SHIAのレビューコレクション
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1/100の骨川~キミが恋するはずだった100人の運命の相手外伝~先に9人(骨川さん含む)の運命の相手を見た後で、そのままこちらにも参りました、こんにちは。 あちらの感想では「ジャッジ!そしてチェンジ!」と無慈悲にもほどがある速度で次から次に切って捨てておりましたが、こちらでは無慈悲ジャッジは鳴りを潜め、綺麗なお花たちと骨川教授との心地よい一時を過ごさせていただきました。 @ネタバレ開始 骨川さんとの四季折々の交流、とても楽しかったです。 次の季節はどんなお花を食べるのかな?と次の季節を見るのが楽しみでした。 そして、「他の人ともこういう四季折々の交流があれば、100人誰とでもこれぞ運命と感じるかもしれな…いやいやいや、ない!」と、一瞬錯乱しました(一瞬で正気に戻りました)。 骨川さんと綺麗なお花たちをたっぷり堪能できて、リラックスできました。 音楽も綺麗ですし、枠もナイスですし、背景も幻想的で、紅茶などを片手に楽しみたい作品でした(クレジットの書き方が大変ツボでした)。 骨川さんが真っ赤になったお顔がとても可愛かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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キミが恋するはずだった100人の運命の相手リアルくんの「両親の好きな料理~」の瞬間にモラハラの気配を感じ「チェンジ!!!!!」の架空の選択肢をポチポチポチポチするくらいジャッジが厳しい私ですが、次のミライくんもプロフィール見た時点で「チェンジ♡」と言い出しそうになる始末…私の厳しさ、大丈夫だろうかと思いながらプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 婚活アプリでいつまでも相手が見つからない女、これ私のことだと思うチェンジ具合でした(合掌) マッチングアプリではありませんが、ゴッドによる見守りありなマッチングワールドな本作、半ば婚活かなと感じるのは私が女性ユーザーだからなのか…いや、ゲームだもの、どうせなら夢を見たい!という清らかな乙女心ということにしておいてください…! 職業…はい、なし! 顔…はい、なし! 好きなもの…はい、なし! おおよその年収予想…はい、なし!(清らかさの欠片もない) 「お前、ひょっとして誰とも未来創る気ないな???(もう本当にこれ)」と言われても何も言い返せないプレイヤーでした。 (でも、皆さんとても面白くて個性的な方々ばかりでした!! 一部の方はとてもやさしかったり、この後の未来でどんどん変わるんだろうなと思う方も多かったですし!) そんな中、XのTLでフォロワーさんたちの間で話題に上がっている骨川さんだけ敢えて飛ばすということをしました。 きっとこの方は残しておいたほうがいいんだ…と希望を持ちました。 身長や職業(非正規雇用でないと祈りつつ)、趣味…いい感じだ!と期待を抱いて。 他の8人を「チェンジ!!!」(大声)し続け、ついに骨川さんに戻ってきたときは、ヨレヨレでした。 お風呂嫌いってどういうことなの…お風呂は!! 毎日入るものでしょうが! 服持ってきたってなんやねん、そんなこと言わせるなんて、お前のオカンちゃうわ!なんて猛々しい言葉が出てしまうくらいジャッジ激しすぎるプレイヤー、残り92人、無事に運命をこなせるのか…しおしおしお(萎れる音)…。 そして、骨川さんで復活しました…なんだこれ、癒される…オアシスか、ここは…。 みんなが骨川さんが好きな理由が分かった気がしました!! 骨川さん、他の人に比べて圧倒的にスペック高っっっっっっっ!!!!(ゲスの極みの言い方) 乙女ゲーキャラ一人異世界から来て混じっちゃったかな?というくらい、言葉の端々や行動がスペック高くて、これは人気爆発なのも頷けました。 骨川さんは「ええええ、この人との未来見てみたい…」と思える成熟さと誠実さでした。 残り91人、どんな方が実装されるのか本当に気になりますが、この後は骨川さん単体のゲームも遊ぼうと思います。 @ネタバレ終了 残りの91人の方の実装が待たれる、素敵な作品をありがとうございました!
