heart

search

SHIAのレビューコレクション

  • リードマインド
    リードマインド
    ヘヴンズでもそうでしたが、男性の主人公がまずとてもカッコイイです!(ヘヴンズは主人公ルーシーさんなので、主人公格である年齢詐欺さんのことです~) ミハエルさんはビジュアルや話し方や性格までドストライクで、いつまででも見ていられる上に主人公なので途中でドロップアウトしたりしないという嬉しい仕様すぎて、心の中で「ミハエルさんかっこいい~!!そのセリフ好き!髪の毛の首へのかかり具合とかも好き!etc.etc」とゲーム中はずっと好き感情をダダ漏れさせていたのでもし心を読まれたら「なんだこの桁違いな変態女は」とドン引かれたと思います。 相手の思考を読んでイカサマに溢れたカードバトルを制していくスリリングなストーリーもさることながら、キャラクター一人一人が丁寧に作り込まれていて、今回もあのキャラも好きこのキャラも好きと皆好きになる魅力的なキャラばかりでした。 @ネタバレ開始 攻略などは特に見ていなかったのですが上手く選択肢を選んできたようで、初回プレイで無事に我らが主人公リードマインドのミハエルさんVS初登場時からほぼ分かってました隠せてないラスボスオーラのティエラさんのめちゃくちゃ静かなトランプのやり取りなのに胸熱白熱大決戦ガチンコバトルを堪能させていただきました。 トランプを使っているはずなのに剣戟や殴り合い、銃の撃ち合いでもしているかのような白熱ぶりで、どっち出す?どっち出す?と悩みながらもティエラさんに勝てたときは「やったー!」と自分で自分に拍手しました(セルフ拍手とは) ミハエルさんの勝利の瞬間の必殺のキメ顔が大変格好良く、この時点で私には勝利とご褒美の欲張りセット状態で、楽しさももちろんクライマックスでした…! リリスさんとミハエルさんの夜空の下のスチルが最高でした。 この2人にはこれからの未来でも交流を続けてほしいと思うくらい、2人が肩を並べて話している姿に思わず拝みたくなりました。眼福です。 ミハエルさんの余計な口上のない誠実なやさしさ溢れる姿を、この目に焼きつけました。 音楽もどれも印象的なものばかりで、オマケでも拝聴可能でしたが作業中にももう一度じっくり聞きたいのでboothさんへダウンロードに行きたいと思います! @ネタバレ終了 ミハエルさんの一手一手思考し相手の心を読みながら勝利をもぎ取っていく姿に最初から最後までワクワクが止まらないノンストップギャンブルストーリー、とても面白かったです! 名言ボケナストマトケチャップ! 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 2つの心
    2つの心
    病に苦しむ一人の女性と一人の医師の間で交わされた、2人にしか通じないかもしれないが、2人にとってはこれこそがと思わせる一つの愛のカタチを静かに見守る物語でした。 読み上げてくださる声が心地良い高さと落ち着きで、読み聞かせを聞いているような気持ちになりました。 @ネタバレ開始 相手の心臓を保管し、来るべき時が来たら自分の心臓も別瓶に入れ並べて寄り添うカタチも、これも一つの愛のカタチであろうと思いました。 先生が心臓を保管することを提案してきた時のメッセージの出し方にインパクトがあって、その部分がいかに重大であるか、衝撃的なことであるかが伝わってきました。 普通であれば狂人だと周囲から切り捨てられそうなところ、本作ではその狂気性よりも2人の辿り着いた愛の形、2人の愛の在り方として昇華されていて、むしろ美しいとさえ感じました。 ヤンデレゲームなどで心臓を保管してずっと一緒に~というものは見ますが、それとは一線を画したところにあるプラトニックな愛にも似たものを感じます。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 終末兄妹
    終末兄妹
    破滅のもたらす静寂と破壊の中にしかない美しさが大好きな私にとっては、この美しい世界にたった2つの小さく脆くもあり強くもある二人きりの兄妹の姿は、とても心地良く映りました。 人間の煩雑さと混沌としたまとまりのない乱雑な姿も好きですが、そのすべてが何もかも死に絶えてもう息一つしていない姿もまた好きなため、丁寧に描かれた背景のビル群、兄妹の置かれた状況のすべてが好きでした。 お兄様が口にした通り、この二人が死んでも世界は変わらずそこに在り続けるのも真実ですが、この二つの命の終着点までもう少し見たいと思いました。 静かで寂しいはずなのに、どこかやさしい空気を感じる素晴らしい作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 僕ハ君ヲ永遠ニ愛ス
