツバメ」プレイさせていただきました! 子どもの頃に読んだ懐かしい昔話が、綺麗なイラストそして音楽と共に再生される、とても素敵な時間を過ごせました。 立ち絵・スチルともに王子の美しさ・キラキラがうっとりするほど高クオリティで、本当にショタ最高……ゲホッゲホゲホッ!!なんでもありません← @ネタバレ開始 基本的には童話になぞらえたお話ですが、王子とツバメの「家庭を持ったことある?」という会話やTUREエンドアフターストーリーのあたたかな王子の表情など…ドキッとするポイントはしっかり織り込まれていて、乙女ゲームとして楽しませていただきました! Another4では原作には無い、別の幸せを垣間見ることができて、こちらの未来もいいなぁ…と思いました。 でもやっぱりTUREエンドが好き。アフターストーリーは数ウィンドウ分の短いものですが、全ての救済が詰まっていました! @ネタバレ終了 とても丁寧に作られた作品で、何度もプレイしたくなる、優しい世界観を見せていただきました。素敵な時間を、ありがとうございます!

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  • 異種間エンパシー
    異種間エンパシー
    異種間エンパシー、3エンド+アフターストーリークリアさせていただきました! どこか儚げで美しいアルさんのビジュアルと、近未来的な設定に惹かれ、あっという間に読み進めました。 全ルートコンプで一時間前後の作品なのですが、あとに残る読後感は数日尾を引いていました…どのエンドも存在感があり、それぞれ濃密な短編映画を見せていただいた気持ちです。 @ネタバレ開始 一度エンドロールが流れ、そこから進めるアフターストーリーが本当に素晴らしかったです! 1〜3どのストーリーもしっかりと作り込まれていて、一言でバッドエンドとは言えない、進むことのなかった未来を垣間見ているのだなぁ、という感覚でした。 ハピエン好きとしてはやはりエンド3で弟くんと和解するシーンが本当に好き…でも弟さんのパートナー・伊集院さんの語る素晴らしいビジョンに一抹の不安を覚えるお姉さんが…とても共感できました。 最後にアルさんと寄り添って生きていく姿が見られて、安堵と共にハッピーエンドの良さを改めて感じました(先にエンド1・2をプレイしていたので、なおさら…!) エンド2は悲しいけれど、最後まで想い続けるアルさんの姿が尊いです…金髪の悪いお姿も好き…!! エンド後にタイトル画面のアルさんが金髪になって、ドキッとしました! @ネタバレ終了 立ち絵やスチル、背景やUI周りなど…すべてスタイリッシュな一体感があり、近未来の雰囲気にとても良くあっていると思います。 そして制作者様の過不足なく心情を描く、スマートな文章をとても心地よく読ませていただきました。 素敵な作品を、ありがとうございました!

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  • ココロ・コンフリクト ~はつこいドロボーとわたし~
    ココロ・コンフリクト ~はつこいドロボーとわたし~
    ココロ・コンクリフト、全ルートコンプさせていただきました! 熱い…とにかく熱量が半端ない作品です!! 約一か月間、ゆっくり、じっくりプレイさせていただきました…終わってみて、気づくとコココン(勝手な略し方をする笑)のキャラクターみんなが好きになっていて、終わるのが寂しく感じられるほどでした。 天真爛漫で食べるの大好き!な主人公ユイナちゃんが、剣と魔法と王子様のいる世界にトリップするお話。 昨今『転生もの』が流行っている中で、大好物の『トリップもの』に出会えて、見た瞬間コンプする!と決めていました。 異世界トリップもの…大好きです……。 ユイナちゃんがボケもツッコミもイケる(笑)オールマイティー会話上手なので、読んでいてつい笑ってしまうシーンが盛りだくさんでした。 コメディ上手なトリップ主人公…これまた大好物です! 立ち絵・スチル共に美しく丁寧に描かれていて、熱の入り方がすごかった…! 攻略対象三人とも、誰を選んでもボリュームのあるシナリオの中でキャラクターの性格や生い立ち、立場など…微に入り細を穿つ内容で、最後まで本当に楽しませていただきました。