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SHIAのレビューコレクション

  • 『空白』に埋もれる_
    『空白』に埋もれる_
    社会的には空白の期間ができることを、まるで絶対にあってはならない人生の落とし穴のように考える人もいますが、それを人生の旅の休憩地点や来るべくしてきた場所ととらえる人もいる。 考え方一つで変わるものではありますが、とても難しいものだと感じました。 @ネタバレ開始 主人公さんが七日の休みを経て、また自分の足で、自分の歩幅で歩いていこうと締められていて、希望のある爽やかな終わりが好印象でした。 なにかと生きづらい世の中ではありますが、自分のペースで人生という長い長い旅を終えてほしいと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 縁距離レンアイ
    縁距離レンアイ
    初登場時の紬さん、奇抜なファッションしてるなーと思ったら、奇抜なファッションではなくご縁の糸でした!! 血管系ファッションがいま流行っているんです!という感じかと思っていたら…どれだけの女に手を出しているんだこの人!?と、さよりさんに罵倒される紬さんを「本当にクズみが強い!」となぜか援護射撃してしまう感じで眺めつつ物語を進めると…。 @ネタバレ開始 ミニキャラちゃんたちかわいい!!と、二人のおデートは私までわくわくでした。 特にぬいを見てキラキラしている主人公ちゃんの可愛さが無敵すぎる~~!! か~ら~の、エネミーが2体乱入してくる事態になるとは思いませんでした…紬さんと一緒に街を歩いていたら、さよりさんが後ろから刺されかねない…。 暴走しエネミー化した女の子はゆらゆら動いているので余計にエネミー感がありました。 さよりさんの「毎度のことながら、私は何を聞かされ、何を見せられているんだろう」には、激しく同情しました。 もうどう考えても何百回とこのシーン見てきて、再放送も再放送、どれだけ同じシーンループするかなってくらい見てきているんだろうなと察しました。顔面偏差値イケすぎる紬さんがモテモテすぎるのは分かりますが、毎回このギスギスした赤黒い女性を見るのは大変すぎますね…! このドロドロの修羅場を納めるさよりさんの言葉はあたたかみがあっていいなぁと、この赤黒い画面で受けたダメージの癒しです。 さよりさんの一人一人のことを考えての言葉、いいね…なんて思っていたら。 紬さん、立ち絵がナチュラルに崩れておられますがっ!!!?? 昨日、なんかいい感じに二人を返して大団円っぽいオーラ出していたけど、何があった!?と、紬さんは本当に見ていて飽きないイケてるクズメンです。 さよりさんの言葉で一撃でふにゃふにゃになったかわいい紬さんを眺めたところで、ひとまずのエンド。まさかの一撃で沈むふにゃふにゃさ…攻めに弱いのかな?なんておかしなことが頭をよぎりました。 御二人の間は何も始まりませんでしたが、最後のさよりさんの「腐れ縁まで切りたくない」の言葉は大変大変可愛かったですー!!! 私もさよりさんに惚れてしまいそう~~!! そして再トライでは、縁をズバズバ切らせていただき(初回は1度も切ってない)、とんでもない状態の紬さんを見て、ビビりました。 紬さん、めっちゃ進化するね!? 第何段階までそれあるの!?というくらい、心臓にまで絡みつく赤い糸にビックリ。 ここでは、まずは切らないから行きました。 大変ダークな物語で、このドロッドロ感はゆずさんにしか出せないなぁと、うっとりです。 紬さんの独白が大変蕩けていて、ドロッドロ具合が大変美味しゅうございました。 クズ男に弄ばれるのも二次元なら悪くない♡ 赤い糸を湯水のように大量に持ちながら悪~い笑みを浮かべる紬さん、最高でした! (調教されちゃう子たちが無事に生還できますように…) すぐにロードして再びの切る・切らないで、切ってしまったらさよりさんが力無くしちゃった…と、落ち込む姿が可哀相すぎました。 直前に心が少々病んでしまうレベルで紬さんとご縁を繋ぎ続けたい姿を見ていたので、もうここはナデナデしてあげたい気持ちでした。 その後の紬さんのキスシーンスチルは「ふおお…なんという美麗! でも今まで散々遊んでおいて、愛してるは、う、うーん…!?」