SHIAのレビューコレクション
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Comme des Macarons色鉛筆で描かれたようなかわいいふんわりとした絵柄に「猟奇ホラーと書いてあるけれどきっとスイート・キュート・ファンシーな物語に違いない☆」と軽い気持ちでプレイし始めたところ……かわいいだけではない、ちょっぴり怖い要素もある物語でした。
マカロンちゃんが出会ったばかりの主人公のことを「何でも知ってる」と言う時点で「これは可愛いだけではない予感」と第六感が働きました。
マカロンちゃんがしきりに「私を食べて」と勧めてくれつつも、可愛いので食べられない…!とひたすら食べないを選んでいたのですが、それだとエンディングがコンプリートできないので食べることに……。
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かわいい絵からは想像できない、確かに猟奇ホラーもある楽しい物語をありがとうございました! -
パラダイム・シフト-雑踏-最後まで読了すると、人間の脳みそはどこまでいっても面白い・研究し甲斐があると思わずにはいられない仕掛けが施されていました。
ピクトさんかわいいねと眺めていましたが、ピクトさんであることもすべてが伏線という非常に面白い仕掛けでした。
ある種の防衛本能なのか、それとも脳の一部に生じた修復不能なバグのようなものなのか……仕掛けが個人的に本当にツボでしたので、もう少し彼の世界をこのまま見ていたいなぁと思いました。
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これからプレイされる方には、是非とも何周かしていただき、作品を骨の髄まで楽しんでいただきたい素敵な作品です。
ありがとうございました! -
電波に乗せた不思議な出逢いつい~とアプリのとある男性フォロワーと仲が良かった主人公は、日に日にそのフォロワーさんのことが気になりついに生活にも影響が出るように……SNSにはまる主人公がどうなっていくのか、ちょっぴりハラハラしつつ見守りました。
読了後、リアルはもちろんSNSも人との出逢いは良くも悪くも偶然の賜物なので、良い出会いに関しては大切にしないとなと思いました。
ソウルメイトやエンジェルナンバーなど、自分の普段の生活では見ないものを見られて面白かったです。
シンプルながら味のあるイラストもすごくいいなと思いました。
素敵な作品をありがとうございました! -
名探偵(じゃないから何の役にも)タタンどこかで見たことがある気がする……いやないけれど、うっ、頭が……!なビジュアルの人たちが出てくる、名探偵が殺人事件を解決するはずの物語―――いや、違う、これは何かが違う!
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素敵な作品をありがとうございました! -
魔法学園 進級試験本格的な育成趣味レーションゲームで、最後の試験が意外と難しく、個人的には回復アイテムをきちんと持っているかがかなり重要なゲームでした。
初回プレイでは「まずは試験突破して最後までクリアするぞ!」と意気込み主人公をとにかく強く育てることだけに注力していたので、毎日試験勉強とアルバイト漬けな孤高の人状態でした(苦笑)
とにかく魔法の杖を手に入れるぞと意気込んでいましたが、魔法の杖より回復アイテムが大事なのかも……と、戦闘の時に思い至ることに。
バイトと勉強三昧の末の試験では回復アイテムを併用しつつ敵の属性を見極めつつ、何度トライしたか分かりませんがクリアできました。
体力を限界値まで鍛えていましたが遠くにいる敵からの攻撃のダメージが地味に痛く、かと言って近くの敵ばかりを倒していても詰んでしまう…という絶妙なバランスでした。
10回の行動回数でいかに落ちている薬草類を手に入れるかなどのミニゲーム類も、楽しませていただきました。個人的にマンドラゴラのグラフィックが好きだったので、マンドラゴラ回収の人になってました。
模擬戦闘は慣れるまでボコスカ殴られまくりましたが最後の1体を倒してクリアし、無事に先生に合格と言っていただけて嬉しかったです。
