07(朱華なな)のレビューコレクション
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savonこの度ついにミズキくんに会いに行かせて頂きました。 何一つ上手く言葉に出来ないのですが、本当に本当に切なくて胸がいっぱいになりました。 お話やキャラの心情を丁寧に描く文章力と、やりたいことを最大限に表現し得る演出力、発想力には毎回本当に驚かされます。 @ネタバレ開始 今まで数々の柘榴雨さん作品をプレイして来た私は、柘榴雨さんがストーリー上必要のない演出をするはずがないことをよく知っていたので、正直起動した瞬間にかなり察するものがありました。 結果的にその予想は大正解だったものの、いざ全ての違和感を拾われて種明かしされてしまうと……もうどうしたらいいのか分からなくて、茫然としてしまいました。 全てを聞いてから私は、最初に彼が自分のことを好きか「分からない」と答えてしまったことが申し訳なく、それを訂正する手段すらもないことが悔しかったです。 変に勘ぐったりせず、もっと素直にミズキくんとの時間を享受しておけばよかったなあ。 自分とミズキくんとの間に何が起きても、どれだけ“シナリオ”が進んでも。 お互いの気持ちとは裏腹に、変わらずただ静かに進行し続けるピアノの音が、もどかしくて涙が止まりませんでした。 本来ならばゲームは余すところなく完璧にフルコンプしたい性質の人間の私ですが、この作品に関してはそこにこだわる必要はないだろうと判断して、最初に出会ったあのエンディングのみに留めました。 結局彼も私も「決められた言葉」の範疇からは出られなかったとしても、その時一番伝えたいと願った言葉を彼に伝えられ、理解してもらえただけで、満足ではなくとも、悔いはありません。 余談ですが、回想の途中でミズキくん達が観た映画のお話で、どこかで聞いたような男女のお話を見かけて嬉しく……いや、かなりしんどくなりました(鮮やかなトラウマ) 私が気付いたのはこの部分だけでしたが、もしかすると他の作品の小ネタもあったんでしょうか? ウィンドウを閉じてからも、しばしば彼との時間を白昼夢のように思い出します。 この瞬間がきっとそれぞれのエピローグになるのだと、私は「信じて」います。 @ネタバレ終了 極上の癒しとしっとり切ない時間を堪能出来ました。 今度ベルガモットのアロマオイル買ってこようかな!!!(空元気) 本当に素敵な作品を、ありがとうございました。 -
悪役令嬢はワンマップで婚約破棄を回避したい夏お嬢様ごきげんよう~!またとんでもねえ作品を作ってくださいましたわね!! ティラノ製って……一体なんでしたかしら……??????????? 貴女の作品をプレイする度に毎回思うことですけれど、今回はまた一段と狂気のレベルが上がっていることをひしひしと実感致しましたわ! 釣り合いのとれた狂気と技術が噛み合うと、こんなにも素晴らしい作品が生まれるんですのね……! とても勉強になりますわ。真似しようとは一切思いませんけれど。 RPGはプレイ経験が乏しく、様子見がてらほんの少しだけ覗いてみるつもりでしたのに、面白すぎて気が付けばフルコンプまで一気にプレイしておりましたの!! メモを取りながらガチで臨んでいたら、秒で3時間が過ぎ去っていて(矛盾)心底驚きましたわ!! @ネタバレ開始 この作品は単純に19種類のエンディングを達成すればいいわけではなくて、ループすることやあちらこちらに散りばめられた罠と思い出の数々にもきちんと意味があり、ゲームの構成自体も一つのパズルゲームのようになっていたことに気が付いた時は、ただただ嘆声が漏れる思いでしたわ。貴女の頭の中どうなっていらっしゃるの? ダン王子(達)はどうしてこんなにも一方的なことをなさるのかしら……と序盤はハラハラしながらプレイしておりましたが、少しずつ進めていくにつれてそうしなければならなかった理由(主に政治的な意味)と、そうされても仕方なかった理由(レイ様の過去の悪行の数々)が明らかになっていき、最終的に「もしかしてこれただの壮大なノロケじゃね?」