とさよりさんと私、ともに困惑していたら、とてつもなく大きい爆弾が投下されて目が点になりました。 ま、まだ未使用だと!!!???(言い方ァ!!!) ヤ●チンクズ男ではなく、ド●テイクズ男だっただと!!??(オブラートがビリビリで隠れてないよ) (ここからフェアリーボイス) いままで紬さんのファッションレパートリーという名の進化には、度々驚かされてきました…。 ですが、そう…このとき、未使用という言葉の驚きほどではありませんでした。 (フェアリーボイス終了) こんな童貞がいるんだから、世の中は歪だよっ!! 怨霊も悪霊も蔓延るよ、これは!! なんだったらモテない男たちの生霊までも大量に群れなしてやってくるよ!! こんな女慣れしている童貞が、いる…だと? 紬さん、あまりに女慣れしすぎていて全然そうだと気づけなかったのですが、実はさよりさん一筋の超一途なクズ男子だったのですね…一途とクズがマリアージュできるの初めて知りました…。 告白の最後の手を自分で差し出して握る演出、すごく良かったです! そのまま大変幸せなハッピーエンドを迎えられて大満足でした! 膝枕されているスチルの神々しいこと…!! さよりさん、超美人で大人っぽくて素敵でした。 二人がこれからたくさん幸せになるといいな…と思いつつ、さよりさんの体は大丈夫だろうかとちょっぴり心配だったり。 ほんわかした気持ちで終結しました。 その後で、君影全制覇した紬さんとのエンドをお迎えすることに…ふおおお…(画面がまたまた赤黒いぃい…!)。 そして、このエンドが一番えっちだな!!と、これが審査を通るんだという気持ちも湧きつつ、幸せそうな二人に「末永くお幸せに…!」とこちらも二人としては幸せそうなので、これはこれでよき!と思いました。 その神聖な姿でしてしまうのね…!と思ったのは秘密です。 女装していない紬さんの正装もまた一際麗しいです! 切さんたちのお話を読んで、さよりさんと紬さんはそういう経緯でのご関係だったのか…!と思いました。 縁切りと結びの関係、とてもとても深い始まりで、話がとてもしっかりしていて思わずググッと読み込みました。 その後の紬さんの章で、これまでのエンドでどうして君影の敷地内になかなか入れなかったのかの話が繋がって「ああ、そういう理由で!」と納得でした。 さらに、次から次にとっかえひっかえしてクズ男と呼ばれていた理由も、すべて理由があったんですね…とこのあたりの件を見ると、紬さんへの印象がガラリと変わりました。三大欲求にプラスされる形で四大欲求のようになっているのなら、それはとにかく結び続けないと辛いよね…と。しかも、紬さんが自ら望んだことというよりは衝動から来るものなので、余計に辛いだろうなと思いました。 最後のラスボス感溢れまくる紬さん…そうか、これがあなたの最終進化形態か(こら)。 どんな手を使ってでも、さよりさんと永劫に縁を結び続け愛を紡ぎ続けていこうとする紬さんの深い深い愛、もう本当にこれ逃げられないですね!と拍手しつつの終幕でした。 紬さん、ひょっとしなくても最強ですね???と、すべてが終わった後だと何もかもがすべて違って見える本作、紬さんの激重一途な愛をたっぷり堪能してお腹いっぱいです! 今作もお腹いっぱい、おまけコンテンツも激カワでこだわりがすごくて、思わず何度も何度も行ったり来たりしました。前のページのさよりさんもたっぷり吸って、2ページ目のさよりさんもたっぷり吸いました。 (イラつくのは分かるけれど…うさぎさん、捨てないで…見逃してやって…。) 制作、本当にお疲れさまでした! 美麗スチルがいっぱいで、小さな子どものときの二人のスチルなんてハートが破裂しました。 かわいすぎるよ、子どもたち~~子どもたち~~!! すべてを見終わった後のタイトル画面も最高でした。 さよりさんが幸せそうで、もう紬さんの中のアレコレ最終形態はノープロブレム。 さよりさんがめちゃかわ!!な笑顔で、ずっと見ていたくなりますー! @ネタバレ終了 重たい愛が最後の一行までみっっっちり詰まって、赤い糸の材質がこの世のものではない断ち切れないなにかでできている素敵な本作、とても面白かったです! 素敵な一時をありがとうございました!

