冬紀のレビューコレクション
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透明人間(仮)
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蝶塚 -昆虫標本慕情-
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せや、ひとりかくれんぼでもしたろ
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天海のメッセージボトル『メッセージボトル』は昔、私も憧れて何度かやったことがあります。自分の言葉が『どこかの誰か』に届くかもしれないなんてロマンですね(私の場合、波で全部戻ってきてしまいましたが……)。
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おしまい少女
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嘘の手紙モノクロの画面がシンプルなのにセンスが光る作品です。
最初は全然意味がわからないのに、気になってついつい進めてしまいました。
焦燥感を煽るBGM・SEや、少しずつ変わる画面、『嘘』の文字……探索は楽しいけれど、明らかになっていくのは不穏な真実……このまま進めて大丈夫なのだろうかという不安感、けれどもどんな結末なのか知りたいという好奇心……とても楽しませていただきました。
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点鬼簿行路なんというか、すごいの一言に尽きますね……!
グラフィックや演出、BGM、合間に挿入されるセリフ……全てが合わさって作り出された暗く怪しげな雰囲気がとても素敵です。
最初は彼に何があったのか全くわからないのですが、完成された演出で読者を物語に引き込みます。
ニュース記事をツイッターにあげられるのも面白いですね。
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分岐は簡単なので、2つのENDをサクッと回収できました。短いお話ですが、非常に作り込まれていて、とても濃い30分でした。
とても楽しませていただきました。 -
あまやかな夢に、さよならを。イラストがとても綺麗で、夕暮れの雰囲気が美しい作品でした。
なぜか『先輩』に執着する主人公の理由が気になり最後まで一気にプレイしました。
切なく優しく、それでいて少し残酷なお話でした。
END後のタイトル画面がなんとも言えないですね……。 -
Sea glass(シーグラス)ムービーをうまく使った、凝った演出の物語でした。
タイトル画面に『スタート』や『ロード』がなく、少し戸惑いましたが、ハイセンスだなと思いました。
写真の色使いや、ムービーの見せ方、BGMの入れ方など……どこを取ってもオシャレで雰囲気のあるゲームです。
また、1週目と2週目で見え方が違うというのが面白いですね。
他とは一味違ったノベルゲームをやりたい方にとてもオススメです。 -
花のかげになくらむ心地よいBGMを聴きながら小説を読んでいるような感覚でした。
言葉選びが美しく、流れるように読みやすい文章ですっと情景が浮かびました。
男の正体は一体なんなのか気になって、どんどん読み進めたためあっという間に終わってしまいました。切ないお話でした。
ブラウザでプレイしたのですが、文字のフォントがゲーム紹介のスクリーンショットと異なったので驚きました。私のPCにそのフォントが入っていなかったのが原因と思われますが、雰囲気が変わってしまったのが少し残念でした。
それでも、儚く美しい文章とBGM、優しい色使いのイラストが素敵な作品でした。