heart

search

SHIAのレビューコレクション

  • 親友マッチョがゾウさんになった
    親友マッチョがゾウさんになった
    毎年のフェスでお会いできるのがある種の楽しみになっております、こんにちは。 今年も私なりに筋肉を携えて、プレイさせていただきマッチョ! 命の繋がりがエターナル・インフィニティトワイラ…え、なんて??? @ネタバレ開始 日々更新される筋肉のように毎年更新される筋肉最新ワードの数々、今年も堪能させていただきました! みっちりと詰まった筋肉のごとく押し寄せる新たな世界を見せてくださる筋肉ワードとめくるめくセンス抜群の謎ワード、この筋肉の祭典を堪能せずしてフェスを終わらせるなんてできないぜ!と、毎年楽しみにしております。そして毎年作者様のセンスに脱帽しております。 一緒にスーパーフーグリヒニョウキカ儀式ダンス…? 目が滑る滑る! そして何ですか、その謎の儀式ダンス!?と思っていた矢先に、我らが兄貴がゾウになってしまわれた…。 いつもなぜ用意できるのかが謎すぎる筋肉ブラザーズたちとゾウのお写真に驚きつつ、ゾウになって鼻スクワットする兄貴にも兄貴とタイ旅行を満喫するブラザーたちにも度肝を抜かれて最後まで見届けました。 個人的にはリトルゾウさんは置いておいて、兄貴が人間に戻るエンドが好きです。 やはりキウイ農家として、兄貴にはみんな大好きフォーエバー兄貴として活躍していってほしいなと思いました。 これからも偉大な龍神兄貴と兄貴を慕うリリカルさんたちが、筋肉を高め合いながら仲良く楽しく過ごせますように。 (キウイピッツァが気になります…!) @ネタバレ終了 今年も絶対に予想できない展開が次から次へとやってくる楽しい物語、もとい楽しい筋肉たちをありがとうございました!

