鳥飼のレビューコレクション
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和紙因習村人間関係ドロドロ!昼ドラ大好きな自分は狂喜乱舞でした! 最初はホラーか~でも、他の方が15禁乙女ゲーといっていたし…と 恐る恐るプレイ開始してたんですよ。 演出はドキッとしますが、ホラー苦手派でも怖くなかったです。 @ネタバレ開始 恐る恐る…で初めて、エリコさんが好き…ん?百合…え? その旦那に手を出してる…??え??大好物なんですけど!という 初っ端からしれっとぶっ飛んでる主人公に惹きつけられます。 大昔、こういう因習系ライトノベルが大好物だったので、 遠野物語を彷彿させるワードがどんどん出てきてこれは好きだ!と なりました。 腹の子が…旦那の子じゃない!?とか中々攻めますね(好物) ミナさんの夫も一本愛という感情のネジがへしゃげてるのも みんな微妙に狂っていて愛おしい…。 ここまでツワモノのヒロインだからこそ、ハッピーエンドに 導くことが出来たのかなとも感じました。 おまけのノタリバコさんが出て来た時は、 いじらしくて泣きました。人間よりも純粋で健気…。 さあ!私の絵を描きたい欲をかっさらっていったお方! ソウマ様!! いやいやいや、この方に全部持っていかれました。 養子縁組しようとしたりそこボケるという可愛さと、 お馬さんに片目をもっていかせて、一目惚れ?したヒロインを そっと日常に返すとかツボ過ぎて!! 愛が重くて、仄暗くてあああ、眼鏡かけさせたい…と レイヤーを増やしたくなりましたが、裸眼でいかせていただきます。 @ネタバレ終了 もっと恐ろしい系のホラーとばかり思っていましたが、 因習と愛憎劇が好きな方におすすめしたい内容でした! 素敵な作品をありがとうございました!
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ももちゃ~ん…竿之助君誕生からツッコミどころ満載なんですが、 一目惚れから愛の大冒険が始まるなんてロマンチックじゃないですか! ゆるっとしたアニメがぬるっと動くのが楽しいです。 @ネタバレ開始 も、ももちゃんが痛んで…いや熟していく! そうだよね。桃ってちょっとぶつかるだけで傷むから…と ハラハラ。 初回はとりあえず踏みつけろとゴリ押ししたらTRUE ENDを 迎えていました。…アジトがヒワイ…。色合いとか…。 何はともあれ、ラストの桃栗三年柿八年には お跡がよろしいようで!とふふっとなりました。 @ネタバレ終了 心の綺麗さを十分に保って大冒険楽しみましょう! 楽しい作品をありがとうございました!
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図書館の季節に閉じこめた前作の「涙を止める方法」が好きでしたので、 こちらの作品も登録されてすぐにプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 なんとなく二人の関係の予想は出来ていましたが、 この静かに流れていく時間を見守ります。 本を渡すことで解放され、音楽が流れる瞬間が良かったです。 どこかに居続ける「君」と「私」が向き合うことで 前へと進んでいく。 変化したタイトル画面もほっとあたたかな気持ちになりました。 @ネタバレ終了 短いお話の中で優しく人生を紐解いていくような時間でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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ウサウミウシはオムライスをたべたいウサウミウシちゃんが可愛い!! ぴぃ!ぴぃ!!しか言わないのにその愛くるしいフォルムと 街の皆さんとの交流がハートフルでした。 @ネタバレ開始 初見でオムライスに辿り着いたんですが、 他のご飯も美味しそうですね。 酢ときのこになった時は、さっきは甘酢系だったけど… 何の料理になるんだ???と頭をひねりましたが おいなりさんかー!たしかにシイタケいれてるねえと ひらめいた気分でした。 @ネタバレ終了 ほのぼのかわいい生き物は心がやすらぎます。 素敵なお話をありがとうございました!
