SHIAのレビューコレクション
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動画配信グループ『夜のまばたき』は何故、チャンネルを閉鎖したのか大人気動画配信者たちがなぜ閉鎖したのかを一人一人に聞きながら明らかにしていく本作、少しずつ真相へ近づくにつれて画面のブレ具合もおどろおどろしくなり…「でも、これだとあの担当がいなくない? 誰か兼任してる?」と思ったら…。 @ネタバレ開始 メンバーさんたちの人間関係に重きを置くことで隠されていた真相、誰かが兼任しているのかと誤認はしていたものの、違和感がしっかりと最後の最後に解き明かされてスッキリしました! 一番初めの自己紹介で「企画」が二人いる時点で役職にも目を向けていたのが明らかな違和感に繋がったので良かったのかも…と思いました。 メンバーの皆さんが社会的に抹殺されましたが…皆さんまとめて有名にはなれたので、これでよかったのかもしれません…(黒い笑顔でにっこり)。 シンジさんが頭角を現すために色々とし始めたあたりで、このグループこのまま滑り落ちるように崩壊しそう…とは思っていましたが、まさかまさかのラストで解き明かされる真実を知ると、納得しかありませんでした。これは崩壊するしかない…。 少しずつ手探りで真相に近づいていく感じが、見てはいけないものに近づいていくようで、とても面白かったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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開けてください、子ヤギさんたこてい様の作品は一度プレイすると以降はたこてい様だ!と記憶に残るほど唯一無二の作風を築き上げておられますが、今作からも感じる独特の空気、たっぷり楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 「まあ、結末は何も変わりませんが。」の言葉が実はプレイ前から気になっていて…本当でした! 引っ越してもダメだとぉー!!と思った後で、引っ越さず直接対決してもダメだった…と、結末は変わらないとはこういうことだったか…と諦めかけたとき、もう一度初めからでトゥルーエンドだ!と意気揚々と再プレイ。 結 末 は 変 わ ら な か っ た …!! 主人公さんは逃れる術がなかったのですね…どんな結末も! しかし、東陵さんとしては確かにトゥルーエンドなので、これが一番良い終わりですね。 主人公ちゃんがここから先、命だけは無事にあることを願います…。 確かに愛…これも愛…だと思います…! 全然関係ないですが、毎日毎日お隣さんに押し掛けてくる男性がいる隣人の方々も怖かっただろうなと思いました…。 特に東陵さんがキレて大声出してしまうところは、画面の前で私も怖かったので…主人公さんやお隣さんたち、すごく怖かっただろうな…なんて、話から逸れたところまで考えちゃいました。 そして、これを耐久24時間で仕上げられたのですか!? すごい! お疲れさまでした! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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駐車場レーサーズNIGHT スーパーコンボピュアシンプル亭様の類稀なるセンスがいかんなく発揮され、錚々たる面々のフリゲ制作者様がコラボされている本作、会場を見ているだけでも楽しいですが、一工夫凝らされた各対決は大変面白かったです! 一番初めだけで何回轢かれたか分からないくらいの運転音痴ですが、頑張りました! @ネタバレ開始 壁にめり込んで動けなくなったり、何度も同じ車に轢かれたり…レーサーとしての素質ゼロな私ですが、なんとかフリゲ制作者様たちとのレースまで持ち込めました。 ピュアシンプル亭様のターンのときも過去に見たことがある面々やさりげなく背景に埋め込まれた「あ、このキャラ知ってる!」と思う動画で見かけた人など、それだけでもとても楽しかったです。 赤い服の女性がトンネルの真ん中に立っていた時は、すれ違った後で思わず後ろを振り返りました(プレイヤー全員やると思っています)。 なお、車に轢かれた回数はもう数えきれません…唯一ストレートにいけたのは、因習ゾンビ村っぽい面々の方々が立ちはだかるコースでした。