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NaGISAのレビューコレクション

  • クズな俺が転生したら銃で無双しちゃった件について。
    クズな俺が転生したら銃で無双しちゃった件について。
    「小説家になろう」のような、小説投稿サイトにありそうなタイトル、設定の異世界ファンタジーものです。実はタイトルほど、主人公の亮介は無双していない気がしますが(笑)。 登場人物の数がかなり多いのですが、明確に性格分けがされており、個性豊かなやり取りが楽しめます。地の文が非常に少なく、ちょっと描写が足りないように思える箇所もみられますが、逆に言えばテンポよく読めるということでもあります。 主人公は別に無双しませんが、冒頭の無気力状態から、異世界での生活を経てしっかり成長するところが描かれています。ラストも収まりがよく、読後感も良好。肩の力を抜いて気軽に読めるファンタジーものです。

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  • Peculiaruniquer
    Peculiaruniquer
    特殊能力(超能力?)を持つ女子大生が、仲間と協力して謎の組織と戦う物語です。いわば「現代異能もの」とも言えますが、異能ものにありがちな、ひたすら戦闘というような展開にはなりません。 むしろ、主人公であるひなたの過去など、人間関係に重点を置いた構成です。ですので、やたら戦闘ばかりが連続する異能ものが苦手な人でも、楽しめるのではないでしょうか。 長さの割りにキャラクターを盛り込みすぎた感なきにしもあらずですが、しかし全体にキャラクターの扱いが大変丁寧で、よく作り込まれた物語であることが伝わってきます。後半、ひなたと敵の過去を絡めて進む展開は、特に上手いと思いました。 攻略は難しくありません(選択肢を間違えるとバッドエンド直行の「行き止まり型」分岐です)。現代異能ものがお好きならば、読んでみてください。

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  • 明日、嘘がわからなくなっても
    明日、嘘がわからなくなっても
    「今日、真夏の星を、愛衣と」の続編です。前作では攻略対象ではなかったオリ姉ぇこと織音とのお話を楽しめます。舞台設定そのものは、前作の愛衣エンドの後日談ですので、前作の愛衣エンドだけでも読んでおくと、より楽しめるでしょう。 前作で織音のファンになった方であれば嬉しい展開ですし(でも、愛衣はもういないんですよね……)、夏姫や今日華も少し登場しますので、前作を楽しんだ方であれば、再びあのメンバーに会えるというだけでわくわくするはず。 恋愛ものとして見れば、織音の側からも准の側からも、恋愛心情が十分に描かれているとは言い難いところもありますし、織音の特殊能力を十分に生かせているとも言いにくいのですが、綺麗なハッピーエンドに向かって一直線の物語。読後感は良好です。 とにかく織音ファンは読むしかありません。

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  • とある総合病院にて
    とある総合病院にて
    仕事中に体調不良を覚えた主人公が、とある総合病院を受診するのですが、結果とんでもないことになったりならなかったり。 そんな現代ファンタジー風の不条理系不思議話。選択肢によっては、かなり背筋が寒くなる展開もあります。分岐によっては全然違うオチがつきますので、不条理系のお話が好きであれば、きっと楽しめるはず。 色々な味わいのエンドが楽しめますので、短いながら分岐ものの醍醐味を味わえます。お気軽に読んでみてください。

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  • 定期預金
    定期預金
    しがない会社員の主人公が、10年前何気なく買った人形をきっかけに人形の世界にハマるものの、立て続けに不幸に見舞われ……。短い物語ですが、起承転結のバランスに非常に優れています。 また、「上げどころ」「落としどころ」が巧妙で、その構成の上手さは中編以上の作品におさおさ劣るものではありません。ハッピーエンドはちょっと都合が良すぎかなと思わなくもないですが、物語の中なのですから、これくらいご都合主義の展開があってもいいじゃないですか。 とてもよくできた短編です。ラストに至ってタイトルの意味がわかった時、きっと「なるほど!」と膝を打つことでしょう。

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  • REACT
    REACT
    こんないい作品に4年間全くレビューがないというのもあまりに不憫なので、感想を書きます。 高校生の妖怪退治屋が、父から受け継いだ妖刀「紅月」に封じられた妖魔葵紅(きこう)と共に妖怪と戦う、長編伝奇アクションノベルです。この手の作品ですと、主人公がやたらに強いものもありますが、主人公やヒロイン達の能力配分が上手く、単なる「俺様最強」戦闘ものではありません。 また1章から4章までそれぞれのヒロインに焦点を当てており、キャラクターへの理解と愛着が自然と深まったところで後半の展開が来ますので、非常に感情移入して読める物語です。 戦闘システムが独特で、これは賛否あるかもしれませんが(実際、ラストバトルがあまりに簡単に決着がついてしまったので、ちょっと拍子抜けでした)、独特の緊迫感を演出することに成功しています。 好感度分岐型なので全ヒロイン攻略は大変ですが、まずは葵紅ルートを読むことをお勧めします。後半の盛り上がり、ラストの気持ち良さと文句のつけようのないシナリオです。 伝奇ものがお好きな方は、是非読んでください。埋もれているにはもったいない作品です。

