SHIAのレビューコレクション
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筋肉、増殖中世界の全筋肉をかき集めたような筋肉集合体タイトル画面の絵面と流れているやさしいボーカル曲が壊滅的にノットマッチング(ある意味究極のベストマッチング!?)すぎて破壊力がすごすぎて脳から言葉が消えました(ここまでノーブレス) 筋肉によって脳が全面的に壊滅崩壊する日が来るとは思いませんでした(墓) 画面に次から次に映り込んでくる(言い方)筋肉たちにもうお名前とかまともに頭の中に入ってこなかったです……筋肉しか入ってこない…!! たぶんサブカルに明るい人には次から次に押し寄せる筋肉…間違えました、面白い展開とセリフが続いてあっという間に筋肉…間違えました、あっという間に物語が終わるのでないでしょうか筋肉。 はっ!!? いつの間にか語尾にまで筋肉が!? いけないっ、どこまでいけども筋肉が追いかけてきて、頭の中まで筋肉一色に……これが本当の脳・筋☆ 怒涛の展開と怒涛の筋肉があなたの脳を筋肉一色に変える!! そんな筋肉パワーを持った、ゲームだからこそできるこの見せ方!!なパワーのあるゲームでした。 最後に。筋肉が母性本能に訴えるとか、夢を見ているのかと思いました(気絶) 筋肉に始まり筋肉に終わるYesマッチョ!!な作品をありがとうございました!
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ジゴドル!地獄の三人組アイドルユニット……無事にデビューなるか!?な、ドタバタコメデイちょっぴりシリアスなスカッとするお話です。 まずなによりも印象に残るのが独特のグラフィックでした。 お話のテンポもよく、かわいい立ち絵がコロコロと変わるので画面が賑やかで見ていて飽きません。 @ネタバレ開始 主人公の呼び方が「ゴミ」「ゴミピー」「ゴミカス」になったりして、強く生きるんだぞ主人公……と思いましたが、主人公が意外とアイドルプロデュースの才能があってビックリしました! どの子も個性的でかわいいので、いざセンターを選ぶ段階になるとみんな真ん中ではダメ?と悩ましく…!! 選択肢の前で3分くらい両腕を組んで悩んでいました……むぐぐぐ……!! 執事なジズさんの退室時などの恭しいお辞儀が好きです。 彼が出てくると画面と時間の流れが静かでゆっくりになるので、お話の中でもいい感じに緩急になっていました。 アイドルデビューが前面に出てきていますが、物語全体を通してみると、それだけではないそれぞれのキャラクターの内面や秘密などが見られて、ストーリーにも奥深さがあって面白かったです! @ネタバレ終了 「サラダバー!!」―――私も一度、あんな元気ハツラツに言ってみたかったです(笑) 素敵な作品をありがとうございました!
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G目線上のエリア地球の友人的なポジで長きにわたり地球と伴走せし漆黒の御使いG―――プレーヤーの本能にもほどがある条件反射で瞬殺でBADEND2に直行してもらい、分かりやすい死を迎えた後、いよいよ本格的にG目線を体験しました。 Gは上に飛ぶことはなく、必ず下に飛ぶという言葉を久々に思い出しました……。 @ネタバレ開始 一番言葉を失ったのが鳩ポッポな時計に寄生(※語弊)する名もなきGたちでした……まさにキャー!! リアルなら夢のマイホーム一択であれと願いますが、あちらこちら家の中を探索してハッピーエンドを探すのは面白かったです。 そして、天敵たちから生きるために全速力でシャカシャカシャカシャカ!!!と走る本気のGはほんのちょっとかわいくも思え(気の迷い)、とても面白かったです!(最大の誉め言葉) トゥルーエンドのミラクルGワールド……確かにこんなミラクルが起きたら人類はGとフレンドリーに共生していけるのかも……と思いつつ、私の脳が「きゃつらを体内に摂取するとかムリムリムリー!!」と警報を鳴らしています(笑) Gよ、ごめん……! @ネタバレ終了 リアルでは絶対に遭遇したくないですが、ゲームとして目線を楽しむのは面白い体験でした。 家の中を常にきれいに清潔に保って、これからも遭遇しないようにしようと思いつつ、鳩時計は設置しないと固く心に誓いました(笑) 面白いゲームをありがとうございました!
