ナナのレビューコレクション
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北限のアルバ~春の章~ご当地乙女ゲーが好きでずっと楽しみにしていたので、公開後わくわくしながらプレイしましたが、優しさと愛にあふれた超名作乙女ゲームで、未だ興奮がさめません。 @ネタバレ開始 丁寧に自然に描かれた穏やかなストーリーに、まず引き込まれます。 絵本のような可愛らしいグラフィックも、舞台である北海道に絶妙にマッチしているし どの要素を取ってもすばらしいのですが、私が一番推したいのはキャラの造形です。 今回の攻略対象である隼人さんは、それこそ春を思わせる「THE・優しいお兄さん」的な人物で、個人的にも大好きです。ただこういったキャラは乙女ゲーにいても攻略不可枠なことが多い印象なので、このゲームではちゃんと攻略キャラとして存在していることに感動を覚えました。 かなり年下である主人公に対しても敬意を持って接してくれる隼人さん、好青年でしかない。 隼人さんが推せるのはもちろんのこと、主人公の真ちゃんも本当にいい子で、プレイしていて全く違和感がなく、非常に信頼のおける乙女ゲー主人公でした。 心に寂しさを抱えている隼人さんに歩み寄ったり、そっと寄り添ったりする様子はまるで女神のよう。その一方でクスッと笑えるモノローグや、等身大の女の子らしい心の声を披露してくれたりで、真ちゃんとにかく可愛いです!レストランで働いていただけあって、クオリティ高いお料理を秒で(※マジで秒)作ってくれるのもすごい。そして全部食べてみたい。。 いつでも応援してくれるおばあちゃん、ちょっと不思議なエナちゃんも癒しでした。 トゥルーEDは1周したあとに解禁されるのでしょうか、ふたりが離れることなくこれからも一緒にいられるのはうれしい限りですが、ガチで関係をちょっとずつ縮めている隼人さん紳士すぎて笑いましたw これはその後の妄想がたぎりますね。 恋愛というだけでなく、人間として尊重し合ってるふたりの関係が大変好みでした。 プレイヤー(私)は「隼人さんはまるで春の陽だまりのようだ」とずっと思っていたところ、逆に「君は春の日差しのよう」と隼人さんに言われる場面があり、最高にエモかったです。。 @ネタバレ終了 大切な人にごはんを作りたくなるゲームでした! リアル美瑛町にも行ってみたいです。 残りの季節も楽しみにしています。ステキなゲームをありがとうございました。
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おもいをつたえるプログラムかなりの人気タイトルと聞いていたのですが、予想以上の面白さに終始爆笑でした。 数々のパロディにメタな台詞……めっちゃ好きなやつです @ネタバレ開始 最初のミッションにて、ゲームシステムを本当の意味で理解。 いわゆる死んで覚えるゲームって……コト!?w でも、失敗してもオチがあまりにも面白いので、それすら楽しいです。 三姉妹の絆のエピソードがほろりとさせられ、好きです。 最後のミッション難しかったですね。初回、私は沼を聞いて不良になりました。 主人公がしゃべらないのも古きよきゲーム感が出ていてよかったです。 最後のタイトル回収にも唸らされました! @ネタバレ終了 でも何が一番いいかって、やっぱりピアちゃんです。 たまにちょっと口は悪いけどw、いつも元気いっぱい肯定してくれるピアちゃんがいる生活はどんなにステキでしょうか。一家にひとり、ピアちゃん……(妄想中) またばーじょん.Aもやってみようと思います。楽しい時間をありがとうございました。
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Gabrielプロテスタントの学校に通っていたことがあり、教会を見るのも好きなので、懐かしい気持ちになりました。 @ネタバレ開始 ガブリエルさんがステキだったのでタグをよく見ずに始めてしまい 途中のホラー要素?に驚きましたが、不穏な演出がすばらしかったです。 闇にとらわれた大事な人を、強い意思で主人公が救う胸熱展開大好きマンのため、ハッピーエンドを迎えられてよかったです。 「世界には心が躍るような景色がいっぱいあるんだよ」と言いたいです。(日本から出たことないけど笑) これからガブリエルさんが行きたいところを自由に訪れ、心から楽しめることを願っています。 @ネタバレ終了 クリア後のおまけが充実しているのもよきです。 つい最近ゲーム制作者になったこともあり、こんな変数いっぱい使うゲームを作れるなんてすごいな……と思いつつ楽しく拝見しました。笑 私はガブリエルさんの笑顔がもっと見たいと思います。
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タバコ屋乙女と小話でもとてもハイセンスで、昭和レトロ好きには刺さりました! @ネタバレ開始 明日は雨、のくだりで「まさか虎太郎くん猫とか?まさかねーw」と一瞬思ったのですが 本当にねこちゃんだったとは……笑 アカヨさんは不憫というか、応援したい感じに描かれていたので、明るい未来が待っているとうれしいです。 @ネタバレ終了 「粋」という言葉が似合うゲームでした!
