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灯野ともるのレビューコレクション

  • ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-
    ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-
    ナルガさんの視点で語られるヘブンズ・ロワイヤル後のストーリー。とても面白かったです。 ナルガさんの心情を深く知ることができるという時点でもう垂涎ものでした。 立ち絵が新しく冬服仕様になっていたのにもテンションが上がりました。 前回同様、知略をめぐらせた戦闘シーンも面白かったです!! @ネタバレ開始 ナルガさんはルーシーを殺していて、ルーシーは自分が殺したカルラを探していて、ナルガさんには殺した女がいるが会いたくないという関係がツボでした。殺伐と愛情の塩梅が絶妙です。 ナルガさんの過去シーンが最高でした。特に、ナルガさんが一歩踏み出すのを躊躇う理由が切なすぎて……もう……言葉にならないです。 ビジュアル面では、カルラの天使姿が似合いすぎました……!!あまりにも美しくて、しばらく見入ってしまいました。 新しい天使もすごく個性的で面白かったです笑 ルーシーは、前作よりも可愛らしさがパワーアップしていて素敵でした!カルラとのガールズトークのシーンはニコニコしながら読んでいました。 最後には、ナルガさんがトラウマを乗り越え、二人が結ばれて、本当に良かったと思いました……!最後のタイトル画面の変化には胸を撃ち抜かれました!穏やかな表情がとても素敵です……!! ショートストーリーの廃墟で休息をとる二人の描写も、温かくてとても微笑ましかったです。 @ネタバレ終了 とても楽しませていただきました。ありがとうございました!

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  • ヘブンズ・ロワイヤル
    ヘブンズ・ロワイヤル
    後半の楽しみにとっておいた作品でしたが、正解でした。 序盤から世界観に引き込まれました。それなりの長さがありますが、中だるみすることなく、一気に最後まで読んでしまいました。 色々なキャラクターの思惑が交差して織りなす物語はとても読みごたえがありました。 ルーシーちゃんの記憶に関する謎、「親友」と名乗る謎の人物、ナルガさんの思惑、天使たちの思惑等、冒頭から「これはどういうことだろう?」と考えさせる要素が多かったのがとても好みでした。それらの謎をすべて回収し、きれいに着地させた展開は見事としか言いようがないです。後から考えると違和感のあった場面も、後半で理由が判明し、「そういうことだったのか!」と分かるのが気持ちよかったです。 戦闘シーンについては、毎回ちょっとひねった戦略で敵を倒すのが楽しかったです。手に汗握る展開でハラハラドキドキしました。 ルーシーちゃんとナルガさんのやりとりが微笑ましくてニコニコしながら読み進めていました。物語が進むにつれて、二人の距離感が近づいていくのがまた良かったです。 一番好きなキャラクターはナルガさんです。見た目も中身もかっこよくて素敵です! @ネタバレ開始 ナルガさんがすました顔で「レミたん」、「らぶりぃ・はぁと・へぶん」と言うのには、笑ってしまいました。 ナルガさんの過去には、とても胸が締め付けられました。ナルガさんのやったことだけを見ると間違いなく悪人ですが、そこに至るまでの過程を見ると、本質が悪というわけではなく、たまたま道を踏み外してしまっただけなのではないかと思えるところがやるせなくて絶妙でした。 ビジュアル面では、ベリアルさんとの戦闘スチルと、銃を持っている立ち絵がめちゃくちゃツボでした……!セーブスロットのうち一つはこのナルガさんの立ち絵を見るために埋まりました笑 ルーシーちゃんのナイフを構えている立ち絵もかっこよくて好きです。この立ち絵のシーンでもセーブスロットが埋まりました笑 他のキャラクターもみんな魅力的で良かったです。特に可愛い顔してゲスな表情をするメタトロンくんのギャップが良かったです。 好きなシーンはナルガさんとメタトロンくんの戦闘シーンです。右腕のくだりがツボでした。ナルガさんからルーシーちゃんへの想いを垣間見れて最高でした……! ラビちゃんの報われなさにはとても切なくなりました。三度目はぜひ幸せになってほしいです……! エンディングムービーも最高でした!特に、カルラちゃんとルーシーちゃんの笑顔ツーショットと、昔のナルガさんにはやられました……! @ネタバレ終了 とても楽しませていただきました。ありがとうございました! 続編もプレイさせていただきます。