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  • 美少女を助けたら属性てんこ盛り男子と付き合うことになりました!?
    美少女を助けたら属性てんこ盛り男子と付き合うことになりました!?
    かわいいイラストにかわいい音楽、そしてポップキュートなテンポで進むシナリオ。 とてもスイートな一時を過ごさせていただきました。 @ネタバレ開始 凪くん、とっっっても可愛かったです! 女の子の格好のときも、普段の姿も、どちらもかわいい~~!と画面の前で悶えました。 告白のときにいつなり柵を乗り越えようとしたときは「待て待て待て! 思い込みの強い子だー!」と暴走っぷりに慌てたりもしましたが、主人公さんが大好きで大好きで仕方ないんだな…とあらゆるシーンからひしひしと伝わってきました。 子犬さんっぽくて、じゃれられているような感じがムズムズして可愛かったです。 くじを引きに行くときは、待ち合わせ場所を推測して来た根性もすごいと思いましたが、その後の実は持ってるんだけど~の小悪魔感、「こ、この顔面偏差値激高小悪魔ぁ~!」と思わず声に出るところでした。言動がかわいすぎる悪魔ちゃんでした。 メンヘラったりヤンデレッたりと紆余曲折があって、もう完全に付き合っているものだと錯覚していたのですが、これまだ付き合ってなくてお試し期間だったのだと改めて気づいたときは「付き合ってない…???」と脳が混乱するくらい、凪くんに脳がやられていました。凪くんの押しがひたすらに強いので、もう付き合ってるものだと…錯覚してもおかしくないくらいのラブラブっぷりでした。 凪くんとのエンディングは、強気だったりドMだったりと、色々とバリエーションがあって面白かったです。 SもMもこなせてしまう凪くん…本当に属性がてんこ盛り男子でした! 個人的には女装しているエンドがあったのが意外で「おお~!」となりました。 オマケストーリーの凪くん視点のお話を見ると、前々から主人公さんがこんなに好きだったんだねと、本編でのあの好き好きぶりなところにも納得がいきました。 ご家庭で色々あって自己肯定感が激低とのこと、主人公さんとのお付き合いで自己肯定感を高めていけるといいなと思います。 あとがきの夢落ちシーンのドS凪さんのイラスト、とてもドSなお顔でドキッとしました。 このイラストが見られるとは! 眼福でした。 また、スチルも立ち絵も、どれもみんな可愛くて美しく、目の保養でした! @ネタバレ終了 属性てんこ盛り激カワ男子との甘いストーリー、楽しかったです! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 次女の憂鬱と破滅の靴
    次女の憂鬱と破滅の靴
    夢ある童話の主人公はいつだって主役として大活躍、そして脇役として出てくる数多の人々…今回は誰もが知るあのシンデレラをベースに、次女の方の視点でのお話とのこと。 まさに新解釈童話といっても過言でないマルチエンド、楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 一番初めに謎解きエンドへ行ったので、何が始まった!?と驚きました。 シンデレラさんがキャラ変してはっちゃけていたのが印象的でした。 これからここで名探偵次女さんたちによる鮮やかな事件解決編が繰り広げられるのでしょうか…。 その次にお猫様エンドを見たときは、逆にほのぼのとしていて癒されました。 立ち絵に猫さんたちがひっついていて、かわいい~とにこにこでした。 それだけに、最後の正規エンドは、それはもう…悲惨でした! 人はすべての事柄に対して自分のフィルターとバイアスなしでは見られないものですが、ここまでギャップがあると、絶望も深かったのではと思いました。 最後は熱した赤い靴…死ぬまで踊り続けるあの終幕は、くるくる回る画面演出と相まって、とても恐ろしく感じました。 @ネタバレ終了 寄り道エンドは面白く、正規エンドは…な展開、どれもとても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • white bloom
    white bloom
