柘榴雨(ザクロアメ)のレビューコレクション
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さよならサンドリヨン短編制作の技量の高い作者様と知っているため、プレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 「概念が広まり、差別が減りつつある事と、好きな人と両想いになれるかどうかは別」 この文章が、まさに性自認や恋愛対象悩む方々の苦悩を表わすようで苦しいですね…。 女の子として告白出来て義弥くんに想ってもらえた事で、悲しい結末ではなかったとも思いつつ、水橋君の身体の性別が女の子として生まれていたら、今頃二人は恋人になれていたのかな…と思うと切ないものがあります。 @ネタバレ終了
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ex.絵本のようなタッチで紡がれる温かいお話です。 作者様の丁寧な作りが健在で、演出が素敵です! @ネタバレ開始 自分がポジティブ思考だからなのか、 恋人の終わり!?じゃあ結婚だ~!(≧▽≦) と最初から悲しい予想はしてませんでしたが、 過去作どちらともプレイしていましたので あのお二人がついに…おめでとう…の気持ちです♪ @ネタバレ終了 エンドロールのBGMが作品にぴったりで素敵だなと 思っていたところ、なるほどオーダーメイド…! しかも作曲者様もご存知の方で驚きました~! 恋人生活の終わり、見届けさせて頂きました…!
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世界一彼女の近くで彼女の傍で見守る「僕」の正体は…!?と プレイさせていただきました(●´ω`●) @ネタバレ開始 最初は霊か、瞳など身体の一部かな?と予想して キスシーンで「僕をずらした」所で気づきました! ふたりが結ばれた後はコンタクトにしてしまって 別離が待ってるのでは…と眼鏡くんとの別れを 想像しましたが……良かったね、眼鏡くん! さくらさんが幸せになることが第一だと思える彼 彼のおかげで前を向いて歩き、夫に出会えた彼女 十分すぎるほど、彼女を支えた功労者ですね…! クリア後の2人(3人)の姿が素敵でございました…。 @ネタバレ終了 3人これからもお幸せに~!
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その気になれば出られる部屋タイトルセンス・コンセプトに惹かれプレイしました! ……が、わ……あぁ……う。うわぁ……うぅう……。 (全END回収しておまけ話まで拝読しています。) @ネタバレ開始 シュウくん……あぁシュウくん……。 テンちゃん(くん)との絆を思い出すたび、 シュウくんの選択の重みが増して悲しい気持ちになりますね……。 END2の指輪に誓う2人のスチルが素晴らしく、目を奪われました…。 善良な研究員に育てられた様子のそだむずのあの子が出てきて 喜んだのも束の間、本作のおふたりがふたりで共に生きる形の しあわせは存在しなさそうで苦しく思ってしまいました……。 (国を捨てシュウくんの思い出と共に生きると決意したENDが いちばん救いのある結末なのかなぁとも思いつつ……) 戦意を失くす国は平和な世界に違いありませんが、 人の自由意思が奪われている事実に考えさせられます。 @ネタバレ終了 文書の記述にしっかりとした世界観設定が伺えるほか Saveの文章からはシニカルさが滲み出ていて良かったです…! UIやスチル・BGMのセンスも素敵で、世界観に浸る数十分でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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放課後、図書室で君を見る作中のファーストコンタクトから思いましたが…… 優しく真面目そうな穏やか系男子に潜むSっ気~!! 非常に好みのタイプの男の子でテンション上がりました↑ @ネタバレ開始 勉強してるふりや、寝たふりしながらユキノちゃんを 見つめていたミズアキくん、甘酸っぱいです~……。 ユキノちゃんに話しかけられて内心ドキドキだったのでは。 強引にクッキー突っ込んじゃうところがたまらないですね。 遠距離恋愛中もミズアキくんの甘い意地悪があるのかな~? @ネタバレ終了 (期待しちゃいます!)
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真白と不純はぁー……最高でございました……。 過去作から作者様のテキストセンスに魅了されていますが「良さ」が相変わらずで、楽しませて頂きました……。 ブロマンスがお得意と知っておりましたが、本作はついにBL。 好きなジャンルなのでワクワクしてプレイしましたが、あぁ~良い……。 語彙力が無くなってしまいましたが、「読めば分かる」と書いておきます。 線が細く洒落たフォントや黄緑を散らした背景など、テキストセンスは当然のこと、作品を形作るものの選び方にもセンスがあり、もう…好きです……。 @ネタバレ開始 目黒くんが一方的に純浦先輩を想っていたのかと思いきや……先輩目線で知る、先輩から目黒くんへの心の機微がこう……成人男性としての色々をしっかり描かれていて――ブロマンスから一歩踏み込んだ、作者様ならではのボーイズラブを感じました。 先輩は自分の事を綺麗な人間ではないと思っていたようですが、肌色が苦手な目黒くんに強引に迫ることもせず、周囲から守ってあげていた様子に、どう考えても優しくて綺麗な人やろがい!と自分の裏手突っ込みが炸裂しそうになります。 そんな先輩の葛藤を察して、自分の言葉で先輩の重荷をおろしてあげる目黒くんもまた、美少女顔に負けず劣らず綺麗な人で――二人の関係が尊いです。 @ネタバレ終了 両エンドとも拝見しましたが、どちらの結末を迎えたとしても二人の向かう先はひとつなのだろうなと思わされる関係性が良かったです。 うっすらとした生きづらさを抱える二人でしたが、二人でいれば穏やかな日々を送れるのだろうと信じさせてくれる表現が素晴らしかったです。 制作して下さり、ありがとうございます! 作者様のブロマンス・BLゲームをもっと浴びたいです。(欲望)
