富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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パストーンタイトル画面の通りの綺麗なグラフィックで、個性的なキャラクターがたくさん登場します。キャラクターの声は合成音声を用いたフルボイス仕様となっており、不思議な雰囲気を醸し出しています。 冒頭から家出美少女が家に転がり込んでくるという100%王道の掴みから始まり、様々な場面で散りばめられた伏線を丁寧に回収して結末を迎える物語でした。力のこもった長編作です。 ロズとラズのコンビのコミカルな雰囲気が楽しく、シリアスな中にも一服の清涼剤的な雰囲気がありました。
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「真夜中のクロッカス」トータルで2時間弱のプレイでしたが、濃密な作品でとても面白かったです。 まず、何と言ってもグラフィックがとても綺麗でした!イベントスチルも多めですし、目パチ口パチなどのアニメーションもあって凄く華やかでした。女の子の表情が凄く可愛らしいのが特徴的で、TRUEエンドの最後の絵とクリア後のタイトル画面が特に好きです。今更ですが百合系作品は野郎がグラフィックに出てこないのでより華やかに感じますね!眼福でしかないっす。 ストーリーも当初に想定していた感じとは全く異なるものでしたが、起承転結バッチリしていてとても楽しめました。TRUEの展開は特になるほどそう来たか!と思いました。 ちなみに本作通じてとても印象的だったのは土蜘蛛様です。 @ネタバレ開始 まさかこの見た目で神様だとは!見た目で判断してしまい申し訳ないです。早々におまけをクリックしたのでそこでもビビり散らかしました。おまけイラストや本作の着想について書かれているあとがきも印象的でした。 @ネタバレ終了
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となりのクラスの知らないあの子は天使になったんだ構築された世界観の緻密さや濃度に圧倒される一作でした。 モノトーンで統一されたグラフィックは画力が非常に高く、特にキャラクターの表情、目が印象的でした。要所で表示されるスチルも素晴らしいです。(クリア後に見返したいくらいです!) BGMの印象も強そうですが、テキストを読んでいても終始陰鬱な空気をまとっている感じで、なんだかずーっと低気圧の中にいるような雰囲気を感じました。「日常系陰鬱ブロマンスノベル」というジャンル名ですが、ここでいう日常は天使になったりされたりすることが日常になったセカイのものです。現実と違う世界を日常として描かれていているのが印象的でした。 本作はボリュームのある長編で、測っていませんがトータルで5時間以上は軽くプレイしていたはずです。初回はED4。次にED2を見ましたが、それ以外のEDになかなか到達できなかったため、作者さんの攻略情報のお世話になりました。こんなに緻密な分岐をしていただなんて!とビックリしました。キャラクターは今作の良心と勝手に思っている西君が一番好きです。 クリア後のおまけもとても充実していますし、バッジ取得画面でキャラの絵の部分を長押しするとおまけ絵が見られるのに気付いてびっくりしました!技術力までスゴイです!
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円盤演義ディスクンドー作者さんのゲームを久々にプレイしましたが、やっぱり作者さんのゲームでしか得られない養分を感じました。 そもそもディスクンドーってなんだよ!という感じなのですが、プロローグからいきなり笑わせてもらいました。その後の展開も突然ですし、登場キャラはみんなゴキゲンだわ、テキストは愉快だわでとっても面白かったです。特に好きなのはエンド3です。ずっと見てたい最高の造形と踊りでした。エンドは3⇒1と見られましたが4つ目が見つからないのクヤシー!
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夢幻の森~不思議な森と妖精と願い~ぬるぬる動くお散歩ゲーです。雰囲気ゲーとありますが、雰囲気も良いですしゲームとしてもとても楽しめました。ステータスを気にしながら森の奥深くを目指します。 初回プレイは草を抜きすぎEND。2回目はねむねむ0にしてみてゲームオーバー。3回目にようやく森の奥まで辿り着きましたが、-30点のEランクと言われてスコア制だと知り俄然ヤル気が出ました。と、その次のプレイで雰囲気で進んでみたらSランクになりました!嬉しい! 全編動きが豊富ですしストーリー性も遊び応えもある一作でした。その後も何度も森を彷徨って色々と試しましたが、悔しいかなエピローグバッジは取れず!くぅ~!
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おべんと☆モンスターとっても面白かったです。というか面白かった以上に好きです!世界観とキャラクターが可愛すぎる! 全20体のおべんとモンスターのキャラデザが全て秀逸すぎます。2回目の挑戦で無事におべんとマスターにはなりましたが、どうしてもコンプしたくて人生で恐らく初の?リセマラをしまくりました!あまり無理せず3体くらいずつ増やしていき、7周くらいでコンプできてルンルンです。 好きなキャラは…全然選べない!強いて言えばおべんとの枠からはみ出てるっぽいバナナとか!?
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ぶり概要欄とサムネはぶり一択ですが、謎のタグが並んでいるのを確認してからプレイしました。冒頭からの意外性と激動過ぎる展開が凄かったです。「ぶり」でここまでストーリーテリングするなんて!と驚きました。 脂ののったぶり、美味いですよね。ぶりはちゃんと食べたほうが良いですね!
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マジで桐生はイケメンだから!作者さんの演出が楽しみでプレイしました。BL作品ですが、主人公がぶっ飛んでいるのでやりとりが終始とても楽しかったです。桐生、見た目もイケメンだし中身もイケメンなので主人公の気持ちも分かりますね。 @ネタバレ開始 クリア後のタイトル画面の変化でゲームが終わってからどうなったかが明示されているのも良かったですが、個人的にはラストの信号が青になる場面がとても好みです。英語の授業のシーンがここに活かされるのか!さすがの演出力だ!と思ってテンションが上がりました。 @ネタバレ終了
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The Box引っ越し先にカラフルな箱が届くだけの作品ですが、開けようが開けまいがとってもエモかったです。何も考えずにバシバシと開けていったのですがまさかそういう結末だとは。その後全く開けない選択を続けましたがこちらの結末も良かったです。 新生活、新学期などが始まる春なんかにピッタリな作品だと感じました!
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早く扉を開けて