このボリュームだからこそ、細かい人物描写や生活のワンシーンをしっかり切り取ることが出来ているのだと思います。(制作者様の作業量は計り知れない物かと思います……!!) 以下、ネタバレ含む各キャラのお話を失礼します。 @ネタバレ開始 攻略順はマオ→レオン→フィンでプレイさせていただきました。 【マオ】 毒舌クールな低温美少年。 個別ルートに入った後も、いつデレるの!?本当にデレる?と妙な心配をしながら攻略させていただいた御仁。 他のお二人に比べると、ほんわかした内容のエピソードが多く、ユイナちゃんとのボケ×切れ味の鋭いツッコミを存分に楽しませていただきました。 まさかのドレス姿美少女マオちゃんに、「あ~~~やっぱり美しい~~!」とスチルに見惚れました。 時折やってくる魔王モードが素敵! しかしラストはしっかり甘々展開で… ココアさんの上で、まさかのマオくんからキスしてもいいですか……なんて、ニヤニヤが止まりませんでした!! ユイナちゃんの恋愛初心者具合がとても可愛かったです。 【レオン】 圧倒的兄貴。そして秘密と傷を抱えた大人の男性…という、晴れやかな笑顔の裏に影を隠した人。 一度国を離れたり、ユイナちゃんを遠ざけようとしたり…この人の裏には何があるの!?とずっとドキドキしながら、見守らせていただきました。 人でありながら魔物でもある大きな秘密を知り、それを受け入れたい・それでも傍に居たいというユイナちゃんの強さが、感動的で可愛かった…! 立ち去ろうとするレオンの背中に、その場で泣き崩れてしまう姿が、胸に切なかったです…。 ラストの展開はこちらもしっかり甘く! ラストのダンスシーン後に記憶を取り戻したユイナちゃんを抱き締めながら、ドレスの話をするスチルにものすごい大人の色気を感じました…。 その後、船で出発するシーンではレオンさんと共に私の涙腺も崩壊…すごく、すごく良いシーンでした(語彙力) 【フィン】 初見から本命、最後のデザートに取っておく!と決めていたフィン殿下。 ツンデレ不機嫌王子様、いつも眉間に皴が寄ってる美少年で身長低め…と言うのがものすごくツボでした。 両想いになるまですれ違いが多く、中でも弟・エリン君との仲を勘違いされたり…というエピソードが好き。というか、ユイナちゃんに告白するエリン君が好きになってしまいそう…。 ようやく両想いになるシーンでは、シリアス展開の真っただ中だと言うのに、超・すれ違い告白会話が続きニヤニヤが止まりませんでした(笑) 大真面目にユイナちゃんは他に好きな人がいる…と信じ込んでいるフィン殿下(もう殿下じゃない)…可愛い。 TUREエンドのラストは切なくも、この二人にとってこれが納得の展開なのかもしれない!という幕切れでした。抱擁の中で別れを言い合う悲しさよ…ユイナちゃんの泣き顔スチルが真に迫っていて、とにかく二人の幸せを願わずにはいらません。 エンド後のスチル…一人イヤリングをして待って居るユイナちゃんの元には、きっとフィンがやって来るのだと信じています…! 【おまけ・ぱんこ】 感動のフィンエンド直後にプレイして、全ての感情がクラッシュしたおまけシナリオ。 否、おまけとは名ばかりで物語の根幹をぐるりとひっくり返してしまうものすごいエピソード…! 本編の序盤から、たびたび夢の内容?を匂わせる演出があり(その後ユイナちゃんが寝ぼけながら目を覚ます)この伏線はどこで回収されるのかと、本編中ずっと疑問に思っていた部分。 まさかこれが、こんな形で出て来るなんて…! 王道ファンタジーかと思いきや、SFの世界が展開されるの…!? これからもコココンから目が離せない!!心に嵐が生まれつつ、続編という大きな期待をいただきました…! クリア後のおまけ要素(CGモードやアイテム・人物鑑賞)も実に凝っていて、エンド後もついつい眺め、コココンの世界にしばらく浸らせていただきました。 @ネタバレ終了 この大作を作り上げるには、とてつもないエネルギーや時間が必要だったと思います…制作者様の長い年月をかけて作り上げられた作品をプレイさせていただき、本当に感謝の言葉しかありません。 これからも、コココンそして、きか様を陰ながら応援しております!!