    レビューページを表示

  • あなたの幼馴染は、
    あなたの幼馴染は、
    あたたかくてやさしいグラフィックと静かな音楽が合わさり、ノスタルジックな空気が感じられました。 読了後もとてもやさしい気持ちになれる作品でした。 @ネタバレ開始 一人一人、人生で出会う人別れる人、終わりは必ず死に辿り着く時間の流れの中で自分以外の誰かの人生を時折重ねながら、あるいは手離しながら、人生を歩んでいるのだなと思うとともに、人は忘れる生き物ですが同時にいつまででも憶えていられる生き物でもあるのだなと改めて思いました。 主人公さんのお話はもちろん、後日談エピソード含めて、みなさんそれぞれやさしい結末が待っていてとても良かったです。 特にお爺様とお孫さんのお話が大好きです。 先を生きる者が後に生きる者に自らが与えうる小さな小さな欠片を通じて豊かな未来を渡していく姿に、人の歩んできた道がなぜ途絶えることなく続いてきたのかが見えました。 若者同士のように「私たちずっと一緒にいようね」と約束することができないことを、お爺様はもう人生を長く歩まれて知っている。一緒にいられる時間が限られているからこそ、お爺様が思う最良の形でお孫さんとの時間を過ごされたことが感じられました。 お孫さんにおもちゃを買い与えたりしてもよかったところを、手作りクイズを作っている、それもお世辞にも子ども向けとは言えないものを…というだけで、お爺様が「らしくない」ことをお孫さんのために奮闘していたのだろうという御姿まで浮かびます。物語には書かれていませんが、没になったクイズの紙や途中却下した紙などもあるのではないかと想像しました。 きっと、お孫さんが自分の決してうまくできているとは言えないクイズを頑張って解いてくれることが、人生でこれ以上ない喜びの一つだったのではないかと思い馳せます。 お孫さんのことを考えながら問題を作成したりする時間は、お爺様にとってもかけがえのない時間、人生の最も大きな実りある時間の一つとなったことと思い、ほっこりしました。 最後までクイズを遺されたところに、お孫さんの存在、お孫さんと一つ一つ紡いできた時間のすべて、お孫さんの未来…お孫さんのすべてを愛するお爺様の愛とやさしさが溢れるほど伝わってきました。 在りし日の、目を細めてお孫さんを見るお爺様の顔が浮かぶようでした。 ……と、お孫さんのお話ではなくお爺様の話となってしまいましたが、お孫さんの様子からお爺様への静かであたたかな想いが感じられて、お爺様のことを考えずにはいられませんでした。 最後のクイズが無事に解けて、本当に良かったです。 お話が終わるたびに、にゃーんと猫ちゃんの声が消えていましたが…なるほど、そういうことでしたか。 とても可愛かったです。 鈴乃屋様のあたたかなぬくもりのあるイラストがとても心地よく、物語と合わせてとてもやさしい一時を過ごさせていただきました。この作品に出会えてよかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • やっぱ叩けば直るだろ?
    やっぱ叩けば直るだろ?
    ちょいちょいボケるかわいいベレー帽の機械BKさんとジッカーさんのツッコミにちょっぴり怖い展開も混ぜつつ、様々な要素が絶妙にマッチした大変楽しい物語でした。 @ネタバレ開始 ボケ&ツッコミをしているはずなのに、内容が若干不穏で「大丈夫かBKさん…」と思っていたら最後の最後で一撃かますかどうかの究極の選択にどうしようか……とは思わず、迷わず壊させていただきました! 全力でベシッ!!と! 「壊すのそこだったのか!」と驚きましたが、BKさんがご無事でなによりでした。 ジッカーさんがお話ししてくれた機械化商売には「ひえー」と思いつつ、最後の一枚絵にはとてもほっこりしました。 不穏なことを言い出す相棒をボケ&ツッコミのコメディアン要領で叩き直すというアイディアがとても素晴らしかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • また、会いに来るね
    また、会いに来るね
    終わった後でほんのりと明るい気持ちになれる物語でした。 自分のいる場所に馴染めなくて苦しんだことのあるすべての人に、こういう未来があればいいのにと思います。 @ネタバレ開始 子どもの頃は目の前にある世界がすべてなので、一つの場所に馴染めないと途端に八方塞がりのように思えてしまうんですよね…自分は価値のある人間だと自分を守るために周囲を必死に貶めようとしてしまったり…主人公さんも必死に自分を守ろうとしている様子が伝わってきました。 それを繰り返せば繰り返すほど苦しみが長引くという負のループを思うと、物語の主人公が自分で自分を苦しめる状況から抜け出し、自分の人生を歩いている様子が嬉しかったです。 トイレネタで「赤ちゃんは流せない」と言っていましたが、お子さんがいるいまなら「当時の私、本当にめちゃくちゃなこと言ってたな」と微笑むのだろうなと思いました。 @ネタバレ終了 出てくる画像は基本的に1枚だけというシンプルさながら、物語は大変深くて考えさせられる内容でした。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 太陽と月が寄り添って
    太陽と月が寄り添って
    タイトル通り、寄り添いながら人生を歩んでいく二人に心があたたかくなる物語でした。 読了後のタイトル画面の変化もほっこりしました。 @ネタバレ開始 太陽くん、本当に良い子だなーと感じ、最後まで安心して読めました。人としてのやさしさを持つ太陽くんにとても好感が持てました。 太陽くんは不登校などもあり自分は他の男子と比べて自分は優れたところがないと弱気でしたが、いざ「月美さんの夢に自分も近しいところへ」と決めた後はそれを実現すべく邁進する強さがあり、本当の強さを持っている人だと思いました。 月美さんの性格やお仕事を考えると、太陽くんのやさしさや後ろからいつでも支えているというのは本当にこれ以上ない素晴らしい組み合わせだな…と感じます。 いつか子どもたちが自分たちのご両親が名前と同じようにひかれ合い続けたお話を耳にすることもあるのでしょうか…もしそうだとしたら、その時に子どもたちがどんな顔をするのか、想像するとあたたかい気持ちになります。 太陽と月の間に生まれた未来を生きる子どもたちが、お母様が願った世界で幸せになれるといいなと思います。 なお、上杉くんがザクッと月美さんにやられたところは見ていてスッキリしました。 この部分は「これで自分を見つめ直せるといいね」と眺めていました。彼も大人になって色々と変わっているといいなと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 『プラリ』
