笹笠箕範のレビューコレクション
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赤から青へ生まれながらにそうなのか。 成長していく過程で自覚するのか。 ゆっくりか、突然か、いつのまにか変わるのか。 数行のシナリオなのでしょうが、他人から見た「現象」として捉える視点は重要です。 周りの人間からすれば、「突然」の「現象」であり、当事者の「必然」を実感できない人間の「情報」としての認識、それを描けていると思います。 -
ミルとメル -
もち姫 食べ歩き編 -
女王陛下と百合の騎士アリジゴクというかユリジゴクというか…。 選択肢で百合が急発生する「かのような」世界で、…女王陛下にとっては結末がちょっと不幸でしたね。 「かのような」については驚きの要素でした。主人公の名が明かされし時、この物語の世界観の在処がわかる、壮大な物語でした。 -
彼女を追いかけて -
美しき人 -
しがない高校生の日常 -
いつまでもフリンタイム -
Please call me…?「伊勢物語」の第6段が出てくるあたり、「流石、二人とも受験生!」と思うわけですが、確か伊勢物語のとある研究者が「伊勢物語で実際に在原業平が関係している段の割合は意外と少ねえんだ!」とパーセンテージまで円グラフで説明していた論文を大昔に読みました。美味しいラブコメで教養にも良い、素敵な作品でした!
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むいむい。結末に、心が切なくなるものがあります。 泣くことが人間としての重要なもののひとつならば、何かを失うことでしか泣けないという事実そのものが悲しいです。 むいむいの存在は、…すみません、どんな言葉をもってしても表現しきれません。 目頭の熱くなる物語でした。
