SHIAのレビューコレクション
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束の間のひと時をちょっと一息つきたいなと思い、素敵な絵に惹かれてプレイさせていただきました。 不思議な導入部やお店の雰囲気に「ここはどこなんだろう」と感じつつ、主人公さんと一緒にお客さんたちとの会話を楽しみながら最後までゆったりと過ごさせていただきました。 @ネタバレ開始 からあげ食べる?の人が出てきたあたりでちょっぴり怖いお客さんもいるのかな?と思いつつ、段々と主人公さんがどこから来た人で、どこに行く人なのか、ここにいていいのかがとても気になりだしました。 個人的にネイルをきゅぽっと取り出すメデューサさんの動きが最高でした。とてもかわいいです。 主人公はそのコーヒーを飲んでいいの、ダメなの…とドキドキし始めたころ、目が覚めてすべてが繋がりました。その直前のお姉さんとの会話から、主人公が無事に目が覚めてよかったです。 話の流れ的にお姉さんは既に…だと思うので、生き延びた主人公にはお姉さんの分まで頑張って生きていってほしいと感じました。 @ネタバレ終了 不思議なお客さんたちの動きがとても面白くて、本当に束の間のひとときでした。 素敵な作品をありがとうございました! -
砂塵のアケトアテンかわいいタッチのイラストに惹かれてアテン神とアクエンアテンさんの物語、最後まで見届けさせていただきました。 一枚一枚のイラストが細部までこだわられていて、とても素敵でした。 @ネタバレ開始 アクエンアテンさんのアテン神へのただただ純粋な信仰心と、政治的な周囲の思惑など…物語を最後まで見届けて、とても切ない気持ちになりました。 また、当時はファラオが最大権力者とはいえ、神官団たちとの折衝なども大変だったのだろうなと思いました。 エンド2でいつまでもアクエンアテンさん復活の時を待つアテン神に、既にファラオによるエジプト支配は終わっていることを教えてくれる人さえいないのが、二人の関係性のすべてを物語っているようでいたたまれない気持ちにもなりました。アテン神がゆっくりと安らかにアクエンアテンさんとの想い出を思い返しながら過ごせるような日が来るといいなと思います。 もし、ありえないIFとして…アテン神がただ一人ではなくあまねくすべての地平と民を等しく愛し照らす神であったのなら、結末は違っていたのだろうか…とも思いました。 いずれにしても、永い時間を存在し続ける神だけが取り残されているエンドは、とても切なかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
さなぎの夢土中にて不思議な人と会話するお話、ちょっぴり怖くてとても不思議な感じのするお話でした。 読了後、色々な余白を想像する楽しみがありました。 @ネタバレ開始 最初から最後まで、全ルートを通しても明確に「あれはこういう存在でした」というのがすべて明かされることなく、唯一明かりを灯したときだけほんの少し分かるようになっているのがとても巧いなと思いました。 じわっとそして漠然とではありつつも、自分が話していたものが何だったのかが分かり、怖くもありやはり不思議でもありました。 白骨化していた人がいままで使用していた外皮なのか、主人公さんがこれから新たな外皮になるのか、主人公さんがNOと言っても他にもアテがある雰囲気だったので、この土の中に自らふらっと来てしまう人は他にもいるのかな…と、色々なことを想像するのはとても楽しかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
この暗闇に果てはあるか真っ暗で何も分からない中からの物語ということで、少し緊張しながらプレイさせていただきました。 現実ならパニックものですが、ゲームの中ということで色々な行動パターンで果てがあるかを確かめさせていただきました。 @ネタバレ開始 初回は体力のあるかぎりあがいて人に気づいてもらおう!と選択肢はすべてそれ寄りにしたことで、一度でTRUE ENDまで辿り着くことができました。暗闇を抜けた果てに真っ先に見るのが、会話からはちょっぴりクレイジーな気配のするイケメン御二人。突然のイケメンさんの登場が嬉しかったです。もがき続けたかいがありました。イェーイ♡です。 主人公の正体がまさかの…でしたが、最後は穏やかに「助かった」と安心して召されて良かったです。 トランク半折収納されている他の方々も、どうか無事に行くべき場所に行けますように…。 おまけもとても充実していて、物語内で見つけてくださった御二人がどんな人物なのか、キャラ紹介を拝見してますます気になりました。 犯人に何があったのかも気になりますが、とても怖そうな感じなので…知らぬが仏ということで犯人の恐怖の呟きは聞かなかったことにしたいと思います…。 マフィアさんたち二人のことが気になりますので、もう一作、今度は本気でスイカを割りに行きます。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
恋も呪いも墓場まで、今回もドロドロ感が凄まじくて、かなり濃いお話でした。 世の中に溢れてしまっている、そして日頃から誰しもが目にすることではありますが、こうして丁寧に描かれると圧がすごくてどちらの苦労や心情もひしひしと感じられました。 @ネタバレ開始 恋心なのかただの憎悪アンチなのか…恋も呪いも墓場までというタイトルがとても秀逸でした。 アンチに成り下がって恨み言をぶつけ続けるのも、頭が相手のことでいっぱいになっているのは確かに恋にも似ているかもしれない…と思いつつも、執着され攻撃される側もそりゃ歪んでしまうよなと思いました。ゴキブリ1匹いたら100匹いるというのは、それだけおかしなアンチに囲まれているのだろうと思うと、お疲れ様です…という言葉を贈りたくもなりました。 1回潰したくらいで~のセリフは、面構えの違う強者のセリフだ!と思って、不覚にも格好いいと思ってしまいました。 キラキラした恋愛とは到底言い難い、ドロドロした負の感情でコテコテにコーティングされた気持ちが果たして恋なのか…どちらとも判別は尽きませんが、嫉妬や羨望などが言葉の端々などから巧みな描写から感じられました。 どちらも素敵な歪み具合でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
