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SHIAのレビューコレクション

  • あかねくずし
    あかねくずし
    シンプルだけど難しい!! でも中毒性が高くて思わず何度も遊んでしまうゲームです。 横向きのグレートファビュラスな御顔のあかねさん軍団が夢に出てくるのではと思うほどの時間を過ごしましたが、マスターは難しい……これもうマスターになれた人は伝説の勇者的な御仁ではなかろうか!! シンプルなのに奥が深いので、難しいことは何も考えないで遊びたい方や本気であかねさんをあかねさんであかねさん崩ししたい方にオススメです!字面が既にゲシュタルト崩壊。あかねさんくずしおそるべし。 中毒必死なゲームをありがとうございました!

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  • smile
    smile
    目が覚めると知らない部屋で手枷に繋がれ、部屋の中央には死体が―――という何もかもが「ここはどこ?私は誰?(そこまで忘れてない)」の恐怖から始まる中、謎解きは絶妙な難易度で面白く、クリアまで要所要所でホラー要素がじわじわとくる演出も面白かったです。 最後の展開には「そう来るのか!」と思い、頑張って謎解きしてよかったです。 ちょっと頭を頑張って稼働させるところと、意外とすんなりと解けるところとの緩急が個人的にはいいなと感じました。 ありがとうございました!

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  • 死と月は寄りそって眠る
    死と月は寄りそって眠る
    一言で表せば、この作品に出会えて本当に良かったです。 人生の中で、出会えてよかった作品というのは必ず心に残るものですが、本作はその一つとなりそうです。 私はドシリアスな生死ものが大好物なので、本当にドストライクでした。 終わり方もこの終わり方だからこそと思う終わり方で、本当に心の琴線に触れる作品でした。 @ネタバレ開始 私は涙腺が超がついても足りないほど弱いので、もう最後は涙で文字が読めなくなりそうでした。 10年後に至る前の別れの段階で既に泣いていたのですが、最後はもうティッシュ片手にグズグズジュビビビー!!と泣きながらのプレイでした。 モルスさんが意図したわけではなかったとしても、結果的にモルスさんが10年間ずっとルナさんたち家族を守り続けたことが分かった時にもさらに涙が出てくるという……もう泣く以外になにかありますか?というくらい、泣けました。 物語序盤でかつての習慣でルナさんがダッシュで常に外へ行くところや、それを追いかけたり、行動パターンに慣れて止めたりするモルスさんのやり取りはとても微笑ましく、重たい話の中でも癒されました。 シリアス一辺倒ではなく、思わず頬が緩んでしまうところからのラストへ加速し収束していく流れが、本当に秀逸でした。 それはそれとして、モルスさん、日常における剣の使い方がぁーーーーーーーーー!!!!!!!(盛大に笑いました) 教えてもらえなかったためとはいえ、剣一本ですべてをこなすその姿、万能包丁ならぬ万能剣……!! そして、ルナさんの日記を書いているシーンのスチルがとてもかわいいです。差分込みですべてかわいい! gawa様渾身の背景たちも堪能させていただきました!! 禍々しい樹……禍々しい音とともに超進化して禍々しい樹・極みたいなとんでもないものに……!!とても雰囲気が出ていて、うわぁっ!うまい!となりました。自分もああいう襲い来る樹を描きたくなりました! そして、そのアニマの樹がエンドロールで2人が樹の中に入った後どうなったのかが描かれていましたが、これがまた心に迫りました。 文字を省いて、情景のみですべてを見せる手法、お上手すぎてもう私の貧弱なボキャブラリーでは表現できません。ありきたりですが「すごい!!すごすぎる!!もうすごすぎてすごいしか出てこない!!」しか出ません!すみません! クリア後にタイトルが変わったのももう泣くしかないよね? 泣いてるけどさらに泣くね!という、どれだけ泣くのあなた…状態でした! @ネタバレ終了 余談となってしまいますが、エンドロールで自分の名前が流れてきた時、感動のあまり胸が震えました。 こんな素敵な作品に自分の名前がお邪魔してるっ…!! もう友人たちにも自慢して、プレイしてもらうとします!(そして友人たちも感動して泣けばいい) こんな素敵な作品に出会えて、本当に嬉しいです。 gawaさん、本当にありがとうございました!