という真理へと辿り着いてしまった時にはしばし宇宙猫顔になりましたわ。 本人達は至って真面目にやっているのが、より一層トンチキな面白さを引き立てますわね(褒めてます) 主軸のストーリーもシステムの端々から感じる夏お嬢様の自我(と几帳面さ)も基本的には全てコメディ調でまとまっていて笑えるものであるのに、クリア後にキャラクター解説を読みに行ったら一転、クソ重い設定が多々あってあまりの温度差に恐れ戦きましたわ。 ダン王子も今まで多少命が狙われることはあっても(それは多少ではない)基本ぽやぽやヘタレで泣き虫な王子様でいられたのは、ある意味この国の現状が平和であることの象徴でもあったかもしれませんわね。 それだけレイ様が彼の為に強くなって、国が安定したということでもあるのかもしれませんけれど。 はあ~~~やってられませんわねこのバカップル。どうぞ末永く爆発なさってくださいまし! 個人的にボウ様が大~~変ドストライクで、逃避行END(HAPPYの方)があることに手を叩いて大喜びしておりましたのに、その続きのTrueENDで泥棒猫(パープル嬢)に奪われてしまい突然のNTRに脳が破壊されてしまいましたわ。 夢ならばどれほどよかったでしょう……いやまあ、夢なんですけれども。 最後まで想いを遂げられた執事ENDが、妬ましくってよ……!!!!(もっと悲惨な魔王様からは目を逸らしつつ) @ネタバレ終了 最初から最後まで丁寧に作り込まれていたおかげで、ストレスなくたっぷりと楽しませて頂きました。 貴重な経験をさせて頂けてましたこと、心より感謝を申し上げますわ! 次の作品も楽しみにしております!!!!! -
コイサクカガミ見かける度にず~~~~っと気になっていた作品を、ついにプレイさせて頂きました♡♡♡ @ネタバレ開始 「ずっとへいわなこいものがたり。」のキャッチコピー通りの甘酸っぱくて幸せな青春ストーリーでした!!! どっちを選んでもハッピーエンドなの本当~~~~に安心で最高過ぎる……;; 鏡水ちゃんも桜月くんも最初からお互いを想っていたのに、長い間遠回りしてもだもだしていたのかと思うとモブ生徒Aとしては誠にもどかしいですが、出会って好きになった時と同じ「ふと廊下ですれ違う」という出来事がきっかけで二人の恋が花開き、無事に成就したのがエモの塊過ぎて見事に爆発四散しました!!!!!!!! 鏡水ちゃんは自分の感情を表に出すことに対し控えめなタイプですが、桜月くんは恋をしたことで積極的に他人の恋バナを聞いて周ったり、香りそのものに興味を持ったり。視点と行動力がとにかく面白くて、見ていてとても微笑ましかったです。あ、あと髪をピンクに染めたこともそうですね!笑 桜月くんのイメージ香水ほしい~!!!!!!(妄言) 「お猫様に会いたい」というのが、単に家に行く口実では無く本当に猫が好きだからという部分がしっかり垣間見えるのが、また更に推しポイントでした。かわいいね。 さむいさんの作品は以前にもプレイしたことがあったのですが、UIやイラスト、ストーリー、演出、システム構成等全てをひっくるめて圧倒的にクオリティが高いので毎回ぽかんと口を開けたまま見惚れてしまいます……!!! やってることを考えたらさむいさんが実は3人ぐらいいても別に驚かない(褒め言葉) もちろんいつも素敵ですが、今回は特にイラストやお色味などがゆめ可愛くて好きでした。 プレイ後に改めてタイトルを反芻してみると、キャラクターの名前も含めてすごく秀逸で美しいネーミングの数々になっていたんだなあ……と気付きました。すごい(小並感) @ネタバレ終了 本作が去年のバレンタインに公開された作品だということは知らなかったのですが、偶然にも配信開始・作中の季節と同じぐらいの時期にプレイすることが出来てよかったです!末永くお幸せに~♡ 素敵な作品をありがとうございました! -
