御子柴のレビューコレクション
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三人ぼっちの世界なら素敵なイラストと「三人ぼっち」という印象的なタイトルに惹かれ、プレイさせていただきました! ゲームを起動してすぐタイトル画面で流れる優しくてきれいな楽曲に「ああ、このお話ぜったい好きだ…」と制作者様のセンスをひしひしと感じました。 とある事情から母親の元を逃げ出した少女と、キャンピングカーで旅をする男女二人の物語。 物語の中盤からわかる「三人ぼっち」の言葉の意味に、なるほど…!と膝を打つ思いでした。 @ネタバレ開始 スタートから少女・シロが母親から逃げなければならない衝撃的なシーンで幕が開き…!水希さんと大地さんもなにかワケアリな雰囲気があるけど、とにかく二人に救い出されたことにホッとしつつ、旅を見守りました。 シロの母親との生活が明かされるたび「なんてひどいことを…!」と思と共に、それを優しく受け止めてくれる二人の温かさが身に沁みました。 初め「三人」をキャンピングカーで旅する彼らのことかと思っていましたが、水希さん・大地さんの幼馴染三人を指していたんですね…。 お互い辛い過去や罪を背負ったみんなが、寄り添いあって歩むべき道を見つけていく。心が痛むけれど、確かに存在する温かさがより大切に感じられる。そんな胸に響く物語でした。 トゥルーエンドでは、シロが誰かに希望を伝える形として歌をうたう事を選んで…その時の笑顔の美しさが、格別輝いていました! @ネタバレ終了 旅を描いたロードムービー的な楽しみもあり、人間ドラマを描いたシリアス・サスペンス要素もあり。心に残る映画を見終わったような心地になりました。素敵な作品を、ありがとうございました!
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閉鎖性ホワイトアウト可愛いイラストながら、病衣にも拘束衣にも見えるデザイン。 そして奇病や施設に閉じ込められてしまった…という不穏な作品概要。 気になるポイントがたくさんで、制作中からこっそり進捗を拝見しておりました! 闘病生活をおくる主人公・ホタルくんが、同じく奇病を抱えた二人と施設からの脱出を目指す物語。ハラハラしたり、三人の抱えるものを覗き見るたび胸が乱されたり…情緒を乱されながら、全エンド回収しました。 @ネタバレ開始 施設に閉じ込められ、記憶の一部が欠落した不安定な状態。その中でも冷静に助かる道を探すコハクくんや、明るく叱咤しながら、まさしくアイドルのようにみんなを励ましてくれるマリンちゃんに本当に救われました。 ホタルくんも初めは「大丈夫かな?」と心配になるところもありましたが、二人に引っ張られていくうちに「外へ出る」ことへ前向きに=生きることへの気持ちが見え始めた…と、思った矢先。 ダイヤさんの登場そして残酷な選択を迫られることになるとは…。 どっちを選んでも、辛い…! 初めED1→2→3の順に回収しました。特にED2がツラくて精神にくる… 助けたかった友人たちの無残な最期を見せられた挙句、絶望こそが自分を生き永らえさせる方法だと知るホタルくんの、地獄たるや。 でも取り押さえられながら二人の名前を叫ぶ時のスチル…絶望顔が非常に真に迫っていて良き…!でした…。 ED3は選ばなかったことによって進むことが出来る、生き残りエンド…! 外に出られたことに安堵しつつ、これからまた病と向き合う三人を思うと手放しでハッピーエンドと言えない部分もあり。でもその複雑な感情を抱く後味が、またこの作品のダークな魅力だと感じました。 @ネタバレ終了 物語の展開やテキスト、演出やイラストすべてクオリティの高い作品で、本当に楽しませていただきました。素敵なプレイ時間を、ありがとうございました!
