富井サカナ/DIGITALLのレビューコレクション
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メイのトバリ前作『イツツメのセア』をプレイしており、絵柄も素敵でゲーム性もあり面白かったので今作ずっと気になっておりました。近いうちに遊ぶ!と言いつつ1年半が経過してしまいましたがようやくプレイできました。前作と世界観を同じくする作品で異なる人物が描かれているのですが、とても面白かったです。 ネタバレを避けてコメントすると、冒頭はサムネやタイトル絵の通りのヤンデレ系女の子拉致監禁ゲームとしてスタートするのですが、そこからあれよあれよという展開を見せて非常に印象的なエンディングを迎えることになります。True ENDは個人的にとても好きな形の終わり方でした。切ない。 グラフィックは綺麗で背景・スチルなど非常に豊富ですし、前作同様探索ゲーの趣もあります。マルチエンドで様々な展開を楽しむこともできますし、おまけ含めてストーリーが特に大満足でした。 プレイ時間3時間ということで少し構えてしまっていたのですが、1時間半くらいで隠しバッジ以外はクリアできました。でも隠しバッジ!あなたはどこに!!
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大掃除予備知識があまりない状態でプレイしたので、エンディングでとても驚きました。まさかMVが流れるとは! 私は絵も音楽も全く嗜まないのですが、共感ポイントがかなりありました。でもまぁ生きてるだけで丸儲け!日々生活しているだけで偉い!の精神です! メインディッシュは最後に楽しめますが、前菜として?大掃除あるあるも沢山楽しめるゲームでした。 @ネタバレ開始 中学の美術のポスターの宿題を前に陸上系サラリーマン漫画を読んだら朝になっていた記憶や高校のテスト前にサンデー連載だった高校柔道マンガを全巻読みした記憶が思い出されました。どちらもそもそもの目的は大掃除ですらないですが!! @ネタバレ終了
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ファンタジー世界の歩き方とても綺麗なまさに幻想的な背景を楽しむ作品となります。 背景がメインでそれをテキストが補足しているようなイメージでプレイしました。背景素材として公開されているのを以前見て興味を持っていたのですが、本当に綺麗です!様々な世界の1枚絵もさることながら、やはりタイトル絵の飛行船と地図がテンション上がります! エンディングやクリア後の一工夫もプレイしていて嬉しくなりました。
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少年カンテラとハイツコールハイツコール!ハイツコール! 今更ながらずっと楽しみにしていた作品をプレイしました。絶対的に信頼している作者さんのゲームでしたが、期待と想定を大きく上回る圧倒的世界観に酔いしれました。まるで本当にハイツ鏡野がこの世の、いやこの世とあの世の狭間のどこかに存在するかのような、作者さんが実際に見てきたかのようなリアリティがありました。ゲームを構成するあらゆる要素が一体となり、この世界の魅力を放っていると感じました。 登場人物は全員が全員個性的で異彩を放っているだけでなく、ハイツという閉ざされた世界の中でお互いの関係性も描かれていてとても満足できました。どのキャラクターも登場した瞬間に魅力を感じるのが凄いなぁ、と。ゲームは時間制限付き探索ゲームといった趣です。このシステムのおかげで臨場感も増しますし、登場人物に対する初対面時のヤキモキ感が高まった気がします。 短編ながらすべてが濃密な作品でしたが、本編同等のボリュームのおまけも素晴らしかったです。キャラクターとのお別れを名残惜しむプレイヤーの気持ちを汲んでくれたような全キャラことなるミニゲームが素敵です。本編同様絶妙な難易度で非常に楽しめました。 「圧倒的世界観」や「総合芸術」といった言葉は本作の形容としてピッタリと感じました。
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モールス信号を君に大学生活の割と普遍的に存在するような1シーンを切り取ったような掌編作品ですが、改めて感情や人と人との距離を描き出すのがお上手な作者さんだなぁと感動しました。1つ1つの表現が凄く好きです。グラフィックや音楽の演出も非常に印象的かつ効果的です。 あとがきで制作のスタンスなどを開陳して頂けるのも個人的にはとても嬉しかったです。
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竹取物語姉弟の短い会話が複数パターン楽しめる一作です。 男兄弟しか知らずに育ったのでナニコレ羨ましい!の感情一択でした。 ぶっとんだ姉もさることながら弟君はそれ以上の変人かもしれません。
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last summer train導入や演出を含めてゲーム全体がまとう雰囲気がとても素晴らしい掌編ゲームです。 なんだか想像力をとても刺激させるストーリーでした。 たち耳くんの優しさや包容力がとても素敵に感じられました。
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too late but +(plus)オリジナル版をプレイしましたが、加筆版が出たとのことで早速プレイしました。 プレイから時間が経過しており細かいことは忘れてしまっておりますが、新キャラの登場によって全体的な話の流れがより分かりやすくなったような気がします。常に進捗度が確認できるのでプレイヤーに親切ですし、全場面にシーンに合ったグラフィックが用意されており臨場感もあります。また、何より改めて良いお話だと感じました。創作者今昔物語といった様相も呈していて、昔はこんなだったのだと分かります。良い面も悪い面もあるにせよ、SNSによる総発信時代になったことで受け手の反応が見えやすくなったことは作る側にはありがたいことだと再確認しました。
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WAT緊迫感のある音楽も相まって心を奪われる掌編作でした。 画面レイアウトやイラストの構図などがメチャクチャカッコ良い!そして本当にイラストが美しすぎる!!!とっても短い作品なので是非起動して味わってみて欲しいです。まだちょっと遠いですが特にクリスマスシーズンがおススメ!
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世界の彼方全EDを拝見しました! 現実とファンタジー世界を行き来する作品ですが、グラフィックが非常に綺麗で世界観に浸ることができました。サムネにもあるシオンルート?のシオンが滅茶苦茶可愛かったです。グラフィックが綺麗だったので、クリア後に閲覧できるCGモードが欲しいと感じました!