SHIAのレビューコレクション
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令和の米騒動今年も新作を楽しみにしておりました! 米騒動…うっ、頭が…! 高騰し続ける米に「9月から新米が棚に並びますぞー!」と言われても特段楽しみでもありませんでした…。 そんな中、いかにも気になるタイトル、早速遊ばせていただきました。 これは究極的過ぎる選択…! @ネタバレ開始 5kg5000円の米を食べます(0.0000001秒) まさに究極的過ぎる技術、そして作者様の発想力でした。 まさかの米不足解消があのような人類規模の事態に…いや、技術自体は本当にすごいと思うのですが、私は個人的に臭いにとても敏感なので自分が耐えられるとは思えませんでした…とりあえず刑務所あたりで導入いただいて…という超消極的姿勢です。 ちょいちょい挟まれる某大国と某大国のやらかしや、ブレンド米もかくやの現実の流れや実際の出来事を想起させる絶妙なる書き方が織り交ぜられた物語が大変面白かったです。 そして、今作は全体的に茶色いイメージ!? がしました…一枚もそんな映像なかったのにね! @ネタバレ終了 読み終わった後で、ユーザーでどなたか究極選択肢のほうを選ぶ猛者は現れるのか…?と思いました。 素敵な作品をありがとうございました! -
六限の恋氷川くんとのほんのりビターな香りがする青春スイートな物語、楽しませていただきました。 豹牙さんの過去作品を履修しているとますます楽しい本作、随所に散りばめられた要素にニコニコでした。 @ネタバレ開始 文化祭の出会いがきっかけというまさに青春なシーンから始まる後輩男子との恋愛模様、氷川くんが終始とても礼儀正しくて好感度高し、そして共通の話題で盛り上がる姿が可愛かったです。ポップコーンのシーンで真っ赤になるところは特に激カワでした。 学年も離れているし、主人公さんは春には卒業してしまうしでどうなるのかなと結末がとても気になりましたので、最後は心が通じ合ってほっこりしました。 遠距離恋愛な関係の二人ですが、この先も共通の推しにガッチリ支えられて二人なりの距離でお付き合いしていくのだろうなと、あたたかな気持ちでの読了となりました。 スチルは4枚ともとても素敵で、特に卒業式のギターを弾くイラストが心に残りました。ギターが物語の中心にあったので、ここ一番の大舞台でギターを弾いている氷川くんがとてもカッコ良かったです。 そして、そして、過去作履修済みなので、「ガタッ!」という音を立てて(PCを前に)椅子から立ち上がってしまうものが視界に…! 某有名な死神さんのマスコット人形、私も一つ欲しいです…! 鞄についているととてもかわいい…キャロルさんたち他の方々もほしい…みんなまとめてつけたい…となるかわいさでした。 (あの小さな死神さんをつけていたら、信号無視のトラックがやってきても何故かトラックのほうが弾かれて私は無事だったとかありそうだと頭に思い浮かびました…すみません! レオさんなら守ってくれそうという無敵のイメージがあります…!)。 そして、映画ももちろん見たいです。画面を縦横無尽に暴れ回る無敵のレオさんやアップで映るおいしそうなパンケーキ、かわいさ抜群で揺れるキャロルさんのツインテールとスカート…想像しただけで楽しいですね、映画化お待ちしております! @ネタバレ終了 キャラクター同士のやさしい掛け合いと穏やかな雰囲気がとても心地よかったです。 素敵な作品をありがとうございました! -