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  • てんがいちかく
    てんがいちかく
    「これはどういうことだろう?」と考えながら周回するのが楽しかったです。どんでん返しの結末に驚きました。 最後の主人公の毅然とした態度がかっこよかったです。 @ネタバレ開始 「あなたにとって何者でもないです」という、大河くんの、本当の自分を説明する言葉がすごく切なくて良かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • アンタなんて愛してない
    アンタなんて愛してない
    隠しシナリオとおまけシナリオ両方見ました。 直前の選択肢に戻る親切設計で、サクサクプレイできるのがありがたかったです。 バッドエンド率が高いので、選択肢を選ぶたびに、死んでしまわないかドキドキしてました。これだけバッドエンドがあるのに、バリエーションが豊かなのが良かったです。 彼女と零士くんの互いを想い合う気持ちが素敵でした。ありがとうございました

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  • 申刻〜サルコク〜
    申刻〜サルコク〜
    実装済みの全ENDを見ました。 ドキドキしてすごく怖いのに、読み進める手が止まりませんでした……。エピソード1が特に怖かったです。 @ネタバレ開始 ポストを調べることで住民の背景を少しずつ知ることができるのが面白かったです。 エピソード1の人の姿が見えないのに声が聞こえたり、扉が開いたりするところが本当に恐怖でした。 @ネタバレ終了 BAD END3を見るのに手こずりましたが、続きがとても気になる結末で良かったです。ストーリー追加を楽しみにしています。

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  • 浮気をバレないようにするゲーム
    浮気をバレないようにするゲーム
    テンポ良くサクサクとプレイできました。最初にプレイした時と遊び終わった時で印象がガラリと変化するのが面白かったです。とても楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 おしおきイラストやBGMがポップなので、1周目最初のイラストで「首が飛んでいる。でもきっと、ちょっと大袈裟に表現しただけでしょう」と思っていたらまさかの展開で、衝撃でした。 男が全部同一人物かと思いきや、実は全部別人という構成がとても面白かったです。そして、さり気なくプレイヤーに違和感を抱かせて、唐突感をなくすのがすごいですね。 また、とあるエンドを見ると、タイトルイラストの印象がガラリと変わるのがとても良かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 擬態する群衆
    擬態する群衆
    どの物語にも予想を裏切られるような結末があり、楽しめました。 スマホの画面を覗き込むことから始まり、それがどういうやりとりなのか想像して物語が膨らむという展開が面白かったです。 上手く言えませんが、電車で見かける色々な人に意外な顔があり、それぞれの物語があるというのが良かったです。現実に電車で一緒になる人にもきっと、色々な背景があるんだろうなと思いを馳せていました。 女子高生のエピソードとキャプを被った男の話が好きでした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • おしまい少女
    おしまい少女
    美しいBGMと温かいタッチの絵柄がマッチした、優しい世界観の作品でした。Live2Dの動きがとても自然で、まるで少女が目の前にいるようでした。 @ネタバレ開始 こんなふうに「はい、おしまい」で終わらせてくれる存在がいたら素敵だなと思いました。 @ネタバレ終了 文字が宙を舞う演出が良かったです。 心が温かくなる物語でした。ありがとうございました!