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クリムゾンレッドの死神 -Sweet Diner-クリムゾンレッドの死神シリーズも三作目、FDまでは熱いバトル要素たっぷりでしたが、今回はバトル要素控えめに甘い展開が非常にホットとのこと。 キャロルさんとレオさんの甘い時間を楽しみに、バトル要素は控えめと言えども死神さんが戦う新たな舞台でどんなバトルが展開されるのかもとても楽しみにプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 カーマイン・ラットと言えばかわいい店員さんと渋い店主ハーヴィーさんですが、そのハーヴィーさんが腰をギクッとしてしまったということで心配になりつつの冒頭、敵対するものはみなスクラップ、敵対しなくても力の加減でスクラップにしていく死神レオさんが代打で入りますとなれば、これはもう……。 「ハーヴィーさん、気を確かに!!」 という事態にもなりかねない…。 Xのイラストなどであらゆるものを意図せずとも破壊してしまう御姿を見てきたので、このピンチヒッターも「まさか…」と半ば期待(こら)、半ば心配になりました。 次から次に砕けるコップと皿、人一人が貫通してそうな大きな壁の穴、二度と水を出さなくなってしまった蛇口、ただの瓦礫と化したテーブルとイス、積みあがるナンパ男たちの屍山…これらがたった3時間の間にフルコンプで起きても真顔で「知ってた…」と言えるのが我らが破壊神レオ様。 「これではスクラップの神の称号まで手に入れてしまう! もうその辺で許してあげて!」とレオさんに叫ぶ事態になるのか、ドキドキハラハラ(ニヨニヨ)しながら見守りました。 結果的には、レオさんの破壊神ぶりは皿とコップ各1で済んだので、やっぱりハーヴィーさんのお店だから気を遣っているのかなと思いました。キャロルさんの働く大切なお店、レオさんにとっても大切なお店ということもあり、変な悪評が立つのは避けたいという気持ちなどもあって、一つ一つ彼なりにすごく気を遣って頑張ってお仕事したんだろうな~と。レオさんは元々とても根がやさしい方なので、そういう機微はすごく持っていそうだなと感じました。 キャロルさんが見守る中、初めての注文を一生懸命とっている姿がとても可愛かったです。 この二人が同じ制服で働いているところが、もうこれだけで「いいね、いいね~♡」と幸せな気持ちになります。 しかしながら、キャロルさんのことは別。別腹。 お前の頭もこのコップのように~な展開には「鎮まりたまえ!」と画面の前で唱えました。 プレイヤーのひよこ、(気分的には)客の胸ぐらを掴み「いいか、お前が訪れたこのダイナーにはモブザコ100人を秒でスクラップする戦闘狂の破壊神がいて、いまお前が話しかけたのはその破壊神が唯一愛する超絶可愛い女神だぞ! お前の頭なんてリンゴを握りつぶしてジュースにするより簡単なんだからな! お前の脳と血をそこの料理の上にトッピング追加したいのか!?(グロい)」などと画面の前で超絶早口でツッコミを入れてしまいました。 キャロルさんの可愛さややさしさを過去2作で履修済みなので、レオさんがゴシャアッ!!と握りつぶしたくなるのも頷けてしまいました。 このナンパ客しかり閉店後の酒飲みナンパ男しかり、第一作目よりもFDよりもレオさんのキャロルさんに対する愛情を態度で前面に出していく様子が微笑ましいです。ナンパするものみなスクラップな死神さん、キャロルさんが本当に好きで好きで仕方ないんだなぁ…と、見ていてニヨニヨしてしまいます。 勤務中も、実は10秒おきくらいにチラチラとキャロルさんを見ていたのではと思うのでした。 (自分が特にすることがないときは、ずっと目で追っていたのかなとも想像しちゃいました) 二人のとっても甘いスイートもスイートな夜は、思わずキャロルさんの夢が詰まりまくった肢体に目が行き私も翌日にはスクラップが確実になったわけですが(笑)、レオさんの傷ついた体は見ていて痛々しいものがありました…キャロルさんにはぜひにすべての傷を癒すように傷一つ一つに口づけをしていっていただきたく…! あまーーーーい、あまーーーーい、あまあまあまあまーーい!!! と甘いものの取りすぎで頭が少々イカれてしまうくらい、大変甘かったです! この甘さ、クセになりますね! もっと食べたいよ、豹牙さん! おかわり!