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神崎 ユウのレビューコレクション

  • 猫ノ目のような世界で
    猫ノ目のような世界で
    幻想的な背景と「羽ネコ」というなかなかない組み合わせのキャラクターに惹かれてプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 誰かの精神世界を描いた作品というのは多くあると思うのですが、誰かの負の想いから生まれた人格を持つキャラクターの物語というのは、余り見ない気がします。大抵、生み出した本人=キャラクターで、望むものは同じな気がしています。 「消えたくない」と言う彼らに感情移入をすると、プレイヤーとしては消えてほしくないと思うのですが、彼らを生み出した人からしたら、彼らに消えて欲しいと願っているーー。すごく、切ない気持ちになりました。 自分が消えることが、生み出した人のためになる…なんとも切ない。その気持ちになれると言うのは素晴らしい作品だと思いました。 エンディングで、彼らの元になる人々が紹介されているのも良かったです。彼らの消滅は、良かったことだったんだよね…と。 そして、クジラさんの包容力の大きさがキュンときます。クジラさん…好き…。 @ネタバレ終了 素敵な物語をありがとうございました!

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  • モノクローム・モノローグ
    モノクローム・モノローグ
    二つの視点で描かれる、いつの間にかデスゲームと化した鬼ごっこゲーム。 このようなゲームは疑いながら読み進めていくのですが… @ネタバレ開始 最初の7番と5番のストーリーでは、「二人とも助かって!」と思いながら読み進め、最後5番と6番の視点に切り替わり、「あれ?」という状態に。 そしてその後のBefore/Afterパートで全貌が見え、なるほどと思えました。 楽しかったです。 この、二つの視点かつ前後編の物語構成は最後まで読まないと全貌が見えない感が好きです。 タイトルのA/BからBefore/Afterパートに変わる時も、タイトルデザインが素敵だし、犯人が色盲だとわかった後に手に入るバッジに色がついているところも演出として素晴らしいと思いました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!

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  • パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき
    パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき
    楽しかった!とにかく楽しかったです! 謎解き要素もあり、パラドクスのネタになっている概念達も好きなものばかりでした。 「部活動」という舞台もとても良くて、置きノートにみんなが日記みたいなのを書いてて、それにツッコミを入れている、そんな楽しい青春も合わせて描かれているのが素敵でした。 みんなの筆跡が違うのも素敵な演出でした。文字に性格が表れている! @ネタバレ開始 第零パラドクスと第七パラドクスはハラハラしながら、自分も似たようなことを考えたことがあるなぁとか思い、最後まで駆け抜けました。 最後は、ハッピーエンドで良かったです。 きっと3人とも楽しい学生生活を送るんだろうなぁと。 @ネタバレ終了 素敵な物語をありがとうございました!

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  • キツネ耳つくも神に何故か付きっきりで看病される話
    キツネ耳つくも神に何故か付きっきりで看病される話
    タイトルと可愛らしい狐さん、そして冒頭で耳や尻尾をもふらせてもらえる…最初は、かわいいお狐さんとイチャイチャするゲームだと思ってました。 @ネタバレ開始 終局の1,2を終え、3,4を見たあと、なんと深い物語なのかと。 記憶を失った恋人を介護していると知った時には、風月はなんと寂しくて悲しい時間を過ごしていたのだろうと。 そう考えると、終局の1,2は酷く、酷く悲しいエンディングなんだと感じました。 ですが、終局4で「狐の嫁入り」の嬉し涙を見て、本当にグッとくるものがありました。 後日談では、花鳥の「想い」も聞けて泣きそうになりました。 @ネタバレ終了 素敵な物語をありがとうございました!

