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SHIAのレビューコレクション

  • ツェザリ
    ツェザリ
    タイトル楽曲が聞こえてきた瞬間に「魔法もの~! ファンタジー!」という予感がひしひしとしてきて、「いらっしゃい」とお出迎えしてくださるツェザリさんの素敵なタイトルイラストと相まって期待度MAXでした。 ツェザリさんと過ごす日々は、とても楽しかったです! @ネタバレ開始 二人とも恋愛に関しては不器用さんなところがとても良かったです。 ラウラさんの「自分の好きなものを押しつけることが必ずしも相手に好意を示すもの、好意的に受け取ってもらえるとは限らない(意訳)」という言葉が胸に響きます…自分は素敵!と思っても相手がそれを喜ぶかは別ということで、いそいそとチケットを手配して映画に出掛けたツェザリさんが可愛かったです。物語の進行で、この時点では人のアドバイスなどあまり聞かないタイプに見えたので、意外と素直に聞くべきところ聞くんだーと思いました。 人より抜きんでたところのある人は、そうではない人とはまた別のその人にしか見えない悩みや苦労があるんだろうなと思いながら眺めていましたが、最後は主人公さんと無事に思い通じ合って良かったなと思いました。 二人がこれからも末永く仲良く楽しく過ごせますように。 今作は背景も描かれていらっしゃるとのこと、ツェザリさんのお部屋の雰囲気が大好きです。 ファンタジー命マンとしては、一度遊びに行きたいぐらいです。 そして、ここから追加エピソードの感想となります。 本編からさらに増してツェザリさんがかなり可愛く見えました。 私の好みど真ん中直球のイヴァン・ビアリク先生が登場して、ツェザリさんが少し子どもっぽく見えたからでしょうか…言動にやや振り回されがちな主人公さんと異なり対処法を心得ているどっしりとした態度からそう思えたのかもしれません。 ツェザリさんが殺めてしまったことを本当に申し訳なく思っているシーンと、主人公さんがなぜ伝わらないのかともどかしさに半ば怒りながらもツェザリさんを心配するシーンは、胸に刺さりました…。 周囲は彼を優秀すぎて扱いにくい天才として持て余しているようですが、本人は自分の好奇心に忠実で、自分の良心に忠実なだけなんですよね…(たぶん)…と思うと、彼は感度が鈍めなだけで傷つかないわけではないんだなと改めて思いました。きっと死んでしまうであろう子どもたちのことを考えていたので。あの地面にべたーんのシーンは、咄嗟の判断であり自分が選んだこととはいえ、自分がしたことへの影響を思うショックのせいで立ち上がれなかったのだと認識しました。 追加エピソードを読んで、これから先ツェザリさんがもっと変わっていくのか、主人公さんもどうなっていくのかもう少し見たくもあり、二人のお話としてはここで終わりかなと思うと寂しさもありました。 ツェザリさん、本当はとても可愛い人と思いながら読了しました。 最後に。え、まだ続きが…ユゼフさんとビアリク先生のお話が…来るんですか!?(ガタタッ!! 椅子から立ち上がる音) え、え、楽しみ! すごく楽しみです! リリースをお待ちしております! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 夜道
    夜道
    暗い道を走っていたときにふと異変を感じたらどうするか…人によって行動が分かれそうですが、私は…。 @ネタバレ開始 あぎゃーーー!!! このキャベツ、目があるんですけれどぉおおーーー!!?? ホラーが苦手な人間が真夜中に恐る恐る手を取ったキャベツと目が合ったら、このような反応をするしかありませんでした。怖すぎて涙。 水なんかないよ、コーヒーしかないらしいよ、でも緊急事態ならどちらも水分だしコーヒーはニアリーイコール(≒)水だよね!?と自分で自分に強い暗示をかけて、口がないけれどどこから飲むんだろうという思考を押さえつけてコーヒーを投与させていただきました。 無事によいエンドに辿り着けてよかったです…え、でもこれ、他のエンドだと危ないやつですか?とヒヤヒヤしました。 他のエンドも気になったので、無視してみたり、コーヒーを差し上げずに蹴り飛ばしたり(主人公さん、それは逆に怖すぎではないでしょうか?)したところ、ノーマルのほうはこの後大丈夫かなと思いましたが、バッドエンドのほうは「んだんだ! オラのばあちゃんも夜道に落ちているキャベツは蹴るんじゃねぇぞって言ってただ!!(村人風ボイスで)」と言いたくなるエンドで、人のためにしたことは自分にも返ってくるって本当だったんだなぁと思いました。 夜道に謎のキャベツに出会ったら、コーヒーなり水なりを差し上げて、絶対に蹴らないようにしたいと思います…! @ネタバレ終了 夜道には気をつけて、そして夜道で異変があったら…不穏なことにならないように、緊急事態でも冷静でいたいなと思いました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 最後の晩餐