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  • 黒妖精の招待状
    黒妖精の招待状
    妖精や御伽噺が好きな人にはクリスマスを迎える前に読んでほしい、やさしい物語です。 小さな時に話して聞かせてもらった妖精のお話を思い出す、心にそっと寄り添うように入ってくる素敵な物語でした。 そう、まさにクリスマスパーティーの豪華絢爛な華やかさを端から見ている小さな小さなろうそくの明かりのような、気づいた人だけが知るあたたかい光にも似た感動がありました。 大人になるにつれて人は多くの幻想を「そんなものはない」と冷めた目で見るようになり、自分で殻を作り込み夢を見ることを恥ずかしいとさえ感じてしまうようになってしまいますが、この物語には忘れられた幻想や夢を持ち続けることの喜びを思い出させてくれるやさしさがありました。 胸がほっこりとあたたかくなりました。 とても素敵な物語でした、ありがとうございました。

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  • コンピューターおばあちゃん
    コンピューターおばあちゃん
    そうか、これが人類の叡智の結晶か!!って言うか、その末路か!!(血の涙)と叫びたくなる衝動に駆られました。 作者様の脳がどうなっているのかが知りたくなる、とんでもないセンスの短編でした。 但し、アダルト的なノリを受けつけない人はプレイは慎重に。 @ネタバレ開始 「ははーん、どうせあれでしょ、PCに疎いおばあちゃんが教えてくれる大学生と恋にでも落ちる奇想天外なギャグとか、昔の我が世の春恋人1000人物語みたいなのを語ってくれる短編なんでしyou……いやいやいや、なんだこれはっ!!??」 今までに見たことのない、まさに「作者様、発想が天才すぎませんか?」と言いたくなる、イラスト屋さんのかわいいおばあちゃんが人類の叡智の壁をブチ破った歴史的な瞬間に立ち会ってしまった気分になりました(誉めてます) それにしても主人公……切羽詰まったのは理解できますが、なぜよりにもよってそのPCで起動させようと思ったのですか……あなたがチャンピオンだ!(笑) @ネタバレ終了 とても斬新なゲームかつ記憶に残り続けそうなゲームです。 ありがとうございました。

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  • 幕末恋愛問答
    幕末恋愛問答
    日本史(特に幕末前後)に詳しい人は今すぐプレイしてみてね!と言いたくなるくらい、日本史に詳しい人ならサクサク進めてクリアできるであろう知識(と根性)が試される乙女向けゲームです。 福沢諭吉ってこんな美形だったっけ……?という感想から思わず入ってしまいますが、キャラクターが多い上にフルボイスという豪華仕様で、主人公にもボイスがあって正にフルボイス、とても豪華だーと思いました。 薩摩の方言などもしっかり再現されているので、方言が好きな人も楽しめるところがまた嬉しいポイントでした。 10問全部を正解すると選んだキャラクターとのとっても良い雰囲気なミニエピソードとスチルが見られるので、見たことも聞いたこともない単語が一度に3つ(もはや涙)並んでいようとも10問正解まで頑張れました。 日本史は最低限以外まったく分からないので10問中2問クリアとか大丈夫か自分……と思いましたが、選択肢を間違った場合も解説が入っていることが多かったので、徐々に正解数を重ねられましたし、知識も増えました! 初めからキャラ紹介も解放されているのでキャラクターを見て気になったキャラからアタックしてみるもよし、順番にクリアしていくもよしと遊び方も自分で選べるので親切でした。 私はちょぱつに坂本さんと勉強しまして惨敗も惨敗、「坂本さん、なにを言っちょるぜよ……」となりましたが最後は坂本さんとの一時も過ごせましたし、その他のキャラとも膝枕してみたりと素敵な時間をたくさん過ごさせていただきました。 イケメンとの一時がご褒美なら、初期ステータスがチンプンカンプンでも頑張れる…!(現金すぎてすみませんっ……!) 面白いゲームをありがとうございました!

