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トレアのレビューコレクション

  • GROWS GARDEN-グローズ ガーデン-
    GROWS GARDEN-グローズ ガーデン-
    素敵なドット絵と店長さんの笑顔に惹かれてプレイさせて頂きました! フローリストの研修として、3日間お客さんの目的に合ったお花を選ぶゲームです。 ヒントが充実していて、迷う事なく正解にたどり着けるのがありがたいです…! @ネタバレ開始 普段、花や花言葉とは無縁な生活をしているので、この花って実はこういう意味があったのね!?と、凄く勉強になりました! 仏壇に供えるお花の中にバラが並んでいて、「絶対不正解だけど、お供えする相手が伴侶ならこれも面白いかもしえないな…?」と、少し尖った妄想を出来たりして謎な方向でも楽しませて頂きました…! 優しくてイケメンな店長と、穏やかで癒される空間がとっても素敵でした~! 冗談と言わず、本当に雇ってくれないかしら…。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます!

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  • ファースト・プリンセス!~囚われの王子様~
    ファースト・プリンセス!~囚われの王子様~
    「ファースト・ヒロイン」~「セカンド・トゥルース」まで通しでプレイし、とうとう最新作まで追いつきました! 全作品とっても楽しかったです!! @ネタバレ開始 もう毎回同じみのエンド別感想がとんでもなく長くなっているので、早速語らせて下さい(長文でも大丈夫だと言って頂けたので、かなり甘えさせてもらってます) 「エンディング8」 そんな予感はしてたけど、誰も選ばない=ナツキ君の執着が顔を出すんですね…! 主人公も洗脳されてこそいないけど、妙に肩を持つというか…意志が弱いと言うか…。 何かしら、この世界の強制力を受けている気がして仕方なかったです。 そしてナツキ君、この世界の主人公(キャラ)の先に、以前の主人公を見てる…? 1人だけあの答え合わせの向こうから現れた異分子的な存在なんでしょうかね…? 決着がつく前の「親友と喧嘩しに来た」と啖呵を切ったハヤテ君がめちゃくちゃ格好良かったです! あのシーンを見た瞬間、「本当の意味で大切な人の為に頑張れるハヤテ君にしときなー!?」ってなってました…。 「エンディング1」 エンディング8では主人公に別の誰か(結局本人)を投影してたみたいですが、お互いに歩み寄ろうとしてる姿が凄く微笑ましくて素敵でした! 50年後の先で菜月君が描いていた理想の未来って、きっとこの世界なんだろうな…と思うと、少しほろりときました。 キスシーンは素敵な構図、素敵なシチュエーションにも関わらず、表情が自身なさげなナツキ少年のままなのがとても好きです。 「エンディング2」 後ろ暗さがあるからこそ臆病になってただけで、ハヤテ君自身は覚悟さえ決まれば元々凄く大胆な子でしたもんね!! 一緒の部屋とか、2人ともそれぞれ意識しちゃうとか、それもう孫の顔が見れる日も近いやつじゃないですか~~GJ!! ナツキ君は相変わらずの諦めの悪さでしたが、恐神君が凄くいい仕事してて笑いました。 ナツキ君側からしたらたまったもんじゃないですが、どんまい…! この世界では、2人はきっと良い友達になれる気がします。良かったね恐神君! 「エンディング3」 エッですね…!昼間からこの甘々空間なのが凄い…!!! 別作品の時もそうでしたが、ハヤテ君もナツキ君も主人公の事が好きなのは大前提だけど、同じぐらいお互いの事が大切で、尊重してるんですよね(壊れた菜月君ルートでも何だかんだはやて君に対してはギリギリまで踏みとどまってましたし) それでも、あくまで2人→主人公のNOT BLスタンスが崩れないのが凄いです。ご馳走様です!! 「エンディング7」 この世界でも仲良しになれて良かったねぇ!!! スチルのハルちゃんが美しすぎて、実質結婚でした。 先生だけ不憫でしたが…まぁ、本人にははるちゃんの口から伝わってないし、大丈夫かなと思ったりします。 とは言え、毎日花屋から百合の花が届く嫌がらせはどんまい過ぎ…ますが、面白かったので少し笑ってしまいました! 今回は先生の不憫&子供っぽい言動に釣られて、珍しくナツキ君が正論でなだめているのがとても印象的でした。 