【新番組】あかちゃんとあそぼ!【放送開始】小さいサムネイルの状態だとほのぼのゲームっぽく見えたのですが、いざクリックして全貌を見てみたら、なんだか全体的に……様子がおかしい……? アッ!これもしかして……!とダラダラ冷や汗をかきながらプレイさせて頂きました!!!!! @ネタバレ開始 結果!!!!!!!めッッッッッちゃめちゃ怖かったですねぇ!!!!!!!!!!!!(主に幽霊よりもお兄さんの所業が) 序盤は平和な教育番組かな?懐かしいな~と思いながら進めていたら、突如マスコットから挟まれる不穏なワード。 ここでタイトルを二度見する私。全てを察して怯えだす私。あとは分かるな? 多分私、プレイ中ほぼほぼずっとお兄さんと同じ顔してたと思う。 彼がやらかしたことを今までのやり取りでなんとな~く察しつつバッドエンドらしき方を迎え、このまま永遠に終わらない悪夢を見せられ続けるのもまあしょうがないよね~~頑張れ!と思っていたらおい待てトゥルー!!!!!!!(なのか?) こっちのが地獄じゃねーーーか!!!!!!!!w 自分の罪を認め、我が子を抱き締めるという一見感動的な選択肢が存在することで、もしかしてハッピーなエンディングを迎えてしまうのか……?この男が……? と何故か逆の意味で心配になっていたのですが、そ~~~んなことは全くなくて安心致しました!!!!!!ありがとうございます!!!!^^^^^^ その場しのぎの嘘や愛情は、当たり前ですが長期間その被害を受けて来た我が子にも彼女にもとうの昔に見透かされており、今更通用するはずがありません。 それにも関わらず最低な常套句を使い続け、何一つ過ちから学ばない彼に対しあの親子はいよいよ本当の意味で「見限った」んだなと思いました。 自らは死ぬことを選んでしまうほど追い詰められ、その元凶に呪い殺そうと思えば出来たかもしれないところまで近付いたあの状況でのあの判断は…………逆にものすっっっごい憎悪を感じてしまいました。 どうか来世では変な男に引っかからず、幸せになって欲しいですね……あと不倫はシンプルにやめといた方がいい。 お話のインパクトも相当なものだったのですが、それ以上に物語を彩る演出が凝っていて最高でした!どうやったら思い付くんだろうあんなの……!! プレイ中終始めちゃくちゃ怖がってはいたものの、演出が良すぎてずっと見ていたいような気分にもなったのが実に不思議ですね。 @ネタバレ終了 とてもこの短時間で摂取して良い濃度の闇ではなかった気がしますが、その分めちゃめちゃ楽しかったです!!!!(満面の笑み) 素敵な作品をありがとうございました~! -
ヤンデレ好きが推しに執着される、悪役令嬢に転生できたのに、プログラムに勝てません!!ついにお会い出来ましたわねアルベール様~~~~!!!!!(TLでFA等死ぬほど見かけてはいたので顔だけは知っている状態) @ネタバレ開始 しじみさんの作品は全てプレイさせて頂いておりますが、今回も安定の面白さでした!!!! 分かりやすいコンセプトなのに予想出来ない展開も多々あって、とっても楽しかったです。 主人公が現代の社畜乙女ゲーマーということもあり、ツッコミやオタクとしての反応等リアクションがいちいち真っ当かつ面白すぎて何度も笑いました。 今作から新しく導入されたミニゲームが思ったよりだいぶ難しくて、各パート4~5回ずつ(ちゃんと数えてないので多分もっと行ってる)は失敗しました!!!!!!! 大人しくスマホ版でやり直せばここまで苦労はしなかったのかもしれませんが、半ば意地でPC版のままクリアしましたとも!!!!!!指筋肉痛になるわ!!!!!!!!笑 でも素敵なエンドロールはPC版限定っぽかった?ので、頑張ってプレイしてよかったです。結果オーライ! 本作のストーリーが作中で登場する例の「乙女ゲーム」の存在しないその後のシーンを描いていた時点である程度推察は出来たのですが、あの世界は二人のメイちゃんとアルベール様にとって都合の良い、何かしらの改変が施されているような気配がしていたので、真相を知ってとても納得しました。 一番最初の「君が好きなのはあの男だもんね」も乙女ゲーム本編に存在するイベントを進行しているような描写にはなっておりましたが、ちょっと違和感があったんですよね。 後々考えると主人公の遺言(?)