    『プラリ』
    「プラリ」というタイトルが、すべてが終わった後でもう一度見ると全然違う印象になるのが秀逸でした。 モノトーンな画面が作品の内容にとてもマッチしていて、ノスタルジーな音楽もとても印象に残りました。 @ネタバレ開始 遺体に「プラリ」と名付けているのには何か理由があるんだろうなと思いながら読み進め、読了した時にはタイトルの意味が初見とは全く異なる味わい深いものに見えました。 あゆなさんにとっての「プラリ」はともかさんだったのだなと、あゆなさん自身がともかさんを失ってから気づいた感じが最後の涙から感じられて、これから先、あゆなさんはどうやって生きていくのだろうと少し不安にもなりました。 最後に指輪の話が出てきたので、あの時あの指輪と言葉の意味を真剣に受け取っていたら、真剣に自分が応えていれば、はぐらかさなければ…と後から後から後悔が積もっていくのでしょうか…そうすれば、ともかさんが自死を選ぶことはなかったかもしれないと、あゆなさんが自責の念に駆られているのかなと思うと、やりきれません。とても悲しい気持ちになりました。 後悔先に立たずとはよく言ったものですが、自分は誰かの真剣な思いをきちんとその瞬間に逃すことなく捉えて、正面から向き合える人になりたいなと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • おねがいやめて
    おねがいやめて
    ノベルゲームならではの表現、ノベルゲーム以外ではできないと言っても過言ではないある種の非常に洗練された技巧的なゲームでした。 プレイヤーみんな、絶対に一度か二度はループしていると信じてる。私もループしたよ。 @ネタバレ開始 大量の注意書きで一度同意と却下が入れ替わった瞬間あたりが絶妙に「なかなか本編始まらないなー」と集中力が一瞬途切れるタイミングで、ものの見事にきれいに間違えてTHEループ、また初めから同意を取り付けていくことに。 それ以降は間違えぬようにと一度で浦島さんたちとお会いできましたが、注意事項をじっくりと読むことの大切さと、規約や契約を前にしたときは集中力を途切れさせぬことの大切さを知りました。 「ボタンを押せば物語が始まる(同意すれば始まる)」という固定観念を逆手に取った発想、それを巧みにゲーム性へと昇華されていて素晴らしかったです。 途中で作者様が乱入して笑ったり、最後の最後で綺麗にホラーな展開がやってきて画力の高さと怖さにビビリまくり、その後でもう一押しがあったり…雨宿りん様のセンスが今回も全開で、楽しませていただきました。 最後の一押しは、きっとまだ何かあるんじゃないかと画面と睨めっこしました。 物語が始まらなければこうはならなかった浦島さんを、大量の注意事項を超えてこの御姿にしたのは私なのよねうふふ…♡などと、ヤンデレモードで眺めました。このままずっと私のデスクトップで横たわっておく? あなたが心音を止めるまで、ずっとずっと…ね♡なんてプレイするユーザーさえも浦島さんに「おねがいやめて」と言われそうな雰囲気になりました。 @ネタバレ終了 XのTLでタイトル画面をお見かけしてからずっと気になって仕方なかった本作、とても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • ブラック オア ノットブラック
    ブラック オア ノットブラック
    求人募集も最近は巧みに偽装されているので、気づけずに逮捕されることもしばしばでした。 絶対これホワイトだよね?と思ったものが逮捕案件だったり、数日経つとどれも怪しく見えてきたり…仕事を選ぶのって難しいですね…! @ネタバレ開始 リスを数えるのとか、絶対に闇バイトの片棒を担がされるやつに決まってる~~!と踏んでいたら、実はどこもブラックではない綺麗なホワイトだったり…逆に「これはホワイトでは」と信じ込んだものがブラックだったり、明らかにどこからどう見てもブラックなものに突っ込んでいったりと、楽しく労働させていただきました。 別作品に出てくるお馴染みの方も出てきたりして、「こんなところに!」と嬉しかったです。無事に引っかかりましたおバカシッターです。 途中で求人がバグりすぎてなぜ自分が逮捕されているのかもわからなかったところも面白かったです。お金を稼がせてもらっても、自分が何の仕事をしたのか分からなかったので事実上のブラック(ボックス)労働でした。 初回は最後に受付をすることになりましたが、もしやそこはブラックじゃないですよね…なんてチラリと思ったり。 逮捕され続けた結果、即日、高収入など、気をつけるべきポイントがしっかり刷り込まれましたので、現実でも引っかからないようにしたいと思います。 (何周か色々試行錯誤したのですが全バッジ取得できず…すみませんっ…!!) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • まちがい勇者とテキトー天使の迷宮パズル
    まちがい勇者とテキトー天使の迷宮パズル
    ありんこさんのゲームはいつもゲーム性があってとても楽しい&これをティラノエンジンで!?と思う素晴らしい技術に感嘆を禁じえません。 今回も素晴らしい技術が織り込まれたパズルを、存分に楽しませていただきました。 紹介文には約90分とありましたが、私は約40分弱で両方ともクリア(25中24ステージ初見クリア)できたので、ゆっくりプレイしても実質1時間ほどでクリアできるかと思います。 ぜひ多くの方にプレイしてほしいです。 @ネタバレ開始 パズル、とても楽しかったです! ルールを押さえていればあとはどこを開けるかというシンプルなパズルが心地よく、自分を動かすかモンスターさんたちを動かすかで頭をひねりひねりしました。 龍王城編は連動扉やワープが入ってきて、さらに楽しかったです。終盤にもなると、モンスターさんがわらわらと同じ部屋に詰め込まれていくので大変爽快でした。 あとキャンディさん! またお会いできてうれしいです! そして相変わらずの攻撃力の高さ…過去作品で勇敢つよつよに一撃必殺で戦っていた姿を思い出しました。 @ネタバレ終了 次回作もまた楽しみにしております。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示