1周目の反省を生かして、2周目以降はキャラクターたちとも仲良くなろうと話しかけてみたり、1周目では購入しなかったアイテムを購入してみたりと、隅々まで楽しめました。
素敵な作品をありがとうございました! -
都市伝説 スキマ女はどこへ?ホラーだけれどスキマ女さんがとてもかわいい、スキマで待機して彼が驚く瞬間をひたすらに待つ一途な都市伝説ゲームでした。
彼が学校に行っているうちに家の中で食事したり、シャワー浴びたり……気分はすっかり同棲生活!(色々な意味で)
周回前提に作られているためかシステムが細部まで親切で、周回時は隠れるところから始められたり、エンドへ辿り着くための条件などまでゲーム内にきちんと収録されていたりと、とても親切でした。おかげさまで全エンドへ到達できました。
花言葉がそれぞれのエンディングと関係しているのも印象的でした。
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動くスキマ女さんの仕草などが細部までこだわられていて、スキマ女さんの魅力をたっぷり伝えてくれました。
タイトル画面では怖そうな女性だなと思いましたが、蓋を開けてみたらとても可愛い人でした。
素敵な作品をありがとうございました! -
一つ屋根の下なのに一つ屋根の下で暮らす仲良し三姉弟は両親不在の中、三人で力を合わせて毎日を送っていたが……ある日、衝撃の事実が母の手紙で告げられて……から始まる、少年少女たちのホームドラマでした。
一つ屋根の下に住んでいて、自分が最も安心する場所、心身ともに安らげる場所であるはずの家。
その家が急に地盤沈下したような出来事に戸惑う三姉弟たちに、この子たちは大丈夫なのかとハラハラしながら見守りました。
1章と2章でストーリーの軸は同じながらスポットが当たるキャラが変わるので、二度楽しめました。
三姉弟たちのこれからがどうなるのか、特に理人くんがどうなるのかが楽しみな終わり方でした。
支え合う三姉弟たちの今後や日常をもっと見ていたいなと思う、素敵な作品でした。
ありがとうございました! -
メンヘラにだって理由がある友だちの言動が「メンヘラ」のそれに思え、しかも日増しに悪化している気がするが……とメンヘラに見える友人とどう付き合うかで結末がガラリと変わるちょっぴりサイコありかつあたたかな友情の物語でした。
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タイトルの通り「メンヘラにだって理由がある」物語でした。
完成されたメンヘラキャラに迫られる作品とは一線を画した物語が秀逸です。
素敵な作品をありがとうございました! -
バッドエンドのキューピット!F乙女ゲームの主人公になるべく色々と努力してきた主人公の前に、全順序をすっ飛ばして現れた女の子アマネさんとデートするだけのゲーム……ではありませんでした。
ギャルゲー・乙女ゲーのあらゆる展開をふんだんに盛り込んだハイスピードかつフルパワーな物語でした!
次から次に押し寄せる「あるある」だったり「ここできたか!」と思わせる展開に、たくさん笑わせていただきました。
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ギャルゲー・乙女ゲーのあらゆるエッセンスを、色々な意味で詰め込んだ面白い物語でした。
素敵な作品をありがとうございました! -
輪廻の門『終』物の怪たちと顔面対決し続けてきた本シリーズも終わりとなりました。
「もう最後だから顔面対決もないだろう、だって前回倒しちゃったし!」とニコニコしていたのも束の間……新たな物の怪に何度ゴシャッ!!されそうになった(された)か分かりませんが、なんとか最後まで辿り着きました。
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シリーズ初作が面白く、そのままの勢いで1日でシリーズ4作すべてプレイさせていただきました。
悠さんや晴明さん、イバちゃんたち魅力的なキャラクターが織りなす物語そのものが面白く、また探索パートもゴシャ!!→そろそろ親の顔より見たお面から復帰しながら隅々まで探索を楽しませていただきました。
終わってみればあっという間な気もして、まだまだもっとこの3人を見ていたいと思う素敵な時間を過ごさせていただきました。
大変素敵な作品をありがとうございました!!