を聞いた彼が、君はアルベールというキャラクターが好きなんだもんね……と言っているようにも聞こえることに気が付いて、めちゃめちゃ怖くなりました。LOVEでしかない。 ミニゲームを頑張った末ハッピーエンドから見ることになりましたが、いちゃいちゃ幸せな雰囲気なのにアルベール様のモノローグがどこか不穏で、なんだか少し物足りないような気がする……さてはこれ、バッドエンドの方が本編だな?とそこで色々と察しました。その通りでした。 安心と信頼の砂ぬきあさり!!!やっぱそうこなくっちゃね~~~!!!!とバッドエンドを見ながら外人四コマになってました。 ああいうメタっぽい要素を含む乙女ゲーム大好きなので、本当に楽しかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!次回作も楽しみにしております!!! -
Gabrielフェス等で度々お見かけして気になっていた作品で、この度ついにプレイさせて頂きました! @ネタバレ開始 糸目ロン毛の見目麗しい神父様なんて、そんなのいつか開眼して裏切るに決まっている!!! という明らかな偏見を小脇に携えプレイし始めたのですが、そんなことは全く……なかったね……。 序盤の質問に私は「名前は好きか→分からない」「夢はあるか→ない」等、悉く夢も希望も無い返答をしてしまっていたのですが、私がどんな内容を答えても否定せず、それもひとつの答えであることを受け入れて尊重して下さるガブリエル様に、疑う気持ちは早々に氷解して行きました。 全て終わってから改めて考えてみると、ガブリエル様が唯一外の世界のリアルを知り得る手段でもあった主人公との対話でなんつーデリカシーの無い反応をしてしまっていたんだろうと、ほんのり後悔してしまいますね。 何でもない話を楽しそうに聞いてくれる彼との交流を進める度に、少しずつ不穏な真実が明かされていきますが、不思議と彼に「何かされる(本当の意味で裏切られる)」ことはもう絶対に無いような気がしていたので、怖く思う気持ちはありませんでした。 それどころか、各ENDへと辿り着く度に「彼を救いたい!!」という気持ちが強くなっていきました。 彼が褒めてくれた名前を前よりも好きになったし、彼を救いたいという夢も出来た。 だってもう、こんなのヒロインじゃん!!お前(主人公)絶対助けろよ!!!!! と、おそらくあまり想定されていない方向性で、一人勝手に盛り上がっていました。 だって、ガブリエル様と一緒に旅行行きたかったからぁ……! 最初は動けないままやられてしまったあのシーンに選択肢が出現して、ようやく手を伸ばすことが出来たのは激熱展開でとっってもよかったです!!! 柵から解放されたガブリエル様にはたくさん旅行をして欲しいし、おいしいものを食べて欲しいな……とおまけや+αのシナリオを拝見しながら思いました。 @ネタバレ終了 最後までた~っぷりと楽しませて頂きました。素敵な作品をありがとうございました~! -
sigh何を思ったのか真冬の夜にプレイしてしまい、肝試しどころではない背筋の冷やし方をしましたこんばんは!(白目) 当方ホラーゲームは苦手だったはずなのですが、直接的なビックリ要素や怪異そのもののお姿が出て来なかったおかげで(一部エンドを除く)、ギリギリの臨場感をたっぷりと浴びながら、建物の中を探索することが出来ました! “ゲームっぽさ”を演出する要素がほとんど出て来ず最低限の情報で進行するので、本当にVR探索ゲームのような印象を受け、それが新鮮でとても楽しかったです。 @ネタバレ開始 初めて数回は操作や分岐方法が分からず、怪異君に引けを取らない奇声を発しながらただただ建物内を走り回っては見つかっていたのですが、色々と理解してからは楽しくなって来て、最終的に怖さより無事にコンプリート出来た謎の達成感の方が勝っておりました!!!(そしてクリア後におまけを見て青ざめるまでがワンセット) おまけで待ち受けるまさかの……のぞみちゃん…………!!!!! ちょっと待て、主人公のデフォルトネームってもしかして……あっそういうこと!!!??!?!? 