泡沫の刻編 片想いの結末 彼だけが覚えている約束~関西弁幼馴染が義兄になる日~妄想乙女ゲーを終わった興奮冷めやらぬまま、こちらの作品も楽しませていただきました。 大人ならではの恋のビターさが盛り込まれたしっとりした本作、望さんの気持ちに寄り添いつつもふと「あー、それは…そうなる」と思うところもあったり、感情移入しながら読ませていただきました。 ところで、私は…の謎もおまけでしっかり解けて「なるほど!」となりました。 @ネタバレ開始 なんや、とても気のいいどえらい美人なお兄さんやん…と、思わずエセ関西弁になるのも致し方ないイケメンすぎる望さんとの会話、縦画面ならではの距離感が目の前で話しているようでとても新鮮でした。 小さな頃の思い出、きれいさっぱり忘れてしまうことも多いかと思いますが、覚えている方もいらっしゃるんですよね…恋していた女性が義理の妹さんになったら、妹さんのほうは気持ちに区切りをつけたというところが「そうなるよね」とここはなぜか瞬時に納得しました。 絶対に恋してはならない相手にする恋って辛いですよね…一番長く続く恋は実らない恋だそうですが、小さな後押しを経て、望さんが前を向いて歩いていけそうで本当に良かったと思います。 彼に、今後素敵な出会いがありますように…! 主人公さんは何者?と思っていたら、確かに私たちがよく目にする、飲む機会も人によっては多そうな…で、納得しました。 マスターさんともお話しできて楽しかったです。 目が開いた時の眼力がすごい…イケメンすぎました…!(でも不用意に近づいてはいけないちょっと危険な感じもあるそのミステリアスさが素敵…!) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
# 妄想乙女ゲー攻略対象化計画 ウソとぼくとデートごっこアオハル×スキャンダルノベルという一風変わった青春の気配がする本作、ウソデートからの意外な結末まで楽しませていただきました。 大元の企画体である妄想乙女ゲーのメンバーの方も丁寧な紹介付きで、とても分かりやすかったです。 @ネタバレ開始 まさかの毒親すぎる父親ァーー!!!という展開で、夏緒くんがあまりにも不憫でした…。 ウソデート中もちょいちょい無理している感が出ていて見ていて辛かった夏緒ですが、吐露されたお家事情に「それはないよ、パパァーー!!」と強欲パパをスチール製大型イーゼル(約5kg)で殴りたい衝動に駆られました…息子と妻で巨万の富って…きっと金遣いも荒いんだろうな…息子と妻が心すり切らして苦しんでいるというのに…やっぱりいまからでもイーゼルで(やめなさい) 夏緒くんが最後は「自分」を取り戻して、さらに主人公さんともとても親密な関係になって幸せそうでよかったです。リングが出てきたときは「おおっと、結婚を前提にとかいうやつですか、展開が早い!積極的な夏緒くんも素敵!」と一人早とちりしました。早とちりでした。ゴンドラ内で地上から離れているので逃げる場所も隠れる場所もないので、そのまま茹蛸状態になりました。夏緒くん、あのシーンでのリングは勘違いしちゃうよ…え、他のユーザー様も勘違いしたよねっ?ねっ?と思っております。 お母様も軟禁状態とのことでしたが、これからはきちんとした治療を受けられそうなので、家族的(父親は知らぬ)にも一応再生の兆しもあるのかな?と思い、良かったと思いました。 夏緒くんには、子どもの頃に子どもとして十分に甘えられなかった分、主人公ちゃんや回復後のお母さまと穏やかな時間を過ごしてほしいなと思います。 作者様が絶対に入れるぞと意気込まれたチャイナ風の服、すごく格好良かったです。大変眼福でした…! スチルもどれも素敵で、特にゴンドラ関係のスチルは大変ドキドキいたしました…夏緒くん、美しい…尊い…! @ネタバレ終了 夏緒くんと過ごす素敵な一時、とても青春でした。 素敵な作品をありがとうございました! -
ギプスとてもやさしく美しい曲がパッと耳に入ってくる本作、しっとりとした雰囲気の中にある二人のやり取りから見えるキラキラとした小さな瞬間がとても心地良かったです。青春だーと度々口から出ました。 @ネタバレ開始 中村くんが橋本さんの折れた心にしたギプス、最後まで楽しませていただきました。 知識や経験が豊富な大人ならばいくらでもそれっぽいアドバイスや別の方法での慰め方もあると思いますが、高校生の彼にできることは決して多くはないところがとても等身大に感じられて好きです。 自分がかつて通ってきた苦しみや悲しさをもとに、自分なりにできることをする。 こうして書くだけなら簡単ですが、実際にそのように行動するのはとても難しいことなので、中村くんがとても心やさしい少年なのが伝わってきました。 