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SHIAのレビューコレクション

  • せんせはアタシのxxx
    せんせはアタシのxxx
    まだまだ幼い少女とせんせの…もしやイケナイ関係? それともここから不穏な展開に?と開始当初は思っていた本作、蓋を開けてみたらと~~ってもハートフルでした! @ネタバレ開始 卯月さんのかわいさときたら、本音モードの破壊力が凄まじかったです! 初周は「ふむふむ」…という感じで序盤から中盤までは真面目に話を追いかけていましたが、2周目は事情を把握していた&本音モードでニヨニヨが止まりませんでした。 初周の警察に通報~~!のときは「ですよねー」な構図になってしまっていましたが、その後の卯月さんの本音がドドドッと溢れ流れて自爆してしまうところ、本音モードの内心ドキドキしまくりながら頑張る姿はいじらしくて可愛すぎました。 セクシーにできてるよね?とその御歳でセクシーさを全力で頑張るところが、画面の前で見ていて微笑ましすぎてニヨニヨしてしまいます…! とてもかわいいアナログ調のグラフィックに極上のかわいいシナリオが合わさって、2周目をプレイ中はずっとかわいい連呼でした…どうしたって応援したくなってしまう~! これからプレイする方も、ぜひ2周目をプレイして私と同じように悶えてほしいです…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 黒紅色の夕焼け
    黒紅色の夕焼け
    親の心子知らずとはよく言ったものだと思いますが、人の心の中までは分からないからこそ、話し合いだったり思っていることを言葉にすることがいかに大切なのか、教訓のようなお話でした。 @ネタバレ開始 最後の最後、死の間際に神の采配かご家族と再会できてよかったです。 無理ができない体でお百度参りをしたかいがあったと言いますか…ろくでもない駄目な人生だったと総括することなく、実はその時々で自分と関わろうとしてくれていた人がいたのだと、愛してくれていた人がいたのだと、終わりのときでも気づけたのは救いでした。 そして、物語中ちょっとやきもきしてしまった「ああ、そこでそう思い込んでしまうの…!」「ああ、そこで相手を遮っちゃうの!?」などと感じたすれ違い発生シーンは、きっと現実でも多くの人が日々すれ違いを起こしてしまうポイントだと思い、自分も気をつけようと思いました。 特に葵さんと三人で~の人生最大の猪突猛進アウトコースの出来事は「それたぶん誕プレ買いに行ったとかだよ! あー、出ていくなー!」と画面の前で「二人が帰ってくるまで待っててー!」と主人公の脚にしがみついて引き留めたい衝動にかられました…。 それだけに、人生の最後で清算できたのは本当によかったです。 幸せを結ぶという名の通り、愛といのちのバトンが茜さんに託された終わりに心がジーンとしました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • その恋、終焉につき。
    その恋、終焉につき。
    シリーズを初めてプレイしたときから大好きだった大野城会長が主軸となる物語…すごく楽しみなのと終わってほしくないのとで心揺れながらのプレイとなりました。 やっぱり会長大好き!!!です! @ネタバレ開始 推しキャラに浸って浸って浸れる幸せな時間、ありがとうございました。 暫定につき、で一人ずつその魅力をたっぷり味わったみんなと会長のわちゃわちゃした(今回はもふもふも♡)やり取りも今回で終わってしまうのが寂しすぎて…。 誰と過ごしても会長の魅力が全開で、個人的には最高の一時を過ごさせていただきました。 どの一枚絵も最高でした。会長が麗しすぎてずっと眺めていたくなります。 個人的にホテルのシーンは一番ドキドキしました…あれはどんな男の子もドキドキで心臓が破れかけてしまいますね…。 エンディングクレジットが始まったときは「あああああ……終わってしまったぁ…!」と早くもその恋ロスに陥りかけましたが、私が触れさせていただいたすべての彼ら彼女たちの物語は、本当にとても楽しい時間でした。 最後の終わり方も、個人的に「お帰りなさい!」と思わず画面の前で言ってしまいたくなる希望のある終わり方でとてもよかったです。