「エンディング4」 メグル君自身は別に運命の相手が居る分、今回のエンディングは比較的シンプルだなという印象を受けました。 けど、きっとフユ先輩への想いを募らせる前の輪君だったとしたら、以前の彼でもこんな風に主人公ちゃんとの仲を深める事が出来たんだろうな…と思うと、色々と感慨深いものがあります。 「盾」と「剣」と聞いて、ファースト・ヒロインの時のループしながらも先輩を守ろうと足掻き続けるメグル君と、状況を打破する主人公ちゃんの2人と重なりました。 守る相手が変わったとしても、彼ならきっとどこまでも愛を貫き通すんだろうなぁ…主人公、幸せ者ですね!! 「エンディング5」 最初から結末は見えてたし、実際予想通りの結末でしたが…やっぱり辛いなぁ…。 フユ先輩は主人公だけじゃなく、自分の子供まで見送る覚悟を決めているってのが余計に切なかったです。 ただ、その時点でもきっと先輩自身はエルフの中でも若い部類だと思うので自害するつもりなのかなと、今後の先行きを考えると辛さに拍車がかかります…。 ……ところで、結局ナツキ君は一生あのままだったんでしょうか…? もしそうだったとしたら、この結末が一番理想から遠い未来な気がしないでもないです…! 「エンディング6」 やっぱりこの2人はこうでなくっちゃね!! 実家のような安心感を胸に、最後まで楽しく堪能させて頂きました! 魔法が存在する世界ですし、フユ先輩もすっかり骨抜きにされているのもあって、メグル君は先生に頼んで寿命を延ばす薬でも作って貰ったらいいんじゃないかなと思ってます。 (余談ですが、作品ページのぼかし有の画像だとナツキ君&先生みたいに見えるのに、スチルだとしっかりベストカップルの2人で凄いなと思いました) 「プロローグ」 勝手に主人公はナツキ君やハヤテ君と同じ年ごろだと思い込んでいましたが、はるちゃんの身代わりとして存在しているなら確かに2人より年齢層は上の筈ですもんね…。 助けられてからの勘違い→思い出の彼女に重ねてからの初恋は、ショタオネ好きとしては大歓喜な展開でした!!!(キャラデザの中では一番ショタナツキ君が好きなので、そう言う意味でも良きでした) 今の主人公への想いが強まる毎に、過去の幻影が薄れていくっていうのもいいですね…。 おまけも全て拝見して、はるちゃん&先生の立ち絵の手の位置や、ナツキ君&ハヤテ君の思い出話が共通している話が特に好きです! 次回作はキャラを一新されるとの事でそちらも楽しみなんですが、今後もナツキ君達のまとめ本やグッズ展開も予定されているとのことなのでどちらも楽しみにお待ちしています! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます!

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  • ファースト×ヒロイン To Be Continued
    ファースト×ヒロイン To Be Continued
    「ファースト・ヒロイン」に続き、こちらもプレイさせて頂きました! @ネタバレ開始 前作の更に向こうの時間軸という事で、キャラ達が成長しているのはもちろんの事、前作の「おまけ」でプレイヤーが実行した事も反映されていて「主人公だけじゃなく、私達も物語に少なからず介入してる…!?」と、序盤では謎の部分で感動してました。 キスが問題解消の糸口になっていたり、前作の振り返りが「あるお伽噺」として語られていたり等々、現実とバーチャルの曖昧さを上手く「ハッピーエンドへ続く物語」と絡められていて、真実を知る度に良い意味でのため息がしか出ませんでした。 以下、エンド別に感想を語らせて下さい。 Future4「ゲームオーバー」 覚悟を決めて初期化した筈ですが、目の前に元気な菜月君自身が現れたらこうなっても仕方ない気はします…。 ただ、定められたルールから外れた結果がコレだっていうのが、「所詮ゲームの中の出来事」だと突きつけられてるみたいで切ないですね。 主人公はこれから、はるちゃんの助けが届かない場所でみんなの幻影を見つめる事しか出来ないっていう、地獄みたいな空間を永遠にさ迷い続けるのかなぁ。 いつか奇跡が起きて、バグの欠片が流れ着くのを願わずにはいられないです。 Future2「僕だけのハッピーエンド」 この流れはまさか…みんな消えちゃった感じなんですかね…? 本来の菜月君が欲しかったのって、ありのままの主人公だった筈なんですが…選択肢の時点で、もう崩壊寸前だったんですね。 