    僕ハ君ヲ永遠ニ愛ス
    腕を負傷し人生が一変してしまった男性と吸血鬼の少女の種族を超えた100年の愛、その先まで実るか否かの切ない物語でした。 選択肢が多く、私が選択下手のせいでなかなか誓うエンド?に辿り着けなかったのですが、たぶんこれで終わりかな?というエンドにも辿り着けました。 @ネタバレ開始 吸血鬼と人間は種族を超えて幸せになれないままなのかな……と切なくなりました。 今回のエディさんが以前に誓った誰かの誓いの繰り返しだとすると、今のエディさんが転生した後も誓いが果たされるようにリズさんとまた出会うのか……それとも、今回既にかなり体調が悪かったリズさんも永い眠りについて再会が果たされないのか。 リズさんが今後どうなるのか、誓いはどうなるのかが気になる終わり方でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • あなたを助けに未来から来ました!
    あなたを助けに未来から来ました!
    ゲームのタイトルの通り、助けてくれる女の子が未来からやって来て、主人公に次から次に降りかかる様々な不幸からガードしてくれるほっこりする物語です。 ふくよかな体型にばかり目が行きそうですが、主人公へのやさしさと思いが伝わってくるかわいい福世さんに、もっと一緒にいたいなーと思いました。 @ネタバレ開始 福世さんが何者なのか分からないまま終わってしまった…という主人公さんにも安心な、クリア後のオマケまで楽しませていただきました。 花丸くんが学年トップではなく2位というところに、「あ、いる…そういう子、いる…! なんかそういう星の下に生まれてきたっぽい子…!」と妙なリアリティを感じました(笑) @ネタバレ終了 ふくよかな女の子が魅力的な、面白くほっこりニコニコできるゲームをありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 非公開中
    非公開中
    追加シナリオ込みでプレイすると、非常にメッセージ性の強い力強いゲームでした。追加シナリオを抜きにすると余韻のある微ホラーになります。 カラーが変わって見えるこの物語、とても面白いです。 メニューの「景色を見つめる」などそれぞれこだわりのある表示が素敵です。 @ネタバレ開始 いきはよいよい帰りは怖い~♪の通り、本編(?)最後の余韻は得体の知れなさからくる怖い気持ちが尾を引く終わり方でしたが、追加シナリオのメッセージ性に胸打たれました。 「何はさておき、とりあえず変質殺人者は秒で土に還ってくれるか!!」という気持ちでハラハラしながら見ていました。 変質殺人者にももかさんがようやく積年の恨みを果たした……ではないですが、犯人の欲望を満たすために理不尽に踏み躙られたももかさんの大切な命に対して犯人が受けるべきものが少しでも返った気がして、白骨化した遺体のくだりは見ていて「いいぞもっと怖がらせちゃえ!!口から心臓が飛び出てくるくらいに!!」の気持ちになりました。 「キモ!無理!!キモイキモイ!!無理無理!!」とももかちゃんたちも言っていましたが、本当に無理!!な変質者でした……。 物語の終盤、ももかさんからある意味で「命のバトン」を受け取り人生を再び歩む決意をした彼が「世の中学校に行かなかったくらいで終わるわけではないし、手段は色々あるし……」と悟り、やがては命のバトンを託す側になるという、世界を繋げて広げていくような紐解き方がなされていたのが秀逸で、この追加シナリオの終盤には生きることそのものの大切さや命の尊さが込められていて、思わずうるっときました。 無様でも、泥臭くてもいいから、生きていくことはそれだけで素晴らしいことだと感じました。 追加シナリオが公開された後にダウンロードしたのですが、追加された後にこのゲームに出会えてよかったです。 @ネタバレ終了 終わってみると、濃厚なヒューマンドラマだったのかと思う、追加シナリオをプレイすることで作品へのイメージがガラリと変わるゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 夏、君ニ出逢えた奇跡
