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SHIAのレビューコレクション

  • 事件現場は『空っぽの部屋』
    事件現場は『空っぽの部屋』
    新たな事件現場、捜査させていただきました。 今回も大変エレガントな謎の数々を前に探偵バッジが命綱!とバッジを握りしめつつ、いざ終局へ。 @ネタバレ開始 今回の謎で一番難しかったのは、雫ポチポチでした。 苦手なタイプの謎だったのか、頭をねじねじしても出てこないため、バッジを発動。 私の考えではポチャポチャ効果音と友だちになれるくらいポチポチしても答えは出てこないはずだ…と、無事にバッジのおかげで解決できました。探偵バッジシステム、ありがとう。 懐中時計もそんなにパカパカパカパカ開閉したら壊れるんじゃないかというくらい開閉しました。 今回の事件現場は、シンプルがゆえにどこに次の仕掛けがあるかな?と部屋中を触りまくる変質者みたいになっていたので、〃私〃は本当に誰だろう…と気になりました。 白い手=世界一の名探偵様と予想しており、目隠しをされたひよこ探偵が気を失ってここに連れてこられたとは少々考えにくかったので、まさに「ここはどこ? 〃私〃は誰?」状態でしたが、まさかの展開。 必死に小さな穴へと託したあれが実は自分の人生をこれから大きく変えることになりそうなどと、私も、もちろん彼もその時点では知る由はなかったのです…最後まで見ると、自分で自分が埋まるための墓穴を掘っている人みたいになってしまったね…! スコップが壊れていても穴は掘れるものなんですね、なんて画期的かつお体を張った穴掘りでしょう!(とジョークを飛ばす) この後、彼に明るい未来が訪れることはなさそうな気配がひしひしといたしますが、彼がしたことを思えば順当な未来が待っていると言っていい…。 あの運命の滝からSherlockさんが無事に生還なされて良かったです。謎の紳士様に感謝。 その時のことを語るSherlockさんが、大変美しくいつもより可愛らしかったです。 夏の避暑地…いいですね、近頃の夏はあまりにも暑いので水底のアジトはとても涼しそうです。 そして、あのハトロン紙に包まれたカード…これから一緒に捜査に行けるなんて! 荷物持ちくらいしかできない鳥頭ですが、お供させていただきます!と喜びました。 待っててね、助けを求める人! 世界一の名探偵にかかれば秒で救出ですよ!(絶望へのカウントダウン) お部屋の中で流れるメインBGM『この部屋には、誰もいないようだ』がまさにこのゲームのために作られたのかと思うほどタイトルからマッチしており、とても美しく神秘的な曲でした。のる様の曲はどれも本当に美しいですね。 今回も探偵バッジに助けられ、無事に事件を解決することができました。 Sherlockさんともお会いできて、たくさんお話しできて嬉しかったです。 過去作をプレイしていると分かる、ちょっとした繋がりがある展開(アトラスのマフラー)も楽しく、前回の「私は誰?」の彼を思い出しました。 @ネタバレ終了 今回もまた大変素敵な謎の数々をありがとうございました。 また次回も事件現場でお会いできますように…素敵な作品をありがとうございました!

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  • 夢の夢か夢の中
    夢の夢か夢の中
    夢の中だとどんなことが起きても不思議ではないものですが…踊るホウセンカとは? 「この感じだと音楽かけたらノリノリで踊りだすかな…」等、所々楽しく想像して読ませていただきました。 @ネタバレ開始 まさかの最後の最後ですべてが夢でしたの展開、ノーマルエンディングまですべてが夢という夢オチ、面白かったです。 ここまですべてが夢かー!と思ったので、最後の体育さぼりももしかして夢…?という気持ちまでしました。 卵からうさぎが孵るなど、夢ならではの表現や描写が新鮮で楽しませていただきました。 リアルだと16回連続でピピピピ鳴るセルフレジは怖すぎますが(重複カウントしてないか不安になる)、「夢だとこういうことありそう!しかもおかしいことに気づけないんだよね…」と随所で笑わせていただきました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 夢の終わりに月の砂漠で
    夢の終わりに月の砂漠で