洗脳で手に入れた相手と思い合えたところで、菜月君自身は本当の意味で幸せになれたのかな…?違うんじゃないかなぁ。 Future3「ハッピーエンドはこれから」 それなりに幸せな人生は歩めたけど、きっと菜月君と似た人と結婚して、申し訳なさを抱えながら過ごしてたんだろうなぁ…。 50年越しのハッピーエンド……2人が幸せならそれでいいとは思いつつ、電子の海に捕らわれるって事は、ここから進めもしなければ戻れもしないんですよね。 幸せなのかもしれないけど、タイトルと裏腹に少し悲しいですね…。 Future1「僕らのハッピーエンド」 これは誰が見ても間違いなくハッピーエンド…! 最初は現実へ行くのに乗り気じゃなかった輪君も、渋々じゃなく受け入れる形で一緒に来てくれて本当に良かったです! そして最後のエンドイラスト…! はるちゃんが先生と手を繋ぎつつ、反対の腕で主人公にしがみついてる感じがね、前作の事を思うと尊いですね…。 一方、菜月君と主人公は適度な距離感で手を繋がずに対等に歩いてる感じが「大人の2人」だと比喩されてるようで凄く良かったです。 今までは依存する事が主だった双優先輩が、あえて見守れる位置取りに居るのも好きです。 「サポートする側だったクラスメイト01」を「攻略対象だった彼らがサポートする」と名乗り出てくれたのも、とても胸が熱くなりました…! 最期に舞台上からみんなが見えたのも、ゲームの世界からは消えて現実に旅立ったからですよね…いいなぁ。全部が大好きです。 おとぎ話 前作の回想で、はるちゃんが主人公に「どの子が好き?」って尋ねた際に、真っ先に主人公が選んだのは菜月君でしたもんね。 菜月君が知らないだけど、主人公は最初から菜月君を見つけてくれていたっていう展開が尊くて心にじんわり来ました。 ……何て思ってたら、ここからが始まりなんですね…! 改めて答え合わせをして、闇落ちした菜月君に対する解像度が上がって気がします…。 視覚的にもシステム的にもパワーアップしていて、以前プレイさせて頂いた「セカンド・トゥルース」との繋がりも深く感じられる箇所もあったりで、とてもニヤニヤ(終盤はしょぼしょぼ)しながら楽しませて頂きました! 駄々をこねながらも最後はしっかり大人へと成長する菜月君を始め、みんなそれぞれに自分に合った成長の仕方を見つけられたようでとても安心しました。 @ネタバレ終了 前作同様、素敵な作品をありがとうございます! 既にプレイ済みですが、記憶が曖昧な個所がある&改めてみんなの事を知った今こそ後日談を拝みたいので「セカンド・トゥルース」をプレイ後に、「ファースト・プリンセス!」もプレイさせて頂きたいと思います~! (毎回長文の投げつけてしまい、すみません…!)

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  • ファースト・ヒロイン
    ファースト・ヒロイン
    「ファースト・プリンセス!」をプレイ前に、関連作品の事も知っておきたいと思い先にこちらを遊ばせていただきました。 冒頭で唐突に違和感を感じる演出があったり、これでもかと謎や伏せんが張り巡らされていましたが、最後には綺麗に全てが浄化されていて本当に凄い作品でした…! @ネタバレ開始 1章ずつ別々の問題を解決していき、最後に全てが収束していく様子がテンポよく描かれていて、とても面白かったです! 数日に分けてプレイ予定でしたが、面白すぎて一気に全エンド回収してしまいました…。 以下、エンド別に感想を語らせて下さい。 BAD END1「少しの勇気」 大変な事になっちゃった…!! 大変な事になるとは思ってましたが、まさかここまでとは思わず驚きました…。 (先に少しだけ正解ルートに進んじゃったんですが、血まみれの菜月くんってこのルートの彼の幻影だったんですね…!) BAD END2「希望が見えるまで」 ジュースを奢るって言われた時は「次のヒロインに交代する為に毒〇される…!?」と身構えてたんですが、逆だったんですね!? 輪君からしたら、そりゃあ同じ日々を繰り返し続けるなんて地獄以外の何ものでもないですよね……必ず救ってやるからな…! BAD END3「冷たい貴方」 先輩、ずっと寂しくて他人を深層心理の中で試してる感じだったんだろうなぁ。 でも、妹さんは会いに行かなかったんじゃなくて行けなかったんだと思うよ。 