(無茶を言うな) スチル含めてとっっても素敵でした! 特にキスシーンスチルはアダルトな雰囲気がムンムンしてきてセクシーでえっっっろ!(キャー!と悲鳴を上げる)でした! 最後のあたりに登場したヴィンスくんは元気そうで何よりでした。チラッと出てきたロキさんっぽい話も…たぶんロキさんだな!って思いました。ロキさんも元気でいてくださったらいいなという気持ちを込めて。 腰が致命傷だろうが店が致命傷になっていないか心配して疑似復活を果たしたハーヴィーさんも、店が大破していなくて本当に安堵されたことと思います…私も勤務開始前は、店の壁に一つや二つ、ナンパ男が貫通した風穴が開くと思っていました(レオさんすみません) レオさんは今回はバトらず終わっていくかと思われましたが、そこは豹牙さん。 最後の最後に超カッコイイレオさんを入れてこられて、俄然、テンションが上がりました! 「やっぱりレオさんはこうでなくっちゃ!」(応援者のひよこも物騒)と、最後のスチルはとても格好良かったです! ムービーも大変素敵でした。私が塗らせていただいた線画のやつだ!と思うキャロルさんなど、線画なしの色だけで表現されたクリムゾンレッドの世界、大変見ごたえがありました。 クリムゾンレッドの花嫁…いいですね、ぜひ見てみたいです! 今作でクリムゾンレッドの死神シリーズが終わっちゃうのかな…と思うと、めちゃくちゃ寂しいよ~!と喚きたくなるのですが、もしかしたらまた別の形で見られるかもしれませんし、季節のイラストや落書きなどでも見られるかもしれないし…と、今後も本シリーズのイラストなどが見られるのを楽しみにしています! @ネタバレ終了 キャロルさんとレオさんがこれからもずっと幸せでありますようにと願いつつ、砂糖たっぷりの甘い物語とても美味しかったです! 素敵な作品をありがとうございました!
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コラージュ非常に独特な世界が体験できるゲームでした。演出がお見事で、この世界の持つ良い意味での「異常さ」がひしひしと伝わってきました。 また、最初に戻ってからがまさに本番で、何度もstartを繰り返して真相に近づいていくのも、物語とリンクしていて秀逸でした。 @ネタバレ開始 主人公が何かしらの精神的な世界に閉じ込められている、あるいは閉じこもっているというのは初期から分かりましたが、どのような経緯で現実と乖離しているかが非常に気になりましたので、回数を重ねるうちに「ああ、これは…」と余白の部分を自分で考え予想する楽しさがありました。 それぞれの選択肢の先でヒソヒソ声の方々の言葉の端々を繋げていくと、なんとなく断片が見えてくるのもとても面白かったです。 主人公はおそらく最後の最後の瞬間まで現実に戻ることなく、崩壊していく精神をコラージュしながら繋ぎ続けた世界で命を終えたのだと思うと、ある意味で救いがないですが…タイトル画面の最後の一枚は、主人公も彼女も切に望んでいたもうどんなにコラージュを重ねても表現不可能な世界だったのだろうと胸が詰まりました。 願わくば、父を殺めてしまった彼女には救いがありますようにと願います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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若津谷村の祟り因習が今もなお続く村で起きた殺人は祟りか人の手か…サクサクッと楽しめて、ちょうどよいボリュームでした。 神様の祟りがーとか村の掟がーなどが好きな方にぜひプレイしてほしい作品です。 @ネタバレ開始 犯人当ても推理しやすい絶妙なヒント出しでしたので、ストレートに誰が犯人なのか辿り着けました。 それにしても…神様の祟りやら逸話やら、村の伝統文化というか、独特の習慣は怖いなぁと思いました。