    アスキーアートというものをほとんど知らないので((*´ω`*)←こういう顔文字くらいしか知らないです…)、いつも使用している記号などでこんなに多彩な世界が表現できるのだと「すごーい! すごーい!」とプレイ中は次から次に出てくるアートに目を奪われていました。 人物の顔や体にとどまらず、家やお料理、シュバッ!など擬音まで表現できるんですね…! @ネタバレ開始 穏やかなピアノの曲とともに語られる不思議な夢の物語、途中「子どもの話に怒らないで、おじさん…!」とツッコミを入れたりしましたが(急に「どうするってんだ!?」と怒り出したのでビックリしました…)、世代間の違い含めてとても丁寧に書かれていて読みごたえがありました。 子どもがバクくんに玉乗りを~と「まず発想からいってみる」のに対し、おじさんは「どうやって用意するの? すごく大きい玉がいるよ?」と現実的なところなど、二人の見てきたものの違いや歳の差による経験の違いがリアルに感じられました。 子どもの「バクくん自身に夢ができたら、他の人の夢を食べなくなる」という発想、素敵だと思いました。 夢を持ち帰ろうとすると必ず一部が剥がれてしまうというような幻想的で詩的な表現を織り交ぜた文章も、とても魅力的でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ブックエンド・シャワールーム
    ブックエンド・シャワールーム
    短編ながら作り込まれた世界観に「なんか怖い世界だ…」と少々ビビりながら美しさを基準とする一族の方々の行く末を見守らせていただきました。 「なるほど、そういう理由で石化を…」と理解し、選択肢になった途端「じゃあ、あえてのりすりすさんからどうぞ!」と、痛くはないかもしれないけれど怖いことは意識がないうちに早く終わらせてあげようと、ねじけた親切心を発揮してしまったプレイヤー、ただの鬼畜に成り下がりました…。 @ネタバレ開始 ほ、ほああああ!!!? まさかの破壊中に石化から生身に戻られてぇえーーー!!? これゲロ痛いやつじゃんんんんん、すみませんんんん!!! と、初手からたぶん一番残酷な破壊にいってしまって、りすりすさん本当にすみませんでした…。 その後もここなんさんが洗剤に混ぜられてしまわれたりと、この一族なかなかに酷いな…!と思いつつ、エンドによっては世界を支配したり大殺戮フェアになっていたりと、美しいから正しい、美しいから歪みがないということもなく、「美しい」の美しさの基準はすべてそれを決められる立場にある者が決めたものであるという点の恐ろしさを感じました。 歴史書の内容が非常に興味深くて、「美しき第二の地球」などゾッとするような言葉もサラリと含まれていて面白かったです。 地球の自然や動物たちの営みは美しいかもしれないけれど、知的生命体としての人間の活動や人間の思想などは別段美しくないよな…少なくとも人間の持つ性質は美しいとは言えないよな…と思い、派閥が100に分かれてね…の後のことも考えると「美しいかな!?」と疑問に思わざるをえない美しさでした…美しさがゲシュタルト崩壊してしまう…! ロボットななーるーさん含めて、みんな美少女ではなくて美少年!?と、性別に関しては紹介文を三度見くらいしました。 破壊活動は石化しているとはいえ部位がバラバラになるので、「わー、みんなごめんね!」という気持ちでした。 りすりすさんから始めたので他の子に対しては「途中で生身に戻らないでね!」と祈りながら壊していました(最後にお腹に一発!は、いつも本当に申し訳ない気持ちになります…) エンドによっては4人ともが無事に自由を手に入れたものもあり、周囲の状況はさておき、4人で楽しく過ごしてくれたらいいなと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ミレニアムニューホーム
    ミレニアムニューホーム
    とてもかわいい音楽とグラフィック、ドーナツを手にしたかわいいキャラクターに「どんな物語かな」と明るい感じのイメージを持ってプレイさせていただいたところ…おやおや…? なんとなく雲行きが怪しく…? @ネタバレ開始 とてもかわいいリビングに、初めは「こんなタンスがあったらいいよねー♡」なんてモデルハウスを見るがごときワクワクさでお部屋を拝見していました…が! キッチンで違和感を覚え、さらに寝室に来たあたりで「いや、これは何か違う」という空気がどんどん出てきて、なにかここから真相が出てくるのか…となった後の、ニアさんが語る事の顛末と禁忌のお話が来てそのままエンディングに突入してしまったときは気分がどんより沈んでいました…目の前に座っていた方があまりにも不憫すぎて…。 「え、めちゃくちゃ救いがない感じに終わってしまったのだけれど…主人公さん、ずっとこのまま…?」と。 一番最後のイラストで「あれ? お顔が少し変わった? タイトルも変わった!? 意識取り戻した!?」と感じたところでの追加の大切な話で、「解決したんだ!」ととても嬉しくなりました! ニアさんの持つドーナツが齧られている幸せそうな姿に、そして対面の主人公さんがドーナツを手にしている姿に、こちらまで幸せな気持ちになりました。 1000年間、いっぱいドーナツ揚げてもらって、いっぱいドーナツ食べて、いっぱい二人で幸せな時間を過ごしてほしいです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ○○ばんでぐちをみつけられるなら私の異変もみつけられるよね?
    ○○ばんでぐちをみつけられるなら私の異変もみつけられるよね?