少なくとも先輩の事を必要としくれてる人は2人居るんだよってのを知って欲しかったなぁ。 (後で1人の事は知ってて放置してたのが、本気でずるいなーと思いました) 〇〇〇 END?「これからは、ずっと」 ヤンデレエンド…?いや、でも相手はお兄ちゃんとしてなのでヤンデレなのかな…??? 軽はずみな発言はよくないですね、うん!!! BAD END4「優しい人」 あぁあ……これ、先輩はもう終わりだと思ってるから軽率に輪君の想いに対して「いいよ」って言ってますが、次のループからは輪君もこの言葉を覚えてるんだよな…。 辛いのは承知だけど、2人共もう少しだけ頑張れないかい…? BAD END5「後悔」 大惨事…!今までで一番の大惨事だ!! 助け出したいほど好きだった人を殺してしまったり、自分を好いてくれる人を一瞬で失ったり…とんでもない事になりましたね…。 みはる先輩は、流石にやり過ぎたし自業自得な面はあるけど……これも輪君は引きずっちゃうやつだ…。 多分ですが、輪君が双優先輩を好きだと自覚したのって「深層心理の中に隠れてる梅崎先輩」と重なる部分があったから錯覚した感じですかね…辛いなぁ。 BAD END「   」 あれ?アイ君!?もしかして、さっきからずっと手を差し伸べてくれてたのってアイ君か!? 正直、先生に恋してるみはる先輩は(過激派過ぎると思ってたけど)ヒロインそのものだけど…! ちょっとずつ、そんなみはる先生や主人公を見てアイ君の自我が芽生え始めてる…? これはワクワクしてきましたね!! 「HAPPY END」 このゲーム(世界)のファーストヒロインは間違いなくみはる先輩ですが、菜月君にとってのファーストヒロインは主人公ちゃんっていうのが凄くいいですね…。 ヒロインに選ばれる可能性がなくても明るく振舞ったり、世界が一変した後でも甘んじて受け入れるだけの菜月君が、自分から行動したり格好良くなっていくのがとても尊かったです。 最期はバーチャルな世界からのメッセージなのかな? けど、向こうからの足掛かりが出来た訳ですね! ヨシアキ先生共々、現実世界にやってきてくれるのが楽しみです! 合間に頻繁に差し込まれるスチルがどれも美麗で、ストーリーだけじゃなく見た目にも凄く楽しませていただきました! 主人公が〇んだり、行動不能になるBAD END以外にシステム…もとい、アイ君が手を差し伸べてくれる演出も胸が熱くなりますね…! 続編では、再び彼らに会いに行けると言う事で続けてそちらも楽しませて頂こうと思っています。 @ネタバレ終了 心に残る、素敵な作品をありがとうございます!

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  • コンセントさん〜コンセントって顔に見えるよね〜
    コンセントさん〜コンセントって顔に見えるよね〜
    クセになる関西弁を改めて聞きたくなり、ガッツリプレイさせて頂きました! コンセントさんとは一体何者だったんだろうか……? @ネタバレ開始 一見フレンドリーな雰囲気なのに「さん」を付けなかっただけでとんでもない目に遭わされたり、かと思いきや男気のある返答をすると納得して去って行ったりとなかなかユーモアのあるやり取りが出来てとても楽しかったです! 以下、迎えたエンド順に感想を語らせて下さい。 ノーマルエンド 初回と、合間にも何度か別の流れで見たエンディングだったりしますが、とにかく平和っ!! 触らぬ神に祟りなしとはまさにこの事ですね。 ただ、あのインフルの時に見る夢よりカオスな夢は一体何だったんでしょうか!? 主人公が言っていた通り、本当に嫌がらせ??? ゲームオーバー ガチホラーだあああ! 結局なんだあの…なんだアレ!? コンセントさんの謎が深まるだけ深まって終わって、何だかモヤモヤします! ハッピーエンド 嘘…でしょ……? まず主人公が軽率過ぎるし、最後が全エンドの中で一番ホラーでしたよ!? コンセントさんにとってのハッピーエンドって事…? グッドエンド 死が二人を分かつまで一緒なやつじゃないですか! 実質結婚じゃないですか!!!おめでとうございます!?(?) いやでも、やっぱりプライベートな時間は欲しいですね…。 全ての結末を見届けたつもりなんですが…結局コンセントさんについては「さんを付けないとやべー」事しかわかりませんでした! 続編も制作予定との事なので、そちらでは何か手掛かりが掴めると良いな…! @ネタバレ終了 ユーモアあふれる、素敵な作品をありがとうございます!