  • 悪魔的初恋死んどろ~む
    悪魔的初恋死んどろ~む
    バッドエンド一直線に定評のある私です、こんにちは。 さあさあ、最初の選択肢ですよ、もちろん選ぶは―――はい、終了!!(呆然) というプロローグからちゃんとお約束を踏みつつ、全編楽しませていただきました! @ネタバレ開始 いざ人間体を手に入れられた悪魔さんとともに街を回って神父さんのもとへ…謎のイケメンさんの恋愛模様に大爆笑しつつ、落ち着いて少しずつ慎重に仲を進めよう…そう、慎重に…慎重に…(ズガドシャァアアーーン!!)慎重にぃいあああああ!!!(まさかの展開すぎて本気で驚きました) ……時間を巻き戻していただきました。 今度こそ…今度こそ………どうしてぇええええええ!!!!(崩れ落ちました) その後、画面の前で「悪魔くん、神父さん助けようねーー!!」と私まで「どういうことなんだ…死亡確定回避はできないのか!?」と神父様お助けし隊となっていました。 ただ、慎重に慎重にが功を奏して、大量選択肢の瞬間は偶然にもどれかを選ぶ前にあの選択肢が出てきてくれました。ラッキーでした。 戦いのシーンなどスチルに臨場感があってすごい!と思いつつ、画面に謎のイケメンさんが映っているのとセリフ回しのおかげで「どうしても笑ってしまう…カッコいいシーンなのに笑ってしまう…!」と情緒が乱されました。 最後はひとまずのハッピーエンドで落ち着いてよかったです。 悪魔さんは亡くなったお歳が5歳とのことで、これからまだまだ見識を広げて様々なことを学んでいかれるのだろうなと思います。徐々にほだされてきているらしい神父さんとの楽しくて幸せな日々が続きますように。 オマケのストーリーも面白かったです。特にあのお掃除ル●バさんの真相とプライバシーとは…の話が大変ツボでした。 コミカルな立ち絵がアクセントになっていて、とても面白かったです。 @ネタバレ終了 コロコロ変わる立ち絵と軽快なテンポで進むシナリオが楽しい、二人の未来を応援したくなる話でした。 素敵な作品をありがとうございました!

    レビューページを表示