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  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    話の緩急がよくついていて、キャラクターも全員魅力的で、たくさん泣いたり、笑ったりできる名作でした。とても面白かったです。 中盤からは強く心を揺さぶられ、何度も泣いてしまいました。ラストは胸熱な展開で、心地良い読後感に浸れました。プレイ後は、しばらく呆然としていましたが、しばらく間を置くと、色々な考察をしたくなりました。言及したい個所が多く、感想をまとめるのに時間がかかったため、プレイしてしばらく経ってからのコメント投稿になります。 文章自体は、サクサク読めるものですが、その中に情報がぎゅっと詰め込まれているようなところが多々あり、書かれている以上のことを想像する余地があるのが素晴らしかったです。 @ネタバレ開始 キャラクターが本当に生き生きとしているように感じられました。どういう価値観、考え方の持ち主なのかがよく伝わってきました。推しは遥先輩です。遥先輩の、ちょっといたずら好きなところとか、人の心理に興味津々なところとか、友達といる時は年相応にかわいらしい(ブラックマの話をするとテンションが上がる)ところとか、全てが好きでした。星を眺めているときの、先輩だけ少し離れているあの距離感が切なかったです。海では女子3人で楽しそうにしていたものの、学年の壁は依然としてあるのですね。 谷口さんの、きっちりしたいのに、やりきれないところや、タツくんの本人は真面目にやっているのに、ふざけるなって言われちゃうような性格も良かったです。 キャラ同士のテンポ良い会話が、読んでいて心地よかったです。 中盤以降は本当に胸が痛かったです……。タツくんをファミレスに呼び出したシーンは、(良い意味で)とても苦しかったです。でも、そのシーンがあったからこそ、後半の盛り上がりにつながったと思いました。 文化祭の直前には、無事に完成させることができるのか!?と、とてもハラハラドキドキしました!感情の変化が非常に大きい作品ですが、変化の部分が自然に展開されていて、本当に上手いなあと思いました。(険悪なムードになる原因が恋愛関係のもつれだということ、ゲーム制作を再開するきっかけが新平の「言葉」ではなく、制作ノートを貼り合わせた「行動」を示したことだということ等)そのため、スムーズに感情移入できました。 物語との別れのシーンは、じーんと胸に来るものがありました。喜ばしいけど、なんとなく寂しい気持ちにすごく共感できました。 無事完成!というところで、まだ立ちはだかる壁に「どうなるんだ!?」と非常にドキドキしました。エレナの全体イラストが見れたシーンはとても胸が熱くなりました。 屋上まで助けに来るのがプレイヤーというのも、良かったです。この流れはすごく自然で納得できますし、プレイヤーがゲームを純粋に楽しんでくれているのを知って救われるという要素も盛り込んでいて、素晴らしいと思いました。 気になったのは、後半、新平くんが遥先輩に「文化祭でノベルゲームをやらせてもらってもいいですか?」と聞いたところ、遥先輩がただならぬ様子で「文化祭実行委員会の許可が下りなかった」と言った後、「……。ウソよ」と言ったシーンです。遥先輩はそんなウソをつくような性格ではないと思うので、もしかすると、あの時点では「ウソ」と言ったほうが「ウソ」だったのではないかと想像が膨らみました。そうだとしたら、あの時点で「ウソ」と言う決断を下し、それを「本当」にしてしまった遥先輩は本当にすごい人ですね……。 新平くん以外の4人もそれぞれゲームを完成させるために頑張っていたところに胸が熱くなりました。 エレナの物語がところどころで入るのも良かったです。エレナの物語を、もっと読んでみたいと思わされました。先生、生きていて本当に良かったです……! ラストシーンで遥先輩が言及した「あなたたち2人」について、素直に考えれば美央ちゃんとのことなのでしょうけど、谷口さんとのことと考えることもできると思い、想像が膨らみました。 @ネタバレ終了 まだ一度しか読んでいませんが、描写が丁寧なので、二度、三度読むことで新たな発見ができるゲームかもしれないと思いました。ありがとうございました!!

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  • アドヴェント・カレンダー
    アドヴェント・カレンダー
    もうすぐクリスマスなので、プレイしました。 BGM、ビジュアル、ギミック等、様々な面でクリスマスの魅力をぎゅっと詰め込んだ宝箱のようなゲームでした。 私は3時間半ほどでコンプリートしました。 子どものころ、この時期になると毎日アドベントカレンダーをめくってワクワクしていたことを思い出しました。 毎晩少しずつ語られる前世の話が楽しくて、夢中でプレイしていました。 @ネタバレ開始 タイトル画面をクリックすると、違う音楽が流れたりとギミックが凝っていて良かったです。Trueエンドにたどり着くために試行錯誤したのが楽しかったです。見つけた時は嬉しかったですね! 黄色の前世の話が微笑ましくて好きでした。急に意識し始めてのんちゃんの顔を見られなくなる主ちゃん可愛いです……! Trueは、涙が込み上げてきました……。偽りの幸せではなく、真実の再会を選んだ二人に胸が苦しくなりました。のんちゃんと柊くんは、誰にも言えずにずっと苦しんできたんですね。最後に赦されて良かったです。 のんちゃんと主ちゃんには、ぜひ来世では幸せになってほしいと思いました。 Trueを見たら、降待望という名前がぴったりだったなと思いました。 最後の話は、2回読んでやっと意味が分かりました。分かったときにはこみ上げてくるものがありました……。 @ネタバレ終了 とても楽しませていただきました。ありがとうございました!

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