普通にCPとしておいしくて一瞬恐怖を忘れ素に戻りました(褒め言葉) それが元々の彼女の正体なのか、彼女の強い執着心が怪異を引き寄せ利害の一致の末一体となってしまったのか……果たしてどちらだったのでしょう? 今までこのダイナミック百合女二人の当て馬にされて来た「みんな」のことを思うと、悲しみでめちゃくちゃご飯が進みますね……(人の心無し案件) END2で突然出て来た「佐々木」という名前の学生、END1で入院中のゆりちゃんの元へ訪れた見舞客はおそらく本来一緒に肝試しに来るはずだった例の彼だと思うんですが、彼の正体、ひいては真意がめちゃくちゃ気になります。 生き残っていますし、のぞみちゃんとグルだったという風にも見えないので……のぞみちゃんと怪異を引き合わせて、この化け物を作り始めた人物とかだったらイヤだなあ。 ゆりちゃんは今回の一件で怪異を倒したわけでも逃げ切ったわけでもなさそうなので、せっかく生き延びたのに今後も死ぬまで彼女(達)に追われ続けることになるんでしょうね……。 どうにかここからゆりちゃんとのぞみちゃんの普通の百合百合♡ラブコメゲームになったりとかしませんかね。そこにないならないですか。承知致しました(血涙) @ネタバレ終了 考察が捗る素敵な作品をありがとうございました~! 涼しくなりたい時にまた来ます!! -
ていうか、女子にコクられたんですけどっ!?可愛すぎるサムネイラストと女の子達に惹かれプレイさせて頂きました! 思った通りと~っても可愛いお話でした!だが!!!! それだけでは……なかった……ッ!!!!!!!!!!!! @ネタバレ開始 おそらく沢山の人をプレイまで導いて来た「死んでくれない?」の言葉の意味をわりと序盤で理解して「なるほど~上手だなあ!」と思っていたのも束の間。 十数分後にもう一度改めてその意味を知ることになるとは思っていませんでした。 わ、わたしはそんなつもりじゃ……!!! アズちゃんは開幕から強引で可愛らしい子だなあ~とは思っていましたが、某エンド以外でもちょくちょく危うい面が垣間見えていたので、ハッピーエンド後のことがちょっぴり心配になりました。 こういう部分で離婚したお父さんの血縁を感じてしまうのが切ないですが、今後は焦らず二人一緒に、成長していけたらいいですね……!!!もっといちゃついていいんだよ!!!! 優菜ちゃんはてっきりアズちゃんとのやり取りに参戦して修羅場の三角関係になるのかな……と思っていたので、少し意外な展開でした。 何かあったら真っ先に相談してもらえる幼馴染というポジションならそりゃね、焦る必要ないもんね……。 だけど特に油断することもなく、美緒ちゃんの為に尽くし自分の願いも叶えるよう至って冷静に動いていたのは、さすがお姉様ですわ……!と感心致しました。 他の人間に対してやったことはともかく、美緒ちゃんに対しては決して無理矢理気持ちを押し付けることはしないけど、言質を取ったら考え直させる暇も無くものすごい勢いで進展させて来るの非情にエッチですね。本当にありがとうございます。 アズちゃんルートを先にプレイしたことでめちゃめちゃ怯えていたので、一応両方ともハッピーエンドで安心しました。上質な百合は健康に良い。 美緒ちゃんはとても可愛らしくて、適度な隙が人を惹きつける可愛らしい子だと思っていたのですが、時折見せる年頃の女の子特有の狡さというか……好奇心や興味を優先して人の気持ちを弄ぶきらいがある部分はものすご~~~くリアルな沼女だなあと思いました(褒めてます) 本人は自分を平凡な女の子だと言っていましたが、多分知らない(フリをしている)だけで厄介な隠れファンが多いタイプだと思います。将来有望ですねえ~~!!!!^^ @ネタバレ終了 商業と見紛うクオリティのUIとカワイイイラストに、ひとつまみの闇を忍ばせるストーリー展開がマッチしていて最高でした! 次回作も楽しみにしております~!!! -
