SHIAのレビューコレクション
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gniledomeR emaGとっても楽しいみぃくんの誕生日を描いたほのぼのかわいい物語!……からの「ゲームで表現」することを余すことなく駆使した、とても面白いゲームでした。 @ネタバレ開始 何度でも何度でも、本来あるべきものがそこから失われた状態で繰り返す「はじめから」をプレイすることで明かされる、真相と何が起きているのか……まるで壊れた母親の脳の中をもぐもぐ味わっているかのような怖い体験でした。 ケーキがとっても強い思いのこもった力作でした。 この後、まだ「こだわった食材」のハンバーグやスープが出てきそう……。 @ネタバレ終了 かわいい雰囲気からは絶対に想像がつかない、とても素敵なホラーゲームでした。 ありがとうございました!!
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恋に落ちてはいけない20分本庄さんの好感度の上昇速度は、法定速度を完全超過の時速100Km級。恋に安全運転なんぞないのだ、高鳴る胸の鼓動に身を任せ音速を超える爆速で走るのみ!! これ恋の真理なり。 プレイヤーのSHIAがまだ何もしていないのに、車のドアが開いて丹羽さんのいた密室空間の空気を吸うだけで上がる好感度。車を出した直後からは法定速度OVERの時速100km級でどんどん上がる好感度。下げた矢先から上がる好感度。選択肢1つで一気に上がる好感度。丹羽さんの不意打ちで上がる好感度……待って、これ100超えないの無理ゲーでは?と思うほど好感度が上がりやすい本庄さんとともに丹羽所長の魅力を堪能する20分でした。 @ネタバレ開始 気を利かせて暖房を下げようとしたら偶然が起きて好感度が爆発寸前になるとか、もう駄目だーーー!!!! 残り15分も残っているのに好感度85とか、これはもう四捨五入して100だ!!(違うけどたぶん合ってる) 下げた矢先から北海道か京都かと出て、丹羽さんのお好みの地域情報はないから自分が好きな北海道を選んでおけー!! 丹羽さんのスイーツ男子情報(この時点で好感度はガチ首の皮一枚)をゲットしたと思ったが最後、停止線を越えたとか丹羽さんが言い始めました。 結果 「あーーーー!!!!」 丹羽さんんんんんんんんんん!!!!!!!! そこでその方法でバックするNoooooooooo!!!!!!!! 超えたのは停止線じゃないです!! 主人公の好感度の限界線ですーーー!!!!!!!!! 駄目だよ、丹羽さん!! 本庄さんは丹羽さんが息してるだけで好感度上がっちゃうレベルだから、そんな近づいたら好感度が振り切っちゃうよぉおお!! むしろ振り切ったよーーー!!! 元々首の皮一枚の理性だったのにーー!! ……これが初回プレイでした。 丹羽さんの魅力にすぐに好感度が振り切るので、毎日送ってもらっているんじゃないかと思うレベルで丹羽さんの車に乗車し続け、試行錯誤あってEND1とEND3に辿り着き、いよいよEND4……丹羽さんの手に、指輪が、ない!!と本庄さんより先に気づきました(目ざとい) それより何より、もう好感度シーソーゲームは終わったはずなのに画面に「+15」「-10」とか幻覚の数字が見えました(笑) 「丹羽所長の笑顔が眩しい」なんて私の幻視では「+15」でした……。 この後、二人が恋に落ちてはいけない二人から恋に落ちてもいい二人としてスタートして、ほっこりしてニコニコ笑顔で終えられました。 丹羽さんのパーマ&眼鏡もこれはこれで素敵!と思いましたー! 後日談や丹羽さんの離婚に至るまでなど、オマケ要素まで全て堪能させていただきました。 2人の今後にさらなる幸せがありますように……!! @ネタバレ終了 恋に落ちてはいけないのに恋に落ちてしまう……むしろ、もう恋に落ちた状態から始まっているのでは???と思うほど丹羽さんのことが大好きだと伝わってくる本庄さんがかわいい、丹羽さんがとてもとても格好良い本当に素敵なゲームでした。 ありがとうございました!!