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オプライド世界観がしっかりと構築されていることや、 各キャラクターを担当される方々の演技がとても上手で、 映画を見ているようにするすると物語に入っていきました。 全員が苦悩を抱えている状態でありながらも、 登場人物達のやり取りでシリアスにもコミカルにも、 ドロ沼にもなる展開が胸を打ちました。 @ネタバレ開始 もう終わりにしたいと願うジータは、そのことについてウラノと徹底的に 言い合ったりしたのかな?と後から考えてしまいました。 一人にしてしまった負い目もあるし、弟が自分を生かしたいという気持ちも わかってしまうが故に逃げ出すことでしか己の意思表示を 出来なかったのかな…と。 ジータとウラノの直接のぶつかり合いも見たかった気がしました。 スタート時で、多分「兄」はジータだと思っていたので稼働年数はともかく 「ショタオジ」なんですね! 善人&紳士&コミカル担当ルイスさん。 いやー「彼女」への恋慕でウラノの記憶をあえて消しちゃうなんて大好きです!! その心の奥底に秘めた人間の嫉妬行動!! こんなことしちゃいけない。彼女はウラノが好きなのだから、でも…!! 紳士の顔の裏にこんなドロドロの葛藤があったんだね~と大好物の告白に 目が輝きました。 この辺!この辺もどこかで見たいです。 ウラノ弟君。研究の第一人者になったとはいえ、記憶を持って兄を 生かしているのは正直「ズルいな…」と呟いていました。 他の親は記憶消されちゃうのにさ…と。 エゴだよねと思ったら次の瞬間にルイスさんが突っ込んでくれてますし。 兄の記憶が残り続けているから余計に生かし続けたいと願ってしまったのかなと 感じるところもありました。 もしジータに記憶がなかったら、毎回初対面で心が折れるか… いや、これこそが永遠とその世界へとさらに沈み込んでいくかな… どちらになりますかね。 彼等の物語とは別に、このオプライド技術について深く考えさせられました。 一番の引っ掛かりが「親の記憶も消す」というところでした。 記憶を消せるような技術があれば、まずは世界の上層部が各方面に 利用しようとするだろうなと。それこそ軍事的であったり、 国民を操作することを願う層がいるでしょう。 ルイスさんが普通にその辺を歩くなんて出来ないだろうなとも思ったり。 拉致られそう。 親の記憶を消したとして、その子供が関わる友人知人、 近所の人…その辺りから歪みが生まれこの技術に疑問を感じる人々も いるんじゃないかなとも思いました。 後は、2、3年しか耐用年数がない有機個体の開発を優遇するなら、 体温調整も可能な無機体のアンドロイド移植の方がいいだろう?と 声を上げる団体も出てきそう…なんて。 まったく関係のない世界観まで想像させるくらいに深いお話だったと思います。 その日見た夢がSFちっくだったのがハマった証拠です! @ネタバレ終了 前日譚、後日談共にもっと見てみたいお話しでした。 素敵な作品をありがとうございました!
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ティラノフェス2024オープニング
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教室に巣食う悪魔たち正直に言いますといじめ系作品は読むのを躊躇いがちですが、 登場キャラのやりとりや結末はどうなるの?という好奇心が勝ち 読み切ることが出来ました! @ネタバレ開始 …本音、タイトル画面のギィ、ギィ…という音が聞こえてきた瞬間から これは…ヤバいかもと思いました。 で、生足…。何度見てもチラ見してうへぁって目を逸らします。 そのレベルのチキンハートなんです。 うへぁ状態でスタートすると気だるげな男性? どこから操作したらいいのか少々手間取って手帳を読み進めれば いいのねとすぐに閃かない脳に鞭を打ちます。 …こんなロン毛の男性教師いないよね? でも…と主人公武田の性別に??がつきまといます。 フカミンがまったく哀れなJKだったのにしょんぼりしましたけど (この子も何か事件に絡んでるのではないかと思いつつ、 最後まで無関係という…可哀そうに…) ひえええ~先生×生徒大好きっこですがガツンと濡れ場で サイズのこと言ってるのでまだ男性??と性別に迷いがありました。 肩幅は広めだけど…お尻は女性のラインだよね…と 舐めるように武田の後姿を見ていたのはココだけの話です。 女性だろうとは思うけどはっきりしない。 でも、警察官がわざわざ男を送ってくれるかな…と考えれば 答えは出ていましたね。 でも、胸元が見える状態になるまで「女だ!」と断言出来ないように していたのはさすがだと思いました。 女子だって言葉の悪い独り言いますもんね。 文章だけでその辺りも惑わせられるのか~と感じました。 (この独白で感じ悪い男だなって思ってましたし…) シューベルトの「魔王」は授業で聴いた時から 歌詞あり版が好きだったので「おとーさん!おとーーーさん!!」と 脳内で再生してました。 ラストの久住さんの登場曲と驚かしドアップ好き。 …うわってなりましたけど、種明かし面白かったです! @ネタバレ終了 被害を受けた子の気持ちを思うと本当に胸糞な真実でしたが、 パズルのピースがどんどんとハマっていく展開に目が離せませんでした。 面白かったです!
