富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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カニクエストクリアまでつい熱中してしまう超オモシロサクっとRPGでした! 今回のフェスで自分もRPGを公開していますが、制作着手段階で作ろうとしていたのはほぼ今作に近いものでした!やはりこのお手軽さは素晴らしいです。疾走感と成長感とノリも凄く好きですし、面白かったです。 ゲームバランスは大味なようでいてそれもテンポに貢献しているほどよい具合なのも良いですし、装備を変えるとグラフィックやモーションが変わるのも良かったです。テキストも初めから終わりまで独自の味があって良かったです。最後のカニだけにギャグには笑ってしまいました。 -
とりあえず遊園地で!!!!!!バカゲーの皮をかぶった風刺ゲーとすら思える含蓄のあるお話でした。(深読み?) 掌編作品なので念のため感想はたたみます。 @ネタバレ開始 パワハラ課長はマウントを取れている間は強気でしたが、主人公が吹っ切ってからはなんだか可愛らしさすら感じました。実況電話のノリが非常に面白く、観覧車シーンが特に気持ち良かったです。高いところが好きなのはバカとお金持ち。いや、お金持ち=バカなのか? @ネタバレ終了 SNS時代にはあながちありえないとも言い切れないオチも良かったです。そして最後に明示されるビジネスプランはやりようによってはあり得るかもしれない。少なくともコンセプトとしてはニーズがありそうですよね。 過労状態の人は今作を遊んで少しでも肩の荷を軽くしてほしい!と思えました。 -
Re:aco様々な演出と意外な展開が楽しめるゲームでした。 起動直後の演出が凝っているオープニングにまずは目を見張りました。プレイ中の意味深なノイズ演出も良い伏線になっていました。 冒頭からたくさんのキャラに好かれまくるわけですが、それがまさかあんな結末に繋がるとは思ってもみませんでした。納得いく上に初めて見た展開でした。 探索パートや追及パートがあってシステムも非常に凝っていて楽しめました! -
マキの命の火とてもショッキングなサムネ絵とあらすじでしたが、怖いもの見たさだけでなく「氷河期×四肢切断×延命」という売り文句を見て興味を持ってプレイしました。 ショッキングなシーンこそありますが、それだけではない良質なポストアポカリプスものでした。全く救いの見えない状況にも関わらず心の余裕を持ち、軽口を叩くマキとロボの2人の関係性がなんともいえない感情を惹起します。あらすじの通り最後まで2人が助かることはないのですが、最後まで孤独ではなかったおかげで不幸なだけではない極寒の中でも心はちょっと温まる物語を堪能できました。 -
Re:quiem[Spring is in the air.]高校時代という非常に繊細な年代の感情をうまく表現した作品だと感じました。確かに「青春」のタグはまさにその通りだな!と思います。 ストーリーはあらすじの通り噂の真相を確かめようというところからスタートしますが、徐々に多くの登場人物を巻き込みながらまさに「青春」的な展開を見せます。恋心であったり嫉妬であったり、色んな出来事を乗り越えての成長であったり、様々なキャラクターの様々な感情に触れあえる部分がとても印象的な作品でした。 声優さんもそれぞれ声質が異なり演技もお上手でしたし、ご覧の通り可愛らしいキャラクターグラフィックも沢山拝めて目の保養になりました。白~明るい色彩が効果的に使われている印象も受けました。 @ネタバレ開始 作中では告白シーンの印象が非常に強いです。真っすぐな思いを明かすシーンはそれぞれとても感じ入るものがありました。 @ネタバレ終了 -
テスオワ・昼タベール楽しみにしていた通り、ネタ要素が強くて自由度が高い町ぶらお買い物シミュレーションゲームでした!過去作の正当進化版といった趣がありました! 冒頭の教室での有無を言わさぬやり取りで(ハ、ハヤトよ、ゾンビになってしまうとは情けない)この世界に放り込まれることになりますが、サラリーマンになっても昼休みまで昼食を我慢できずにうっかり10時台に昼飯を食べてしまう身からすれば高校生だったら13時まで空腹だとゾンビになるのも当たり前だよね、と納得できました。 エンディングはサクッと3種類いずれも直ぐに到達することができたのですが、図鑑と思い出がまだまだコンプできない!いちいち説明ページが面白いので、もっと頑張って情報を埋めていきたいと思います!待ってろよマカタ~。 -