ここだけは「うおおおお! 我が華麗なる反復横跳び! フェイント、フェイント!」と左右にゆらゆらしながら駆け抜けられました。地面から生えてくる人たちもタイミングが良かったのか綺麗に避けられて、ゴールについたときは思わずガッツポーズでした。 まずはこの方から…!とプレイさせていただいたのは、最早ティラノフェスの名物お爺様となっている牛に乗ったあの方からでした。 Xにて難易度が低くてお散歩のような感じと先にプレイされた方のポストでうかがっていたのですが、ものの見事に負けました…(運転音痴すぎる) 最後のほうのTapに私の反射神経がついていけなかったのが敗因でした…。 牛歩より遅いですよ、ええ、ひよこですもの、よちよちですわよ!と、自分がひよこアバターであることを理由に負けても仕方ねぇのです!と再戦。なんとか先にゴールできました。音速を切るひよことなりました。 次は富井さんだ!と私も身を包んでいただいたことのある着ぐるみを着た富井さんと対決、また負ける!(知ってた) 何度も何度も見た懐かしい廊下、親の顔より見た舎弟たちに阻まれ、思わず急いでタップしたせいで何を出すと言っていたのか視認するより前に選択肢、無事廊下の初めに戻りました…人の話はちゃんと最後まで聞きなさいと日頃からママンやパパンにも言われているのに…。 こちらも二度目は無事に勝てました。 常に焦っているので誰との対戦でもやらかす音痴レーサーです(涙) 3D酔いがひどいので、この御二方で泣く泣くギブしてしまいましたが、金玉ゲットしたかったです…! また日を改めて、体調と話し合いながら他の方も攻略していこうと思います。(やさしめの方でこれなので、難易度の高い方々は勝てる気がしませんが…!) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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なぞのはこ登場人物を残念な未来へと送り出す力にかけては熟練のプレイヤー、大変申し訳ないのですが…はい、いきなり放置を選んでしまいました。 @ネタバレ開始 気を取り直して、2周目…も、すみません、全力で選択肢を選んでいったのですが、おじいちゃんになってしまった! 箱を開けるの、意外と難しかったです! ペンを刺した後で抜こうとしたのが運の尽き…2周目も見事におじいちゃんでした。 3周目でようやくカッターを持ち出して…なるほど!とエンドに納得しました。 この後でペンももう一つの選択肢を選び、無事に主人公さんに少しだけ光を当てられました。 物語はほんのちょっぴりの変化、いままでの寝て食べて寝るだけの生活にはなかった変化をもたらしたところで終わっていますが、ここから先、主人公さんはおじいちゃん化エンドで夢見たような生活を送ることができたのか…その人生へ行けていたらいいなと感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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氷の大地毎年のフェスで密かに新作が出るのを楽しみにしている本シリーズ、最新作もとても楽しかったです! リトちゃんカワイイ! そして、博士のクールだけれど誰よりも深い愛情に感動しました! @ネタバレ開始 人類の状態から、きっと異端の博士はなんとなく最後はみんなに裏切られてしまうのでは…と思っていて、本当にその通りにはなってしまいましたが、リトちゃんが博士にたくさん愛されて、博士からもらったたくさんの愛を糧にユメさんたちに手を引かれて一人で立って歩けるようになって、本当に本当に良かったです。 博士との別れのシーンはとても悲しくて、しかもリトちゃんの能力のせいで博士が結晶化して砕け散ってしまうところは胸が痛かったです。 恐れるのではなくあえて知ろうとした博士は、恐れは対象への無知からやってくるものだということを最後まで忘れなかった人なのだと感じました。 他の研究者たちは、恐れるあまり最後はあのような行動をとってしまわれたので…。 全員でリトちゃんを理解しようとしていたら、もっともっと違う未来があったかもしれないのに…。 過去作よりユメさんとライゼさんが出てきて、ユメさんの顔芸(すみません)も健在で、大変楽しませていただきました。 