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東京オディエットアモ 尾瀬露春日編ずっと追いかけていた東京オディエットアモがついに終幕を迎えてしまい、うれしいような寂しいような気持ちです。 満を持しての完結編、私は今回の攻略対象であるお兄ちゃんを冗談半分に「ラスボス」とずっと呼んできましたが、本当にそうなのかもしれません。ヒロインであるジュリちゃんへの想い含め、他の攻略対象が束になってかかってもかなわない感じがしましたから…… @ネタバレ開始 2回目プレイで真相について本当の意味で理解したので編集します!(遅) これは……業(カルマ)の深い乙女ゲー……ッ 空気がヒリつくようなシーンが随所にあって終始ハラハラしていました。 完結編ということもあり、背景が揺れたり、ムービーが入ったりして、今まで以上の凝った演出に感嘆。(自分もゲーム制作者となった今はこんなテクニックがあるのね……!と思ったり) ロミオの発言から「まさか本当の兄妹とか……?」とは一瞬思ったのですが 南天云々は、ジュリちゃんのただの聞き間違いにすぎず ジュリ父は「お前たちは血のつながった兄妹なんだから許さん!」的なことを言っていたのか。。 最終章で、ここまでの衝撃の真実が来るなんて、震えています。 タイトル画面で流れる曲「私のお父様」が歌付きで流れたのも、私にとっていろんな意味で衝撃でした。 なぜなら私この曲が大好きで、金色のコルダ2fでこればかり演奏していたくらいです。 ロミオ編で初めてOPを見て「うわー神ゲー確定」と喜んでいたのを覚えてます。 ちょっとこれ、真相を知っちゃうと全然見え方変わってきちゃいますね! 「ていうかある意味父ちゃんが全ての元凶じゃねーか!w」感は拭えませんし その上でオセロさんとの出会いから「召使の子」発言まですべて振り返ると、この状況やばすぎるよー!と思いますが すごく高度な伏線だったと思います。いっそのことジュリ父についても掘り下げ希望です。(笑) Soiréeエンドの最後の背徳感あふれるやりとり(もう全部やべえええ)、matinéeエンドの朴さんの台詞…… この恋は倫理的・人道的には間違っているのかもしれません。 しかし……あえて言おう! 「でも、幸せならOKです」と…… 高層ビルの階段だったりとか、今までプレイしてきた人ならわかる小ネタにも笑いました。 matinéeエンドは、プレイヤーへの贈り物のような幕引きでうれしかったです。 @ネタバレ終了 やっぱりオディアモはサイコーだなと思いました。 私もこういった、七転八倒しながら考察したくなる作品を作ってみたいです。(笑) 物語は完結しましたが、この夏の夜の夢がいつまでも覚めないことを願っています。 すばらしい舞台でした。心からの拍手を贈ります。
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モモとルーシーいろんなジャンルのゲームがあるノベコレさんですが、「こんなふんわりやさしい絵本みたいなゲームもあるんだ!」と思い、児童書大好きマンのためさっそくプレイしました。 「このふたりはどんな関係なんだろう?友達?姉妹?」と思っていました…… @ネタバレ開始 中盤の、モモちゃんの時だけが止まっているような演出にハラハラし始め 明かされた真相に泣けました……きっとふたりの心はいつまでも一緒だと思います。 @ネタバレ終了 この季節にぴったりなステキな物語をありがとうございました。