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  • 麗しの幻視実体モデル
    麗しの幻視実体モデル
    制作者さんの新作長編ノベル!これは絶対名作に違いない…!と、時間に余裕が出来たタイミングでガッツリ通しでプレイさせて頂きました! ホログラムのような技術「幻視モデル」が近しいものとして存在する近未来で、とある少年の視点から描かれる「救い」のお話でした。 @ネタバレ開始 メインヒロインの寄居さんが消息不明になった後、次々と魅力的なヒロイン達が登場して「大丈夫?これ、ハーレムものになったりしない?色々大丈夫!?」と心配になりましたが、各ヒロインにしっかりお色気イベントがありつつも、寄居さんに対して不誠実にならないものばかりなのがめちゃくちゃ良かったです…! それでいてヒロインそれぞれの立場が明確にされていて、元々顔見知りだった子も、物語が動き出してから新たに登場した子ともしっかり絆を結んでいて、流石制作者さんの作り出したストーリーだな…と終始関心していました。 主人公であるタケ君は丁寧な口調にも関わらず、心の中やふとした拍子に「ゴミ」だったり「トレビアーン」だったりと、なかなか面白いワードセンスを備えていて、終始楽しく心の移り変わりを楽しませて頂きました。 そしてまさか、3章でさり気なく明かされた赤い下着が終盤にも顔を出すとは思いませんでした…! ストーリーの根幹に関わる伏せんはもちろんの事、小ネタレベルの伏せんも最後に綺麗に回収されたのには脱帽でした! やたらシナモンが出てきたのって、そういう……!!! 最初からタイトルに映っていた紙のプリントに記されているアレも、そういう事だったのか……と、もう関心する事ばかりでした。 過去作をプレイ済みだと、やたらうるさい蝉の鳴き声や、雪の日に革靴で歩くと罰金などなど……クスッと笑えるポイントがあるのも素敵です。 最初は寄居さんが発案した「幻視モデル」の制作がキッカケでしたが、そこからタケ君が自分の才能を生かして彼女達を救っていく様子は、まさに概要欄に書かれている通り「『誰かを救う』物語。」だなと思いました。 前回の長編同様、4章までは「どうなる?ここから本当に収束出来るの!?」と予測が立てられませんでしたが、シキさんのターンに入ってから明かされる真実のおかげで、点と点が線で繋がる感覚がとっても気持ち良かったです~! 最期、2重の意味で「麗しの幻視実体モデル」のタイトル回収が行われたのも熱いです!こういう展開大好き…っ!! 今回はキャラ達の動きが大胆かつ頻繁に変化していて、視覚的にもとても楽しませて頂きました! キャラとしてはメインヒロインである寄居さんが一番好きなのですが、見た目的には柳瀬川ちゃんタイプです! けど、ヒロイン全員、みんな違ってみんな良い…!! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます!

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  • ほほえみサンフラワー
    ほほえみサンフラワー
    密かに進捗ポストを追って楽しみにしていたので、早速プレイさせて頂きました! 1人の少女との、温かくも切ない出会いのお話でした。 @ネタバレ開始 ひまわりが咲くのを見るのは7回目や、数年前に流行っていたアニメの話などなど……ほほえちゃんの会話内容から切ない結末の予感しか感じていなかったのですが、そんな中でも前向きになれる内容が沢山散りばめられていて、とっても素敵なお話でした! 以下、エンド別に感想を語らせて下さい。 END1 ほほえちゃんと一緒に帰還する事は叶いませんでしたが、まだまだ2人には希望がある事が知れて良かったです! 何も持っていないからこその優しい視点と、恵まれているからこその焦燥感が上手く表現されていて、切ない部分がある事には変わりありませんが、温かいお話だなと思いました。 END2 一緒に帰還ENDかと思いきや、そっちだったんですね…! 現状、ほほえちゃんが目を覚ます為にどうすればいいのか謎なので、結果的にこうなるのも致し方なしですよね…。 けど、夢がないと悩んでいた主人公に「ほほえちゃんを独りにしたくない」という目標が出来たのは、ある意味良かったのかもしれません。 この楽園がいつまで存続するかは分かりませんが、せめて2人の最後の時まで心穏やかに日々を過ごしてくれたらいいなと思います。 制作者さんの風通しの良い雰囲気の選曲と色彩センスが好きなのですが、今回も内容としては不穏な要素はありつつも、爽やかかつ温かい雰囲気で物語が進行していて、読後感がとっても良きでした! @ネタバレ終了 心に残る、素敵な作品をありがとうございます!

