白玉ユキトのレビューコレクション
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反動のクラウドレイジ FREE BATTLEコマンドバトル! 多数のキャラクタにそれぞれのカットイン(カッコイイ!)、スキルの設定に装備のカスタマイズ……作る側では考えるだけでも気が遠くなりそうです。すごい。 本編は未プレイですが、ワールドトリガーみたいな雰囲気でワクワクしますね。マップを散策してキャラクタの会話を聞きながら、しばらく世界に浸っておりました。この世界観でこの人数、大作の予感がひしひしとします。 編成は頭がこんがらがってくるので自動編成に頼りましたが、鳥居さんの999ロマン砲が熱いですね!(そして外して死ぬ) 決まった瞬間が気持ち良かったです。 後は敵の行動に合わせる戦術なんかもあれば、もっと攻略している感が出るのかな、と思いました(溜め攻撃にガードを合わせるとか)。 終了時の任務報告書もオシャレでした。面白かったです! @ネタバレ開始 「ぜろぱにっく」めちゃくちゃ増えて笑いました! @ネタバレ終了
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雫トップのイラストはいつ出るんだろう? と思いながらプレイしていましたが、出てきた時には台詞も相俟って、ニヤニヤしてしまいました。 統一された色調や要所に出てくるアニメーションも雰囲気があって、とても心地よく読み終えられました。 @ネタバレ開始 エンディングの2人の光景が青春って感じでいいですね! よく見ると先輩、全然掃除してないですが笑 @ネタバレ終了
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暗がりに咲く花一人の男性が初めて触れる恋という感情を、とても丁寧に綴られたお話でした。 恋愛そのものではなく、恋によって動く感情を描く、というのはあまり見ない切り口で新鮮でした。 @ネタバレ開始 そして、終わる瞬間がとても綺麗で、それは作品全体を考えるとそこ以外はあり得ないのだと思い至りました。恋愛が成就して、あるいは破綻して……と、そういう物語を想像したくなりますが、作品のテーマからすれば結果は無粋ですよね。描かれた内容の本質ではありませんから。 @ネタバレ終了 短い時間で読める、しっとりとしたお話でした。ありがとうございました。
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はこにわのみこプレイしていて、本当にかわいい作品だなあと思いました。 絵本のような画面で、眺めている部屋の中で、少女アニーとあくまのクロのやりとり、そしてぴょこぴょこと動くさまを見ていると、本当に癒されます。ビジュアルの破壊力が強い。 しかし悪魔は悪魔、何か裏があるのでは……と勘繰ってしまいましたが、そんなことはありませんでした。本当にただ優しいばかりの悪魔でした。 @ネタバレ開始 お花は鳥が持ってきたと嘘をついたり、内緒のものはベッドの下に隠したり、子供らしくて可愛かったです。クロが魔法陣を踏んだ時に人間に対して思ったことも、もしかしたら同じ感じだったのかな、と少しおかしくなりました。 おまけシナリオでの裏事情を知ると、なんだか悲しいような切ないような気持ちになりました。本当にただの女の子だったのですね。個人として大切にされていない中で、アニーちゃんはよくぞ健やかに、そしてたくましく育ったものだなぁと思いました。 @ネタバレ終了 ふわりとした手触りの、温かくて柔らかいお話でした。ありがとうございました。
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スクールシャークB級サメノベルということでパニックホラーものを想像して読み始めたのですが、その実、よく練られた物語で、予想外の方向にどんどん転がっていくのが面白かったです。 話の展開ペースがちょうどよく、間延びすることなく物語が動き、これはもしやと思ったタイミングで真実が明かされていくので、とても気持ちよく読み進めることができました。 そして、終わり方はきっちりとツボが押さえられていて、やはりこうでなくては! と不思議な安心感がありました。 @ネタバレ開始 三人称で書かれているな、と序盤から気になっていたのですが、主人公を敵側に持っていくなら、それがベターですよね。一方で、開始早々のサメに襲われる緊迫した場面では、状況説明が多くて焦りが伝わりづらい感じがありました。 読むごとに、設定がめちゃくちゃ転換しているのに驚きます。剽軽な浅井が最後には過激なまでにきっちり任務をこなしていたり、信頼できそうな探偵の橋本が脅迫してきたり、イジメをしていたという中居の鞄が落書きされていたり。初めはいい先生に見えた渡辺も、事情が明かされるに連れて、きな臭くなっていくのもいいですよね。 渡辺の人付き合いの下手さや要領の悪さがちらほらと覗いていたのも、ラストの展開を考えれば納得で、保身ばかり考える人間への嫌悪も同族嫌悪だったのかな、と思いました。最初に消された高柴も、結局は渡辺にとって邪魔だったということになるわけで、もう何がどこまで本当なのか、分かったものではありませんね! @ネタバレ終了
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【謎解きx脱出!】ありすえすけーぷありすえすけーぷ、最高にcoolなゲームでした。 開始してすぐに分かるクオリティの高さと、フルボイスでよく喋る豪華さ。 初回プレイではオープニングをさくっとクリアした後、本編は一切解けずにCエンドでした。何も起きない……。 @ネタバレ開始 そしてマウスの誤操作でバックログが開いて判明する仕掛け。そういう仕掛けか! と、そんなのアリか! と驚きました。自分はアプリの「Blackbox」を思い出しました。 その流れで解こうとして、廊下で跳ねるようにリズミカルにクリックしたり、美術室で摩擦熱で発火させようとマウスを動かしまくったのは私です。違うんかい笑 システムを使ったものと普通の謎解きと、2種類あるので、思考の飛ばし方で迷子になりますね。 結局ヒントを見て突破しましたが、昇降口のはそれでも分からず、長時間詰まってしまいました。改めて考えれば手掛かりはそこら中にあったので、本当に上手な作りだなと感心しています。 ただ、下ネタが割と直球だったのは、なんかつらかったです。。。 @ネタバレ終了 プレイしていて、これは皆さん遊んで絶賛するよね、と納得しきりでした。 驚きと発見の詰まった内容でした。ありがとうございました!
