荘野りずのレビューコレクション
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嘘だと言ってよ お兄ちゃんプレイしました。怖かったです! サムネイルは目が怖いだけで普通にカッコいいお兄さんだったので油断しました。 以下ストーリーのネタバレを含む感想です。 @ネタバレ開始 「異常なほど過保護」が想像と方向性がちがったのですが、これはこれで……と思ってしまったクチです。狂恋愛ってこういう意味ですか、なるほど納得! 乙女系というよりホラー系ですね。怖いけどどんなお兄ちゃんでも萌えられる業の者なら十分萌えられ…る、と思います。私は普通に怖かったですが。 @ネタバレ終了 本格的に寒い時期より真夏の暑い時期にプレイすれば背筋を急激冷却できたのにと、プレイした季節を間違えた気がします。 イイ感じにゾッとする……優しいはずなのにゾッとするお兄ちゃんをありがとうございました! -
ひつじがないているプレイしました。 概要に書かれている通り、ゲームというより絵本という雰囲気の暖かい作品でした! 以下ストーリーに触れる感想です。 @ネタバレ開始 色味といい、全体的にファンタジックな雰囲気漂う不思議なストーリーでした。 終盤の展開は何かの比喩なのか、それともそのまま受け取ればいいのか。いつもならあれこれ深読みしたくなるところですが、考えるより感じるくらいでちょうどよかったです。 ありのままでぼんやりしているうちにEDまでたどり着いておりました。 @ネタバレ終了 なかなか眠れない夜にホットミルク片手にゆっくりプレイしたい。個人的にそう思いました。 寒い季節にあたたかい作品をありがとうございました! -
Only Dance !プレイしました。不思議な作品でした! 以下内容に触れる感想です。 @ネタバレ開始 私の中で「ゲーム」の枠組みを超えた内容でした。枠組みというか、固定概念というか、自分の中の「ゲームってこういうもの」という先入観を見事に壊されました! まさかこんな演出ができるなんて…! ストーリーは掌編程度の長さなのにとにかくダンシーング!な演出が楽しくてじっと見ていたら想定プレイ時間を超えてました(笑)。 @ネタバレ終了 EDを迎えてからも、「さてまたやろうか」となる中毒性のようなものすらあります。 すてきにふしぎな作品をありがとうございました! -
Hourglass Fantasy -春と冬の調庭-プレイしました。とても美しい作品でした! 風景・キャラクター・音…あらゆる表現方法で世界観を味わえました。とにかく「美しい」、この一言に尽きます。 EDで流れる曲も本作に見事にマッチしていて、掌編ながらも圧倒的世界観を味わった気分になれました。 綺麗な作品をありがとうございました! -
黒猫骨董品店プレイしました。 絵柄の可愛さ、背景の描き方(タッチや色遣い)などがストーリーに合っていてじっくり眺めながら進めました。 以下ネタバレを含む感想です。 @ネタバレ開始 ED2→ED3→ED1の順で到達しましたが、最初に真ED見てしまったのかも…? ひょっとしたらあのお客さんはわざと店主の留守を狙って来店したのかもしれないと思いました。店主も店主でそういう大事なことは先に言っておいてくださいよ…。 @ネタバレ終了 クレジット(ED?)も迎えたEDによってちょっと表示に違いがあるのも見ていて「あっ!」となりました。こういう細かい差分いいですね! シリーズ第一弾ということで、続編も楽しみにお待ちしております。 -
村雨の降るバス停で【考察系×ミステリアス雨音ADV】プレイしました。考察しながら進めるのがとても楽しかったです! 謎の絡んだ作風が好きなことと、考察系と銘打たれていること。この時点で好みで惹かれました。 以下、ストーリーに関するネタバレです。 @ネタバレ開始 話がサクサク進むのでループならではの同じ展開の繰り返しも変わったところをじっくり探せました。既読のはずの展開でも「ここは初めて見た…」となると謎の喜び。選べる選択肢に制限のある箇所でも周回を重ねることで別の選択が選べるので自然と情報量が増えていく達成感。いいですねこういうの! 終盤のバスに乗る時の選択、なんとも無情な車掌さんの言葉……! この手の流れで一切情けはかけずに淡々と告げるのがいい味出してますね。 結局両方の流れを見ましたが、作中通して少女を置いていく選択肢を選ぶ時が一番きつかったですね…良心が!良心が痛む!思ったより罪悪感がすごい。 なのにこちらじゃないと学生証が見られないとか! そしてここで衝撃の事実発覚とは思いませんでした。 しかしよく見ると小銭をもつスチルだと爪の色やら、セリフから推察できる主人公の人物像と外見がなんだかかみ合わないというか、違和感があるんですよね。最初「ん?」となる感じ。なんだか思っていた漢字と違うっていう。それらの疑問もトゥルーエンドを見ると一気につながるのが爽快でした! @ネタバレ終了 なるほどそういうことだったのか…考察ものってこの疑問が解決した瞬間のすっきり感がたまらないです! メニューでバックログが読めないのもログを読み返しながらじっくり深読みするプレイスタイルだと地味なところで難易度上がるポイントですね。終盤詰みそうな緊張感と共に終盤フルスロットルで駆け抜けた気分です。 深読みしがいのある楽しい作品をありがとうございました! ゆかりちゃん描かせていただきました。 -