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とりもどせ!愛!!婚約者は眼鏡男子「攻略対象は全員眼鏡男子!」という一文だけで伝わってくる、並々ならぬ眼鏡愛…。 眼鏡男子と一言にいっても、それぞれタイプがあり…というまさに「それぞれのタイプ」を年代とともにテーブルに並べて選ばせていただくような作品。 どのキャラクターも素敵で、一周約30分ほどのプレイ時間の中で、しっかり乙女の糖分を摂取させていただきました! @ネタバレ開始 初めの選択肢によって、攻略対象と主人公ちゃんのタイプが変わるのがわかりやすくてすんなり物語に入っていけました♪ そして、不思議な力で御三方がこんな可愛いネコチャンに姿を変えるなんて〜〜!? 眼鏡ネコチャンすごく、すごく可愛いです… そりゃあ人間に戻ってほしいけど、タイムリミットさえなければしばらくこのままのお姿で愛でさせていただきたい気持ち。姫様、その呪力時にはお貸しいただけませんか?(邪ま願望) 初見(そして制作過程でひっそり見守っていた時から)、40代男やもめの作家先生…!?ということで羽柴先生にものすごく惹かれており…。 結果、全ルートクリア後「三人とも好きだけど…やっぱり羽柴先生、好き〜〜!!」となりました。奥様に先立たれた作家先生って、美味しすぎませんか…しかもそこで前妻さんと比較して卑屈になることなく、強く立ち振るまう主人公さんも素敵でした。 鳴海さんの生真面目お兄ちゃん感、 遊馬さんの陽キャコミュ力高め感もそれぞれ魅力たっぷり。 そしてエンドロールで過去のイラストがこんなにたくさん拝めるなんて…ハッピーエンドにたどり着いた〜!という達成感たっぷりでした。 タイトル画面がハッピーなウェディングフォトに変わるのも益々幸せたっぷりです!個人的に鳴海さんが和装なの、生真面目な魅力が溢れていて素敵でした。 @ネタバレ終了 三者三様いろんな眼鏡男子の魅力を堪能できる、ハートフルで素敵な物語でした。楽しいプレイ時間を、ありがとうございます!
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置き去りのビバリウムやわらかいタッチと色合いのイラスト、箱庭のような空間を探索して楽しむ静かな時間。 これはたぶん、熱帯魚を観察する不思議な気持ちに似てる…そんなことを思いながら、プレイしました。 @ネタバレ開始 登場するキャラクターたちは個性的で可愛らしいのに、どこか欠けた部分があるようで。 ちょっとした言葉の端々に苦しげな感情やこちらにグサリと刺さるものが秘められていて…その不穏さが、ゲームの舞台と相まってすごく重要な何かが隠れている予感がしました。 すべてクリアして、まだまだ謎が残るお話ではありましたが…それゆえにこの不思議な空間が心のどこかにずっと存在し続けるような心地がしました。 それぞれのお部屋にいる子たちと、先生、そして主人公である『僕』の関係。気になるところがたくさんあって、考察が進みます…! この世界の監視者はいったい誰なんだろう。部屋に集められたこの子たちはどこからやってきて、どうしてここにいるのだろう。 個人的に、ねこくんの可愛さにすごく癒されました…!この人に懐かないシビアなネコチャンムーブなのに、語尾が〇〇にゃ…ですって!?めちゃくちゃ可愛いです。 @ネタバレ終了 また時折手に取って、この世界の雰囲気に触れたいと思う不思議な色合いの作品。素敵なプレイ時間を、ありがとうございました!
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給食爆戯制作者様の別作品がすごく面白かったので、こちらもプレイしました! タイトル画面のデザイン!個性がびしびし伝わってくるキャラクター!決して素通りできない面白さをひしひしと感じる…給食四天王と熱い激闘を繰り広げました〜! @ネタバレ開始 ミニゲームは初め「よゆ〜よゆ〜!」と思っていましたが、ナリタちゃんあたりから難易度がグッと上がり…カンダくんとの勝負は、じ、自由入力…だと…!? 数回リロードを繰り返し、ようやく勝利エンドを迎えることができました。 それにしても、イラストとキャラクターの力が本当に、強い…! 特にノダブラザーズがものすごく好みでした…この、双子の鏡写し感とブラザー以外世界の全てを見下してそうな感じ、たまらないな… カンダくんもちっちゃくて気の強いお坊ちゃまでめちゃくちゃ可愛かったです。負けてお顔が真っ赤になるご様子、可愛すぎませんか… @ネタバレ終了 キャラクター全員が「この子たちの活躍、もっとみたい〜!」と思うような個性が光っていて、すごく素敵でした!楽しいプレイ時間を、ありがとうございました!