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【公開終了】世界征服はティータイムのあとでノベコレトップを見て「なんてステキなイラストなんだー」と思い、ゲ制の息抜きに始めましたが 美しく繊細な絵柄とコミック風(ときにド○クエ風)演出のギャップが最高でした!! ヒロインもアポロ様も可愛らしくて応援したくなりましたし 王道ラブコメっていいなと思わせてもらいました。つまりはすごくツボな物語でした。 楽しいゲームをありがとうございました。
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My treat to Halloweenベテラン乙女ゲーマーのわたあめかんなさんがお作りになるゲームということで、期待大でした! @ネタバレ開始 エンディングがだいぶ吹っ切れてたり怖かったりほのぼのしてたり激甘だったりと いろんな結末が迎えられて楽しかったです。 初めてタイトル画面のいろはちゃんを見たときに「女友達枠かな!?」と思ったのですが 違いました。(笑)でもすごく可愛くて、最初に攻略しようと決めたのはいろはちゃんです。(可愛すぎてつい、ちゃん付けで呼んじゃう) 秋哉くんもネガティブながら誠実なとても好みのキャラで、TREAT ED後の妄想がたぎりました。。 やいちさんは、頼れるお兄さん系かなと思ってたら主人公LOVE枠(激重)で面白かったですw 主人公の結乃ちゃんも好感持てるヒロインでよきでした!! 私も乙女ゲーを作ろうと思っているので、クリア後のおまけを見てただただご心中お察ししていました。。 @ネタバレ終了 ちょっと遅めの楽しいハロウィンをありがとうございました!!
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firefly(ファイアフライ)Twitterの相互さんが何人かプレイ済で 「方言男子が好きな私向けのゲームだ!?」と思い ずっと気になっていました。 九州の言葉って可愛いですよね。 実際にはじめてみると、純真で一途そうな感じの樹先輩は私の好みストライクで (しかも◯◯ちゃんと呼んでくれるのが最高) そんな彼から飛び出す可愛い長崎弁にときめきっぱなし。 「むしろ君たちもう付き合ってるよね〜!?!?」といった甘酸っぱい夏の夜のひとときに、ニヤニヤがとまらず。 しかもノベルゲーにしては珍しく、主人公の台詞がないため(皆さんおっしゃってますが) 「無口系主人公に慣れてるゲーマーだからこういうのうれしいな!」 と思ってました。 ……途中までは。 @ネタバレ開始 発声しにくそうな主人公の様子を見て「あれ?」とは思ったのですが プレイ中には完全に真相(?)に気付けず、 ED後こちらのレビューを見て 「ああああああそういうことかあああ」と叫びそうになりました…… @ネタバレ終了 とても深いシナリオのゲームだと思います。。たくさん妄想できるっていいですよね笑 これは夏にプレイしたかったです。 ふたりの幸せな未来を祈らずにいられません。
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みそっかすファンタジア短いプレイ時間の中で「全員推せる!」と思わせてくれるのは、さすがです。 一見王道ファンタジーRPG的世界観でありながら、蓋を開けてみれば私たちの世界に通じるような、自分にも身に覚えのあるような、リアルなお話が繰り広げられる(なのに重たくなりすぎず、クスッとさせられる)というセンスに脱帽! プレイ後気持ちが明るくなるゲームです!おすすめです