真面目すぎず、けれど軽すぎず、そして相手をどうこうしようと思わず「ちょっと手と心を差し出して添える」。 「ソウデスカー」のような思わずクスッと笑ってしまう、情景が思い浮かぶセリフがそうした「ちょっと添える」をよりあたたかなものにしていてとても印象的でした。 キャラクター紹介まで拝見し、橋本さんは最終的に元の道に戻ることしたそうですが、それも中村くんのギプスあってのことと思い、とても爽やかな終わりをさらに爽やかなものにしていて、胸がとても爽快です。 素晴らしい物語でした。 @ネタバレ終了 人が人に寄り添うことの意味とあたたかさを感じる素晴らしい短編です。 素敵な作品をありがとうございました! -
死援しました!クラファンで支援したらとても怖いことになった…のですが、画面がこんな風に動いたりするようにも作れるんだー!と作者様のティラノ力に脱帽しながら最後まで楽しく遊ばせていただきました! 楽しかったけれど、とても怖かったです! @ネタバレ開始 ずっと思っていたんです…アップロード云々以前に開いているアプリ画面の左上にヤバい女性の顔が残ったままでいいのかと。 トゥルーエンドのときも「まだ左上に!いますが!左上に!」とずっと画面の前で私だけオロオロしていて、画面の中の人たちは無事に終わった風でしたしエンドクレジットまで流れ出しましたが「左上ぇええぇええ!!!」とずっと思っていました。 そして、最後の…!で「あー、やっぱりまだ残ってたからー!?」と結びついての納得のトゥルーエンドでした。 ちょっとずつ右端の皆さんのメンバーアイコンが女性の目になっていったりして、うわー楽しいけれどすごく怖いー! これ私のアイコンとかもそのうち侵食されるのかなー?と色々触ったりするのが面白かったです。 パスワードは初めに複数回出てきていた言葉を英語にしたところ間違い判定、それならとやたらメタい単語を使っていたのが気になっていたので、それを英語にしたら綺麗に通りました。検索しなくてもなんとかなりましたが、先に攻略メールを見ていたのでちょっぴりズルしちゃいました。ありがとうございます、おかげさまで他のエンドなどもいけました。 @ネタバレ終了 ホラーらしいホラー作品で、最初はほんわりと始まりどんどん加速していく異常事態にハラハラしきりでした。 素敵な作品をありがとうございました!
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除毒のタベルナ毒のある食べ物をどう調理するかでわくわくする本作、ステラさんのツッコミとリアクションがとてもコミカルで、最後まで楽しく除毒お料理を提供できました。 色違いの部分だけしっかり押さえておけばノーセーブでもサクサクエンドにいける仕様も、とても遊びやすかったです。 @ネタバレ開始 ステラさんの的確なツッコミを楽しみつつ、次はどんな毒が出てくるんだろうとジャンさん寄りの気持ちでわくわくしながら読み進めました(プレイヤーまでジャンさん寄りだとステラさんがただただ大変すぎる…すみませぬ…)。 魔王様が最後は自分で自分の首を絞めてしまったことに気づいて、毒の世界はやめだやめだー!と元の世界に戻してくれて本当に良かったです。 タベルナは大繁盛みたいで、最後の一枚絵もとても素敵でした! 人間も魔王様たちも、美味しいものを食べて幸せになるのは一緒ですね♡ 本作をプレイして、色々な毒が世の中にはあるんだなぁと思いつつ、一番初めにそれを食べようと思った人と、除毒の方法を見つけた人は本当にすごいなと思いました。 いま私たちが食べているものや毒があるものでも安全に食べられているのは先人の知恵あってこそ、様々なレパートリーのお料理も先人の知恵あってこその豊富さなので、人類の「食」に対する知識や探求心には改めて感心する思いでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