幸せを食べたい本当に1分もかからずして終わる物語ですが、きちんと結末と言いますか…物語としてしっかり成立していて、邪悪なドードーさんならではの素晴らしいゲームでした。 @ネタバレ開始 そうだよね、おいしいもの食べると幸せだよねーなんて画面の前の幸せそうな親子を眺めていたら、一転。 「あー!!」と叫ばずにはいられない予想外の展開、そして終了…本当にお見事でした。 幸せを食べたいのにもう食べられないというのが一瞬で伝わって、すごいと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
インビジブルヒーロータイトルからしてヴァイオレンスな雰囲気が漂う今作、エンディングが2種類とも甲乙つけがたい終わり方で、どちらも悲しくてどちらも切なかったです! @ネタバレ開始 柳瀬くんの死亡エンドは、格好良いヒーローはヒーローのままで終わったものの、この後の幸人くんが「僕が言わなければ柳瀬くんは…」となるだろうことを思うと悲し切ないです。これで小林さんが戻れずに終わったら完全なバッドエンドすぎて…せめて小林さんだけは戻れていたらと思いますが、それにしても柳瀬くんの最後が悲しすぎました。 兵器として育てられて、ようやく見つけた生きがいと好きな人を残して死ぬなんて…異形をみんなボコボコにして生きていてほしかったです。 柳瀬くん生存エンドは柳瀬くんにとっては幸せだけれどヒーローが死んでしまった…という意味では確かにバッドエンドなのかな?と思いつつ、二人が幸せになってくれるならある種のハッピーエンドとも言えるかも、と思いました。 この先、世界的には明るい未来は来なさそうですが、柳瀬くんが幸人くんとの幸せが続くよう願っています。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
心理テスト~転生したらどんなハムスターになる?~転生したらどんなハムスターになれちゃうのか…心理テストということで、どんな結果が出るかとてもわくわくしながらプレイさせていただきました。 いつもながらハムスターさんたちのイラストがとてもかわいいです! @ネタバレ開始 メアリーさんに占っていただいた結果、ゴールデンハムスターでした♡ 来世はハムスターに転生しても、うまくやっていけそうです(*´ω`*) そして、おまけからすべての診断結果が見られるやさしいシステムがとても良かったです。 ぜんぶ見てみたいけれどコンプリート大変だろうなーと思っていたので、助かりました…! 実験用のハムスターだけはヤダー!!と思い、来世はきっちりゴールデンハムスターになろうと思います(ゆるぎない決意) @ネタバレ終了 プレイされた他の方はどんな診断結果になられたのかを見るのもとても楽しそうな心理テストでした。 素敵な作品をありがとうございました! -
置忌配様々な事情で推進されている「置き配」ですが、漢字一文字違うだけでこんなに恐ろしい目に遭うことになるとは…。 突然ニュッ!と出てきたあの子に当初は「とんでもない怖いもの出てきた!」と思っていましたが、話が進むにつれて怖いときと怖くない時がありました。 @ネタバレ開始 お隣りの芳田さんの身に起きたことに主人公が巻き込まれたのかと思いましたが、物語が進むと「主人公、それ人として一番やってはいけないやつ…」というのが発端だったらしくて、それはこんな目に遭っても仕方ないよ…と納得しました。 綺麗な箱と明らかに駄目なことが起きる箱は、初めは秒で綺麗な箱を選んだのですが、その後に明らかに駄目なことが起きる箱を開けた時が一番怖かったです。 一番良いエンドに辿り着けたときは、仲のよさそうな兄弟が見られて良かったです(それも主人公の行動のためにこんなになるまで弟くんのもとに届かなかったわけですが…)。 芳田さんが弟くんと仲良くゲームをしながら安らかに眠れることを願っています。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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パラサイトドロドロとした感情や表現はお家芸な作者様の本作、タイトルからして不穏な気配が漂っていてヒリヒリしつつ、楽しく遊ばせていただきました。 聖くんの怒りの言葉一つ一つが御尤もすぎて「そうですね…本当にそう!」と頷いたりしながら読んでいました。 @ネタバレ開始 生まれでここまで苦しい生活をしている聖くんが本当に不憫でした。 親も選べなければ、環境も選べない子どもが苦しんでいる様子はいつ見ても心が痛みます。 「ギャンブルは自分の稼いだ金でやれ」…確かに!と思わず膝を打ちたくなる鋭いツッコミでした。 聖くんがお母様を酒瓶で一撃した後、芹香さんに助けられますが、彼にとって芹香さんが唯一依存できる相手だったからなのか、本当に心から好きだったからなのか…どちらでもありそうですし、どちらでなさそうなところで終わっていくのが印象的でした。 ご遺体を埋めに行こうというところで物語は終わっていて、この後二人は秘密を共有する者同士、依存しあい寄生し合いながら生きていく…ということなのかなと思いながらの読了となりました。 聖くんがこの先どんな未来を送るのかは定かではありませんが、できれば彼なりに幸せを見つけてほしいなと思いつつ。 @ネタバレ終了 今回も作品全体に漂う鬱々とした空気や不幸っぷりがダイレクトに伝わってきました。 素敵な作品をありがとうございました!