会長はいつも「美しい」でしたが、あの子はとてもかわいかったです。素晴らしい生徒会長になるんだろうなと、ふふっと笑いながらあたたかな気持ちでプレイを終えることができました。 今作も夢中になってノンストップでプレイさせていただきました。 グラフィックの類稀なる美しさ、魅力的すぎて離れがたいキャラクターたち、素晴らしいシナリオ、ユーザーフレンドリーで快適なUI、すべてが素晴らしい作品・シリーズでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 生きるその先に -回生編-
    生きるその先に -回生編-
    タイトル画面からしてみゃあすけ隊長さんの超美麗かわいい鬼晶さんがやわらかくやさしく動き、NaGISAさんによる包み込むようなあたたかなメロディーに期待度が振り切る本作、彼女たちの物語の終わりを最後の一行まで楽しませていただきました。 これまでのことを思い出してOP見ただけでもう泣きそうになります…涙腺をゆるゆるにしながら、最後の14日間を駆け抜けさせていただきました。 @ネタバレ開始 画面に空さんという超イケメンが鬼晶さんの代わりにちょいちょい映りながらも、やはり鬼晶さんがいなくて寂しすぎて「鬼晶さんどこ~~~~!!」と悶え、回想などで出てくる度に私も「どこに行っちゃったの…置いていかないでくれよ…」と夏生くんばりに寂しさを募らせていました。 退治屋の超カワイイロリ美少女にミニアイスピックを手に襲われようとも、こんなところで死ぬなよ夏生くん~~!!と激励に次ぐ激励を送り、もう鬼晶さん逢いたさに今回はノンストップで読み進め、過去二部のヒロインさんたちと出逢う度に彼女たちとの結末を思い出しては懐かしさに胸が震えました。 (そして、消滅しかかっている鬼晶さんと再会するまでは、どうしても鬼晶さんに会いたい時はバックログの枠の向こう側に薄っすら見える鬼晶さんに会いに行っていました(おいおい)) 序盤の山場、あの展開を迎えた後にサークルロゴが出てきた瞬間「なんでぇえーーー!!」という叫び声が出ました。 終わっちゃダメーー!!と、必死に超連打しました。 夏生くんに鞭打つ勢い(失礼)の連打で復活して、いざ元の世界に戻ったときは私の砕けかけた心も復活、透明度が下がった鬼晶さんにはもう本当に嬉しくなりました。その後のお味噌汁の、ばぶぅ!は気が緩んでいたのもあり、ツボに入ってかなり笑いました。 「別世界(とこの時点では思っていた)」に当たるヒロインの皆さんとの縁を手繰り寄せて、一つ一つ鬼晶さんのための救いの糸を編み上げていくようなやさしい展開(もちろん時々は胸が熱くなる白熱の戦いあり)なのかーと思っていた矢先に「世界を吸収していて、これ以上はどうなるか分からない」と判明して、ここは夏生くんとともに私も「知らなければよかった…と思う。」と凹み、でもここで諦めるなんてできない!と突き進むしかなかったです。 こちとら鬼晶さんを幸せにしたくて、バックログやセーブ画面(こちらのほうがよく見えることに気付いた)を定期的に見ながら進めてるんや…!!(握拳) 二部までのヒロインの皆にもいずれも見せ場があり、彼女たちのやさしさや強さをまた感じられる展開は、読んでいて本当にグッとくるものがありました。特に伊織さんと戦いで鬼晶さんを殺すのではなく圧倒的不利でも戦うことを選んだ詩衣さんには「詩衣さんんんんん!!!」と画面の前でボロボロと涙が溢れました…素敵すぎる…!! 詩衣さんの自分とは結ばれないと分かっていても好きな人の幸せのために選び取り、何度斬られようと諦めないで突き進む姿には、全世界の私がスタンディングオベーションでした。 そして、 滝 の よ う に 泣 き ま し た 。 こんなの悲しすぎる…幸せになるために犠牲者を出さないといけないなんて…と思っていたら。 またも、 滝 の よ う に 泣 き ま し た 。(沙姫さん、水輝さん、結ちゃんの分) どれだけみんなの命を積み上げれば、鬼晶さんに届くの?…と、この辺りはもうクリックするのが辛かったです。 鬼晶さんと再会したときはどれほどウキウキして「鬼晶さんおかえり!」となるかとプレイ始めは思っていたのですが、心が既にお通夜だったので「鬼晶さん…お帰り…(消え入るような小声で)」となってしまいました…この展開は本当に辛すぎました。 