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YOU CALL ???印象深いタイトル画面とイラストの雰囲気に惹かれてプレイ!レトロゲームぽいピコピコしたBGMの中で、めちゃくちゃ可愛い後輩・フジちゃんとコックリさんに似た遊びに興じた結果…!? エンドに辿り着くまで、そしてそれぞれの結末で見られるフジちゃんのイラストがどれもめちゃくちゃ可愛かったです! @ネタバレ開始 フジちゃんのキャラがえもいわれぬ良さで… ちょっと気の強い幼馴染後輩ポジション。さらにパイセン呼び。可愛い。 そんなフジちゃんに応える主人公くんの返しが絶妙な温度感で、すごく良いコンビなだなぁと思いながら見守りました。 果たしてフジちゃんは本当に悪魔やら天使やらに憑かれてしまったのか…!? 5日間のそれぞれ様子が変わるフジちゃんは立ち絵がどれも可愛くて、とくに眼鏡モードが最高でしてた。かわいい〜〜! ハッピーエンドでの嬉しそうな笑顔が見られて、最高だ〜!(さっきからキャラ萌えしかしていないすいません) @ネタバレ終了 BGMもゲームの雰囲気にあっていて、ちょっと不穏な感じがすごくワクワクしました♪ いろいろなエンドに分かれるシステムも面白くて、エンド回収できるまで何周もしました! 素敵な作品を、ありがとうございました!
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図書館より愛を込めて独特の可愛さに溢れたイラスト、そして図書館というワードに惹かれ、プレイしました! 全エンド回収で1時間弱。不思議な夢の中でぐるぐると迷い続けるような、特別な時間でした。 キャラクターだけでなく、アイテムの画像ひとつひとつがとても可愛い…!不穏な雰囲気の本たちが、可愛いイラストでいっそう魅力的に映りました。 @ネタバレ開始 エンドを周回するごとに、主人公・かなめさんが何度もループしていること、その要因がマギエさんにあること…物語の核心へどんどん近づいている実感が楽しかったです! 選んだ本によってかなめさんの人生、そしてどんな最後を迎えるかが変わってくるところ。 どれも残酷だったり悲劇的だったりする最期ばかりで、でもそのダークさがまた良かったです…可愛らしいイラストと、このダークさの対比が好きです。 エンド6ではようやくマギエさんの想いを知ることができ、たどり着いたハッピーエンド…! かなめさん、お子さんがいらっしゃるんですか…!?大人になってしまったかなめさんはこの図書館にたどり着くことができないかもしれないけど…お子さんがこの場所にやってきて、マギエさんに出会えるといいな…と願っています。 @ネタバレ終了 音楽、イラストそして物語…全てが不思議な夢のように組み合わさっていて、本当に素敵な作品でした。楽しいプレイ時間を、ありがとうございます!
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虚子夏にぴったりなホラーテイストの乙女ゲー。 タイトル画面の不穏な色使いと長髪お兄さんの不穏な表情にソワソワしながらプレイしました! ある日浜で倒れていた超絶美形お兄さんを拾って(!?)経営する民宿に住んでもらう…でもお兄さんはどことなく不思議な雰囲気や言動が多くて…なんて、気になることが多すぎて全エンドプレイして全容を解き明かすしかないです。 @ネタバレ開始 一番初めにハッピーエンド!に辿り着きました。人魚姫のような綺麗なラスト、とにかく幸せになってくれよ〜とラストのスチルを眺め、おまけシナリオで温かな気持ちになり…。 他3つのエンドで「あ…やっぱりこの作品はホラーだ!!」となりました笑 特に主人公ちゃんが海へと引き摺り込まれていくエンドでは…因習村ホラーとも言うべきラストなのですが、でも最後のスチルで沙依さんが幸せそうに頭蓋骨を抱いているのが、どうしても印象に残ってしまう。怖いけど、くっ…好き……!なエンドでした。 全編BGMがしっとりとした雰囲気で統一されていて、夏のひと時を連想する素敵な曲ばかりでした。エンドを迎えた時の、歌入りの幻想的な曲がまた美しい…好きです。 それから沙依さんが「あは」って声に出して笑ってくれるの好き…困り顔口角下げて笑ってくれるのが好きですありがとうございます。 のりぬこさん作品の通例通り、クリア後のおまけも「これ本当におまけですか〜!?」というボリュームのシナリオやらイラストやらイラストやらイラストやら…このイラストの量、本当に、おまけですか?? @ネタバレ終了 恋愛要素もホラー要素も楽しめる、閉ざされた村で過ごす夏の日々。素敵な作品を、ありがとうございました!