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憂鬱な日曜日全国各地に今この瞬間もこのようになっている人がいるであろう、そして私を含めて誰しもがこうならないとはかぎらない、重たくも目を逸らしてはならない話のゲームでした。 じわじわと侵食してくる諦観が、きっとこの状況の渦中にいる人はこういうふうに病んでいくのだろうな……と感じました。 グッドエンドは希望が見えてよかったです。 普通とかできて当然とか、世の中には「それが普通だと思い込みたい」ものがありますが、それに囚われすぎるとどんどん苦しくなるので、自分のペースで肩の力を抜いて生きていきたいなーとプレイ後に思いました。 ありがとうございました!
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私を人間にしてくださいかわいい悪魔の女の子が動いてダーリンと呼んでくれる破壊力たるや、これは天も海も真っ二つに割れてしまいますね!! と、意味不明な考えが頭をよぎるほど、とってもかわいい悪魔の女の子ペルティーさんとどんな物語を紡ぐのかなーとワクワクしながら始めたところ。 @ネタバレ開始 こんなかわいい女の子の爪を剥ぐとか、可哀想で無理!!と断ったらいきなり爪で死んでしまいました……ごめんなさい、私の覚悟が足りなかった……。 もうこうなったら何もしないか最後まで行きつくかだー!!と0か100か思考のスイッチをオンにし、頑張って突き進み最後に残った額のところから……アッーーー!!!というプレーヤーの心を天国式採掘機で容赦なくゴリゴリ抉るエンドなどを複数迎えた後で、ちょっと落ち着こう…と先に額に至るまでの道中のエンドも回収したらしたで、採掘機で抉られた傷に硫酸でもぶっかけている気持ちになって、自分はドМなのかな?と錯乱したりしました(苦笑) プレーヤーの残HPはとっくのとうに虫の息になりかけつつも、個人的にはトゥルーと思っている「待ち人」エンドに辿り着くことができた時、かなりホッとした自分がいました。 天国のカウントダウンエンドがかなりメンタルにグサグサくるエンドだったので、このエンドに辿り着けたときは心から本当に良かったと思いました……このエンドに至るまで、物理的にも酷いことをしてしまっていたのと、あらゆる痛みを耐えて人間になりたいと願い続けた最愛の人が報われないまま終わるなんて、主人公的にも絶対に死んでも死にきれない人生だと思ったので! 主人公が悪魔になるEDも大好きなのですが、人類的にはBAD…でもペルティーさんがペルティーさんのままで幸せになれるから、こちらが真トゥルーエンドという感じでしょうか。 ペルティーさんが幸せになれるなら、どんなエンドでもいいかー!と目の前の大虐殺には目を閉じながら思うのでした。 @ネタバレ終了 とてもかわいい女の子とウフフキャッキャッするのとは違いましたが、人間である主人公のために人間になりたいと切望するかわいい悪魔ペルティーさんの幸せを願わずにはいられない物語でした。 ありがとうございました!
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ものぽりー♡青春真っただ中の夏休み前の7月……同級生・後輩・先輩たちと過ごす乙女ゲームです。攻略がとてもストレートにいけるので迷わなくてよく、親切設計です。 @ネタバレ開始 達也さんの渾身の?犬とウサギのミックスされたようなかわいい付箋にほっこりしました。 幼馴染な同級生の安定感よ……先に後輩・蒼衣さんからアタックし、「ラ、ラスト、あーーー!!」となっていたので、安定感に癒されました。 是非、夏の大会で良い結果を出していただき、一番に報告してもらいたいです! 夏休みも一緒にゲームしたり、ごちゃ混ぜアニマルのガチャガチャしたりしたい…! こんな素敵な幼馴染と青春したいです~! 下駄箱で待っててくれてクッキーを焼いてくれて休日には自宅近くまで足を運んでくれてかわいいマスコットまでくれるかわいい後輩との青春は、なぜか最後の最後で……アッーーー!!となってしまいましたが、再トライで無事に落ち着けて良かったです。 なるほどー、そういう可能性もお持ちの子でしたか……胃袋掴まれてて気づきませんでした!! 一番最後のデザートのようにとっておいた余裕のある大人な先輩ルートが、ちょっとほろ苦くて、甘い。大人の苦みみたいなものを持ちつつ、お砂糖たっぷりで嬉しいです。 主人公にきゅんしたときの顔に萌えました……自分より年上の男性のそういう顔は反則です…! 最後は「先輩、顔が近い近い近い近い!!」と悶絶できました、ありがとうございます! @ネタバレ終了 三者三様の魅力があり、どのキャラクターも素敵です。 個人的には幼馴染の威力強し!!でした。 ありがとうございました!