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  • Apus
    Apus
    公開開始から気になっていた作品…! 遅くなりましたが、プレイさせて頂きました! 火星探査基地デューンにて、最後の生き残りであるスバルさんと管理AIであるミネルヴァの、生き残りをかけた極限状態を描いたシリアスなお話でした…。 主人公が物言わぬ隕石というのも、面白くも歯がゆい視点だなと思いました。 @ネタバレ開始 最初期からヘビーな情報が飛び出しつつも、穏やかな雰囲気で物語が進行していくのであまり危機感は抱いていなかったのですが…各エンドを辿っていく毎に、スバルさんの本音や優しさに触れて心が痛みました。 以下、迎えたEND順に感想を語らせて下さい。 END:B 最初に酷い結末を迎えようと完全スルーを決め込んだ結果、とんでもない最期たどり着きました…! アプスの語源を聞いた後に、「本来切り離されている筈の部分が残されてる」っていうのにゾッとしました。 一体アプスって何者なんだろう…? スバルさんだけに温かさが感じられたり、(今回は会話しませんでしたが)意思疎通が可能だとしたら擬態型の宇宙人だったのかなと思ったりしました。 END:C ラストのスバルさんのスチルが美しい…! どんな形であれ、安らぎを得られたのは幸運だったのではないかなと思います。 今回、アプスはスバルさんの問いに答えましたが…足も含めて、自身として地球まで連れて行ってあげたのかな…? 想像の余地が沢山あり、とても考えさせられる結末でした。 END:A えええええ!?隕石だと思ってたものは、本当に卵だったという事でしょうか…? という事は、スバルさんの語りかけていた声ってお腹の中から聞く語りかけみたいな感じだったのかな…。 きっと、スバルさんの何かしらを受け取って羽ばたいていったんだとは思うんですが、ミネルヴァが崩壊した理由は何だろう…情報が多いにも関わらず、なかなか解釈が難しい結末でした…! END:D Aの結末では希望が無い様子だったので、どういう事…?と最初は混乱しましたが、ミネルヴァがアプスに希望を託してくれたという解釈でいいのでしょうか!? その結果、アプスは……でしたが、お互いに言葉を交わす機会はなくても、思い合った故の奇跡が起きて本当に良かったです!! スバルさんの同僚も良い人達ばかりで良かった~! もう動くことは出来なくても、アプスも地球の空を見る事が出来ていたらいいなと願うばかりです。 END:A以外では気丈に振舞っていたスバルさんでしたが、アプスに信頼…とまではいかなくても、少なからず心を許してくれたからこそ飛び出した本音は、心にきました。 並外れた精神力を持ってたとしても、怖いものは怖いよな…。 そう考えると、BとCのENDはミネルヴァにすら弱音を吐けない精神状態だったのか…と、更に心が重くなりました。 だからこそ、END:Dのラストが凄く感動的でした…!! 構図も火星で語りかけてくれた時と同じ視点だったので、これもアプス視点から見たスバルさんだと私は信じたいです。 @ネタバレ終了 心に残る、素敵な作品をありがとうございます!

