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SHIAのレビューコレクション

  • 愛おしい君とエスケープ
    愛おしい君とエスケープ
    捕まった仲間を助けるべく家の中をあちこち探し、宝石などアイテムや合言葉をゲットしながらネコちゃんたちの可愛らしい会話を堪能できるゲームでした。 38作品目…!! 思わず自分の目の認識が間違っているのかと二度見しました……すごすぎます…!! 色々なところをぽちぽち探し、合言葉を集めながら宝石も集め……と限られた行動回数をどう使うか、結構頭を使って何度もやり直して一つずつ確実に集めて回りました。 宝石を見つけられたときは特に嬉しかったです…! 謎解き要素もありましたがとても親切なヒントがあったので、無事に進めることができました。 かわいいネコさんたちの会話に癒されつつ、まだまだコンプリートには遠いので頑張りたいと思います。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ボクとセカイの二人きり
    ボクとセカイの二人きり
    ハンマーを持つ者は、道具であるハンマーの力を自分の力だと思い込む……というどこかの本で読んだ言葉を思い出しました。 清々しいまでの全方向救いのない物語ですが、最も救いのない存在が最後にそれ相応の終わり方を迎えるので、個人的には後読感は悪くありませんでした。 @ネタバレ開始 主人公が天晴なほどの暴走ぶりで、肥大化したエゴを抱えてこの世の地獄を地で行く様までを描いた内心の鬱々とした描写がリアルでした。 よくぞここまで拗らせることができたなと感心してしまうほど、主人公の鬱屈した心情描写が巧みで、ブレーキの利かないその性格もある意味で超能力並みの奇跡ではないかと思いました。 逆に言えば、それだけ主人公の心が抱えた闇と言いますか、自己肯定感の低さが顕著であったということなのかもしれませんが……。 はたして奪った命に見合うだけの懺悔が果たされるのかは分かりませんが、主人公には是非懺悔を続けてほしいなと思いました。大丈夫、いつかは終わる。君の自我が終わるのが先か、懺悔が終わるのが先かは分からないが。 そうそう、地球の意志とも呼ぶべき方が懺悔に入る前に最後に暗闇の中で一瞬笑ったところが個人的にとても好きでした。 これは救う気がないのでは……と思ってしまいましたが、私の心が汚れすぎでしょうか(汗) @ネタバレ終了 終末世界へと至るまでを追体験する過程で、人間の持つある種の愚かさの極致と人間の持つ複雑な善性を味わうことができる面白い物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 桜の森の魔界の下 第壱集
    桜の森の魔界の下 第壱集
    物語の第一話に当たる部分ということで、起承転結の「起」の部分で幕を閉じますが、公開中の部分だけでも十分に楽しませていただきました。 作画量が恐ろしいことになっていて、漫画+アニメを融合した作品を見ているのかなと錯覚するほどの画面構成でした。 クリックするごとに絵が変わると言っても過言でないほど場面描写としてコロコロと変わるので、とても驚きました。 どれだけの時間をかければここまでのものが作れるんだろうと、戦慄しました。 クライマックスで挿入されたアニメーション部分と、咲夜さんが刀を構えて睨みつける斜め上からの俯瞰したスチルがとても格好良かったです。 「え、終わった!? あ、そうだった!」と、これがまだ第壱集のみだったと終わった瞬間に気づくほど、終盤は物語に引き込まれていました。 物語はまだ始まったばかりなので、灯魔さんたちがこれからどうなっていくのかがとても気になります。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 怪獣の人 ―かいじゅうのひと―
    怪獣の人 ―かいじゅうのひと―
    怪獣になってしまった人がどう行動するかによって未来ががらりと変わる不思議なお話でした。怪獣視点というのが斬新でした。 タイトル画面のみで立ち絵や背景画像などは一切ありませんが、主人公が今いる場所などを想像力を駆使して読んでいくのが面白かったです。 怪獣映画は人生で2、3本見たか見なかったかなので上手に想像できているとは言い難いかもしれませんが、たぶんこんな感じかなと頑張って想像しました。 @ネタバレ開始 エンド2に至る家族のことを思い出して思い止まる姿が胸熱でした。 選択肢でメロディーを思い出すが出たときは、0.02秒で選ばせていただきました。 少しずつ自我が失われていくということで、主人公はいずれ完全に自我を失い完全な怪獣になることが予想されますが、消えていく自分の中から手繰り寄せた姿に人間が人間たる所以を見た気がします。 その他の森から出ないエンドなど、色々なエンドを見ましたが、個人的には希望はないにしてもエンド2がお気に入りでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 瓶の中の声