スーパーマーキングバーチャルフェスやノベコレトップ等で度々店舗をお見かけしておりその度に気になっていたのですが、明らかにヤバそうな雰囲気を感じて(褒め言葉)目を逸らしながら素通りすること早数回……ついに入店してしまいました。 @ネタバレ開始 起動して2秒で「あっこれアカンやつや」と察し、一刻も早く帰れと泣き叫ぶ身体を引き摺ってなんとか入店…… 次から次へとこの身に降りかかる強敵達(何故か数人謎の既視感がある)との邂逅と、戦闘BGMの如く著しく情緒を乱して来る店内BGM。 コマンドなんて一つもないのに、何らかのボスとの連戦を強いられている気分でした。 なんでスーパーに買い物に来ただけで、世紀末を生きている気分を味わわなくてはならないのか。 全てに怯えながらやっとの思いで店を出て見上げた空は、今まで見た中で最も青く澄んでいたような気がしました。 全てが一斉に畳みかけて来たおかげで本作のテーマである「衛生観念」については正直結構ガバガバ判定になってましたね。 洗えば……加熱すれば……まあいけるやろ。そんなことよりも一刻も早く買い物を終え家に帰りたい。ただその一心でした。 人間は社会と折り合い精神を擦り減らす日々の中、こうやって見たくないもの、知りたくないものを見ないフリしてやり過ごしながら生きているのだと、改めて深く考えさせられました。 プレイ中スキップが出来ないことでめっっっちゃめちゃ苦しんだんですが、「スーパーに行く」という死ぬほどめんどくさいかつ日常の根幹である行為は決してスキップ出来ないもので、そう思えば私が散々迷った末にここへ辿り着くことも、ある種必然と言えたのかもしれません。 もしかしたら今日すれ違った強敵の彼らは一つ違えば未来の私の姿でもあったのかもしれない。そんなことを思いました。 さっきから何を言っているんだ私は? 誰か助けて UIやイラスト等世界観を構築する部品の全てがハイクオリティだったおかげで(せいで)、とんでもない没入感を得てしまったゲーム体験になりました。 各エンディングまで行く頃には色々なものに若干慣れていて(慣れるな)、普通に笑ってしまったのが悔しいです。 紆余曲折ありつつ本作をフルコンプさせて頂きましたが、分岐条件やコンプリート出来た理由は未だによく分かりません。記憶もあんまりありません。 @ネタバレ終了 作者様の才能はマジで唯一無二だと思います!!!!(9割褒め言葉1割畏怖) 素敵な作品をありがとうございました~!!! -
落とし屋・麒麟 ~薫酒~亥角さんお久しぶりで~~~~す!!!!またお会いしましたね!!!!! @ネタバレ開始 長らくお伝えしそびれていたんですが、かなり前に前作で色々とお世話になった方だったので、こうしてまた彼にお会いすることが出来て嬉しいです! しかもこんな……こんなご褒美シナリオッ……いいんですか?!?!?!??!? 相変わらずダダ漏れる色気と底知れないミステリアスさに、正直こちらはお酒どころの話じゃありませんでした(本当にお酒どころの話ではなかった) 妙に度胸があってかっこいい主人公の女性と、仮にも自分を狙って近付いた人間に対してあ~んな紳士的な対応を取れる亥角さん……二人のオトナな駆け引きにドキドキしっぱなしでした。 問題が解決してから改めて二人で飲んだお酒は、とても美味しくて文字通り素敵な香りがしたような気がします。 画面(イラスト)外下部にも判定があるの知らなくて変なところをタッチしてしまい「そこはダメ」って言われて脳みそ破裂するかと思いました。 まったく他意はありませんが、念のために追加で数回優しく撫でるようにタッチしておきました。大丈夫です、まったく他意はありませんので。 「帰り道」の多くを語らず演出で魅せるあの感じ!!なんなんですかあれ!!!良すぎる!!!! どうやったらこんなにもムーディーで素敵な演出を思い付くんだろう……とうっとりしてしまいました。 彼はずうっとこんな風に生きて来たんだろうなあ~~~!!!!という立ち居振る舞いの含蓄が感じられてめッちゃめちゃ……よかったです。ハァ~~~~……えっちだね(?) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。大変助かりました(私の命が) あ~~~~このシリーズ永遠に続いてくれないかな。