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がんばれ!ヤマトくん「なにこれ面白すぎる。」この一言が感想のすべてです。それくらい面白かったです。現実の文房具たちを用いたストップモーションアニメによる心躍ること間違いなしのストーリーです。 冒頭でも書いた通り、面白すぎました。 文房具好きにはたまらない内容でもあり、子どもには是非見てほしくもあり、大人にも遍くプレイしてほしいゲームです。 自分の中でツボにハマり、文房具たちが動いている様子が大変リアルでした。 オチまで完璧で笑いが止まらず、最初から最後まで童心に帰ってワクワクしかない純粋な気持ちでプレイできる稀有で素晴らしいゲームでした。 自分の家でももしこんな感じだったら……と思わずワクワクします。 我が家ではどの子が長老ポジなんだろう……とか考えると止まらなくなってしまいますね! 最後に。 長老ぉおーーーー!!!!(おまけの紹介部分まで見て笑いました。なるほど、ゲーム的にはあなたが長老か!! かわいいです!!)
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【第1弾】劇団ほしえび「この世は間違っているのだ.vdo」8bit系のノリの音楽に個性的なキャラクターたちが画面内でわちゃわちゃしているのがとてもかわいい楽しいゲームでした。 音楽のノリノリさとともにビビッドカラーなゲーム画面全体にも元気があって、とても個性的な世界観を際立たせていました。 他には絶対にないなという画面作りが本当に素晴らしいです! 撮れ高が重要な意味を持つ戦闘シーンは、初めは理解が進まず親指が下向きになっていましたが、回数を重ねると攻略法が見えてきて「いいね級」を少しずつもらえるようになりました。 個人的にはあんドーちゃんが特にかわいいお気に入りさんです! 編集の合間合間に挟まれる劇団ほしえびのメンバーたちのやり取りが本当にかわいく面白いゲームでした。 素敵なゲームをありがとうございました!
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メロンソーダになりたいと聞いている初回プレイで私の大好きなプリンを使用したプリン・ア・ラ・モードになる診断がくだり、むしろ本望です!! やったぜ!!とガッツポーズでした! @ネタバレ開始 メロンソーダにはなれず、初回からプリンになった後で今度はミルクセーキになったりと……メロンソーダとは縁がないのでは?と思う離れっぷりでした……。 どの飲み物に転生するかという発想が面白く、転生先の飲み物を模索する物語とそれぞれの飲み物に付属する物語とで一度に二度美味しいゲームでした。 プリン大好きな身としては、飲み物とはいいがたい気がするプリン・ア・ラ・モードになることができて本当に嬉しかったです! @ネタバレ終了 画面を覆うメロンソーダの色と揺れが印象的で美しい、どんな飲み物になるのかワクワクする面白いゲームでした。 ロアさんとのやり取りも全体的にほのぼのしていて、飲み物になった後で画面下で二人で会話している部分は特に毎回楽しみでした。 素敵なゲームをありがとうございました!
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げきやくをつくろう!思った通りに劇薬を作ろうとすると難しい……!! メモを取るという半ばリアル実験記録をつけている状態になりつつサクサク進めるようにして、(爆発したりしながらも)なんとか目的の劇薬を作って、結末に辿り着くことができました。 @ネタバレ開始 初回はこれはどう考えても陽だろうなーと思ったら陰になったりして、ただのポーションになりました……当然のようにこの役立たずー!!とループすることに(泣) 難しいからメモ取るかーとメモを取ってちまちまと進めたら、他のエンドにも辿り着けました。 クリア後に変化するお花畑が素敵でした。 選択肢の陰陽にちまちまメモを取っていたかいがありました……! 変化前の迫力あるタイトルも素敵です。 @ネタバレ終了 劇薬制作の道もやはり最初はメモを取って繰り返し実験してみることから……!という、成功には失敗や試行錯誤が必要になるちょっとしたリアリティもある面白いゲームでした。 ありがとうございました!
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お弁当作ってきたの屋上で大好きな彼氏とお弁当を食べてラブラブするゲームだと思ってプレイしたら、一転。晴天から突如として発生した巨大な竜巻に襲われ、盛大に飛ばされて地面をゴロンゴロン転がったような「こんなことってある?」という気持ちに……。 @ネタバレ開始 ラブラブどころかまさかの不穏要素たっぷり大盛ゲームでした! 恋の危険なスパイスの一つヤンデレ要素でも入ってくるのかなと思ったら、主人公がとても重たい過去と陰謀を胸に抱えて打算的に近づいたという……ラブラブおにぎりに噛り付いたら、中から出てきた具材は不穏だったー!!という衝撃を受けました。 「ああ、やられた!」となる面白い衝撃でした。 タイトルもラブラブ度が分かるものから、もう引き返せないぞ……となるサスペンス風味のものまで、選択肢ごとに変化するこだわりにも脱帽でした。 ハートのキラキラ演出がとても素敵です。 @ネタバレ終了 良い意味での「裏切られたー!」と胸が弾むとても素敵なゲームでした。 ありがとうございました!