    最後の晩餐
    もうどうしていいか分からないほど辛いときにクリームソーダを飲みながら一緒に過ごせる相手がいるのはいいかもしれない…と思いました。 二人の友情にほっこりしました。 @ネタバレ開始 しょっぱいの時点で「あ、塩だ…」とアタリをつけられたので、これは悲惨な結末はなさそう…と安心して読むことができました。 さりげなく今の状況を聞いてみたり、ほんの小さなことを話したり…やぎさんの気遣いと落ち着き、ゆったりとした雰囲気がとても良かったです。 たぶん主人公さんはこのとき一回きりのエネルギー注入ではどうにもならないくらい疲れていて、明日以降もメンタルが削られやすい状況だと思うので、もういっそ人生リセットの勢いで仕事を辞めてしまうのもアリなんじゃないかなぁとプレイしながら思いました。 主人公さんがここまで追い詰められる前、人生が楽しかったころのようにまた笑ったりできる日が来るといいなと思います。 また、自分の身近にいるやぎさんみたいな友人は大切にしたい、とも思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 他人の靴で踊る
    他人の靴で踊る
    作者様の技巧には毎年驚愕してばかりですが、今年も大変驚きました&文字の演出まで本当に踊っているようで素晴らしかったです。 物語の内容は…スポットライトのように輝かしいばかりではなかったようですが…。 @ネタバレ開始 どんなにスポットライトを浴びても、彼女はただの傀儡再現者にしかすぎない…という終わりが物語の最初から最後までただ延々と踊り続けるのみの彼女のすべてを表現しているようで、ちょっぴり怖い終わり方でした。 また、贋作は贋作に過ぎない、オリジナルを超えることやオリジナルになることなどありはしないと知らしめるがごとき顔面真っ黒演出には震えました。主人公にはなれない、という言葉の重みが模倣の限界すぎる。 「それあなたの才能でも魅力でもなんでもないからね、他人が持つ才能で他人が築き上げた魅力、他人の輝きだからね」というオーバーキル必死の事実がいつ彼女に正面から叩きつけられるのか…スポットライトが消える瞬間を見たくもあり、恐ろしくもあり…。 昨今、色々な面でこうした本物と贋作について考える機会が増えているので、感じるものが多々ありました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • トモダチのパソコン
    トモダチのパソコン
    トモダチのパソコンを初期化するため、何も知らずに上がらせていただきまして…色々と戦慄しました。 初期化するだけだからね、と思っていたのですが……。 @ネタバレ開始 初回は本当にそのまま淡々と初期化して終わりまして…中身を見るなんてよくないからねと、あっさりと終了させていただきました。 ただ、家に上がらせていただいた時に、見知らぬ自称恋人の女性がいたときは「え、こわっ…」と思いました。 なんとなく恋人に思えなかったので警戒してしまいました。 その後、周回として途中からロード復帰、今度は申し訳なく思いながらもパソコンの中身をチェックさせていただくと、優さんが随分と過酷な労働環境にいたのとは別に「やっぱりあの人誰!!!??」と、壁一枚向こうにいる女性が怖くなりました。 どう考えても彼女じゃないですよね!? マッチングでちょっと顔合わせただけの他人ですよね!? どう考えてもストーカーか何かの類ですよね!?と、パソコンを確認している誠さんがいまにも刺されないかひやひやしながらのプレイでした。 その誠さんには、最後は社会的制裁を与えさせていただきました。物語はきっちり最後までプレイするユーザーの鏡、誠さんの人生を狂わせました。めでたしめでたし(誠さん的にはめでたくない究極のバッドエンドでしたね…でもしていたこと的に迎える末路としては妥当でした)。 少しずつ紐解けていく物語がとても面白かったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • CorrodeDiening