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送別会ホラーもシリアスもなしの、本当に会話の一瞬を切り取ったようなサクッとした物語で、実際にこういう人いるよねーと半ば戦慄しつつ、メインキャラでずっと出張るとは……!! やんごとなき事情があってメインキャラになるしかないのだけれども!!(笑) 私は第三者視点で眺めているだけなので余裕をかましていられますが、これが当事者だったら全速力で後ろ向きにダッシュしかねない案件でした…。 先輩のネジのハズレ具合がなかなかに強烈でした…! ありがとうございました。
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よくある日常あなたは、過去や今の世界を変えられる力があった時、どうしますか?―――開始15秒、かわいい女の子を自分の妹か否か選ぶ選択肢から入り、ちょっと出来心で選んだ選択肢でそのままバッドなエンドへ直行したりもしましたが、何気なく選んでいる選択肢に明確な意味を持たせ、選択を迫られたときにどうするかを考えさせられるゲームでした。 @ネタバレ開始 1番好みのエンディングは「『キミ』の選択」です。 それまでに過去を変えたりしてきた『キミ』が、神様との会話で「過去を変える」を選んでももう手遅れだとなったときの選択肢3連続は、本作の選択肢そのものに意味があるという作風を代表していていいなと思いました。 一応、選択肢類を網羅するためにセーブなどは小まめに取っていましたが、いずれのエンドも大逆転スーパー大団円などはなく、確かに「よくある日常」を感じました。 壮大な運命が待っているわけでもない、突然日常が輝いて始まるわけでもない、ただただ地続きの日常―――けれど、そこに選択肢というものが入り込んだ「ゲームにはよくある日常」を。 @ネタバレ終了 ゲームをたくさんプレイしていると慣れてしまうため、当然のように出てきて当然のように選んでいるものに、意味を持たせて話の展開がガラリと変わっていく手法が面白いと思いました。 ありがとうございました。
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スタラノ~スタイリッシュカードバトル「ラノベ」~学校で始まるのは青春ではなく、デュエル!! 「チュートリアルいずこぞデュエル!? 何も分からんが始まったデュエル!!」と語尾にデュエルしてしまいそうな混沌とした状態で白熱のカードバトルが今、幕を開ける!! ストーリーもスタイリッシュを極めていて「な、なんだこれは…! あかねさんがっ…!」となって、私は悪い夢でも見ているのね…なんて思ったりもしましたが、考えたら駄目だ…感じるんだ!!と悟りました(真顔) チュートリアル的なものはないので、実戦あるのみ!というカードバトルでしたが、Read meかnoteのスタラノ説明書なども読んで予習・復習すればそれほど苦労せずルールなども覚えられると思います。 特別な知識なども不要のシンプルなカードゲームなので、カードゲームが好きな人にお勧めしたい作品です。 ジョーカーをどちらのカラーにするか自分で選べたりするちょっとしたギミックもあって、面白いです。 カードの模様もとてもかわいいゲームでした。 ありがとうございました!
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wanted部屋の中に置かれたものたちを手掛かりに、謎を解いていけ―――という、とても分かりやすいコンセプトのサクッと遊べるゲームでした。 指南書でのゲーム遊び方の説明や調べるべき箇所も分かりやすく提示されているので、とても快適に謎解きに臨めました。 謎解きが苦手な私でも放り出すことなく解けたので、特別なにか攻略情報がなければクリアできないほど難しいということもありませんでした。 謎解き系は苦手な方にも挑戦してほしいゲームです。 一番難しいのは、3番初めの謎解き……でしょうか。たぶんピンとくる方はすぐにピンときて、ハマッてしまう方はハマッてしまうかも。 シンプルなドット絵と「謎を解いています~」というBGMがしっくりくる、面白い謎解き作品でした。 ありがとうございました。