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SHIAのレビューコレクション

  • 役所のほうから来ました!
    役所のほうから来ました!
    笑顔が眩しい爽やかな男性が「役所のほうから来ました!」と言って家々を訪問していく話なのですが、もちろん市民生活アンケート調査のようなお仕事ではない特別なお仕事で―――読めばすぐに引き込まれる軽快な文章と展開で、夢中になっていたら、あっという間に終わりました。 とにかくテンポがよくて、読みやすく面白い文章です。 本題である「役所のほうから来ました!」部分と間に入るアイキャッチならぬフードタイムで緩急がついていて、リズムよく最後まで一気読みできました。 主人公の三河さんが個性的なのに嫌味なところがない面白い人物で、考えていることなども面白かったです。 @ネタバレ開始 尋ねた先々の方々も個性的で、特に最後の方に関しては御姿を見た途端、「確かに初心者にこれは……もしや、所属先ってば、スパルタ式を積極採用していますね?」と思うほどの大物さんでした。 殺女さんたちの会社がどんな会社なのか気になりました。 女性に歳を聞くなんて物理的にも危険で絶対にできませんが、社長さんたちがどんな人物なのか、何者なのかなど気になることがたくさんあり、続編が出ないかなーと、続きがとても気になる物語です…! @ネタバレ終了 私が本作で見た、彼女たちからの一番辛らつな言葉は「ちゃばん」でした(苦笑) 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 蝉と黒ギャル
    蝉と黒ギャル
    意外な組み合わせでどんなお話なのかなと思ってプレイしたところ、端々に哲学的な言い回し・要素や蝉に関するちょっとした知識などが出てきて、あっさりとしていながらも深いお話でした。 十三夏さんを取り巻く人たちも知的な人たちばかりで、特に弟くんの賢さたるや末恐ろしく感じました(年相応のかわいらしいところもあって微笑ましくもなりました) 私も今では昆虫たちに触れるのは幼いころに比べて躊躇われるようになってきたので、なぜ触ったりできなくなるかのくだりでは「なるほどそうかもしれないなー」と思いました。 静かにまとまった綺麗な文章でしたので、哲学的なことが書かれていても読みやすかったです。 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 自分をいじめていた魔法少女のマスコットに 生まれ変わってしまった話
    自分をいじめていた魔法少女のマスコットに 生まれ変わってしまった話
    キーホルダーのマスコットになった挙句、一日の終わりに自分をいじめていた女の子と共同生活をスタートする―――これなんて地獄?と思いました。まる。 いじめの内容が結構な壮絶さでしたが、マスコットになってしまうまでのやり取りなどは軽快なテンポで進んでいくので、スルスルと読めました。そうですよね、今時、神様なんて特にお忙しいですよね。 魔法少女の姿になったいじめっ子に不覚にも可愛いと思ってしまいましたが、不屈の精神を持つ主人公こそ最強でした。 これから先の人生で、主人公はどんな逆境も跳ね返していけるといいなと思います。 いわゆるエピローグに当たる部分のストーリーは、主人公の意志の強さが感じられて、「頑張れ主人公!」と応援したくなりました。 最後の最後のあの一コマ……もしかして、今後主人公も?と思いつつ、素敵なゲームをありがとうございました!

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  • 決戦前夜
    決戦前夜
    発想の勝利。着眼点が本当に面白いゲームです。いきなり決戦前夜。それまでの旅路フルカット。 (プレーヤーとは)初対面のはずなのに「そうだったね、ここまで長い旅路だったね」という気持ちになってしまう空気…!おそるべし…! 一度スタッフロールを見ると次からはスキップできる機能がとても親切でした。 おかげさまで全決戦前夜をストレスなく見られました。 主人公(勇者)を男女好きな性別が選べるのもとても面白い試みだと思いました。 どの人もバックグラウンドを抱えていて、特に冒険者のバックグラウンドが胸に迫りました。 なぜでしょう、何度考えても全員と初対面のはずなのに、今までずっと一緒にいたような気持ちになるのは……これこそが決戦前夜というものなのでしょうか。 そして、これをプレイされる方は、是非……是非周回プレイを!!! 周回していると、選択肢が―――(記録はここで終わっている) 短編でありながらそれを感じさせない、着眼点から面白いゲームでした。 ありがとうございました!