    CorrodeDiening
    チルな音楽に包まれて、深夜の彷徨い人が迷い込んだ喫茶店でなにかまったりしたお話が展開されるのかな~と入店直後は思っていました。 そうしたら…でした! @ネタバレ開始 まさかまさかの入ってはいけない系の喫茶店で、最初は「お家に帰ります!!」と怪しげな笑みに脊髄反射で店を後にして事なきを得ましたが、やはりゲームなのでもう一つの選択肢を…!と、再プレイして仰天しました。 この世のものではない何か異形さんの作ってくださったナポリタン食べていたのですか、主人公さんは…! 最後の晩餐すぎる…。 御顔パカーッ!のときが怖かったです。 こうして、一人また一人と世の中に疲れてしまった方が今日も迷い込んでは二度と帰らぬ人になっているのですね…日替わり定食のように異形さんの姿かたちが変わっているのを想像したらとても怖かったです…。 @ネタバレ終了 世に疲れてもし深夜を徘徊する日が来たら、明かりのついている喫茶店があっても入るのは慎重になろうと思いました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 一緒に死体を埋めて
    一緒に死体を埋めて
    ブルーの画面が不思議であり素敵な本作、遊ばせていただきました。 「一緒に死体を埋めて」と言われたら、どんな返事をするか…考えに考え…出した答えは、想定外すぎる結末へ向かいました。 待って、もう一度やり直させてください…! @ネタバレ開始 事情を聞かせてほしいなーと思って、ひとまず「ムリ」と答えたら即死して自分が埋められる側になるとは思いませんでした…なんてこと…。 さらに死体を埋めて、バレないでしょーと応じたらまた不穏な音が聞こえて…と、もしかして私これまた埋められた? と、二度埋めな展開が続いたのでいずれにしても埋められるのかと思っていました。 が、バレるを選んだ後の衝撃的展開…個人的に一番タイトル通りと感じる展開に、かなしみが深すぎました…全エンドダークな終わりに、しんみりとした気持ちでの読了となりました。実は自分がやったと衝撃を受けているシーンが全シーンの中で一番好きです。 埋めたり埋められたりしましたが、様々な結末が味わい深かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • なんかおかしいグリム童話
    なんかおかしいグリム童話
    なんもはじまんない日本昔話がとても面白かったので、こちらも期待してプレイさせていただきました。 それぞれ超有名な童話のタイトルを冠しつつ、いざ蓋を開けると「こ、これが令和のグリム童話か…!」と唸らずにはいられない、まさにOKでYear!な物語たちでした。 @ネタバレ開始 赤ずきんちゃん、圧が強すぎて好きです…! 何もかもを「OK」で片づけていく赤ずきんちゃん、ただものではない…という雰囲気抜群でしたが、ラプンツェルで再び出てきたときは「OK、とんでもない御仁がやって来たぜ…!」と画面の前で笑わずにはいられませんでした。 どんどんアップになっていく赤ずきんちゃんの演出は、イラスト屋さんのかわいいほのぼのさが返って雰囲気と演出力が激高で見られているという圧がすごかったです(700ヤード先からの殺気に気づいた時も「つぶらな瞳で圧がすごすぎる…!」と笑いました)。 そして、その後の二人が友情を育んだ矢先に出てくる魔女…いや承認欲求にとり憑かれた美女さん。 「またあなたかよ!!(実は期待していた)」という気持ちとともに、この人ひょっとして24時間誰かにブラックマジック(魔球の林檎デッドボール)してる人ですね!?なんて、思ってしまいました…。 その後のルビの怖さよ…!! さらに、まさかのその正体…!! そしてすべてが繋がるエピローグ、まさかまさかの「初めからプレイヤーの私は誤認した世界にいた」という…素晴らしい大逆転劇でした! 最後の再会、そしてハッピーエンド…とても良かったです! ずっとOKしか話さなかった赤ずきんさんの最後のOKが沁みました…! エピローグ2もよかったです。 承認欲求の怪物さんが、やさしい筋肉(たましい)を持つ筋肉男(おうじさま?)と幸せになれますように。 @ネタバレ終了 赤ずきんちゃんがとても印象に残る令和のグリム童話、最後までノンストップで堪能させていただきました。 今回も大変面白くて素敵な物語をありがとうございました!

