SHIAのレビューコレクション
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ももちゃ~んほんわかBGMとともに始まる本作、童話ですと言われても通じそうな始まりですね…と思っていたのも束の間、強烈なビジュアルの桃さんたちあたりから加速する物語に引き込まれ、あっという間でした。とても面白かったです。 @ネタバレ開始 まさかの踏み潰して回るのが大正解だったとは…初見のときは道中全員は踏み潰さずにバッドエンドでしたので、2周目は全員踏み潰させていただきました…! 誰もが知るあのことわざがこんな面白くて素敵な物語になるなんて、脱帽です! 今回、プレイ後に改めてこのことわざを調べたところ、なんと続きが存在していると知り、新たな知見も得ました。ありがとうございます。 エンドクレジットのムービーは超豪華の総出演で見ごたえ抜群、踊りも可愛い、手を振るのも可愛い、なにより最後に幕を下ろす柿ちゃんがとてもかわいかったです! よくよく見ると前列のきのこさんたちの動きもちょっとずつ変わっていて芸が大変細かい…! すごいです! (あとがきの最後の選択肢はもちろん「もう一度見る」を選ばせていただきました! ) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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からっぽな僕をスキでいっぱいにすごくいい物語でした…すごくいい物語でした…大事なので2回言いました。 どちらから見ても涙腺が崩壊する物語でした。 @ネタバレ開始 物事を少し斜に見るところもあるキクさんと、天真爛漫なそこにいるだけで心が明るくなるミルさんの物語、心に沁みて沁みて涙がボロボロ出てきました。 キクさんが好きなものを描くとなったとき、予想はできていたのですが、最後のあの1枚が出てきたとき「好きーー!!!」と心の中で大絶叫、これからもずっと好きなものを描いていってほしいなと思いました。 ミルさんがいなければキクさんはきっとこれからも鬱々と色に乏しい殺伐とした世界を歩んでいたのだろうと思うと、ミルさんによって色づいた世界は彼にとってある意味で人生のターニングポイントになったのだろうと感じました。作中、灰色の世界が広がっていただけに、ミルさんの絵本が出てきたときはとても美しいと思いました。 @ネタバレ終了 二人が互いを思いやる心が心にグッと来る、涙なしにはプレイできない素晴らしい作品でした。 ありがとうございました!
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魔法学園シリーズ完結編魔法学園シリーズの完結編、前作が気になる締め方で終わっていたので最後はどんな物語になるのかなとワクワクしながらプレイさせていただきました。 今回はキャンディさんとライムさんにも大変お世話になりました。 @ネタバレ開始 赤い荒野の問題点などシリアスなお話が続く中、一際重要そうなシータさんとの会話の中で(オットー君、年上好きだからなぁ)のようなツッコミが入った時には、思わず笑いました。 その後の、ライムさんとキャンディさんがぁーーー!!!!(涙) この辺りは登場とほぼ同時に自爆したモナルダさんがまさかのベルガモット先生のお姉さん…!?と、情報量の多さにはわはわと慌てました。 エピローグでは大人の世界の大きな権力などに翻弄される若者たちを見ているようで、ちょっと苦い気持ちになりつつ…4人の未来が少しでも明るいものになるといいなと思います。 忘れられていくものもあれば、残っていくものもある…魔法もいずれ少しずつ人々の中から消えていくのだとしても、存在していたことなどを残していくのは大切なことだと感じました。 ライムさんとキャンディさんは自爆くらいでは壊れなさそうな超絶なる攻撃力9999ダメでしたが(活躍を見るためにこちらも拝見しました)、自分たちで戦うのもいいですね…! ノーマルランクではありますが、ガーディアン3体無事に倒させていただきました。 みんなで闘魂燃やすクリスくんを守って攻撃の中心を担ってもらいつつ、オットー君も闘魂でたまに攻撃…と、3体とも基本的な役割を変えずにいき、もう1ターンか2ターンで倒せるのでは?となった途端に防御を捨てて全員で殴り掛かっていくスタイルでした(脳筋…)。 ノーマルでもなかなか歯ごたえがあったので、気絶した人がちらほらと…。 すべてストレートにクリアできたので、絶妙な難易度でした。 魔法学園シリーズ完結、お疲れさまでした。とても楽しかったです。 また次回作を楽しみにしています。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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揺蕩う鬼姫レイ様や他作品に登場された方々と関係する方たちが登場するお話ということで、前情報からあの双子さんの御血筋の方かなとわくわくしながらプレイさせていただきました。 そう、わくわくして―――最初の周は、叩き落とされました。 @ネタバレ開始 バッドエンド!!!! に次ぐ バッドエンド!!!! 特にレイ様…悲しすぎるレイ様、ご事情お察しで2000万倍くらい悲しい!! (特典の設定資料などを見て、レイ様とプレイヤーの関係を知ってからだとさらに2億倍悲しい!!) ナイルさんも血まみれなあのエンドで…待って、選択肢ないのにバッドエンドすぎない???と思っていたら、ルイスさんのお話で「そういうことですか…」と納得…しかし、二連続バッドエンドは大変こたえるものがありました…さっきまであんなに楽しくお話していたのに…! ルイスさんとのハッピーエンドはここまでのバッドエンドの悲惨さを覆すハッピー度MAXで、とても良かったですー!!! ハッピーエンド万歳!