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わだつみは水底に眠る赤と青、それから黒…色合いもタイトルも不思議で不穏。 制作者様のセンスをひしひしと感じるイラストや概要に惹かれ、早速プレイさせていただきました! 夢なのか現実なのかわからない空間で、謎の相手と会話を続ける物語。 画面がおしゃれであり不穏な気配があり…終始BGMとともに流れるこぽこぽという水の音が、さらに投入感を増して悪い夢に入り込むような感覚でした。 @ネタバレ開始 相手の正体にはなんとなく予想がつきましたが、まさか主人公である自分が連続殺人犯だったとは…!? 3つのエンドどれもが概要にあるとおり「救いがない」(大拍手…そういう展開、とても好きです。) でも主人公のこれまでの罪を思うとそれは仕方がない事だし、でもそんな主人公を思い続けるお魚さんは健気で幸せになって欲しいけど幸せになれないからこそ美しい存在のようでもあって…。 お魚さんにとって何か少しでも、希望たりうるものがあっただろうか。そう思わずにはいられない結末ばかりでした。 会話の中で、神の(預言者の)肉体が酒から出来上がって…のお話がありましたが、その伏線がエンドの一つで回収される意外さそしてグロテスクさ(もちろん、誉め言葉として)が特に印象的でした。 その浴室を想像し…身震いしそうだけど、でも主人公に相応しい最期のような気さえしてしまう。 邪神エンドでは物語の核心の部分が知れて、さらに追加シナリオでお魚さんがこの姿と知性を得る過程を知る事ができ…!なるほど、と知識としてはすっきりするけど、でもそれも救いになる事は決してなくて…物語を外側から見たときに悲劇ではあっても、お魚さんそして主人公にとっては幸せだったのだろうか、と想いを馳せました。 @ネタバレ終了 じっくり読んで、30〜40分ほどで全エンド回収させていただきました。時間以上に密度と湿度の高い物語。素敵な作品を、ありがとうございました。
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四辻の骨董怪シリーズ三作目、楽しみにしていました…さっそくプレイさせていただきました! 今回はまたタイプの違ったおじさま…どちらかと言うと粗野な印象(もちろんいい意味で)+和服。骨董屋の店主。フランクで人懐こい雰囲気なのに根底では何を考えていらっしゃるのかわからない感じ…! @ネタバレ開始 お店の中で商品を選ぶ探索形式。 そして選んだあとの演出がアニメのように豪華で…! 初め見た時は驚き&感動でした…。 どアップで四辻さんのミステリアスな瞳に迫る事ができて、別の意味でもドキドキしました(夢女子) そして主人公が、実は人ならざる存在だったという展開に驚き。 商品によって演出が違うのも豪華で都度楽しませていただきました! そして全エンド回収後の、例の…慶ちゃんさんが…!(念のため氏は伏せておきましょう…!) 慶ちゃんさんにライターとして使っていただける未来をありがとうございます、前二作とタッチの違うイラストでまた新鮮でした~! そして次なるお話の予兆、NEXT…これからのお二人のご活躍が一層楽しみになりました! @ネタバレ終了 イラスト、そして演出のクオリティが高く、前二作を思い出しつつ楽しませていただきました!素敵な作品をありがとうございます!