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  • 幸福の魔術から目覚めても
    幸福の魔術から目覚めても
    数えきれないほどのフリーノベルゲームをプレイしてきましたが、これほど綺麗に引っかかった(どんでん返しに)のはいつ以来でしょうか。とにかく、後半の展開には驚かされました。凄いとしか言いようがありません。 前半は日常系の描写が続きますが、その中にさりげなく「少し違和感のある描写」を混ぜておき、その意味が後半で全部分かるという作り。そして、2つの物語を並行して進めることで、程よく緊迫感を持たせる構成。 更に、ルトの記憶の秘密が分かったと思わせてからの……。もう見事すぎて脱帽です。ラストも綺麗で、収まりのいいハッピーエンド。それでいて、ご都合主義に陥っていません(人によってはご都合主義に感じるかも知れませんが)。私は1時間半強で読み終えましたが、読後は大満足でした。 処女作ということですが、これが処女作だというのなら、次回作はどうなってしまうのでしょうか。とにかく、多くの方にプレイしていただきたい作品です。 詳しいレビューは以下のブログに書いてあります。 http://nagisanet.blog.fc2.com/blog-entry-880.html

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  • ミラーリングサマー
    ミラーリングサマー
    定番とも言える、「夏に田舎」ものです。主人公朋樹が、夏に故郷の町に下り立つところから始まる、よくある出だし。施設に収容された兄を探すという設定こそシリアスなものの、朋樹と夏通のやり取りも楽しく、最初はほのぼの系のムードが漂います。 が、中盤からだんだん謎が謎を呼び、しかも謎が明かされる気配がありません。プレイヤーが「?」となった頂点で来る終盤からラストの、物凄すぎる展開にぶったまげました。予想もしない事実が3連発くらい立て続けに来ます。そして謎が明かされてから気付く伏線の緻密さ。非常によくできた構成の物語です。 謎があまりに後半に一気に明かされすぎの嫌いはあるものの、長編ならではの醍醐味を存分に楽しめる物語でした。とにかくラストの衝撃は必見です。是非読んでみてください。私は2時間20分で読みましたが、普通の速度だと3時間くらいでしょう。 詳しいレビューは、以下のページに書いてあります。 http://nagisanet.blog.fc2.com/blog-entry-872.html

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  • 東雲に霞む
    東雲に霞む
    かなりグロテスク、ショッキングな描写が多発するため、人を選ぶかも知れません。が、物語自体はとても良くできています。4人がそれぞれ自分の過去を語るという、シンプルな構成ですが、ちょっとした伏線がラストで見事に効いています。 また、序盤からするとどうにも救いようのない物語のようにも思えますが、最後には前向きな希望も感じさせてくれました。もちろん、小春たちの抱える問題が根本的に解決した訳ではないのですが(特に秋穂、冬馬は大変そう)、あの1日を共に過ごし、思いを共有した4人ならば、これからもやっていけるのでは、と思えます。 ただ、ラストにいきなり出てくる2人については、何かそれをほのめかす伏線でもあれば、より自然だったのでは、と思いました。 詳しいレビューは、こちらに書いてあります。 http://nagisanet.blog.fc2.com/blog-entry-871.html

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  • かくも幽けき命のかたち
    かくも幽けき命のかたち
    典型的な幽霊ものと思わせ、二重三重に裏をかく構成が見事です。登場人物も、最初は夜、志乃、時沢がばらばらに主人公に関わるのですが、それがトゥルーエンドのラストで綺麗に繋がる様子には、非常に感心しました。 伏線が不十分に感じるところもあるのですが、逆に4つのエンドで少しずつ違う設定になっていたり、伏線の少なさを上手く逆用した、マルチエンドならではの展開になっているところが面白いところ。構成の上手さとラストのすっきりとしたどんでん返しを味わえる、短編の傑作です。私は45分で読み終えました。 詳しい感想はこちらに書いてあります。 http://nagisanet.blog.fc2.com/blog-entry-848.html

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