と万歳三唱したいです。幸せそうな立ち絵とスチルが目に染みる…! 鬼の姫様とルイスさんにはたくさん幸せになってほしいのと、ヤクモさんたちすごく似てる~!!と思いました。 あの御二人にはもうどれだけ顔を合わせたか分からないくらいお世話になっていたので、彼らと深い深い関りがあるルイスさんたちのお話がたっぷり拝読できて大満足でした。 ルイスさん、恋愛にはサラッとした人かなと思ったら…熱愛ぶりが凄くて、これはこちらまで蕩けてしまいます…! 冷たく見えて激熱な人、SUKI…!!! (レイ様は色々複雑で、いずれ元の世界に帰れるけれどさらなる孤独に見舞われる…と、大変切なかったです…) おまけの漫画もはちゃめちゃに面白かったです。 レイ様はやっぱりレイ様だなーと思いましたし、ナイルさんの牛乳は「あきらめないで! いや、年齢的にはあきらめたほうがいいのか?」と大変複雑な気持ちになりました…ナイルさんは歳が…歳がその歳に見えないのです…! 大変お若く見えるのです…! ルイスさんの布団畳みながら超冷静に力を受け取るところは大変笑わせていただきました。 さすが、ルイスさん…何事にも動じない…!(6歳にして大物すぎます、ルイスさん!) 初夜も知識がなくてもすべてカバーしてしまわれるわけだ…!(納得) 鬼の姫様をめぐる物語、とても楽しかったです!! 虹色の夢をアプデしながらの作業、お疲れさまでした!!&その中で制作してしまわれるなんてすごすぎます!! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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パンきじのいえとてもかわいい大変ミニマムなゲーム、どのパンも可愛くてほっこりしました。 @ネタバレ開始 引っ越しもちぎっていけるエピが個人的に大変可愛らしく感じました。 ひねりあげぱんも寝袋のようでとても可愛かったです。 ドイツパンはなかなかに難しいのですね…! プレッツェルやシュトーレンはダメですか…残念! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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画力よ上がれ!ほんの少しだけ絵を嗜んでいるので、どんな物語なのだろうと惹かれてプレイさせていただきました。 絵を描く人なら誰しも「そうでした」と頷くビジュアル変化…! @ネタバレ開始 これやったことない、これ知らない…と新たな知見だらけでした。 すべてをテキトーに進めてきた自分、どれだけテキトーなの…!と思うくらい丁寧な画力アップ講座、大変タメになりました。 へー、そうなんだ! なるほどー!と、ゲームを終えた段階でもう画力が上がったような気になります(そう錯覚だ…) すべてが終わった後の作者様のタイトルイラスト、とても美しい~!! 絵を描く楽しみや喜びが伝わってくる素敵なイラストだと思いました。 @ネタバレ終了 私を含めて絵を描く方なら自分の過去を振り返って思わず懐かしさも感じそうな、大切なものを思い出させてくれる物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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茶碗蒸しは救われたい茶碗蒸しおいしいですよね。 自分で作るのは少々気合がいる料理ですが、自分で作ったものは即席茶碗蒸しとは違う良さがあって好きです。もちろん即席も好きです。 そんな茶碗蒸しの危機、無事に世界は守られるのか見守らせていただきました。 @ネタバレ開始 色々とぶっ飛んでいて面白かったです! 皆さんの真剣なセリフの間に入るちょいちょい「どうした!?」「なぜー!?」と私も一緒にツッコミたくなる台詞の数々に笑わせていただきました。 茶碗蒸しクイズは無事ストレートに正解。 三問目だけはまぐれ当たりでしたが、新たな知識が得られて嬉しかったです。 今日は茶碗蒸しにしようかなと思う、わくわくするお話をありがとうございました。 なお、「実はホワイト」の女の子も的確なツッコミが素晴らしかったのですが、彼女があの4人とともに活動し始めたらツッコミ役が彼女一人で大変そう…なんて思ったのは秘密です。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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図書館の季節に閉じこめたタイトルに流れるあたたかくやさしいBGMとともに始まる本作、作者様のやさしいほんわりとしたタッチに期待度を高めながらプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 毎年9月1日が近づくと、子どもたちへ向けて図書館においでというメッセージをどこからともなく聞きます。 主人公もまた図書館で過ごすことで命を繋いだのだと思うと、家庭環境の複雑さにはとても悲しくなりましたが、図書館があってよかった、生きていてくれてよかったと思いました。 図書館のあの空気が居場所として落ち着くという心の動きに、図書館好きとしてはそれだけでとても嬉しくなりました。 心がほんわりとあたたかくなる、とても小さな、それでいてとても心に染みるお話でした。 本作を読了した後、無性に図書館に行きたくなりました。 あの空間の持つ他にはない特別な空気が恋しくなったのかもしれません。 @ネタバレ終了 心がふわりと軽くなるやさしいお話をありがとうございました!