ティラノフェス10オープニングTGF10開催おめでとうございます!&ありがとうございます! 今年は4年ぶりに制作者としても参加できました。とてもうれしいです。 マイペースに楽しませていただきますので、よろしくおねがいします。 -
イリスグレイア以前から気になっていたツナさんの作品、今回も大変美麗なイラストともに楽しませていただきました。 クリア後のタイトルの変化が、とても秀逸でした。 @ネタバレ開始 主人公が置かれている状況は「たぶんこういうことかな」とタイトルの容姿(身体的特徴)・口調・見た目に関する人々の反応でかなり早い段階で推察できたので、青年との会話と関係を大変楽しめました。 本人自身が自分の身に起きたことを受け入れられていないような印象でしたが、エンディングを迎える頃には自分の現状と折り合いをつけつつ前へ進もうとしていてどちらのエンディングも気持ちよい終わりでした。 お父様もお兄様も受け入れようとしても受け入れきれていないのか、それとも現実を受け入れたくないのか…言動からはどちらなのかまでは分かりませんでしたが、これまで一緒に暮らしてきていたはずなので、時が経てばご家族にも心境の変化があるのかなと思いました。また三人であたたかい雰囲気の中で食事がとれるといいね…。 青年は、最初から最後まで親友を気遣う好青年で、終始一貫して見た目ではなく主人公の中身を見ていたのが他の方々と違って好印象でした。青年からするとある日を境に大切な人の外見が変わったと思われるわけですが、本質は何も変わっていないと理解して自分なりに彼(もしくは彼女)の助けになろうとしていたところが好きです。窓から入ってくるのも手馴れていて、二人の距離がいかに親密であるかが分かりドキドキでした。 (エンディングの一つで別天地に行った際は「変わるまでの主人公さん」を誰も知らないので、メイドさんたちもすんなりと受け入れられて距離が近かったのかも?とも思いました) 青年と主人公さんが二人の関係性や立場が変わっても、心の距離だけは離れたりすることなく並んで歩いていけるように願います。 クリア後に主人公さんが微笑んでいたのが、とても秀逸でした…エモい…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
真夏の妖精立春してもまだまだ冬の寒さの中、暑さが大変そうなライデンさんたちの物語、楽しませていただきました。 ファンタジーが大好きなので、深い世界観込みでとても楽しかったです! @ネタバレ開始 テンポの良い掛け合いがとても楽しかったです。 ライデンさんとイツクさんとスイさん(や妖精さんやドクターさん)の会話、最初から最後まで楽しく読みました。 特にライデンさんがドクターの真似をしたときの「端から端まで絨毯爆撃を仕掛けたら~」のところは、ライデンさんのドクターさんに対する理解度の高さが伺えて思わず笑いました。ドクターさんがフル装備で妖精界に乗り込んでくる映像が頭に浮かびます。 その後も、フライングトマトやフライングシャークなど、斬新で面白いものが出てくるたびに、三人が目にしているものを想像しては楽しませていただきました。 妖精界から無事に帰れてよかったと思ったのも束の間、アマナさんは見た目はとても美しくて大人しそうなのに、とてもじゃないけれど敵わないということで三人がこの窮地をどう乗り切るのかドキドキしながら読みました。 アマナさんを「山で勝てない獣」に喩えたときは「それは口にして大丈夫ですか!?」と一瞬で思いました(笑) そして、すっかり忘れていましたが現実はとても暑いのでした…!(元の世界に帰ったら帰ったで暑さの無限ループは確かにきつい…!) 砂漠の暑さにやられてかけている三人をドクターが回収してくれてよかったです。 本作はポップな感じの立ち絵と軽快な会話が大変魅力的ですが、合間合間に手に入る紙片に書かれている世界の断片(TIPS)もとても魅力的でした! 神話期のお話と世界樹の聖戦は特に興味深く拝読させていただきました。新しい紙片が出てくるたびに確認するのが楽しみでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