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ティラノフェス2023オープニング*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ 開催おめでとうございます(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ 大好きなお祭りに今年も参加出来て嬉しいです! 5回目の参加ですが、毎回本当に楽しいです~! 運営お疲れさまです…!めいっぱい遊びますっ♪ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆
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身の程知らずの恋と嘘物語を作られるのがお上手な作者様だと知っていた上に、好きなジャンルでしたので、制作中からずっと楽しみにお待ちしていた作品でした! 作者様の描かれる柔らかいイラストが好きなので、スチルが沢山あるのも嬉しかったです♪ @ネタバレ開始 あらすじから、『爽やかで心が広いイケメン王子様』に、『教室の隅にいる男の子』が憧れを持つお話かな…?と予想していたのですが、予想に反して、仁坂くんは繊細で弱気なタイプ・成海くんは行動力があって強気なタイプで、キャラ造形の作りこみを感じました。 「NO」と言えないタイプは仁坂くんの方だったとは……。 嘘から始まった恋に対して、どこかで罪悪感を持っている成海くんが、大好きな仁坂くんからキスしてもらえた時に、絶望の表情をしている所が良かったです。 仁坂くんのこれまでの境遇を知った時、成海くんに出会えて良かったなぁと思いました。 成海くんがストーカーだった事は事実ですが、誰より仁坂くんが好きで守りたいと思い行動する所が、格好良いです。 普段は抵抗出来る成海くんがクラスメートに嫌がらせを受けてもひたすら耐えたのは、仁坂くんのためというのが……。 毎度仁坂くんに助け舟を出す三峯が良い奴に見えて嫌な奴に見えてやはり良い奴であることを期待したのですが、実際嫌な奴で、上原とまとめて放課後屋上に呼び出したくなりました。 佐倉さんは「男を見る目がない」に完全に同意です(笑) BLならではの設定も拝読しましたが、作者様の解釈を聞けるのは嬉しいものですね! 事あるごとに妄想を始める成海くんの「年頃の男の子感」にニコニコしちゃうのですが、仁坂くんは引かずに赤面して受け入れてくれそうで微笑ましい…。嘘のない恋人になったお二人ですから、存分に仲良くしてください…( *´艸`) クリア後の学園祭写真いいですね~っ!これからは隠し撮りではなく、2ショットが増えていくのですね…!!(萌) @ネタバレ終了 お互いを想い合う優しい男の子たちなので、これから沢山二人の思い出を作って幸せになると信じています。 温かい物語をありがとうございました!
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僕の真ん中に君がいる目隠れ系男子の弾き語り姿に誘われプレイさせて頂きました。 過去作の前評判から、素敵な作品を作られる作者様であろう事は予想していたのですが、期待通りでした。 まず感じたのが、弦一郎くんと主人公の千沙ちゃんのキャラ立ちでした。すぐに「あぁキャラ造形がお上手な作者様なのだなぁ……」と思いました。 地の文や台詞にその人物らしさを込められることがお上手なので、本作の世界観の魅力が十分に伝わってきます。 シーンに似合う選曲・柔らかい加工がほどこされた背景・遊び心のあるTシャツ…(「no money no honey」が好きです…笑) 何気ないやり取りにふたりの心が近づいてゆく描写があり、日常に足された甘さが心地よい乙女ゲームでした。 @ネタバレ開始 ファンタジー要素が入っているとは思わず驚きました…!が、ハミングの歌詞など伏線がつながり思い返すと微笑ましい気持ちになりました。 俳優さんの名前から自分の名前をつけちゃうところとか、まさしく弦一郎くんの真ん中には千沙ちゃんがいたのですね……。 おまけイラストのベランダで赤面していた弦一郎くんの姿が特に好きです。お風呂上りの葛藤も可愛いっ。 @ネタバレ終了 優しく温かい恋物語をありがとうございました! 作者様の今後のご活動も応援しております(*^-^*)
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ナニシテモイイコタイトルとスチルから伝わるインモラルっぷりに惹かれて「人形」体験をしに来店させていただきました…! END・サブエピソードコンプ、終盤の選択も4か所とも行きました。 これは……。確かに陰鬱な内容も含むのですが、どこまでも暗いだけ…ということはなく、人間ドラマだなぁ…という感想を抱きました。 それは「人形のイチコちゃん」と「主人公の彼」、更にサブエピソードで明かされる「あの方」にも、ここへ至るまでの背景設定がしっかりとしていて、プレイヤーにちょうど良い塩梅で明かされたからだろうなぁと思っております。 また、すっと入ってくるのに含みのある台詞の書き方がお上手だなぁと思いました。 @ネタバレ開始 選択肢によってはイチコちゃんに暴行を加える事になるのですが、それも主人公のキャラクター性を損なわないと言いますか、きちんと理由付けがあって納得できる所が良かったです。 また、イチコちゃんは見た目のわりに随分と大人びた雰囲気があるなぁと思っていた所、それもきちんと伏線だったとは。 流れていた脳の移植のニュースだったり、最終的に破格の値段で譲渡された理由だったり、悪魔との契約・呪い……どれも意味があって、シナリオのまとまりがある所も良かったです。 @ネタバレ終了 そしてこれは個人的な感想ですが……主人公君が可愛い!!あの方が愛しく思った気持ちが分かります。 彼にきちんと呪いがかかっていますように。素敵な作品をありがとうございました。