ファントムゾーン エクソシスト独自な世界観と存在感を醸し出すシリーズ最新作となります! シリーズ作にはいつも強烈なキャラクターが登場しますが、今作のその枠はズバリグレゴリオ神父で間違いありません!グレゴリオ神父の最強キャラ感が非常に頼もしく、少々不安な展開であっても安心してプレイを進めることができました! -
蛇の首超高難度の謎解きゲーで、作中ヒントを駆使してクリアに辿り着けました。ノベコレのおかげで謎解きゲーはそれなりにプレイしている身ですが、これまでプレイした中で最も難しかった気がします。サクサク解けるような問題は全くなかったように記憶しています。これからプレイする方は気を引き締めて頑張ってください! さて、ゲームの設定自体がまさに謎解きをしにいくというストーリーなので気を抜いていましたが、日常に潜む落とし穴・危機と言った感のあるストーリー本編もとても楽しめました。(というか恐ろしかったです) 感想を投稿したつもりができておらず、バッジ取得から時間が空いてしまい失礼致しました! 最後にどうしてもクリアできない方に一言↓ @ネタバレ開始 (恐らく作者さんお手製の)本作向けのnote解説記事(謎解きの答えアリ)がをありますので、クリアできない場合は探してみてはいかがでしょうか。「蛇の首 攻略 note」で見つかりますよ。 @ネタバレ終了 -
チョコ、或いは失われたカカオの物語。安定のクオリティで楽しく全ルートクリアしました。 インパクトのある実写写真とこれまた振り切ったテキストの織りなす世界で、今作も様々なぶっとんだ展開を満喫できました。好きなルートはこれだ!と言いたいのですが全く選べませんでした。振り返ってタイトル画面見ると、こいつら全員そもそも絵力が凄いぜ! -
遥かなるトゥーレへの旅人お色気たっぷりのグラフィック&大ボリュームの触れ込みに以前より興味をそそられておりましたが、とってもえっちぃという噂を聞き付けて早速プレイさせて頂きました。御馳走様でした。こちら完全にギャルゲーの域を超えたエ○ゲ―でした。 本作は異国情緒漂うパツキン美女や、異国で出会うとつい距離が近くなる日本人美女がたくさん登場するキャッキャうふふファンタジーゲームとなります。ファンタジー度合いで言うと超ハイな部類ですので、ファンタジーや神話好きならより楽しめることウケアイです。また、前述の通りとってもスケベな展開の数々が拝めるので、紳士淑女の皆さんも大満足のはず。 冒頭のToo shy shy boy展開には「おい!お前もっといけるだろ!聞いてた話と違うぞこのヘタレが!」と思っていましたが、後半はキラキラオーラが見えるほどのプレイボーイ状態で出会って5秒で結婚の入れ食い状態大フィーバーでした。 脱線しかけてしまいましたが本作のえっちぃ、ファンタジー以外の特徴で言うとなんといってもドライブモードです。壮大なスケールの物語が楽しめる一方で、アイスランドを旅する旅ゲーの要素も非常に強いです。実在の観光地を実写写真とともにこれでもかと紹介してくれるの観光ガイドゲーとしても超優秀です。メチャクチャ大ボリュームでアイスランド全域の多くのスポットに疑似観光できます。 また、プレイ中は幾度となく即エンド(即死即バッド、即ハッピー?どちらもあり)選択肢が用意されています。即エンド好きは選択肢が出るたびに右側を選んでおけば安心です。 @ネタバレ開始 実は小学生の頃に父がイギリス駐在をしており、四半世紀前にアイスランドに旅行に行ったことがあります。本作でも紹介されている教会、間欠泉、滝などを巡りました。どこまでも広がる草原、白夜、ダイヤモンドダスト、そして特にブルーラグーンの印象が非常に強く、欧州やアジアを30か国以上訪問しましたが今でも一番好きで印象的な国がアイスランドです。あ!ここ行った!という懐かしすぎる場所場所の写真にとても感動しました。(なお2番目はモンゴルでこちらも大草原が広がっている国です) エロゲーも一時期とてもハマっていたので、自分にとって本作は相当な俺得ゲーでした。非常に大変だったと思いますが制作お疲れ様でした! @ネタバレ終了 プレイ時間は数えていませんがトータルで軽く5時間は超えていたと思います。大ボリュームな一作ですが、アイスランドの自然豊かな写真の数々と可愛い女の子のグラフィックもたくさんあって大満足でした。