だからこそ!! 鬼晶さんにはお願いだから幸せになってほしい…!という細い細い糸のような望みをかけて、プレイ続行!(気持ちがあまりにもお通夜すぎて一度休憩しようかと思いました…それくらいみんなのことも大好きだったのだとしみじみと感じました) 晶さんと空さんの出逢いの物語には凹んだメンタルが癒されつつ、伊織さんが出た瞬間に「よくも詩衣さんををををを」と感情がバグりまくりでした(この後さらにバグりまくる展開が待っていたのは衝撃でした…)。 晶さんに「愛してる、俺が守る!」宣言した空さんには「よくぞ…! よくぞ言ってくださいました! もう二人で幸せになって!」と思いながらも「夏生くんがいたわ…!! 彼も幸せにならないと…! あかん、鬼晶さんが一人では足りない!?」と情緒が完全に迷子と化し、本作はずっと情緒不安定なプレイヤーとして蛇行運転しまくりでした。 空さんと晶さんが迎えた悲しい「その瞬間」にはまたも涙、涙、涙が止まりませんでした。 そこからちょっとしたミニゲームのような記憶繋ぎを経て最初の世界でまた彼女たちに会えた時は、ようやく止まった涙がまたダバダバと…みんな、本当に幸せになってほしい。頬を染める穏やかな鬼晶さんもとてもとても可愛かったです。 怒涛のクライマックス、桜の木の下でのまさかの展開…暗闇の中、ここからどうなるかと思った後のラストには、滝どころか海レベルの涙が止まりませんでした…もう身体中の水分が出尽くすのではと思うくらい泣きました! ネタバレしたくないので詳しくは書きませんが、これはもうすべてのユーザーさんに前二部をプレイしてからプレイしていただきたい…!! 感動が次から次に押し寄せて、アドレナリンがすごいことになりました。 …そして、残り滓のようになった水分カラカラの体から、さらに泣いたのがエンドクレジットムービーの後…最高でした!!!!(大切なので大声) 鬼晶さんには幸せになってほしい…そして、物語を通してどんどん増していった空さんにも幸せになってほしいという気持ち。二人ともに幸せになってほしいという私の祈りは無事に届きました…!! みゃあすけ隊長さん、最高の物語をありがとうございます!! 最高すぎて嬉しくて泣きました!! 三人の、そしてみんなの、これから先の未来が、生きていく道が、幸せでありますように。 プレイ後、音楽をじっくりと楽しませていただきました。 NaGISAさんのことは本三部作から知りましたが、とても綺麗なピアノ曲や情感溢れる心に染み入る曲が特にお気に入りになりました。道標、貴方の幸せが私の幸せ、鬼晶との別れ、紡ぐ未来、神想歌が大好きです。 特に神想歌は読了後に目を閉じて聴いていると、三部作すべての様々なシーンが浮かんできます。 本当にたくさん泣いて、笑って、ほっこりして、そしてやっぱり泣いて、最後はとても幸せな気持ちになった三部作でした。みゃあすけ隊長さんと龍角散さんの美しかわいい一枚絵の数々、泣けるシナリオ、NaGISAさんの心に沁みる音楽…すべてを楽しませていただきました。 『生きるその先に』と出逢えてよかったです。 素敵な一時を過ごさせてくださり、本当にありがとうございました! (末筆ですが、みゃあすけ隊長さんとお子さん、ご家族様のご多幸をお祈りしております!) お詫び:DL版でプレイし、バッジを取得しようと思いましたがクリックしても反応がなく、バッジ取得なりませんでした。ですが、全到達嬉しかったです!(たまに他の作品でもこうなるのでPCの相性かもです…すみません!) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 月明かりと夜風のワルツ
    月明かりと夜風のワルツ
