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Sherlockのレビューコレクション

  • 修学旅行 ~性格不安定なまみちゃんと僕の物語~
    修学旅行 ~性格不安定なまみちゃんと僕の物語~
    チュートリアルからユーザへの配慮が行き届いており、しかもストーリーに馴染ませた設計に感動。 ENDを迎えると表示されるヒント・SKIPの活用法など、ゲーム全体を通してユーザに優しい配慮尽くし。 ドット絵作画のクオリティは有料ゲームレベルで、自キャラの見た目作成の自由度・自動生成されるMOBキャラの見た目ガチャ要素も楽しい。 ストーリー展開も飽きさせることなく進んでゆき、ゲーム全編を通じてお見事と言うしかない。 @ネタバレ開始 個人的にとても楽しかったのは、とある外国人との遭遇パート。 私は幸い、ゲーム内で描写された英・中・仏語の内容(カタカナ表記だが)はすべて理解できるので、 仏語の使い方に「そうきたか」と笑い、 中国語の表現(語尾に語気助詞「ア=啊」をつけて自然な会話っぽくなっているところ)など、非常に楽しませていただいた。 @ネタバレ終了 お見事、素晴らしい作品に敬意と感謝を。

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  • 絶望の螺旋
    絶望の螺旋
    第一章をプレイ後、完結編を心待ちにしていた。 完結編が実装されたという知らせに、胸躍らせながらプレイ。 画面分割された複数のキャラを時間・場所のタイミングを考慮に入れながら能動的に読み進めてゆくシステムは非常に面白く、 どのように実装されているのかという技術面の興味も尽きない。 ストーリーの展開は、一寸先は闇の急展開の連続。一気に読了した。 素晴らしい作品に、心からの敬意と感謝を。

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  • The Hotel
    The Hotel
    山奥のホテルで、少しクセのある登場人物たちと過ごす異国の童話のような不思議な一夜。 蓋をあけると人形が踊るアンティークのオルゴールのような、繊細な空気感のあるヴィジュアルノベル。… だったが、後半は個人的に「ある不思議なホテルからの脱出」ゲームとなった… 捜査は少し難航したが、どうにか脱出できてよかった。 お見事、素晴らしい作品に敬意と感謝を。

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  • 穴の中
    穴の中
    夏頃から気になって、公開を心待ちにしていた作品。 シルエット絵&実写の背景、読みだすと一気に引き込まれるストーリー。 物語の根幹をなす怪異の設定がしっかり練られていて、途中の選択肢には若干の推理要素もあり。 まさに王道ホラー・ヴィジュアルノベルで、非常に面白かった。 お見事、素晴らしい作品に敬意と感謝を。

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  • 稲荷様の子
    稲荷様の子
    今より感受性が鋭かった子供の頃に戻って一冊の名作絵本を読んだように、 感情を揺さぶられる物語の世界で過ごすひとときだった。 しかも、儚げに美しい絵を音楽や演出・ミニゲームが彩る豪華な仕掛け絵本。 願わくば、子供の頃の私の枕元にそっと置いておきたい。

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  • 私を見て
    私を見て
    スタイリッシュな猫女子高生の立ち絵と、ストレートなタイトルに目を惹かれてプレイ。 読み終わった時。 「?」となるか、「!」となるか。 もし「?」となるなら、それはきっと幸せなことなのだろうと思う。 ちなみに私は、後者だった。 短編ながらインパクトも余韻も絶大で大変面白かった。 お見事。素晴らしい作品に敬意と感謝を。

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  • Comme des Macarons
    Comme des Macarons
    久しぶりにフランボワーズ味のマカロンが食べたくなった。 そして琳花と共に私も、 この先マカロンを食べるたび、マカロンちゃんのことを思い出すことだろう。 @ネタバレ開始 嫉妬する気持ち、死後になってしまったけれど共に在り続けたいと願う気持ち。 どちらも当然に共感できる私には、それらが狂っているとは微塵も思えない。 @ネタバレ開始 ところで、拙作「AMN(N)ESIA」の二次創作でマカロンちゃん探偵を登場させてくれてありがとう。 マカロンちゃん探偵にはぜひ、私の助手としてベーカー街221Bの冷蔵庫に勤務をご検討いただきたい。

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  • アカイロマンション〜ホラー編〜
    アカイロマンション〜ホラー編〜
    ※ 再投稿 引っ越してきたマンションで待っていたのは、 クセのある住人たち、「赤紙」という不吉な響きの住民投票自治システム。… プロローグを抜けて一気に緊迫してからの展開は何らかのENDを見るまで目が離せず、 このような形のクローズド・サークルもあるのかと新鮮で、終始、没入した。 ED全23種を読破したが、 EDを一つ回収するごとに、一つの真実を光線の当て方や視点を変えて360度から眺めているように、 物語の真相・別ルートでは不明だった謎などが何かしら回収されていくシナリオは圧巻。

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  • 暗がりビオトープ
    暗がりビオトープ
    吹き出しの台詞と地のテキストの組み合わせ・チャプターによる適度な区切りのある文章が非常に読みやすく、 色数控え目な背景絵やシルエット絵により、情景の想像をかきたてられた。 解説内容の充実さに感嘆のTIPS・エンディングの演出も含め、ゲーム全体の設計が完璧に洗練されていて素晴らしい… ストーリーについてはネタバレしたくないので多くは語らないが、 読了後しばし、エンディングの登場人物たちの現在はその後どうなっているだろうと想いを馳せた。 最後のページのその先を見てみたい。

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  • こっくりさんのお告げ
    こっくりさんのお告げ
    プレイヤーである自分自身も登場人物たちと一緒に10円硬貨に指を乗せているかのような臨場感に始まり、 ストーリー全体を通して会話や場所移動など、次の展開をプレイヤーが選択してゆく場面が多く、 あたかも5人目となって、終始、緊張感が途切れることなく彼らと一緒に行動しているような没入感が楽しめた。 表情が描かれていない登場人物たちの姿と台詞が、それぞれ対応する色になっていて見やすい。 表情の情報がないことで、彼らの証言の真偽や真意を想像する部分が大きく、 怪異なのか事件なのか、最後まで展開から目が離せなかった。 素晴らしい作品に敬意と感謝を。

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