    これからプレイされる方は前情報一切なしでプレイしてほしい作品です。 チョコレートの追想ボタンの意味が、徐々に変わって見えました。 @ネタバレ開始 大切なものは、いつだって失ってからその存在の大きさに気づくもの。 ほんのちょっとしたすれ違いが永遠になる瞬間の切なさ、堪能させていただきました。 大切な「友達」がちょっとしたことから亡くなってしまったことを、病むほどに思う主人公さんの痛い気持ちが伝わってきました。 ずっとそこにいて変わらずにあるもの、いつの間にかそうなっていたものを失うことに堪えられないというのは、見ていて本当に切ないです。 主人公にとって、彼は自分の半身にも等しい存在だったと思うので、それこそ身を引き裂かれる思いがしたのではないかと思いました。 渡そうと思っていたものは下山してから買う予定だったと、そこまで彼を理解している主人公さんならば、おそらく家に帰ってきた彼が「自分も買ってきた」「お前もかよ!」と笑い合いお互いを許し合う……彼が亡くなっていながらなお、ありえたであろう未来を想像したことと思います。 それが永遠になくなってしまったこと、明日の朝目が覚めたら彼がいない世界で目が覚めると自覚しながら生きることがどれほど辛いか、主人公さんの心境に色々と思いを馳せました。 あなたのいない明日は、あまりにも辛すぎる…そんな気持ちが画面からひしひしと伝わってきました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • オジサンまみれの部屋から脱出
    オジサンまみれの部屋から脱出
    かわいいタコさんのポインターはもしかして作者様のXのアイコンにもなっているタコさんかな?と思いつつ、いざ、おじさんだらけの部屋から脱出します! 御三方様とも、大変個性的…! @ネタバレ開始 すべてはゴリ推しの力技…謎が分からなくても三者三様、壁を突破してくださいました。おじさまたちに感謝。 一人ヘアピン片手にだいぶ様子が激しい方もいましたが、無事に夢から覚められて良かったです。 実は夢ではなかったのかも?と思いながら、エピローグの皆さんを眺めさせていただきました。 タコさんのポインターが大変可愛くて、思わずマウスでぐるぐるぐる~と回したりして遊びました。 突如始まった脱出ゲーム、皆さん個性的でツッコミもボケも大変面白かったです(特にイカリさん…! 癖つよ…!)。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 飯テロサスペンス劇場
    飯テロサスペンス劇場
    大変美味しそうな飯テロ画像の数々にお腹が空きながらのプレイでした。 「殺人事件~? このご飯食べ終わるまでそのまま放置しておいて!鮮度が命なこの子たちはいま食べないと腐ってしまうが、死体はまだ腐らぬ!」と言いたくなってしまうほどに旅館のご飯は美味しそう…! @ネタバレ開始 食べ物の恨みは恐ろしい…。 角煮だけは!! オレのいのち、オレの血肉に絶対に必要なものだったんだ!!という執念を感じました。 それはそれとして、五島さん、みんなから殺されかけてるじゃないですか! 皆さんの死亡した原因の認識が違っていたので「どういうこと?」と思っていましたが、そういうことでしたか。 主人公、ちゃんと罪を償うんだぞ、そしてまた美味しい飯テロしてくれよ…―――と、エンドロールを見ているときは思っていました。 五島さん、タフオブタフ!?!? 最後はハッピーエンドで大変良き~でした。 また五島さんも連れて、五人で飯テロしていってほしいです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • チョコサンデーへの約2時間
    チョコサンデーへの約2時間
    全く同じような流れで過ごす一日もこんなに違って見えるのかと、文字通り見ている世界が違うレベルの二通りの視点を過ごさせていただきました。 誰しも良い日もあれば悪い日もありますが、できることならご機嫌に過ごしたい…! @ネタバレ開始 初めに明るくご機嫌に1日を過ごしたので、2周目のどんより具合が大変心にきました。 どんよりデーはもう息しているだけで偉業だと思います。 すべてがマイナス思考なところが、リアルでした。 こんなどんより過ごす1日はなんだかとても長そうな…と、寝起きから既にどんよりしていて「大丈夫かな?」と思った後も、常にどんよりりりりりーー!!していたので、もう一度明るいほうをプレイして浄化しました。 チョコサンデー最高、とろけるような幸せで1日を締めたいなぁとひしひしと感じました。 甘いものがもたらす至福の時間は、机に突っ伏して「しあわせ~」と溶けたくなりますね♡ @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 其は鬼の姫君