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  • ナニシテモイイコ
    ナニシテモイイコ
    タイトルとメインイラストからは想像できなかった、とても、とても深い物語でした。 @ネタバレ開始 何はともあれ、イチコちゃんの母性が凄まじい! 最初から、何をしても許してくれる(勿論それは「人形」だからではあるけれど)その優しい言葉と声で母性を感じましたが、End1,2,そしてサブエピソードで「だからか…!」となりました。 イチコちゃんの声の影響なのか、物語にグッと入り込むことができ、プレイ後にはいい意味でどっと疲れた感覚がしました。 サブエピソードで、最後に首輪と指輪を受け取ったのが、バッチになっている演出もすごく素敵でした。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!

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  • フォーチュン・チャーリー!
    フォーチュン・チャーリー!
    オムニバス形式で進む、6つの物語。 @ネタバレ開始 それはどれも救いがなくて、そもそも自分自身が一体何を本当に望んでいるのか解らない。 「本当の望みではない」と云うのは深いなぁと思えて、自分の本当の望みは欲望そのもので、その欲望を綺麗にラッピングしたものが「望み」として願っているのかなぁと感じました。 第七夜の物語の結末は、予想できないものでした。 「死なないために、過去の自分を正当化して生きる」。それを選択したチャーリーが愛しいです。 解説・裏話も読ませていただきました。 作者さんの「想い」がたくさん詰まっている感じがとても素敵でした! @ネタバレ終了 最後に、相変わらずの素敵なデザインセンスのサーカス団員さん達でした。 彼ら一人一人に個性があり(少ししか出てこないのに!と云うキャラもいて)、ちょっと黒めなサーカスではありますが、楽しそうだなと云う感じでした。 でもこのサーカスの団員にはなりたくない(笑)

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  • クリムゾンレッドの死神
    クリムゾンレッドの死神
    ハードボイルドな雰囲気がとにかく素敵でした。 ダイナーでのレオの幼い感じと、キャロルとの会話が可愛かったです。 そんなダイナーでの雰囲気とは裏腹に、ギャングとの抗争では激しい戦いが。 @ネタバレ開始 最初はレオを疑っていたキャロルが、段々と引き込まれていく様子や、レオが「生きる」ことを選択する様子が物語の中から自然に感じ取れて、ストーリー運びの素晴らしさに感嘆しました…! と、言いつつも、作中ではロキが一番好きでした。 主人公たちの言い分、感情もわかるし、ロキの言い分、感情もわかる。どちらにも肩入れしたい気持ちになりました。 最後、ロキがクスリに頼っちゃったところも、自分の弱さを認めつつ、それでも譲れないものがあるんだなって思いました。 後書きも拝見させていただき、その中に「ロキルートください」のお言葉があり、「それそれ!」と思いました(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ゼロから奏でる七奇譚
    ゼロから奏でる七奇譚
    朝早く起きて、一気読みしました! それくらい引き込まれる素敵な物語でした。 「七不思議を作る」と云うことで、向風鈴さんのいつもの?コメディ的なノリの4人の活動。 そして七不思議といえばの「七つ目の不思議」。 @ネタバレ開始 零の存在の異質さと、それに対する3人の友情。 絶望と孤独を払拭できる「誰か」の存在。そして零を求める気持ち。 全てが青春!って感じでとても良かったです。 個人的には、煉お嬢が大好きです。高飛車なのに思いやりもあって素敵なお姉様って感じが良き。 @ネタバレ終了 コメディだけでは終わらない、「そのあと」と「未来」が見える楽しくもしんみりする、素敵な読後感でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 筋筋肉肉
    筋筋肉肉
    TLに流れていたので気になっていたのですが、幼い二人のよくありそうな約束から、びっくりするほどの筋肉の話になり、最終的にはめっちゃ青春な感じで終わる、短編コメディでありながらとてもまとまりが良い、素敵なお話でした。 そして、プレイ後に思ったのが「作者さん…本当に”死と月は寄りそって眠る”と同一人物…だよね…?」でした。 いろんな作風が作れるのも尊敬です。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • You Make a Space Cat
    You Make a Space Cat
    ねこかわいい! @ネタバレ開始 ほんわかゲームですが、「宇宙のカタコンベより。」プレイ後だったので、なんだか寂しい気持ちになりました。 でもそれが良い! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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