    瓶の中の声
    耳が聞こえないと相手と意思疎通を図ることは耳が聞こえる人と同じようにはいかないですが、耳が聞こえないことそれを理由に排除しようとする人もいれば、ありのままを受け入れようとする人もいる……耳の聞こえない主人公が転校先で出会った不思議な少女やとても気のいい友人たちと過ごすうちに、少しずつ本来の自分を取り戻していく心温まる物語でした。 友人になる一馬さんたち、ふみ先生やまりさんなどあたたかな人たちとの出逢いと交流によって主人公が再起する姿に、最後まで穏やかな気持ちで読み終えることができました。 本編が始まる前に冒頭にあった通り「静寂の物語」でしたが、その静けさが逆に主人公の境遇などを引き立たせていました。 @ネタバレ開始 トゥルーエンドにあたる全員で記念撮影していたスチルで晴喜くんが笑顔で写っていて、本当によかったです。 立ち絵が基本的に眉が下がっている自信なさげな困っているような顔が多かったので、最後のスチルの笑顔にほっこりしました。 @ネタバレ終了 静寂の物語と銘打たれた通りとても静かな物語でしたが、その静けさの中だからこそ見えてくるものがある素敵な物語でした。 ありがとうございました!

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  • ちがうひと
    ちがうひと
    どのルートもワクワクハッピーという感じではなく、どちらかと言うと重たいお話が続くものでしたが、全ルート楽しませていただきました。 亜人と人間ということなる種族が共存することで起きる諍いや偏見、言ってしまえばヘイトやヘイトクライムなど、現代の問題にも通じそうな題材が丁寧に描かれていて、自分の価値観などからも深く感じ入るものがありました。 @ネタバレ開始 モトさんルートから攻略したので、いきなりの壮絶展開に半ばポカーン……となりながら、とてもとても重たい話を見守っていました。一生続くと言われる心の傷を主人公が負ってしまったことに悲しい気持ちになりながら、モトさんと少しでも穏やかな毎日が送れるといいなと思いました。 モトさんルートからルーさんルートに入ったので、モトさんルートでの印象が先行して「ガルルル!!(最大限の警戒)」という気持ちでルートをプレイし始め……途中で「このツンデレマンめ~!」となっていました……なぜ……これがルーさんの魅力でしょうか。 ルーさんはぐちゃぐちゃな内面が事細かに書かれていたのもあり、幸せになってほしいと思うキャラでした。 何気になんだかんだ言ってルーさんには主人公がいないといけない感じで最後は締めくくられたのが、ほっこりしました。 テオンさんルートは、主人公の感情が一際強く出ていたような気がして、主人公の内面を深くまで知ることができました。 絶対に手に入らない実の家族との幸せな生活、実の母から注がれる愛情など……主人公が自分にも本来与えられるべきだったもの、本来あってほしかったものに対して心乱される様子が見ていて切なくなりました。 テオンさんの最後は本当に難しすぎる問題で、読んでいてちょっと頭と心がきちんと並走して追いついていかなかった部分でもありました。 人としての尊厳を保ったままで死ぬとは……ということを、考えました。 @ネタバレ終了 三者三様、ガラリと変わる物語でしたが、根っこにある自分とは違う人たちと生きるということがどういうことなのかをとても深く考えさせられる物語でした。 皆違って皆いいと誰もが認め合えればいいのですが、人間は二人いたら争い合う生き物などと言われる通り、多種多様な人がいればいがみ合い、罵り合い、憎み合う……そんな世の中で主人公にはどうか幸せになってほしいと願わずにはいられない物語です。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 空があるとは限らない
    空があるとは限らない
