あびのレビューコレクション
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彩りのあなたと名前入力からの本編でまず衝撃を受けました。 えっあっそっちなんだ!? と思って、しかし確かに境界線的にはな~るほどね。 グラフィックが美しくて、音楽とも非常に合っている雰囲気がとても素敵です。 短い中でひとつの作品として確かに完成されている作品でした。
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その子は、孤独でしたメッセージウインドウのデザインがオッシャレ! 最初と二番目の選択肢によって異なる猫の境遇や物語のテーマが描かれていて面白かったです。 猫の視点を通して、猫が生きていくことの厳しさが描かれていますが、それと同時にゲーム全体の空気感はどこか柔らかでもあり、差し伸べられる手の優しい物語でもありました。 どの子のエンディングもスチルがすごく可愛く綺麗で素敵でした。最初はモノクロから始まり色付くタイトル画面も良いですね。 個人的には特に寧子ちゃんルートが、お名前とキャラデザがすごく猫ちゃんなだけに、とにかく猫との親和性が高い印象で好きなルートです。キャラに合ったボイスも素敵でした。
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イービルウィッチ2開幕ドシリアスだあ……。と思いきやニャテップーッ! 基本はシリアスですがゆるゆるとしたシーンも挟まれることで緩急があって面白かったです。 変身バンクみたいな着替えシーン好き。 前作より演出など色々とパワーアップされてる印象で、また終盤の謎解きでも平仮名回答式にすることで変換等の有無による引っ掛かりが避けられていたので、前作の際に見掛けたような詰まり方をされる方も減りそうだな、と。 最後の二択画面はさすがに笑いました。とりあえず……ニャテップ……撃っとこ!
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チャップとマヨ~のバカンスとにかく画面がポップでキュートなサイコーバカンスでした。 チュートリアルすき。チャップとマヨ~が仲良しコンビで可愛くて可愛かったです。 重ねてになりますが本当に画面の使い方が上手くて配置と配色といったデザインセンスがすごい! メニューめちゃくちゃ可愛い。 とても可愛くて癒されて、どこか不穏で寂しいような世界観が相変わらず素敵でした。 おとうさんとおかあさんを待っているこども二人がすごく……なんか……で……いちばん好きです……。 お手紙の宛先を問われた時は一瞬戸惑いましたが、いざ貰えた時には、すごく嬉しくなってしまいました。 占い屋さんのイラストはギャラリー限定だ~? どのイラストも可愛いのですが個人的には海で泳いでるイラストがいちば~ん好きです!
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FROM The DarK BluEサイエンスフィクションな世界観が面白かったです。未来的、だけど、どうしようもなく現代と地続きにもあるような。 ところでサイエンスフィクションの定義って何だっけ? とぐぐってみたら真っ先に目に入ったのが宇宙人というワードだったので、なるほどなあ。 物語の展開性(この場合は流れの作り方というか空気感の変え方というか)にも独特な雰囲気があって何だか新鮮でした。 予想していなかったラストには愕然としてしまいましたが、いや、でも、そうか。そうだよなあ……。
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魔法使いとかわいそうな女の子。かわいそうなこども。そして哀しい物語でした。 人間に裏切られてきた魔法使いが、信じていたのに信じきれなかったもの。 結果として自らが人を裏切る形になってしまったこと。 それでも希望もあるのかな、と彼等の未来に少しでも明るいものがあることを祈りたくなりました。
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フリー素材のお姉さん ~ ハニートラッパー ~某大手フリー素材サイトさんにモデルとして登録され、よくフリゲ界隈でも拝見するお姉さん。 作者さん曰くアホゲーとのことですが、想像だにしていなかった展開に進んで行く物語と、とても凝られた演出で、最後まで飽きることなく目を奪われました。 特に二進数画面からの遷移演出にはおおっとなりました。 様々なタイプの異なる素材が用いられているのに、その素材の使い方が丁寧で、画面全体として整った印象を受けたのが非常に好印象でした。まとめ方が上手い! とても楽しませていただきました。
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贖罪と命じっとりとした重さある空気感。後に書かれた手記という形式で、主観性と客観性を交えた読み応えのある文章。 リアリティとポエティックのバランスが絶妙で、背景の演出も合わさり、陰鬱とした雰囲気に更に深みを増しているようでした。 死ぬことが贖罪か? 生きることが贖罪か? 主人公の境遇、他者との邂逅、それらから生まれて時に損なわれて行った価値観や世界観が濃厚に描写されていて、すごかったです。 決して美しいとは言えない物語ですが、綴られていく言葉には美しさが感じられて素敵でした。
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憧れの先輩と推理クイズで以心伝心しちゃうかもしれない。初回は意図的に全力で外したのですが(緑茶を飲みたい相手にコーラを渡すスタイル)こちらのエンディングもカッワイイ……! 可愛い! オープニングと本編でがらりと変わる画面デザイン、敢えて限られた範囲内で映した一枚絵を使用してのカメラワーク、背景と立ち絵の配置も素敵でした。 セーブデータごとに飲み物が変わり、それによって持っていった際の先輩の一言が変わることが細かくも嬉しかったです。 そしてまぁ~だ全く素直になれないショウくん。トウヤちゃんがニブオブオニブなばかりに本当に可哀想可愛いでした。 ゲーム的には先輩がメインだけど(実際ED1-3を回収してる間は先輩にニコニコしてました)やっぱり前作プレイヤーとしてはショウくんですごくニヤニヤしてしまいます。ね。へへ。 豊富で自然な表情差分も良かったです。ショウくん周囲にはバレバレバレそうなの可愛いね。 おまけは切な~い……けど良いおまけSSだなと思えるお話でした。
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直感探偵あらすじを見てまさかとは思いながらも「いやあでも想定プレイ時間的に開幕即指名ってことはないだろ」と始めたら凡そ即指名でした。まさに直感が……試される……! とはいえ全テキスト回収マンなので順番に見ていってしまったのですが、初手から衝撃的で面白かったです。 ゲーム説明文、まさに偽りなし。でした。 グラフィックが超綺麗で好き。ムービーを用いた演出もかっこよく美しくで。 表情差分も満載で、特に絶望顔がたっぷりでニコニコしました。 おまけも非常にボリューミイなおまけ(本編)で、とても楽しませていただきました。やたら途中キャンセル選択肢がある組、本来は決して正ヒロインにはなれない準ヒロイン感があって良かったな、なんて。