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  • フロスパヴァーヌ
    フロスパヴァーヌ
    フロスパヴァーヌ、プレイさせていただきました! 可愛くて繊細なイラストに、ショタで魔王という設定…ほのぼのストーリーを予想してプレイ。しかし中身は、作り込まれた世界観の中で綴られる、重厚なファンタジーノベルでした…! 荒廃した世界で、細々と生きる悪魔たち。 退廃的な世界観でありながら、どこか穏やかに過ぎていくお城での生活。コメディとシリアスのバランスが良く、あっという間にプレイさせていただきました。 タイトルの魔王様の泣き顔が印象的でしたが、可愛いだけじゃないいろんな側面を見せてくれる、奥の深いキャラクターでした! @ネタバレ開始 とにかく、世界観の作り込みがすごい。 あれよあれよと壮大なストーリーが展開されていきます。 その中で見せる魔王様の様々な表情が可愛くもあり不穏でもあり….。 見た目はおねショタだけど、実は億年単位で生きている魔王様×生後3ヶ月セサさん、というギャップが絶妙でした! セサさんが少しずつ感情を覚えていく様子が、微笑ましい…。 金・銀の関係やいきさつ、そこに端を発する銀と黒のわだかまりなど、引き込まれる展開ばかりでした。 お綺麗な見た目に反して、倫理クラッシャーな白様がツボです…この方を攻略したくて、乙女脳が活発化しております笑 合間に登場してくれるカナリアさんが可愛くて、サタンさんとの掛け合いも微笑ましかった〜 シリアス展開の中でも、カナリアさんがやわらかく中和してバランスをとってくれている…! 恋愛要素としては微糖…との事で、くっつきそうでくっつかない時期特有の照れ・デレ加減がたいへん良きでした。 どこまでも天然なセサさんと、赤面魔王様の組み合わせが素敵…。 @ネタバレ終了 UI周りや演出など、全体がセンスの良いお洒落さで溢れていました。シンプルかつスタイリッシュ! 素敵な作品をプレイさせていただき、ありがとうございました!

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  • 東京オディエットアモ 大篠八雲編
    東京オディエットアモ 大篠八雲編
    東京オディエットアモ・八雲編プレイさせていただきました! ロミオ編では「切れ者弁護士」公親編では「掴み所のないトリックスター」という印象だった大篠先生。 白スーツのキャラは腹黒に決まってる!(偏見)そんなイメージで始めた八雲編ですが… パーティーシーンでのドキドキ展開…からの、まさか素は茶目っ気たっぷりな良い意味で『ダメな大人』…!!? 今作もお洒落な東京オディアモワールドで、ジュリさんの奮闘が始まります……。 @ネタバレ開始 たぶん、母親との過去などから女性不信気味?になっている大篠先生…女性への軽薄と表裏一体とも言える紳士的な態度は、そこから来ているのかなぁ、と少し切ない気持ちになりました。 そんな大篠先生が素を出せる相手として、男装ジュリさんはこれ以上ない配役! 女性相手では決して見せなかったであろう情けない部分も、シニカルな部分も、全部知った上でジュリさんが大篠先生を「好き」と伝えたからこそ、二人が結ばれるエンドに辿り着けたんだね…!と、二人を祝福したい気持ちでいっぱいです!! matineeエンドは先生自ら「恋の奴隷!」と言い切る程、甘く幸せな展開。ピアノの上って…なんてロマンティックなシーンなんでしょう!!! そしてサティのジュ・トゥ・ヴ!すき…大好きな曲なんです……めちゃくちゃ個人的な感想ですが、この曲がハッピーエンドで聴けて、幸せ感倍増でした! そしてsoireeエンド… 公親編の印象から、最大レベルの警戒で挑みました…笑 でもこの結末は不穏ではあるけど、二人にとってとても美しいものかも知れない。