あびのレビューコレクション
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徒桜ノ恋桜が咲く数日間だけ姿を現すことが出来る桜の精の話。 入れ替わるように時間ごと現れる三人とお喋りしながら進行していく話で、特に葵と琥珀のルートは片方を選んだら片方が切り捨てられるような対の構成になっているので何だか胸が痛かったです……。すまない。 願いを叶えることに重きを置かれてるのが人間である葵ルートであったことが好きでした。それでも人間を人間たらしめた欲は大事な物なのだ。 あとどのルートでも本当に常盤様が良い立ち位置ですね……。
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アデルと蔦の時計塔とある名前のない時計塔がある国に引っ越して来た青年と少女の話。 まだ家族に至りきれていない二人が、それでも家族のように日常を過ごす光景が少し切なくも微笑ましかったです。 作中で浮き上がった謎については全てが明確に明かされる訳ではなかったように思いますが、どこか曖昧にも雰囲気を大切にした作りが良かったです。音楽も素敵。 ただ先のコメントにもある二度表示される文章部分はやっぱりプレイしていると目に付きました。笑 アデルが「おじさん」と呼ぶ度に、こう、なんか絶妙な距離感がいいなあ、と思っていたのですが。それはそれとして最後の一言もまた二人の関係性なんだなあって。
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ANGEL REAPER妹とクラスメイトを中心とした日常が決定的に狂う日の話。 中盤までは大人しい妹と騒がしいクラスメイトとの賑やかな遣り取りがメインとなっています。ぼっち気質の主人公ですが、もう授業中の事件をきっかけに俗な雰囲気を出していけば多少は溶け込めるようにな……、だめか。まるで何も学習していない馬鹿さに笑いました。 ある出来事を機に空気が一変してからはヒエッと。あの後どうするんだろうなあ。 プレイ後のタイトル画面が可愛いけど怖かったです。
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Dress UP For You!ホワイトデーの日に会う恋人の為に着飾る話。 すみません原作の方はPVだけ摂取してきましたが未プレイとなります。しかしあれだけ登場人物がいてフルボイスとは非常に豪華ですね……! こちらの作品では主人公を除いた3キャラの台詞パートがフルボイスとなっています。それと美麗なグラフィックが魅力的なミニゲーム。 ただ無粋だとは思うのですがエンディングによって変化するお返しを見て、わざわざ三種類用意してたのだろうかとか考えてしま……、ほんとに無粋なツッコミですね! 二人の反応ではいまいちなコーデも可愛いんだよなあ……。
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ともだちができる廃集合住宅地友達が出来ると噂で聞いた廃マンションに少女が行く話。 選択肢が沢山あり一寸後ろはバッドエンドだったりしますが規則自体はすぐ掴めるのでプレイしやすく、また数多くあるバッドエンドもどこかワクワクしてしまって楽しかったです。 特にイラストがある方のバッドエンドは見物なので苦手でさえなければ是非回収していただきたい作りでした。個人的には蝶の所のバッドエンドが好きです……。 グラフィックの主線の色が独特だなあと思ったのですが、そこから生み出される妖しくも幻想的にも見える雰囲気が進めていくとゲームに非常に合っていて良かったです。 マスコットの所だけ拾うと選択肢が発生しなくなるので何でかなと思っていたのですが、グッドエンドから考えるに、ここの場合だけは寧ろ拾っているとあのバッドエンドには至らないような感じだったのかな……?
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或る事情による充電の方法謎の静電気が多発する社会で少女と出会う話。 少し未来、というより少しだけ世界線がズレた現代というような世界観に個人的には感じたのですが、だからこそ事件の真相に身近な納得感があって面白かったです。 それからオープニングを読み返して、また改めて色々と納得しました。なるほどそういうことか! 読みやすく短く纏められている中で、すっきりと満足感のある物語でした。 あとプレイ後には凛のヘアピンが某キャラの尻尾に見えてきたりなど。
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マイトナイトちょいちょい遊んでいたのですがステータスカンスト状態で討伐を終えたので中断。 最初の頃は安心して戦える敵がゴブリンしかいなくて帰りたい帰りたいと言い続けながら討伐に出掛けてました。笑 だんだん軌道に乗ってくるとサクサクと色んな敵が倒せるようになるのですがステータスを上げても厄介な強敵ばかりで少し気を抜くと危うくなってしまったり。ステータス減少キライ! あと攻撃力や体力が足りてない中盤では、倒しても旨味が少ないのに絶妙に体力も攻撃力もあるミミックに出くわすたびに宝箱の姿に騙される冒険者の気持ちを味わいました。進めば進むほど宝箱が美味しいだけに……。 少しずつ強くなり深く潜っていけるようになる進行感が楽しかったです。
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Ghost Order空手に生きる少年達と殺された親友の話。 親友が死んで今日で四十九日。言葉を交わすことも出来ないのに傍に居続ける親友の幽霊と共に、彼の死の真相に迫ったりもします。 いくつか途中で選択肢がありますが正規ルート以外は全てバッドエンドだったので回収しやすかったです。それにしても死の可能性が近過ぎる……。 現代の感覚で考えると最初の事件で止めなかった時点でどこか精神が逸脱しているような、とんでもないような気もしますが。けれど例えば剣が当たり前の時代だったなら、そういった突き進んでしまいすぎる精神もまた身近に感じられたのかなって。 それでも前に進んで行くのだろう少年達の輝きある物語でした。
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やんでれラヴァーズ選択肢によって異なるヤンデレ彼女の姿を見ることが出来るゲーム。 合わせて主人公の設定等も変化するので一作で何味も楽しめる作品となってます。 ルートにも依りますが主人公自身もヤンデレ彼女に浸食されてか或いは最初から素質があったのか、と思うような場面がちらほら。いずれは破滅に至るとしても根本的に相性の良い二人なんだな、などプレイ中には思ったり。 全エンディングを見ると追加シナリオが解放されます。なるほど色んなヤンデレが楽しめる訳ですね。やーいお前んち末永く爆発しろー!
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小山内家の掟~引っ越し編やたら家庭内の掟がある家族の話。 何となくタイトルから古い掟に縛られる感じの重苦しい話なのかと勝手に想像していたのですが、きっと多くの家庭にある「掟」がそうであるように、家族を守り物事を円滑に進める為に作られた掟でほっとしました。 色々と熾烈で癖のある登場人物が目立ちますが、特に母親が凄まじく。どういう経緯でこのような人になったのだろう……。ひええ。 選択肢に引っ掛かって辿り着くのに大分時間が掛かりましたが、ミチルエンドで描かれる「家族」の絆が好きでした。ほんの少しだけしんみり。