    ○○番出口を見つけたことがないので美少女の変化を見つけられるか心配でしたが、挑戦させていただきました。 そして、奇跡が起きてしまって、最後は「見つけるか、見つけないかじゃない…偶然だ! ごめん!」なプレイでした。 @ネタバレ開始 セーブ機能ありがとう。セーブ機能ありがとう。 大切なことなので思わず二度言ってしまいましたが、セーブ機能のおかげで無事に最終選択肢まで行けました。 その間に一度バッドエンドも見ておくかと敢えて間違えてみたときは「ヤンデレ…?」となりつつも、最後の選択肢で直前にカーソルがそこにきていたためかそのままポチッたら右下のハートをクリックしていたという偶然の賜物のおかげで「本当の彼女」をストレートに見つけられました。 しじみ様の書かれる物語は、どんでん返しやマルチエンドがマルチエンドとしてガラリと違う印象になるところがいつもとても面白いと思っているのですが、真ん中の閉じた椿を選ぶと視点が急に変化して見えるのがとても面白かったです。 ハートだと彼女を助けられなかった第三者に、椿だと加害者に…大変面白い最後でした。 個人的には彼女が救われるハートエンドを推したいところです。 画面の前にずもももも…と積みあがっていくモザイクブロックのような壁に「見えないですけどー! これはセーブを使うことを見越してますねー!」とプレイヤーがセーブを使うところまで想定して「セーブがあれば~」のセリフも秀逸でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • アイツニアイニ
    アイツニアイニ
    静かに淡々と語られながら、その背景にある書かれていない物語がとても気になる作品でした。 選んだ選択肢でラスト周辺の細部が変わるところも興味深かったです。 @ネタバレ開始 事件を起こした彼がどんな気持ちで起こしたのかなど細部は語られていないものの、時計などに対する小さな話から彼が衝動的に何かを起こしただけではない感じがしました。 主人公も一度お世話になったことがある場所ということで、画面の中で対峙している彼と何かしら惹かれるものがあったのだろうなと二人の境遇などを考えました。 服している彼がこの後どうなるのか、彼の真意がどこにあるのかなどがとても気になるお話でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • すみません!ちょっとキスしてくれませんか!?
    すみません!ちょっとキスしてくれませんか!?
    卵のような御姿の不思議生物?人物?さんに話しかけられ、まずは初めての選択肢。 「人生一度くらい不思議生物から摩訶不思議なお願いをされることくらいあるさ! ええい、ままよ!」とポジティブ豪快にいったところ…。 @ネタバレ開始 フラれたーーー!!!?? なぜかこちらがフラれたふうになっているーー!!? と衝撃の展開に、主人公さんに「今日はケーキをホールでいただくわよ!」と傷心した乙女同士で謎の親睦を深め合いたい気持ちになりました(*´ω`*) そして、再度の選択肢。 靴下はくのに靴履かない…には笑いました。 そうか、ギリ全裸ではないけれどギリ全裸(概ね全裸じゃないか)で戻ってしまうのか…とお察しの展開、最後はお叱りを受けていましたが「だよね!」と画面の前で納得しきりでした。 おまけを拝見して、初対面でギリ全裸まで披露する相手にしっかり服を買ってあげるのはやさしすぎました。 レオさんは先にお金を返してからお茶のお誘いを…! 頑張れ…! @ネタバレ終了 軽快なテンポでの会話がとても楽しい、サクッと遊べて笑える素敵な作品でした。 ありがとうございました!

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  • もんすたらすパーク!〜ゆきんこ大作戦~
    もんすたらすパーク!〜ゆきんこ大作戦~
    新規に入園させていただきます(ワクワク)。 雪子さんが大変美しくて可愛らしい本作、グッドエンドからアナザーエンドまで、すべて楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 特にアナザーはそれまでに出てこなかった方々も登場して一気に賑やかになって、次はどんな方とお会いできるのだろうとワクワクしながら読み進めました。 熱いスープが選択肢に出てきたときは「まさかそんな…溶けてなくってしまうのでは…」と不安になりましたが、おそらくこれがバッドエンド的なエンドをもたらすもの…!と、雪子さんには本当に申し訳なく思いましたが選ばせていただきました! まさか雪子さんが増えるとは思わず「えええええ!?」でしたが、おかげさまでとても楽しいアナザーを楽しめました。 小劇場の活気あふれる皆様が見ていて面白かったです。 隠し子なのかー!?と皆さんでわちゃわちゃされている様子に、画面の前のプレイヤーは事情を知っており「ふふふ、実はね…」と思いながら眺めていたので皆さんをからかっているような気分にもなり、ちょっと楽しくなりました。皆さん華やかで美しい方揃い、目の保養でした。 最後の雪子さんと寄り添うアルカーさんのスチルは大変眼福でした。 二人の幸せそうな雰囲気に、こちらまでぽかぽかと幸せな気持ちになりました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • SLATE!(スレート!)
    SLATE!(スレート!)
    同じ登場人物で同じ背景を用いたifアソートメントなのかな?と思っていたら、最後の最後でどんでん返し。 大変楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 ハルカさんの演技力があまりにもすごくて、並行世界ifのような粒揃いのお話だと信じ切っていました。 まさかまさかのネタばらしに、柘榴雨監督の脚本をすべてこなしてしまうハルカさんの演技力に脱帽です。 もちろん柘榴雨監督の構成力にも脱帽でした。 恋慕ヤンデレっぽいお話からしんみりする帽子のお話まで、どれもとても面白かったです。 おまけのハルカさんはファンサービスも神すぎました…糸目男子好きはもう沼から帰ってこれなくなってしまいますね。 ハルカさんは方言も使われる方言男子、人懐っこい感じがして素敵でした! 今年の柘榴雨様作品もこちらでcomplete、どの作品もとても面白かったです。 これからもご活動を応援しております! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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