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☓☓☓に捕まったので助けてもらっても良いですか?XXX? え、いったい何に捕まったの…?とタイトルから引き込まれる本作、演出も大変面白く読了まであっという間でした。 @ネタバレ開始 ヤクザだ~!の冒頭の面白い演出に始まり、やさしいのか怖いのか分からないヤクザさんとの会話、そして逃げていいのかいけないのかもわからない展開に、真相が明かされるまで一歩間違えばバッドエンドの脱出ゲーム的なものかと思っていました。 まさかの人間じゃなかった…すっかり騙されました、それは檻にも入っていますよね…ペットとして買ったと言い始めたときは、それはもうマジモンのヤバイ人だと思ったわけですが、そうじゃなかった!(安堵の泣き笑い) そして、一番驚いたのは…お、お兄様!? お兄様だったのですか!?と驚いた後、リターンして戻ったら本当にお兄様で「ほああ…確かに髪の色とか同じだ!」とまじまじと眺めました。 お犬な僕、もふもふしててかわいすぎです。 @ネタバレ終了 私はすっかり騙されてしまった物語、笑いあり、驚きありでオマケまでとても楽しかったです! 素敵な作品をありがとうございました!
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英国紳士の手懐け方英国紳士様とお近づきになれるとフォロワーさんから伺い、一張羅のドレスを着こんでいざやってまいりました。 なんとも麗しく芯の強そうなお顔をされた紳士がタイトル画面に…! チョコレートもびっくりの甘い言葉を囁いてくれそうな雰囲気―――……ん? いまなんて仰いました? @ネタバレ開始 パーティー中の突如の薙ぎ倒し!! その場にいるすべての淑女を切り捨てる紳士ブレード! 淑女たちに致命の一撃! まさかのツンツンしか見えない紳士…上流階級の高貴オーラだけでスリップダメージのようにじわじわと心身が削られていく中流階級に向けられた、超攻撃力を持つ言葉の刃。 もうやめて! 私たちのHPはゼロよ!!(私のHPもゼロ) 親友のために食ってかかる主人公さんへの好感度が爆上がりしました。 音楽会で急に謝罪してくる手の平返しに警戒しつつ、この英国紳士……言葉の威力が桁違いだ…!と感心していいのか泣いていいのか分かりませんが、主人公さんの夢が事実に真っ二つにされてしまい、私まで悲しくなりました…家庭教師、いいじゃんよぅ…しかし、英国では家庭教師はいわゆる官製ワーキングプアのようなもの…現実は厳しいですね…。 グウィン様、このままでは手懐けられず終わってしまいますぞ!?なんて心配も杞憂でした。 会えない時間が想いを強くするもの、「おお、グウィン様、なぜあなたはグウィン様なの?」と言いたくなる、まさかのご来訪に私の恋愛レーダーが急に反応し始めました。 そして、この後のデレを拝んで私の心は非常に洗練された動作で拡声器を手にしました。 グウィン様、デレ顔が大変かわいらしいですね!!!!!! (すごく大事なので「!」を多めにしております) 初対面の「なにこいつ!」という喧嘩腰紳士なご様子から一転、デレに突入すると「どうした…何か拾って食べてしまわれたのか…」と思うデレ具合で「ロミジュリのこと笑っちゃダメですよ」と言いたくなるようなデレもデレ。 大変かわいらしかったです。そして、もうかわいいしか出てこないです。 最後の最後、主人公さんに惚れに惚れていた御姿、本当にかわいいなーと眺めながら読了いたしました。 このデレでの御姿、もうちょっと見ていたかったな!と本当に惜しまれます。 @ネタバレ終了 英国紳士様のデレたお顔が大変かわいらしい、最後はとても甘い物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!