    かわいいとやさしいの宝庫&ユーザーにとって福利厚生にあたるUIが充実かつデザインも素敵で、最初から最後までななづこさんの世界にたっぷりと浸からせていただきました。 Xで初報が出てからリリースの日が楽しみだった本作、期待以上にかわいくてやさしくて楽しい作品でした! @ネタバレ開始 素晴らしい世界観と人と人の絆が感じられる、とても素敵なあたたかい物語でした。 リシュアさんに関わるすべての人があたたかくて、エンディングを迎えたときのレナートさんとの距離感もすごく好きです。 恋人になった後も急激に距離を詰めていくのではなく、二人は二人の歩幅で一歩ずつという終わり方が私の好みドストライクで、ここから先の二人…数年後の二人も見てみたいなと思いながらの読了でした。 レナートさんがリシュアさんにどう思っているかを問われたときに「人類の希望……世界の宝……」と答えたときは、笑いがこらえきれませんでした。恋愛的な意味かは別として、すごく大切&好きなんだなというのが伝わってきました。 この辺りは画面の外にいるユーザーは「も~、実は相思相愛すぎるな二人とも~!」などと言って悶えるターンでした。 尊い…画面が尊さに満ちている…ななづこさんの丁寧なセリフ回し大好き…! また、レナートさんがリシュアさんたちのお宅に迎えられることになったエピソードは本作でも特に好きなシーンでした。 特にトヴァルさんのやわらかな考え、人間社会が作り出した上下関係や社会的地位などの手垢のついたものをすべて取っ払った「分け隔てなくすべての人に自分ができることを」という根っこの部分がすごくいいなと感銘を受けました。 レナートさんが悩んでいる最後の一ピースのときも、とても的確な言葉(頼りたいときに頼れる場所にいること)で導くなど、トヴァルさんが大好きになりました。 ジェイさんのさりげないやさしさも大好きです。心が凹んでいる時などにさりげなくチョコをもらえたら、自分を気にかけてくれる人がいるというあたたかさに元気になれますね。心の絆創膏みたいで。 リシュアさん宅のみなさん、大好きです。ちょっとしたやり取りを見るだけで、心が癒されます。 ふんわりかわいいグラフィック、大変眼福でした。いつまででも見ていられるスチルはもちろん、背景も美しかわいかったです。 タイトルのケーキなどの小物もご自身ですべて描かれていたはず…すごくかわいいです♡ プレイした後に改めて見ると、あのうさちゃんぬいはあの時の!お菓子はレナートさんの…!と、物語の細かなエピソードなどを思い出してほっこりとした気持ちになりました。 こちらまでやさしくてあたたかな気持ちになれる素敵な一時をありがとうございました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 月光の約束―異世界の旅路外伝2―
    月光の約束―異世界の旅路外伝2―
    本作のみでももちろん楽しめますが過去作をプレイしているとより楽しめる本作、お馴染みのあの人たちとも会えて嬉しかったです。 幼馴染の外見が選べたり、とある人がどちらであるか選べたりと、物語が自分の選択でガラリと変わるのも面白かったです。 @ネタバレ開始 囚われた幼馴染+αを救うため、蓋をしていた過去の記憶とも向き合いながら進んでいく本作は、たまに予期せぬバッドエンドを踏みぬいたりしながらも、胸が熱くなる物語でした! 戦いのシーンなどは効果音やグラフィックでの見せ方がとても素晴らしかったです! 特に召喚演出のカッコ良さと過去のフラッシュバック演出は飛び抜けて印象的でした。 途中「お父さんが犯人か!?」とこちらもショックを受けて、塔を登っていったら実は…な展開、そこでアルさんソラさんが出てくるのですね!と一気にテンションが上がりました(エンド後に意味深に二人だけで会話をしているシーンは見ていてとてもワクワクしました…!) 最初の探偵がどう見えるかの選択肢が実は後々に重要な意味を持っていたりと、構成がお上手すぎると思いました。 幼馴染はどちらも素敵な立ち絵でしたので、どちらにしようかとても迷いました! Xで連日作画を頑張っておられたのを覚えているので、こうしてゲームで実際に見られて、さらに私の手で選べて「おおー! すごい!」となりました。 …なお、初回プレイで探偵さんの中身はお姉さんでしたとなって油断したため、周回プレイで探偵さんと塔に向かうときにものの見事にバッドエンドに突き進んで「あー!!」という悲鳴を上げたことも付記しておきます(笑) 完全に油断していました…犠牲者になってしまった…! SECRETに突入すると、途中までそれまでの流れとほぼ同じように見えて実はまったく異なる展開に「今度こそ…!」という緊迫感がありました。 幼馴染さんに関して「え、どのエンドも消えちゃうの…」と思っていたので、救済ハッピーエンドがあって全世界の私が喜びました(*´ω`*) ケイさんの意識が戻ってよかったーー!!と思いながら明るい音楽に心躍りつつエンディングを迎えさせていただきました。 DL版で全エンド見てバッジを…と思ったのですが、バッジのイラストをクリックしてもどうやら取得できない?(再起動してもだめでした)ようなので、バッジ未取得になってしまいますが、最後まで本当に楽しかったです! 次なる作品もまた楽しみにしています! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • COVERUP