    其は鬼の姫君
    周回プレイ必須となる本作ですが、これからプレイされる方は前情報なしプレイ&ぜひぜひ条件を満たして後日談まで見てほしいです! 主人公いささんの愛がとてつもなく格好良くて切ない…二人の関係があまりにも切ない…切ないものが好きな人は胸にザクザク刺さると思います。 @ネタバレ開始 お腹を出すじあんさん、かわいいなぁ…と思いながら序盤を楽しみつつ、小角さんが出てきたあたりで「なんか不穏な気配がする…」と思っていたら案の定の小角さん、絶妙なるクズ(すみません)で、それだけではないきちんとしたところもあるのですが、何とも言いようのない気持ちでした。 鬼の姫様との触れ合いや心のやさしさが言葉はなくとも表情や仕草などからすごく伝わってきて、それだけに姫様が覚醒した後は見ていて本当に辛かったです。 届かない擦り切れた愛をもって、愛で殺すという選択をしたいささんがあまりにも救われないけれど、いささんにとってこの愛をもって彼の心臓を討つことが彼女のすべてをかけた愛なんだろうな…と切なさで私の心臓が先に討たれました(漢字はあえて討つにしました)。 勝手な妄想になってしまいますが、私はいささんが「なぜ自分を連れて行ってくれなかったのか」と激しく思ったのではないかと思いました。 もし仮に、姫様が自分を連れて行ってくれていたのなら、と何度も何度も幾夜も幾夜も考え続けたのではないだろうかと。 いきなり「姫様、私の愛で死んで!」とはならないと思うので、そこに至るには正気のまま狂気を内包する、まさに鬼のごとき猛々しき懊悩があったのではと感じました。 自分の村で家族を殺されたこと、人々を襲い続けていること、もちろんそれもあるでしょうが、それだけであそこまでの執着を抱くだろうか…きっと愛していながら殺さずにはいられないほどであるのなら、そこには自分の魂を燃やし尽くすような激情があるのだろうと、いささんの魔性の女っぷりを見ながらも思い馳せずにはいられませんでした。 あのとき、もし自分を連れて行ってくれたのなら―――この命果つるまで傍にいたのに、という想いがあったのではないかと。 なぜあんなにも幼き頃からともにいた自分を置いて行ってしまったのか―――私は、その程度の存在であったのか、と。 それゆえの愛しているからこそ、死んで―――となりえたのではないかと。 あの時、私を連れて行かなかったから、だからあなたはこうして姿見えぬ私の愛に追いかけられて死ぬのだと。 ……ここまですべて妄想ですが、もし不快なお気持ちになられましたら、申し訳ないです…! 私は二人の関係性と余白から、そんなことを感じました…と、寛大な御心でご容赦いただけますと幸いです。 物語、とてつもなく面白かったです! @ネタバレ終了 作者様の次回作、楽しみにしています。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ステラ・ミア
    ステラ・ミア
    フレルさんとミアさんの切ない物語に胸がいっぱいに…いっぱいになりました…! ブワッ!!(涙が滝のように) @ネタバレ開始 ミアさんが彼を刺す理由を知ったため、思わずもう一度最初からプレイしました…。 フレルさんはミアさんがいなくなったら、本当に孤独になってしまうのだろうかと思うと、ミアさんとしてはどうかこの一刺しが…と思う気持ちがあるのだろうと切なくなりました。 後を追うのはいつでもできる、その逆はどんなに願ってもできない。 そんな二人の関係が、本当に切なかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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