特にユメさんの食えない感じは健在ながら、博士がいのちを懸けてお願いしたことに対しては気にかけてキッチリこなしてくださるやさしさは、本当にいいキャラだーと思います。過剰な期待もさせないけれど、約束は粛々とこなしていくところ好きです。 リトちゃんとライゼさんのバトルは一枚絵の迫力もあり、見ごたえがすごかったです! 二人が全力でバトッていく姿は、まさに頂上決戦でもあり、最後は和解し友だちになれてよかった…ライゼさんにとってもよかったと思いました。 新たな世界でのリトちゃんの衣装、旅をする魔法使いのような素敵な衣装でとてもよく似合っています。 リトちゃんが幸せに歩き出せた姿を見て、あたたかな気持ちで読了しました。 何もかも失われた元々いた世界ですが、別の世界に行こうとも、博士の愛だけは絶対に奪われずに、失われずに、ずっとずっとリトちゃんの胸にあり続けること、リトちゃんの人生に寄り添いつつけることが、とても素敵だなと思いました。 @ネタバレ終了 プレイ後に変わるタイトルイラストも、とても素敵でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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天才モデル鳴也くんの1日マネージャー体験国宝級イケメンでビジュアルは無敵なのに性格に少々難あり?な鳴也くんの1日マネージャー、務めさせていただきました。 芸能界はとても大変なところ…というイメージがありますが、本人もマネージャーさんも大変な苦労がありそうでした…。 @ネタバレ開始 鳴也くんの強気な態度に終始振り回される主人公さん、なかなかにタフだな…!と思いました。 そして、なんでもそつなくこなしてしまう天才な鳴也くんはすごいと、画面の前で思わず拍手したくなりました。 あっという間に台本を覚えて即興で入れてしまう…すごい才能ですね! 現実に身近にいたらたぶん秒で離れないと自分が持たない…と思うのですが、ゲームで遠回しに見ている分には大変面白くて魅力的な鳴也くんでした。終始ブレずに態度が堂々としている(ちよっぴりふてぶてしい?)ところも、自分を通していてすごいなぁ…と思いました。 そんな鳴也くんも、ご家族関係で色々と重たい部分がおありのご様子…どんなに強くて無敵そうに見える人でも、見えないところで色々あるのだなと思い、これからも負けずに頑張ってほしいなと感じました。 タイトルの挑戦的なお顔の鳴也くんも、物語中の美麗なスチルも大変眼福でした。 個人的に写真のシャッターの画面切り替えがすごく好きです。オシャレ! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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帰省幹線が渋滞している場合(ゲーム)高速で事故渋滞ともなると「無理、やめてー!」という気持ちになりまず真っ先にトイレが気になりだすのですが、本作は仲良し兄弟の軽快な会話が続くので「もう少し渋滞していてもいいのよ…」と、渋滞よりも二人の会話が続くのが楽しみでした。 @ネタバレ開始 凪沙さんと海里さんのまったりとした兄弟の会話が心地よく、どの選択肢も楽しく見られました。 一番初めにお兄さんの好みはこれだったかな…と思い出しながらコーヒーを買って待っていた凪沙さんに、気遣いのできる子だ~!と好感度が急上昇、その後もずっとやさしくて気遣いができる凪沙さんにニコニコしてしまいました。 車酔い、本当に大変ですよね…私も車酔いが酷くて、酔い止めも「なにそれ…効かないけど?」レベルの酔い方をしますし、なんだったら途中でケロロロ(蛙)になるので、途中の過去の車酔いエピソードは本当に沁みました…。 海里さんのとてもやさしい、酔いに苦しむ弟をなんとかしてあげたいという気持ちにほっこりしました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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断捨離×神経衰弱 もうそんなのどうだっていいそれぞれのアイテムにまつわるエピソードを思い出すことでプレイヤーにも追体験を疑似的にさせてくれる本作、神経衰弱で思い出の品入手&「捨てるか否か」を問う断捨離を掛け合わせた斬新さ込みで楽しませていただきました。 