神の声なんて聞こえていなかったのにいつの間にか聞こえていたことにしてそれが本当に聞こえたことにすり替わっていたのか、本当に何かしらの声が聞こえていたのか…本人のみぞ知るですが、だからと言って殺されたのではたまったものではないですよ!と思うところまでが因習村で、そのあたりの「これが因習村ですよね!」な空気も楽しかったです。 また、文章が簡潔で分かりやすかったので、人間関係など含めて最後までとても楽しく読ませていただきました。 おまけの寺島さんと速水さんのエピソード、本編の最後の最後の「え?」と思った部分を解消していて、とてもよかったです。 本編では速水さんが意外と大食いなところがかわいらしいなと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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カレーにりすを入れますか?カレーにりすを入れたい…!とは思うものの、りすを入れたら可哀相かな?という気持ちもあり…食材集めからどんな料理ができるかまで、とても楽しいゲームでした! @ネタバレ開始 まず食材集めが面白かったです。 キツツキなど一部は仲間になったのかと思ったらきっちり食材にいて「仲間から食材になっている!?」と思いました…なんでも入れてしまおうとする主人公のタフさよ…なお、選択肢で何が何でも入れてやる~と気張り続けたらしっかり捕まりました。仲間を食べようとして、すみません…という気持ちになりました。 また、まだ見ぬ食材を求めてあちらこちらへ行ったり…釣りなどはおそらく確率でしょうか、イカが釣れたりして「おお、なんか釣れた!」と思わずガッツポーズしました。 組み合わせによって様々な料理ができるのが面白かったです。中にはただ混ぜただけのものということで失敗作(?)に近いときもありましたが、きちんとしたお料理が出てくると「できたー!」という気持ちになり、嬉しかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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ウサウミウシはオムライスをたべたい見ているだけでこっちまで元気になってくるかわいいウサウミウシさんの物語でした。 画面が全体的に明るくて、仕事後などのちょっとした時間にプレイすると気分もリフレッシュ、とても癒されました。 @ネタバレ開始 タイトルはオムライスをたべたいですが、いなり寿司やキノコの甘辛煮、牛丼などもとても美味しそうで、喜ぶウサウミウシさんが大変かわいらしかったです。 EDごとのお料理イラストがとても美味しそうでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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Black emotion(ブラック エモーション)感情の色でその人の本心が見えてしまうと、笑顔ですべてを覆い隠していくタイプの方にはキツい人生ですぞ…と思いつつ、そんな世界だと逆に嘘もつけないから裏表がない人にとってはハッピーなのかな?と、色々と考えた面白い物語でした。 @ネタバレ開始 どのエンディングも主人公にとってはハッピーではありませんでしたが、感情が持つ色による物語、大変面白かったです。 とある結末では感情障害として国が認めていましたが、今後はこれに対する対策や施策もなされていくのだろうなと感じました。 有史以来、おそらく一日たりとも抑えられたことがないであろうこの黒の感情を、「人間は殺意を克服できるのか?」という意味で、このエンディングはその後の未来も気になりました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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まいるど☆デスゲーム~暗闇観察実験~頭の中がとてもハッピー陽気な主人公さんと美少女たちの様子は、ギャルゲーのようでもありましたが…イージーモードの人生すぎwwた主人公さんに相応しいまいるどイージーモードなデスゲームの真相、堪能させていただきました。 @ネタバレ開始 俺くん無敵すぎるでしょう!!という感想が最後までプレイすると浮かぶわけですが、りのあさんとしてはもう本当に絶望以外のなにものでもないよね…と思いました。 現実でもLINEのやり取りで脈なしと分かるや、なんで俺を好きになってくれないんだと逆上して…という最悪な事件が起きていますが、あれを思い出しました。 プレイ開始30秒もすれば俺くんがちょっとアレな人(ヤバい人)というのは理解できるわけですが、真相に至る頃には俺くんの突き抜けぶりがなかなかグロかったです。 無敵の俺くん本人は妄想の中で生きているのでイージーモードでしょうが、現実はイージーにはできていないので彼はずっと妄想の中でしか生きられないんだろうなと思いました。メンタルブレイクしすぎて自分とりのあさんの境界線がなくなってしまって、最後は融合したモンスターになってしまっていますし…このまま妄想の世界の住人として生き続けるのはもちろん、おそらく妄想の終わりまでは長くないだろうと思いました。お話の流れから、たぶん主人公が長生きできる環境ではなさそうでしたので…。 りのあさんのような美少女があのようなおぞましく痛ましい状況になるのは本当に心が痛みました…俺くん♡じゃねぇですよーーー!!!と叫びたいです。 何も悪くない、何一つ落ち度のないりのあさんがあんなことになるのは…まさに美少女には人生ベリーベリーハードモードすぎます…! みくにさん視点が非常に重くて終始ヒリヒリしました。 @ネタバレ終了 グロ系耐性が低い方にはちょっと気をつけてほしいゲームですが、そういうのも大丈夫という方には「まいるど☆デスゲーム」の真相を味わってほしいです。 素敵な作品をありがとうございました!
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オプライド今作もつよつよメンタルの美少年キャラに心躍る本作、体を乗り換え記憶を弄繰り回して繋ぎ続ければ人は幸せになれるのか?という点で、ジータさんが訴える言葉がズドンと心に響きました。 @ネタバレ開始 人類の夢である不老不死に辿り着く一つの方法にも見えた本作のレセプターへの移植技術、それぞれの用語などがポンポン出てきてまだ理解が浅いうちは「ほほーう、子どもの脳をねぇ…」なんて、のほほーんとしていました。 ……が、レセプターの移行に伴う苦痛や未完の技術ゆえに法律が及ばないことに起因する問題など、理想と現実の隔たりをジータさんやルイスさんの話を聞くにつれて「これは…誰も幸せになれないやつ…」と、最新技術最新技術!と新たな技術を盲目的に推進することへの弊害と「人としての幸せ」が釣り合うのかどうかに大いに疑問が湧いて、とても考えさせられました。 周りはいいよ、うん、ただ施術するだけの側は痛くないもの…と読んでいるうちに思い、ジータさんの絶望的な顔(なぜ自分はまだ生きているのか?のあたり)を見ると、どうしたら人として穏やかに死ねるのか…は、本当に本当に見つかるといいなと思いました。 弟くんの愛が強すぎる!なんて思いましたが、彼ももうどうにもならなくなってしまったお兄さんの幸せがいまどこにあるのかに気づいてくれるといいな…と。ジータさんの望む終末を手探りで探して探して探して見つけることが必要なのだと、ウラノさんもいつか気づいてほしいと思いました。 尊厳死、ではありませんが…人としての尊厳を保ったままで死ねるのは、やはり人として失ってはいけないものを持ちえたものにしかできないことだと思いますので…その反面、ジータさんが「生きたい」という気持ちを持っているのもまた理解できるので、この永遠に答えが出ないであろう心の矛盾を読んでいると大変辛かったです。 ジータさんと主人公さん(アルファさん)が、これから先どんな道を歩むのか、このレセプター・チャイルドの技術や研究がどこに辿り着くのか、あるいはどこで止まるのか、物語の先がとても気になりました。 @ネタバレ終了 人が幸せになるには、技術の前に人がいなければならないということを、深く考えた物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!