すご~いえら~いてんさ~い ヒーリングねこちゃんコロニャーンプレイしました! 「プレイ」というより、「触れ合う」と言った方が合っているかもしれません。とにかく癒されました! こちらがお世話をしているはずが、こちらが(疲れた心の)お世話をしてもらっている気分になります。というか実際そうですね。 ボイスもあらゆる意味で優しく、すぐそばにコロニャーンがいるような気分になります。 疲れが癒されました!ありがとうございます! -
あなたの守護霊診断テスト!プレイしました。慈愛型でした! タイトル画面といい、BGMといい、なにより守護霊ちゃんたちがとてもかわいくてめちゃくちゃファンシーですね!可愛いもの好きの友人におススメしようと思いました。怖いのが苦手な人ですが、こんなに可愛い作品なら全然大丈夫! @ネタバレ開始 ……なんて思っていた私が甘かったです。見事にやられました(笑) プレイ前に概要は目を通した上で起動したのにホラー要素もなく診断終わったので「可愛い診断だった」と思っていたのに…!やられた! ギャップというか、それまでとの落差が大きすぎて嫌でも彼女の存在を感じずにはいられませんでした。 彼女も同じ慈愛型だったとは…相性抜群なんですね私たち。同じということは私の守護霊ってもしや……? @ネタバレ終了 見事に引っ掛かってしまいました(笑)こういう○○の皮を被った系面白いですね! 身近な誰かにおススメして反応を伺ってみたい作品をありがとうございました! -
ツェザリプレイしました。投入感がすごかったです! 立ち絵や背景を始めとするグラフィック、ファンタジーの雰囲気溢れるフォント&BGM、ロマンあふれるアンティークなデザイン……すべてひっくるめて本作の世界を作っていて、「この世界にいる感」がとにかく「すごい!」の一言です。 キャラもそれぞれ魅力的でした! @ネタバレ開始 ツェザリだけでなく登場キャラ全員にそれぞれ方向性の違う魅力があり、正直全員のルートが欲しいと思ってしまいました。全員とやり取りしたい… デザインだけでなく、とにかく演出も大変細かくてテキストとキャラを同時に見ていました。状況に応じて服装はもちろん、表情の変化がとっても細かいのもよかったです!ほんの少しのやり取りの中で細かく変わる表情、ツェザリの微細な感情の変化が伝わってきてリアルに彼とやり取りしている気分になりました。乙女向けだと特にうれしい仕様ですね! ツェザリの普段の余裕あふれる表情も好きですが、たまに見せるすねたようなむくれたような、ちょっと子どもっぽい表情が個人的にツボです!余裕しゃくしゃくなキャラがムッとするとギャップの大きさが大変なことになりますね! ツェザリって優秀ですごい魔法が使える強い人のはずなのに口調が幼くなるところがあるのも大変刺さりました!まれに弱みや幼さを見せる実力者っていいですよね…変な言い方ですがかわいげがあって! @ネタバレ終了 ストーリー的なネタバレではないんですが、一応伏せさせていただきました。 ツェザリと交流を進めて行くのがニマニマしますね! 欲を言えば後からお気に入りシーンを振り返りたい派のためセーブ箇所がもうちょっとあれば更に嬉しいと思いました。 素敵な作品をありがとうございました! ツェザリ描かせていただきました。 -
さむいからきたプレイしました! 「面白い」より「しんみり」しました。哀しさや切なさがありながらも少し嬉しさ(?)に似た気分にもなる、すこしふしぎな作品でした! 言語化が難しい余韻が大きい作風で、その意味で「面白い」というか、「よかった」です! 以下ネタバレ含む感想です。 @ネタバレ開始 私は動物は飼ったことがないのですが、雰囲気やBGMを含む演出でペットロスの辛さが十分すぎるくらいに伝わってきました。こたつに…の辺り、この文面が出てくるポイントでしんみりします。 そしてスチルもかなり多く、ノベルゲームのはずがまるで漫画を読んでいるような気分になりました。そこにBGMも加わって状況がとてもわかりやすくてスイスイ読めてしまいました。タイトルの意味などの詳細もクリア後に読めるのも制作背景を読むのが好きな身としては嬉しいポイントでした! クリア後のメニュー画面も最初の画像と似ているようでちゃんと変化しているのも芸が細かいですね…ほんとうにさよならなんだと感じます。 @ネタバレ終了 タイトルの由来も含め、自分的には本当に「すこしふしぎ」でした。 ステキな作品をありがとうございます!