    COVERUP
    ほんの1分ほどのお話から違和感やおかしな場所を推理する本作、とても面白かったです! フェス作品では今まで色々な謎解きに挑戦してきましたが、こちらのタイプの謎解きは初めてで新鮮でした。 @ネタバレ開始 最初の一話目は普通にサラッと読んでいたので、何か気づいた?と問われても「へ?」という感じでした。 その後、当てずっぽうにいって撃沈(それはそう)。 ヒントを経て、このゲームそのものの主旨を理解、無事に正解した後はエピローグまでトイレの話以外はノンストップでいけました。トイレは相当手こずりました…そうか、それで判断するのですね。新たな知見を得ました。 一行ずつすべてに想像力を働かせて頭の中で映像を創りあげれば必ず違和感に気付ける内容で、想像しながら読むのがとても面白かったです。 鹿頭の方が、また集まったら第二弾あるかも~と仰っておられたので、もしまた第二弾があればとっっても楽しみにしています! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 自称お助けキャラの末路
    自称お助けキャラの末路
    リョウゲン、リョウゲン…と作者様のXで度々目にしておりました、リョウくんとゲンキくんの物語、読ませていただきました…! リョウくんとゲンキくん以外の皆さんも非常に個性がお強く、さらに色々と重たかったです…! @ネタバレ開始 おまけのキャラクターの詳細を読むとさらによく分かりますが、皆さんとても重たかったり複雑だったりで、物語がとてもどっしりとしていました! サブストーリーも超大ボリュームで、数日に分けてちょっとずつ読んでいくのがとても楽しかったです。サブストーリーでしか分からない人間模様など、読めば読むほどどんどん皆の境遇だったり立ち位置だったり抱えているものだったりが気になっていきました。 リョウくんとゲンキくんについては真エンドでとりあえず落ち着くべきところへ落ち着いてよかったーと思いましたが、それぞれの末路を見ると「マドカさん、お顔が! お顔がとっても怖いのですが! リョウくんに対する激烈な敵意を感じる…!」となったり「ええええ…誰かと付き合ってもダメ、誰とも付き合わなくてもダメなの!? それは八方ふさがりすぎでは…!」となったり、それぞれのキャラクターの人間関係などもあり、とっっても濃くてドロドロした部分まで楽しませていただきました。 生存のためのハートがパリンッという音とともに0になったときは「ゲンキくんーー!!」と、選択肢を間違えたことを「申し訳ねぇ…マジで申し訳ねぇです…リョウくん、許して…」(許されない)となっておりました…。 ゲンキくんはこのまま希死念慮が小康状態になって幸せになってほしいと思いつつ、リョウくんがもうどうあっても逃がしてくれなさそうなので…相思相愛で末永くお幸せに!です。 おまけストーリーもボリュームたっぷりで、読み応え満点でした。 リョウくんがゲンキくんを気にかけるようになったストーリーが特に心に残りました。 この二人はそれがきっかけだったのかーと思いつつ、ロコミさんの社会はこういうものだという見方が「それな!」と思うところばかりでウンウンウンウン頷きまくるアカベコになっていました。 ゲンキくんとまた一緒に学校に~と聞いた途端にイキイキとするリョウくんが超かわいかったです! 真っ黒なシルエットは誰だろうと思ったら…苦悩は分かりますが、納得はしたくない~~!と反射的に思ってしまいました。このおまけのストーリーが一番もやもやもやっ!