このまま、ジュリさんは大篠先生に閉じ込められていて欲しい…幸不幸はわからないけど、二人の愛が行き着く先だったのかなぁ…と、ものすごい説得力のある結末でした。 ジュリさんをラプンツェルになぞらえて髪を切る…と言う会話や、蜘蛛の巣の例え。どれも二人の心情をこれ以上ない言葉で表現しているなぁ…と感じました。 真夜中に二人でトランプをするシーン、とても印象深かったです!絶妙な緊張感で、これからの展開へ不安と期待をじわじわ煽る。 静かだけど、力のあるシーンですね……! soireeエンドの世界線でも、二人は愛故に幸せなのだ…と言う強烈な説得力がありました。大篠先生の闇の深さと糖度高めの展開が味わえて、今作はsoireeエンドの方が好きです!!(もちろん両エンド好きだけども!) フィギュア集めのシーンとsoireeエンドに出て来るロミオ様、ジュリさんへの愛がひしひしと伝わってきます…男装ジュリさんを一目で見抜くロミオ様。 うっかりロミオ様ルートに行く道をもう一度探したくなりました笑 そして作品を追うごとに深まるパックンの謎。この人の闇の深さを知る時は来るのでしょうか…!? @ネタバレ終了 オディアモ三作とも、いつもこの世界にあっという間に引き込まれています。 しっかりと作り込まれた世界観とよく練られたシナリオ、引き込まれるような音楽。美しいイラスト。 まだこの世界の続きが見られるなんて、幸せ者だ〜〜!!次作お兄ちゃん編、正座を崩さず待機しております! これからも、陰ながら応援しています!

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  • 東京オディエットアモ 目白公親編
    東京オディエットアモ 目白公親編
    東京オディエットアモ・公親編、ロミオ編に続きクリアさせていただきました! 今作もシナリオ・イラスト・演出共に独特の世界観を織りなしていて、どっぷり浸からせていただきました。 ニヒルで謎めいた雰囲気の公親、幼馴染でお医者さんで超美形…って、美味しい要素てんこ盛りではないですか…! @ネタバレ開始 公親編、私の中でものすごく印象に残る乙女ゲームとなりました… 復讐劇を主軸に進んでいるかと思いきや、公親の目的はジュリと一緒にいるため…と言う一途で闇の深いもの。 念願叶って幸せなmatinéeエンド!ジュリも幼少期から策士だったのね!お互いの事好き過ぎだわお幸せに!!…と祝砲を放とうと思ったのも束の間。 そこから急転直下のsoiréeエンドでは、驚きと共にこれまでの違和感にようやく合点がいった!と膝を打つ展開でした。 たびたび訪れるジュリの溺れる描写や、立ち絵が霞む?滲む?ような演出… 文章を読んでいて、序章はジュリ一人称→以降三人称と公親一人称に切り替わっている…?誰視点の物語……?と、なんとも言えない胸のざわつきがあって。 全てが公親の頭の中で繰り広げられていた出来事…という仕掛けに「なんですとー!?」と思いつつ「なるほど、そういうことか!」と頭の中が大絶叫でした。 soiréeエンドのラスト付近で登場する、ジュリが森の中で溺れるシーン…美麗スチル……。 切なくも美しく、とても印象深かったです。まさにオフィーリア…制作者様の芸術・文学への造詣の深さが伝わってきました。 soiréeエンド後に二人が結ばれる物語を、妄想せずにはいられません。でもきっと、公親ならジュリを手に入れるに決まっている…!! @ネタバレ終了 今作も丁寧に作られたストーリーと演出、音楽を選び取るセンスに引き込まれるばかりでした。 さらに大篠先生編、お兄ちゃん編と続くとは…この世界にまだ浸っていられるなんて、幸せです! これからも応援しております!!

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