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  • 筋肉、増殖中
    筋肉、増殖中
    世界の全筋肉をかき集めたような筋肉集合体タイトル画面の絵面と流れているやさしいボーカル曲が壊滅的にノットマッチング(ある意味究極のベストマッチング!?)すぎて破壊力がすごすぎて脳から言葉が消えました(ここまでノーブレス) 筋肉によって脳が全面的に壊滅崩壊する日が来るとは思いませんでした(墓) 画面に次から次に映り込んでくる(言い方)筋肉たちにもうお名前とかまともに頭の中に入ってこなかったです……筋肉しか入ってこない…!! たぶんサブカルに明るい人には次から次に押し寄せる筋肉…間違えました、面白い展開とセリフが続いてあっという間に筋肉…間違えました、あっという間に物語が終わるのでないでしょうか筋肉。 はっ!!? いつの間にか語尾にまで筋肉が!? いけないっ、どこまでいけども筋肉が追いかけてきて、頭の中まで筋肉一色に……これが本当の脳・筋☆ 怒涛の展開と怒涛の筋肉があなたの脳を筋肉一色に変える!! そんな筋肉パワーを持った、ゲームだからこそできるこの見せ方!!なパワーのあるゲームでした。 最後に。筋肉が母性本能に訴えるとか、夢を見ているのかと思いました(気絶) 筋肉に始まり筋肉に終わるYesマッチョ!!な作品をありがとうございました!

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  • ジゴドル!
    ジゴドル!
    地獄の三人組アイドルユニット……無事にデビューなるか!?な、ドタバタコメデイちょっぴりシリアスなスカッとするお話です。 まずなによりも印象に残るのが独特のグラフィックでした。 お話のテンポもよく、かわいい立ち絵がコロコロと変わるので画面が賑やかで見ていて飽きません。 @ネタバレ開始 主人公の呼び方が「ゴミ」「ゴミピー」「ゴミカス」になったりして、強く生きるんだぞ主人公……と思いましたが、主人公が意外とアイドルプロデュースの才能があってビックリしました! どの子も個性的でかわいいので、いざセンターを選ぶ段階になるとみんな真ん中ではダメ?と悩ましく…!! 選択肢の前で3分くらい両腕を組んで悩んでいました……むぐぐぐ……!! 執事なジズさんの退室時などの恭しいお辞儀が好きです。 彼が出てくると画面と時間の流れが静かでゆっくりになるので、お話の中でもいい感じに緩急になっていました。 アイドルデビューが前面に出てきていますが、物語全体を通してみると、それだけではないそれぞれのキャラクターの内面や秘密などが見られて、ストーリーにも奥深さがあって面白かったです! @ネタバレ終了 「サラダバー!!」―――私も一度、あんな元気ハツラツに言ってみたかったです(笑) 素敵な作品をありがとうございました!

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  • G目線上のエリア
    G目線上のエリア
    地球の友人的なポジで長きにわたり地球と伴走せし漆黒の御使いG―――プレーヤーの本能にもほどがある条件反射で瞬殺でBADEND2に直行してもらい、分かりやすい死を迎えた後、いよいよ本格的にG目線を体験しました。 Gは上に飛ぶことはなく、必ず下に飛ぶという言葉を久々に思い出しました……。 @ネタバレ開始 一番言葉を失ったのが鳩ポッポな時計に寄生(※語弊)する名もなきGたちでした……まさにキャー!! リアルなら夢のマイホーム一択であれと願いますが、あちらこちら家の中を探索してハッピーエンドを探すのは面白かったです。 そして、天敵たちから生きるために全速力でシャカシャカシャカシャカ!!!と走る本気のGはほんのちょっとかわいくも思え(気の迷い)、とても面白かったです!(最大の誉め言葉) トゥルーエンドのミラクルGワールド……確かにこんなミラクルが起きたら人類はGとフレンドリーに共生していけるのかも……と思いつつ、私の脳が「きゃつらを体内に摂取するとかムリムリムリー!!」と警報を鳴らしています(笑) Gよ、ごめん……! @ネタバレ終了 リアルでは絶対に遭遇したくないですが、ゲームとして目線を楽しむのは面白い体験でした。 家の中を常にきれいに清潔に保って、これからも遭遇しないようにしようと思いつつ、鳩時計は設置しないと固く心に誓いました(笑) 面白いゲームをありがとうございました!