としたかもしれません…愛憎ともにではないですが、大切にしたい気持ちと大切にできないという気持ちなど自分で手一杯な父親自身の内面は本当にドロドロと重たいものとともに伝わってくるのですが、本編での「死にたい、死にたい」と泣き続けるゲンキくんを見ると、やはり幼少期の様々なことが人生に影を落としまくりになってしまっているので「お前のせいでお前が愛した最愛の人の唯一の形見である息子さんの人生ぐちゃぐちゃなんやで!」と指をさしたくなってしまうプレイヤー心理も捨てきれず…読んでいて大変情緒が乱されました! どんな理由があっても暴力はナシでいてほしかったですね…リョウくん笑っていたのか、そうですか…「逃げろ」ってそういうことですか…。 特に気になるキャラのカミノオシエさんの過去エピソードも「あわわわ…」と思う展開で、幸せと不幸の表裏一体を痛いほど感じました。 個人的には幸せになってほしい人でした…二人で一緒に。いやもう永遠に叶わないのですが。 来世とかそういうのがあるのなら、二人で幸せになってほしいです。 最後はやはり、この言葉で締めくくりたいと思います。 『糸目はいいぞ』。(糸目はよかったです!) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • Dear Virgin. - ディア・ヴァージン -
    Dear Virgin. - ディア・ヴァージン -
    タイトル画面も本編の雰囲気もとてもオシャレなムードの本作、フォロワーさんが推しておられたので気になってプレイさせていただきました。 イラストが超絶美麗で演出もとても素敵~!と思っていたところ、このイケメンさんにめちゃくちゃにされてしまう…!?とドキドキして身構え…身構え…噂のDVで、二人の関係が大変気になりました。 @ネタバレ開始 最後まで読むとDV必須関係にあるのはそういうことだったのかー!と大変切なくなりました。 初めはRe:nさんがただの歪んだ病んでる人なのかと思ってしまいました…が、それは二人の出逢いや今に至るまでの物語、そして最後のDVを定期的に受けないといけない理由まで読んで「なんて痛くて愛のある関係…悶えてしまう…!」となんとも言えない感情になりました。 これは今からプレイされる方には事前のネタバレや情報なしにどっぷり浸かって楽しんでほしいゲームです。 文章までとても美しく、特に書かれていない余白の部分、心のすれ違いや「言いたくても言えない」みたいな煙に巻いている部分まで込みでエモすぎるお話でした! 余談ではありますが、かしのきかなさんのゲームにも出てきておられた偽々人さんがチラッと出てきたりして「あ、先日お会いしたばかりです!」と女子高生さんたちのお話に勝手に混じる不審者となっていました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • HackU
    HackU
    主要登場人物がすべて天才さんの中に凡人脳のプレイヤーがお邪魔させていただきました。 日本ではここ数年特に問題視されている研究者の雇用問題も丁寧に取り扱っているリアリティーある物語でした。 主人公さんの指導者となるZさんがちょっとキケンな香りがするところも本作の魅力、恋愛要素も楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 Zさんの最後の悪い御顔が大変素敵でした…が、この後主人公ちゃんはどうなってしまうのー!?と一抹の不安も残りつつ。 Xさんが「うちの大学に応募したら」と声をかけるくらい才女である主人公ちゃんのこと、Zさんも悪いようにはしないだろうとは思いつつ…なにせ混ぜ物をしてしまわれる御方、しかも「記憶を消して~」などの物騒なお言葉には震えました。主人公ちゃんが無事でありますように。 暗号図形などに関する描写はどこまで理解できたかまったく自信がありませんが、天才たちの見ている世界を分からないなりに分かった気持ちになりながら読み進め「ほほー!」と感嘆していました。 ハッキングやラボとは無縁の身、自分の人生ではおそらく見ないであろう世界を見せていただき、ありがとうございました! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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