これは物の取捨選択に対するユーザーのスタンスも大いに含まれそうな気配がいたします…。 @ネタバレ開始 元々物を持つことが苦手で激ドライ(友人談)な私は、初回はすべて捨てました(鬼畜の所業…) いま必要か否かですべてを判断してしまうので…「すべてリセットして、まったく新しい生活に切り替えていこ!ぐじぐじしてる時間がもったいない!」という勢いで捨てました…主人公さん…すみません…。 2周目は逆にほとんどの物を取っておくことを選びました。 暗闇の中で主人公さんが「捨てられない…」と泣いていたので、こちらもすみませんでした…断捨離するにしても、なかなかバランスが難しい…! もう一つあるはずのエンドも見ようと奮闘しましたが、いかんせん…何を捨ててよくて何を捨てていけないか、判断能力に欠けていてエンド到達できず…! 断捨離は難しいなと感じました。 主人公さんが近藤さんとの恋愛と父から勧められたいずれ結婚前提の相手との間で板挟みになっている様子を、それぞれの思い出の品から知るにつれて「主人公さん、もう道は決まってるんだな…」と思いました。 もしかして、それに関するエンドなのかな?と思うと、発見できず悔しくもあり…また断捨離に挑戦したいと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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私はロボットではありません「私はロボットではありません」といつもチェックをポチッと押したりするあの操作…あれをこうした形でゲームに落とし込むとは…! アイディアが素晴らしすぎる、大変面白いお話でした。 オマケシナリオまで見るとさらに楽しい展開で、本当はちょっぴり怖い物語のはずなのに思わず笑いました。 @ネタバレ開始 100時間続けてゲームしている姿は、確かに人間ではないと判断するに十分すぎましたね…。 それはロボットが誤認しても仕方ない…私がロボットでも誤認します。 主人公の色々な意味でのタフさが今まで彼がロボットたちに人間と疑われることなく匿ってきたかと思うと、好きなものにのめり込めるというのは、ある意味でとても素晴らしいことなのだと思いました(と綺麗にまとめてみる)。 主人公さんたちはここで終わりですが、ロボットにどんどん置き換わっていく世界…何が起きているんだろう…と、世界観の背景も気になりました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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一夜おどりてとてもかわいい立ち絵と一枚絵が大変眼福な本作、扇タップのミニゲームも楽しく、最後までこの世界に没入しながら楽しませていただきました。 鬼の三兄弟さん、大好きです! @ネタバレ開始 なにやらご主人に冷遇されている訳アリ主人公のヒトヨさんが鬼さんたちの心を芸で次々と射止めていく物語、とても面白かったです。 背景等を含めて細部まで細やかでこだわりと愛が感じられる画面が素晴らしく、この世界が大好きになりました。 時折入るトヨマルさんの分かっているのか分かっていないのか判別しづらい応援やツッコミ?もとても面白かったです。 トヨマルさんは、あまりにもかわいいのでずっと見ていたくなります…! どちらに転んでもイグサさんとは物語当初よりも踏み込んだ仲良しさんな結末ですが、個人的には二人で生まれ故郷を目指すエンドのお団子のシーンがグッッッッ!!ときました。 何かが始まっている予感に、トキメキが止まらない…!! しかしながら、鬼のお墨付きをいただいて新たなお客様に芸をお見せしているお店エンドも素敵でした。 最後に鬼の兄弟さんたちが乱入して一緒に楽しんでいる姿も、鬼の三兄弟さん好きとしては推したいエンドです。 仮面の下はきっと超絶美形なんだろうなと、ものすごく期待しながら三人ともスチルを拝んでいました。 タマユキさん単体スチルでタマユキさんの御召し物を整えている手になりたい人生でした…あの手、やさしいですね…御召し物の乱れを整えてあげるやさしさが良きでした。 とてもかわいくてやさしいヒトヨさんの物語、読了後は「ああ、これで終わりなんだ…」と、もっと見ていたいと思う本当に面白い物語でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!