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  • 憂鬱な日曜日
    憂鬱な日曜日
    全国各地に今この瞬間もこのようになっている人がいるであろう、そして私を含めて誰しもがこうならないとはかぎらない、重たくも目を逸らしてはならない話のゲームでした。 じわじわと侵食してくる諦観が、きっとこの状況の渦中にいる人はこういうふうに病んでいくのだろうな……と感じました。 グッドエンドは希望が見えてよかったです。 普通とかできて当然とか、世の中には「それが普通だと思い込みたい」ものがありますが、それに囚われすぎるとどんどん苦しくなるので、自分のペースで肩の力を抜いて生きていきたいなーとプレイ後に思いました。 ありがとうございました!

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  • 私を人間にしてください
    私を人間にしてください
    かわいい悪魔の女の子が動いてダーリンと呼んでくれる破壊力たるや、これは天も海も真っ二つに割れてしまいますね!! と、意味不明な考えが頭をよぎるほど、とってもかわいい悪魔の女の子ペルティーさんとどんな物語を紡ぐのかなーとワクワクしながら始めたところ。 @ネタバレ開始 こんなかわいい女の子の爪を剥ぐとか、可哀想で無理!!と断ったらいきなり爪で死んでしまいました……ごめんなさい、私の覚悟が足りなかった……。 もうこうなったら何もしないか最後まで行きつくかだー!!と0か100か思考のスイッチをオンにし、頑張って突き進み最後に残った額のところから……アッーーー!!!というプレーヤーの心を天国式採掘機で容赦なくゴリゴリ抉るエンドなどを複数迎えた後で、ちょっと落ち着こう…と先に額に至るまでの道中のエンドも回収したらしたで、採掘機で抉られた傷に硫酸でもぶっかけている気持ちになって、自分はドМなのかな?と錯乱したりしました(苦笑) プレーヤーの残HPはとっくのとうに虫の息になりかけつつも、個人的にはトゥルーと思っている「待ち人」エンドに辿り着くことができた時、かなりホッとした自分がいました。 天国のカウントダウンエンドがかなりメンタルにグサグサくるエンドだったので、このエンドに辿り着けたときは心から本当に良かったと思いました……このエンドに至るまで、物理的にも酷いことをしてしまっていたのと、あらゆる痛みを耐えて人間になりたいと願い続けた最愛の人が報われないまま終わるなんて、主人公的にも絶対に死んでも死にきれない人生だと思ったので! 主人公が悪魔になるEDも大好きなのですが、人類的にはBAD…でもペルティーさんがペルティーさんのままで幸せになれるから、こちらが真トゥルーエンドという感じでしょうか。 ペルティーさんが幸せになれるなら、どんなエンドでもいいかー!と目の前の大虐殺には目を閉じながら思うのでした。 @ネタバレ終了 とてもかわいい女の子とウフフキャッキャッするのとは違いましたが、人間である主人公のために人間になりたいと切望するかわいい悪魔ペルティーさんの幸せを願わずにはいられない物語でした。 ありがとうございました!

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  • ものぽりー♡
    ものぽりー♡
    青春真っただ中の夏休み前の7月……同級生・後輩・先輩たちと過ごす乙女ゲームです。攻略がとてもストレートにいけるので迷わなくてよく、親切設計です。 @ネタバレ開始 達也さんの渾身の?犬とウサギのミックスされたようなかわいい付箋にほっこりしました。 幼馴染な同級生の安定感よ……先に後輩・蒼衣さんからアタックし、「ラ、ラスト、あーーー!!」となっていたので、安定感に癒されました。 是非、夏の大会で良い結果を出していただき、一番に報告してもらいたいです! 夏休みも一緒にゲームしたり、ごちゃ混ぜアニマルのガチャガチャしたりしたい…! こんな素敵な幼馴染と青春したいです~! 下駄箱で待っててくれてクッキーを焼いてくれて休日には自宅近くまで足を運んでくれてかわいいマスコットまでくれるかわいい後輩との青春は、なぜか最後の最後で……アッーーー!!となってしまいましたが、再トライで無事に落ち着けて良かったです。 なるほどー、そういう可能性もお持ちの子でしたか……胃袋掴まれてて気づきませんでした!! 一番最後のデザートのようにとっておいた余裕のある大人な先輩ルートが、ちょっとほろ苦くて、甘い。大人の苦みみたいなものを持ちつつ、お砂糖たっぷりで嬉しいです。 主人公にきゅんしたときの顔に萌えました……自分より年上の男性のそういう顔は反則です…! 最後は「先輩、顔が近い近い近い近い!!」と悶絶できました、ありがとうございます! @ネタバレ終了 三者三様の魅力があり、どのキャラクターも素敵です。 個人的には幼馴染の威力強し!!でした。 ありがとうございました!

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