    目が覚めたら自分が何者なのかも分からないまま迷宮にいた。「あなたは誰?」を答えるために迷宮を進むことになるのですが……初回プレイ時には誰とも合わず「???」となったままでしたが、周回プレイで会えたことで突破口が見つかり、クリアできました。 クリアした後だと「ああ、なるほど!」と納得できて脳がスッキリしました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 貴方が肺を満たす理由
    貴方が肺を満たす理由
    ある意味で自分がいかに鈍感……あるいは度を越えるにも程があるポジティブチキンであるか、まだここには至っていないということに気づけたゲームでした。 私は全編を通して自分のことではなく「なるほど、こう感じる方もいるのか」という視点で見ていたので、謎解き要素は面白く、また核となるストーリーは言ってしまえば「まだ他人事」状態で……色々と深く考えさせられる物語でした。 クリエイターなら誰もが通過するその心ヘシ折れるような葛藤や壁を、自分はまだ体験したことがない……という点で、自分はまだまだだなと思いました。 そういう意味では気づきとなり、また多くの方が悩んでおられるであろうものに気づいたり、考え思いを馳せることができて本当に良かったです。 キャラクターはもちろん、背景などに至るまですべてのグラフィックが細部までこだわり抜かれていて、作者様の絵を描くことに対する「好き」という気持ちを感じるとともに、ストーリーのとおり息ができないほどの葛藤や苦しみを作者様も感じてきたのだろう……と感慨深いものがありました。 絵に限らず、0から1を創るすべての人が、幸せになれるといいなと思いました。 本当に素敵な作品をありがとうございました!

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  • 【公開終了】ULTRA VIOLENCE -Anti:HAPPINESS.-
    【公開終了】ULTRA VIOLENCE -Anti:HAPPINESS.-
    全方向総ヴァイオレンス・まともな人ZEROな全方向狂総ハッピーエンドゲームでした。サイコヤンデレなど狂っている人が大好きな人にはドストライクな作品だと思います。 コッペリアさんのドクターラブに圧倒され、ドクターのアニータさんラブに圧倒され……と圧倒されまくりのどこを見渡しても360度ヴァイオレンスな物語でどのエンドも楽しく回収させていただきました。 エンドリストがあったので、いくつエンドがあるのか把握できるのが本当に嬉しかったです。 @ネタバレ開始 個人的に葬儀屋さんがストライクでした。 彼の照れている御顔がヒットしました。 一番お気に入りのスチルも葬儀屋さんの夜空を眺めるスチルです! それにしてもドクターのアニータさんラブっぷりが凄まじかったです。 確かに、人間の女よりドールの方がよいというのも頷けますが、エンドによってはコッペリアさんがアニータさんのポジションに収まりドクターから愛される場合もあったので、コッペリアさん的にはこれがトゥルーなハッピーエンドなのかな?と思いつつ……コッペリアさんが壊されたり廃棄されるエンドはちょっと悲しかったです。 コッペリアさん、一途でかわいいのに…! @ネタバレ終了 心臓に響くハイテンポな音楽とともに繰り広げられるウルトラヴァイオレンスな物語、堪能させていただきました! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • meido
    meido
    どのメイドさんもとっってもカッコイイ&かわいくて、100年の疲労も一瞬で吹き飛んじゃいそう!と思いながらニコニコしつつプレイさせていただきました。 個人的にサービス精神旺盛なメイさんがドストライクでした。 @ネタバレ開始 イルクさんはちょっとビタースイートな感じで、ドールさんは不意打ちドキリでしたが、メイさんは本当にストレートでドキドキしました。 まさかあんな至近距離で2ndチェキしてくださるとは…!! 「近い近い近いです!」と画面前で近い近いコールする不審者になりました(通報) イルクさんとのうっかり間接キスもドールさんとの手にぎにぎもどちらもドキリとしました。 ドールさんは特に小悪魔なところがあって、主人公さんが「え?え?」とかなり振り回され気味だったのがツボでした。 実は一番したたかな気がするドールさんでした。 あんな素敵なメイドさんたちがお迎えしてくれるのなら毎日でも通ってしまいそうです! @ネタバレ終了 メイドさんたちとの触れ合いの一時に癒されました。 素敵な作品をありがとうございました!

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