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  • なんもはじまんない日本昔話
    なんもはじまんない日本昔話
    一番初めの昔話から既に笑いの嵐でした。 そして笑っているうちに第一話が終了…ほ、ほんとうになにもはじまんない昔話だった!でもアレンジおもしろすぎだった!と、第一話がとても楽しかったので最終話までノンストップでプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 シミ汚れ…天敵ですよね、オラオラオラオラァ!!!とその雄叫びに全自動洗濯機も真っ青のベテラン手動洗濯ハンドがジャブブブブブブ!!!!!としている様子を想像して笑ってしまい、目の前からピンクのあれが消える勢いでした。おばあさんがすごすぎました。 最後はほっこりハッピーエンドでとても良かったです。 昔話としてはなにもはじまらなかったけれど、二人の恋は始まりそうで…素敵な終わりでした! カメさんの性癖に度肝を抜かれつつ、さるかに合戦では「ああ、柿の種…(いらすとやさんには柿の種まであるのですね…!)」と思っていたものが、まさかの最後のお話で前2つのお話の登場人物たちが大活躍するとは…! 一応川から海まで流れ着いたらしい桃も最後はちゃんと登場して締めてくれたので「〃ももたろう〃と言うより〃せんたくばあさん〃の話かと錯覚するくらいおばあさんが濃すぎたので忘れていたけれど、桃いたわ…!」と存在を思い出しました(ひどい/すみません) 4話とも元のお話からかなり異なる結末を迎えていましたが、サクサク読めて笑えて、とても面白かったです! @ネタバレ終了 誰もが知る有名な日本昔話を題材に、なにも始まっていないけれど確かにそこに物語がある…!に仕上がっていました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 人魚の肉
    人魚の肉
    不老不死になれるというのが人魚の肉…というのはどこかで見て知っていましたが、物語を進めてとある時に一番初めに思ったのは…「あれ、あれがないな?」でした。 そして、その疑問を持ったまま進めてみると…。 @ネタバレ開始 「二人で半分ずつ食べよう」に類する選択肢がないなと、初見で選択肢を見た瞬間に思いました。 その後、3種類のエンドを見て「これで終わり…じゃないよね?」ともう一度プレイすると、待望の選択肢が出ていてくれて嬉しかったです。 初見選択肢はどのルートでも恋人さんはもう既に不老不死で、不老不死になっていない彼女さんが不老不死になったりならなかったりで未来が変わるものの、全体的に悲恋を漂わせて終わるのが印象的でした。それぞれ違う角度からの悲恋がしんみりと味わえ、一つずつエンドに到達することでなんとなく恋人さんの事情が見えてくるのも巧みです。 最後の一緒に~の選択肢の時だけ、長い時間同じことを繰り返してきたらしい恋人さんが報われてホッとしました。 書かれていない余白の部分なので想像になりますが、恋人さんはもしかして彼女が断り寿命で亡くなった場合、転生を待ってまた彼女の恋人になり繰り返し人魚の肉を勧めているのかな?と感じました(的外れでしたらすみません…!)。 何度でも繰り返し繰り返し勧めているような印象があったので、最後の選択肢の結末がとても心に残りました。 疲れたら休憩して、また二人で楽しく生きて…を繰り返して、長い時間独りで頑張ってきた分、やさしい時間を過ごしてほしいと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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