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穴の中面白かったです。青い半透明のシルエットなど、昔ながらのホラーものの趣を感じました。文章も素直で読みやすかったです。 工事現場に突如現れた穴、そこから異変が起き始めて、探っていくうちに村の因習に繋がっていく。物語の導入が非常にスムーズで、ストレスなく入り込めました。 現場の風景や登場人物にも妙なリアル感があって良かったです。食べ方の汚い歯のないジジイとか、結婚したから隠れてパチンコとか、申請が面倒だからそのまま出るとか、あるある感が馴染みやすくて面白い。 そして、怨霊の絵がしっかりと不気味で怖かったです。 @ネタバレ開始 寿司おかかに始まり、ツルハシとかタヌキとか爆弾岩とか、ちょくちょく笑わせに来るのが緩急になっていて安心できました。 チヨちゃんに謝った時の「やだ、やめてよ」の動きが可愛かったです。それまでは、いきなり噛みついても平然としていたりと掴めなさもありましたが、ここで「あ、この子は可愛いぞ」と大きく印象が変わりました。あと、狙っているのが友人にバレバレなの笑いました。 飼い犬のケンは見た瞬間「タヌキやん!」と思いました笑 そりゃドッグラン入れてくれないですよね。最初はそのまま穴に引きずり込まれてしまいましたが、ジャーキーをあげていると助けてくれたのが嬉しかったです。 おばあさんですが、それまで一切出てきていないのに、あの自ら飛び込む瞬間だけで本当に胸を打たれました。こっちは何度も落とされて怖さを知ってますからね……。 あと、名前を藤岡にはできませんでしたね笑 @ネタバレ終了 ホラーもののお手本のような作品でした。ありがとうございました!
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愛しのリョーくん二人の甘々な関係に癒されました! どの選択肢を選んでもハッピーエンドで、リョーくんの距離がとにかく近い! 風邪移っちゃうよ! いろんなシチュエーションでドキドキさせられっぱなしでした。 @ネタバレ開始 が、おまけを見て愕然。そういうことだったのか……。 実はタイトル画面の時点では、ヤンデレの女の子に愛される系の話だと思っていました。でもプレイしてみれば女の子が愛されている話で、とはいえ注意事項のこともあるので、いつ豹変するのかとひやひやしながら見ていましたが、最後までその気配もなくて。勘違いだったのかな、と思いつつおまけを見ておおぅとなりました。 指輪は花ですし、好物は肉じゃがですし、全然噛み合わないのが悲しいですね。 LIMEの感情的になった後、しばらくして謝ってくる辺りのリアリティですよ。 新聞で日記のこと晒されるの可哀想です笑 バッジもプレイ前は爽やかなENDなんだろうなぁ、と思っていたのですが、これは飛び降りる直前ですかね……。 ちなみに、自分が一番驚いたのは主人公の年齢でした。描写からこんなに上だと思っていなかったので、いろいろと察してしまうものがありました。 @ネタバレ終了 面白かったです。ありがとうございました!
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逢魔時の家路(リメイク版)プレイ時間は短いのに、とても胸が苦しくなりました。 幼馴染みの二人が川辺でありふれた会話をする中で、ある事実が判明して、ここからどんなふうに終わるのだろうと気になって読み進めていました。 @ネタバレ開始 そうしたら、最後の2文の破壊力が強すぎて、読後しばらく動けませんでした。 そういう話だったのか、と改めて初めから読み直してみれば、那由多くんはずっと自分のことを言っていたのですね。全く気付きませんでした。 由依奈ちゃんを守れなかったことを悔いて、恐らくは自ら命を絶ったことも悔いて、これから家に着いた後どうなるのだろうかと、思いを巡らせてしまいました。 目覚めた場所が土手だったことは、きっと2人にとって大事な思い出の場所だったのでしょうね。 @ネタバレ終了 読み終えて、タイトルの意味も深く納得がいきました。 短いながらも綺麗なイラストで彩られていて、とても鮮やかな作品でした。
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雨にして人を外れ読み終えて、とても切ない気持ちになりました。長く余韻に浸っています。 タイトル画面でカーソルに合わせて画面が動き、メニュー画面で傘が回り、オープニングでは先輩がアニメーションして。こうした細かな作り込みで、ぐっと作品に引き込まれました。 文章も三人称的な一歩引いた文体ですが、時折とても綺麗な描写を見せてくれる瞬間がありました。 @ネタバレ開始 読んでいて、特に序盤なのですが、妙に目が滑る感じがありました。画面がモノクロで文字が溶け込んでいるせいか、何を主軸に読むかに迷ってしまったせいか。これは自分だけかもしれませんが、一応触れておきます。 ルート終盤で、この作品は二人の関係性を軸に据えたセカイ系に近いテイストの作品なんだ、と気付きました。 Aルートで画面がカラーになった時は、先輩との時間が終わったのだな、閉じた世界が開けたのだな、と、そんな印象を受けました。 自分はBルートのほうが好きで、特にラストで月を見上げる場面の描写は痺れるようでした。月を穴に例えた描写と、その後の「寂しいのは僕たちなんですよ」が堪らない。 先輩が本当の姿を見せた時の「怖かった……」も、そこに人間らしさを感じて、ぐっと来ました。 @ネタバレ終了 それにしても、雨とピアノって本当にしっくりと合いますね。タイトル画面にも使われている表題曲は、作中でアレンジ曲がたびたび使われていることもあり、作品の象徴的な曲として深く耳に残っています。