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  • Last Song-ラスト ソング-
    Last Song-ラスト ソング-
    以前から気になっていた作品!まとまった時間が取れたタイミングでプレイさせていただきました! 主人公の元に届いたメイド募集の求人広告…報酬はなんと「全財産」!? @ネタバレ開始 最初からお別れが前提の出会いだったので、覚悟はしてましたが…やっぱり辛い…! シャルちゃんとユリアスさんの楽しい思い出が増えれば増えるほど、シャルちゃんの後々を想像すると切なさが募っていって、結局最後まで泣くのを我慢できませんでした…。 4章で初めて、シャルちゃんに対してユリアスさんが「お前が去ったら寂しい」と吐露するシーンや、大笑いして涙がこぼれるシーンなど、前提がなければ穏やかな日常の1コマとして流れていくものでも、結末が知らされているからこそ1つ1つの会話を尊いものとして、噛みしめる事が出来る作りになっていてとても素敵でした。 ピアノを教えてもらう事になったシーンで「思った以上に下手」だと評されていましたが、その分一緒に居られる時間が延ばせると考えていたのはシャルちゃんだけじゃなくユリアスさんもだったら良いな…と思います。 そして最初の方に出てきた盲目な時にたどり着いた時の家の人は、ユリアスさんと何か繋がりがあるんだろうなとは思っていましたが…ヤクモさんへの願い、そこに繋がるんですね…! 一瞬、「シャルちゃんの目が最初から見えていたら2人には幸せな未来があったのかもしれない」と思いましたが、盲目のシャルちゃんだからこそ幼少期のユリアスさんの元にたどり着けたし、出会う事が出来たんですよね。 そしてそんなシャルちゃんからの純粋な言葉だったから、あの時のユリアスさんの心に響いたんですね…。 そう考えると、最初から2人が共に歩む未来の可能性って存在しなかったんですね…。 けど、作中でユリアスさんも言っていた通り、延命の為に音楽を諦めた時点で「ユリアス・フォード」という人間はしんでしまうんですよね。 そう考えると、会いたくて恋焦がれていたあの時の子と共に、音楽に囲まれて過ごす最後の時間はユリアスさんにとって最上の幸福に包まれていたんだろうなと思います。 そんな中で出た、唯一の「寂しい」という言葉は彼にとって臆せずに出せた、たった1つの本心なんじゃないかなって思っています。 手放しのハッピーエンドとはいきませんでしたが、ユリアスさんから受け取ったものは、物も想いも技術も、全てシャルちゃん自身を支えるものに変化していて、とても尊かったです。 「音楽として一緒に居てくれる」というシャルちゃんの考え、凄く素敵だと思いました! そして本編からのおまけ…っ!!! もう心がベッコベコです……。 特に「2」の最後のユリアスさんが、とても心にキました。 (私の環境依存や、ブラウザ版独特のバグだったら申し訳ないのですが、エクストラ2を鑑賞後に最初からゲームをスタートすると、ユリアスさんがテキストウィンドウの位置に沈む現象を確認したので、ひっそりお知らせしておきますね!) @ネタバレ終了 心に残る、素敵な作品をありがとうございます!

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  • 謎が多き先輩の活動を応援したい!
    謎が多き先輩の活動を応援したい!
    待ちに待った白乃先輩ゲー!先日、早速プレイさせて頂きました! とある理由からゲーム制作に打ち込む先輩を応援する、青春王道ラブストーリーでした! @ネタバレ開始 作中の会話や選択肢、身に着けているアイテムに至るまで先輩のいちご大好き!な部分が散りばめられていて、細部にもこだわりを感じられて楽しかったです! かと思えば、普段は穏やかで優しい先輩にも色んな人から言われ続けてきた、「何気ない一言からのNGワード」が存在していて、バッドエンドの展開には衝撃でした…! 一体先輩はどこに消えてしまったんだろう……。 けど、ノーマルエンドとハッピーエンドではイオンと幸せそうに時間を共有している先輩が見られて、とてもほっこりしました。 ノーマルエンドに関しては、もうすぐ卒業(そもそも先輩は卒業するのか…?)が迫っている時期なのでソワソワしつつ、イオンとは何だかんだ繋がったままで居てくれそうなので、そういう意味では安心なのかな…? ハッピーエンドに関しては、両想いになっただけでなく後日談も堪能出来て、「先輩…本当に良かったね…!」と、心が温かくなりました。 今まで1人で頑張ってきたからこそ、2人と一緒に何気ない日常の幸せを噛みしめているのが良きですね!! ユウカちゃんと1:1で対話する時は不穏な雰囲気が流れていましたが、真ん中にイオンが入る事によって調和がとれている感じも好きです~! おまけでは詳しいプロフィールが見られて、「みんな猫派!?犬派は居ないのか…!」とツッコミを入れたり、キャラにカーソルを合わせるとそれぞれ微笑んでくれたりするのが嬉しくなったりと最後まで拘りたっぷりでとっても楽しかったです! そして私事ではありますが、うちの恋斗も出演させて頂きありがとうございます! アメノさんが描く恋斗はすらっとしてて格好良いな…髪型のせいでチャラく見えてすまんな…と、色んな感情を渦巻かせつつ、ニヤニヤしながら拝ませて頂きました! FAは、白乃先輩との日常の1コマ…なんですが、うっすらと儚さも感じ取って頂けると幸いです。 @ネタバレ終了 ヒロインと一緒に先輩を応援したくなる、素敵な作品をありがとうございます!

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