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covered fence……せっつないなあああああ。あれ?ヒロインのお名前が?? で、彼と幼馴染と少年へと続く本編になる裏側ですねと理解しました。 @ネタバレ開始 美並さんがガンガン喋るお嬢さんなので、彼女の気持ちがひしひしと 伝わってきて石田氏側よりも彼女に寄り添った心境になってしまいました。 ……開脚としれっという石田氏よ…お前…と苦笑しつつ、 色男ここにありって感じでした。 美並さんと幸せになってほしい気もしたけれど… 相手の視線の先を見ない、無理やりにでも封じてしまおうとしない彼女は 優しくもあり真っ直ぐな人なんだなと思いました。 限界だと感じてもそれでも彼が欲しいと願ったら、 歪な心で子供なんか作って温かな家庭を築いて 「これが貴方の幸せだよね?」って最高の笑顔で隣にいる女にだって なれたんですけどね。 自分、歪んだヒロインを生み出しまくっているので ある意味人として自分も相手も素直であれと真っ当である彼女に 相応しい相手に出会えると良いねとエールを贈りたいです。 @ネタバレ終了 そう来たか!という大人な裏側話をありがとうございました!
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月明かりと夜風のワルツゲーム画面の隅々まで細やかな配慮がされたシステムまわりに、 どうやって作るのだろうとプレイ中に色々とクリックしてました。 チャート式で振り返るところとかタイトルを見てはなるほど~と 裏情報を垣間見る感じもしましたね。 @ネタバレ開始 タイトル画面からレナートさんは物腰柔らかでしっかりした使用人と いうキャラかと思っていました。 実際にプレイしてみたらわんこ系男子で可愛い人だと発覚。 リシュアちゃんは恋愛感情じゃない…と思っていたみたいでしたけど、 最初っから両片想いなんじゃない?と他の使用人さん達と同じような 目線で微笑ましく見守っていました。 今後の恋人としての展開でレナート君に目覚めてほしいところですが、 リシュアちゃんが手を引いて進んでいきそうな気がしますね。 SNS上で途中経過を出されていた背景も綺麗だなあ~とドレスショップや 部屋の天然石とかいいな~とお家拝見的な目線でも楽しませて いただきました。 @ネタバレ終了 ヒロインのまわりにいる登場人物がみんなあたたかいほこっとする 恋のお話でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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生きるその先に -回生編-やっっっと本当の意味で鬼晶ちゃんを救えるターンがやってきました! 前の作品をプレイしてから少し時間があいたので、各世界の女の子達が 登場して回想シーンが入るたびにウルウルでした。 @ネタバレ開始 本命は鬼晶ちゃんだけど、過去に愛した彼女達もそれぞれに魅力的で ハーレムになる道はないとわかっていても切ないものです。 それはそれと割り切って道を通り過ぎるだろうと思っていたところの 彼女達に「鍵」として意味があるところにハッとさせられました。 沙姫ちゃんの小悪魔的な明るさにお話しはトントンと進んでいきます。 このまま彼女達の愛と夏生君の優しさに包まれハッピーエンドに 向かっていくのだろうという流れです。 しかし。詩衣ちゃんが登場した辺りで雲行きが怪しくなってきて、 これは…もしかしてと嫌な予感が…。 御先祖と対峙する際に鬼晶がいなければ自分と結ばれるかもしれないという 胸の内を読んだときには、ああ…みんな物分かりが良い感じに 別れてきたけど…本音はこれだよねと突き刺してきます。 頭の片隅によぎっていたけれど、この世界では気にしないと目を逸らしていた 彼女達の想いが辛い…。みんな…イイ女。 で、全員死亡。 えええええ!!夏生君と同じくらいダメージくらいましたよ。 いやいやいや、奮い立つ男子は大好きだし、少しくらい壁はあっていい。 けれどこれはキツイ…!もうゴールしてもいいよねっていいながら 一旦BAD直行でいいですよとかなりへこみました。 最終的にはみんな復活でホッとしましたけど… もう大丈夫だろうというところの畳みかけるような不幸に 何度となくもういいだろう~!となったのはここだけのお話です(笑) あ、ラブいシーンで胸とか股に注目していた女子プレイヤーを とりあえず退治してください。卒業おめでとう!夏生君!! 生晶ちゃんと甘い生活よかったねと微笑ましく見守りながら、 ラストシーンを迎えます。 ………ふふ。真ヒロインって空じゃんと。 最後の最後に主人公と私の心かっさらっていったー! バディものとして最高でした。 @ネタバレ終了 長いお話なので何日かに分けてプレイしようと思っていましたが、 最後までノンストップでした(100%にするために翌日に回収) 挫けても何度でも立ち上がる主人公の熱さと優しさ、 各ヒロイン達の愛に包まれた感動の物語を見届けられて大満足です。 素敵な作品をありがとうございました!