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Collection某テレビ番組『世●も●妙な●語』が好きな方であればオススメしたい、ちょっと怖かったりちょっと世界が一瞬ズレたような気持ちになったりする5分ほどで読める短編が集まった短編集でした。 隣りの枕が特に良いなぁと思いました。 世界線が一瞬ズレたような感じの空気があり、ちょっと脱力気味な音楽と相まって、奇妙な感じのするお話でした。 最後に明かされた三日目の「何故」には、なるほど!と思いました。 終わりも非常にあっさり書かれていますが「しーん……」とした虚無感がどことなくあって、作中に感じていた不思議な感じを保ったまま終えられたのも個人的にはとても良かったです。 連作などではなく独立しているので、ちょっと隙間時間にサクッと一つ読もうかなと気軽にプレイできるところも本当に良かったです。 どの短編も独特の雰囲気があり、お手軽に読める素敵なゲームでした。 5分後に○○といったような手軽に楽しめる小説を、映像と音楽つきで楽しんでいるような贅沢さでした。 素敵な作品をありがとうございました!
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4月、図書室を出る。主人公の加隈くんは「友達がほしい」けれど人と話すのが超絶苦手。転校生の八王子さんと図書室でお話しする機会があり……から始まる、友だちを作るためのきっかけと友だちであり続けるための大切なことのお話でした。 陽キャ陰キャ……学校では自分がどちらであるか嫌でも知ることがあり、コミュニケーション能力が高くなければならないような空気がありますが、友だちを得るにおいて何が大切かを教えてくれる良いお話でした。 @ネタバレ開始 八王子さんに世界シリーズを借りてもいいかと聞かれたとき加隈くんの反応が面白過ぎました。 「ふぁっふぁ。い、いいよ。」という日本語の持つ力よ(笑) 初回でトゥルー(仲直り)に辿り着いたので本当に良かったのですが、三番目の選択肢はいくらなんでもないだろうと「やめるんだ加隈くん!!」と見た瞬間になりました。 トゥルーの後でロードして試しに選んでみたら(鬼か)、やっぱりねーという結末に……。 噛み合ってなさというか勘違い感が出ていて、選択肢としてはとてもリアルでいいなーと思いました。 @ネタバレ終了 加隈くんは弄られるというか、虐められやすいタイプのようですが、八王子さんとこれから先は楽しい学生生活を送れたらいいなと思いました。 一番良い結果を出した加隈くんならそれができるはず!と信じて。 素敵なゲームをありがとうございました!
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うそほんと。うそかほんとか。エイプリルフールから始まる恋もある……この気持ちは嘘じゃないよね、好きという気持ちは本当だよ!と素敵な気持ちになれる短編でした。 @ネタバレ開始 アルベリオくんのルートの展開が好きすぎました……紳士的かつやさしすぎました。 ネノくんのグイグイくる感じも好みですが、相手のことを尊重して行動できる同意思考のアルベリオくんみたいな人と恋人同士になれたら絶対に幸せだろうなぁと思いました。 特に一番初めの「好き、かは分からないけれど」と今の自分の気持ちを言葉にする姿にドキドキしました! ネノくんはギャップがすごかったので、ギャップ萌え!!な人にはたまらないだろうなーと思いました。 初めに間違えた選択肢を選んでしまって「何も始まらなかった」時はギャップのある子だと気づきませんでした……話が展開していく選択肢を選んだらネノくんワールド全開で、ネノくんのペースにハマりました! @ネタバレ終了 選択肢を間違えてしまうと「何もなかった……何もなかった!」になってしまいますが、選択肢を間違えずにいくと正に「これって嘘じゃないよね?」と思うとっても素敵な物語が堪能できる素敵なゲームでした。 ありがとうございました!