    夏、君ニ出逢えた奇跡
    夏の日差しが照りつくある日、主人公は血を流している裸の少女を発見する。手当をした後で一度は別れるものの、翌日また出会った少女の正体は実は―――と、主人公もプレイヤーも驚く正体でした。 @ネタバレ開始 アイスを流氷というヒカリさん、とてもかわいいです! 目をキラキラ輝かせているスチルがかわいくて、ほっこりしました。 物語が途中からシリアスになっていき、主人公に降りかかる呪いが刻一刻と主人公の命を削り続けて、いよいよ歩行さえもままならなくなった時は選択肢を間違えてバッドエンドかと思いましたが、そこからの大逆転に胸が熱くなりました。 人魚姫の(お姉さんたちの)末裔でもあるヒカリさんが海の泡となって消えてしまわないかハラハラ見守っていましたが、無事に主人公と一緒に明日を歩いていけるハッピーエンドを迎えられて思わず拍手したくなりました。 一番最後に出てきたブルードレスのヒカリさんが最高にキュートでした。 @ネタバレ終了 出会いは偶然、惹かれあったのは必然、最大の苦難を乗り越えて明日へ繋げた2人の絆がとても魅力的なボーイ・ミーツ・ガール物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 私の最期の言葉は
    私の最期の言葉は
    私の知らないどこかの誰かのパソコンの電源を入れて中身を拝見させていただく、少しだけ謎解きがある悲しいゲームでした。謎を解いた過程で「あれ?これはひょっとして自分ではなくて、娘さんのほうの……」という見方もできることに気づきました。 @ネタバレ開始 検索の履歴を見ることで分かる「何が起こったか」もミスリードを誘うような内容で、色々と考察したり想像する余地があってとても面白いなと感じました。 @ネタバレ終了 テキストに残されていた文章がリアリティがあって、実際に誰かのパソコンを見ているような気持ちになりました。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 故郷からの便り
    故郷からの便り
    4通のお手紙を読んだ後にもう一度二度読みたくなる巧みな仕掛けがなされている、シンプルながら面白いゲームでした。 @ネタバレ開始 最初にお手紙に目を通した時は「???」となるところが多かったのですが、家系図を見た後だとすべてが繋がり、思わずもう一度皆さんからのお手紙をすべて読みました。 マキシくんは二つの世界を行き来する、とても稀有な方だったのですね。 七夕のくだりや異世界のお誕生日の予定など、一度目は頭に疑問符が浮かんで整理が利かなかったところも、2度目は何を綴っているのかが頭の中にスッと入ってきて手紙の文字に色や景色がついたようでした。 @ネタバレ終了 2度読むことでそれぞれの方がマキシさんにあてた手紙の意味がじっくりと味わえて、面白いゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 大人な僕の一週間
    大人な僕の一週間
    学校帰りの繁華街で出会ったお姉さんにゲームのことでちょっとしたウソを使って見栄を張ってしまったことから始まる、一風変わったボーイ・ミーツ・ガールなお話でした。 まだまだ子どもである「僕」の視点であるがゆえに察することができないもどかしさと、その無垢な純粋さに心を動かされている「お姉さん」の気持ちに思いを馳せながら読了しました。 お姉さんのメイクが~のくだりで、立ち絵を見て一瞬でピーン!ときたので、物語がどうなるのかと急に緊迫感が出ましたが、最後はお姉さんがしっかりと決断して良かったです。 @ネタバレ開始 6日目で「でも悪いことはしない」を選ぶとお姉さんの立ち絵が二重に出現し5日目のシナリオに戻るバグがあるようです。 そのバグを通過すると、お姉さんの立ち絵がずっと表示されたまま&二重に表示された状態になることがありました。 一応ご報告させていただきます。老婆心をお許しください。 @ネタバレ終了 「僕」がもう少し大人になり、世の中にある様々な物事を良い意味でも悪い意味でも知ったとき、「お姉さん」のことも思い出して色々なことを考えるのかなと思いました。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示