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  • リリスちゃんのいたずラボ
    リリスちゃんのいたずラボ
    かわいいイタズラっ娘な悪魔のリリスちゃんが悪戯を仕掛けるミニゲーム2個を遊ぶゲームで、ストーリーにミニゲームを盛り込んで悪戯の成否によって結末が分かれる展開が面白いなと思いました。 @ネタバレ開始 失敗せずにクリアすると最後にリリスちゃんのパーフェクトボディを拝むことができたので、私はせっかくなので脱いでいただきました(拝み) ありがとうございます(拝み) @ネタバレ終了 もし悪戯が失敗しても、すぐにミニゲームから再開できるのも親切設計でよかったです。 (しかしながら椅子ジェット……ボタンを1つしか押してないのに人が吹っ飛んでいくことがあったときには「うそー!人が飛んでいったー!!」となり、地味にダメージが大きかったです(笑)) チョーク投げはとてもスムーズに遊べて楽しかったです。 ありがとうございました。

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  • こたつでごろごろ。
    こたつでごろごろ。
    タイトルを拝見して、コタツでまったりするほのぼのしたゲームかと思ったら違いました…!! いずれは溶けて消えてしまう雪のように、しんみりとした寂寥を呼び起こす短編です。 @ネタバレ開始 タイトルを見てコタツまったりミカン談義のようなほのぼのだと勘違いしてダウンロードしたら、叶さんと八重さんの世界の四季を巻き込んだ切ないお話でした。 エンド2種類、エンド後に追加されるお話もすべて読むと、この作品の世界をもっと読みたいと思いました。 季節は巡るけれど戻ることはないものなので、叶さんが寂しそうな顔をしたときにすべてお察し→「消えないで…」という気持ちになったり、朝焼けを見た2人がこれからどこへ行くのかなど、色々考えると二人がよい未来に向かえばいいなーと思わずにはいられません。 世界の状況が厳しいだけに、余計に……。 @ネタバレ終了 タイトルの見た目から入ったらいい意味で裏切られたー!という素敵なゲームでした。 切なくもあたたかな気持ちになれる短編、ありがとうございました。

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  • コーヒーのくに
    コーヒーのくに
    同調圧力に苦しむ人や「なんでみんな一緒じゃなきゃだめなの?」と疑問に思う方には是非読んでほしい、そして「こうあるべき!」と思っている人にも是非読んで色々な世界があることを知ってほしい物語でした。 やわらかなグラフィックに溶け込んだシナリオのなかに「みんな違ってみんないいはずなのに」と感じました。 @ネタバレ開始 コーヒーが大好きな人もいれば、あまり好きじゃない人も、苦手な人だっている。 なのに、なぜか「好きでなければならない」みたいな世界になっていて、それ以外を認めなくなってしまったりする……なんて生きづらいんだろう。 正解が一つしかない、それしか認めない世界なんて、変えられたら!……と、そう感じました。 主人公がこれから先、牛乳さんや他の方たちとともに「わたしはわたし、コーヒーが苦手なのもそれはそれでいいの」と笑顔で生きていける世界に世界そのものが変わっていけばいいなと願わずにはいられませんでした。 @ネタバレ終了 短い中にも込められた深いメッセージにうんうんと頷きたくなる作品でした。 ありがとうございました。

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  • あめとはれ
    あめとはれ
    蓋を開けてみたら想像以上に主人公が置かれている環境が重たい。ヘビー級チャンプレベルに重たい。 主人公は女性がカボチャに見える……その理由は実は……というお話でした。 @ネタバレ開始 主人公の境遇が開始数クリックでお察しできて「たいちくん、逃げるんだ……」と思いましたが、親密な関係ほど逃げたくても逃げられないのは分かるので、ここからどうなっていくのだろうとハラハラしていました。 初回が檻EDだったので、やり直した時もまた檻に行ってしまったか……と思いましたが、ゆいさんが助けに来てくれたのでとても嬉しくなりました。 やまない雨はないとか、明けない夜はないとか色々と言いますが……「今降ってる雨に耐えられないって話ー!!」「今この暗い夜に耐えられないって話ー!!」と、「そんないつかやむとか明けるとか、いつか論には耐えられないんですけどー!!」というのがリアルに本当のことだと思うので、ゆいさんの行動には拍手喝采です。 たいちくんがこの先、自分の人生を取り戻せるといいな……そしてカボチャに見える女性が減っていくといいなと思いました。 @ネタバレ終了 最後に老婆心となりますが、エンドからタイトルに戻らない(?)仕様だけ、タイトルに戻ると繰り返しプレイがしやすくていいかなと思いました。 (アプデ作業中でしたらすみません…!) ありがとうございました。

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