イリューシンのレビューコレクション
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夢見た少女のニルヴァーナじっくり一週間かけて読み終えました~、読後感が素晴らしく余韻に浸かってます フルボイスを始め全体的なクオリティが高く、この作品にかける熱意がとても印象に残りました 序盤に印象的なイベント、続いて世界観の説明、そこから各ヒロインが抱える物語への広がり・・と、全体を通して非常に整った構成になっていたのがとても良かったです 1年を通して濃密な物語が展開されますが、やや重めのシリアスストーリーが中心となり 普段の明るいキャラ達の苦悩を主人公だけではなく、周りの人々の分かち合いによって昇華されて行く・・そんなサブキャラ達の共有の和がエンドへの道を開かせる、そんなシナリオだと思いました そしてタイトルに示唆された通りニルヴァーナに至った時は・・満足足るエンディングを迎え、本を綺麗に閉じる様な余韻に浸れました とても素晴らしい作品でした
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ヤリナオシ
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可惜夜の愛州中学校トゥルーエンド達成しました、ホラー、ゲーム性、謎解き難易度、何れもバランスが良くて頭を使いつつサクサク進められて心地よいゲームでした~ それにしても助手子の肝っ玉がすごい・・ある意味助手が名探偵!
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穴の中全ルート攻略しました~、建設中の土地と言う始まりは怪異的な物語の予感が漂ってきてワクワクできました エンドの分岐が多彩なのも面白く、自業自得の失態から幸せなエンドまでどれも楽しめました ホラー演出も凝っていてとても素晴らしかったです
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星を待つ片月
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Rootkids所謂、技術的特異点が成り、近未来の社会・技術はどんなものになるのか? 2045年に到来すると言われるシンギュラリティが根底にあり、まだ見ぬ未来にワクワクする物語でした 一方でその革新技術は破滅をもたらし、その最悪な未来を変えるための指針がまたサイエンスチックで面白かったです そしてAIとの疑似でありながら血の通った仲の様な親子感、何れこんな暖かい関係のAIが現れたなら人はもう少し幸せになれるかもしれません 素晴らしい作品でした!
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蝉と黒ギャル今や絶滅したとも言われる黒ギャルと大量発生した蝉の対比 子供の律と十三夏の、蝉の抜け殻に対する価値の違いが哲学的に表現されている様が面白かったです まさに晩夏の空に蝉の抜け殻について想い耽りたい人向けな作品でした
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インビジブル約10時間ほどで読み終えました~、序盤から不可思議な出来事が続くも早い段階で世界観の設定説明があったためすんなりと没入出来ました 仲間キャラにも、サブキャラにも一人一人に大きなドラマや悩みがあり、それらを一つ一つ踏み締めてゆく過程が結末へ齎す様に作用しているのが素晴らしかったです 記憶を失った愚者より始まったストーリーは仲間との絆を経て世界に至るタロットカードの様な長い旅路でした、とても面白かったです
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非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore2時間ほどで読み終えました~実に現代らしい世界観、キャラクター 悩める社会人らしい仕事に対する意義を見出せないダウナーさや葛藤、それでも後悔無いように己の矜持を保とうとする社会的な風刺‥実に魅力的でした 結末もあくまで仕事の一環、と言う空気で、大きな激動が無かったのもまたこの作品らしさを表していて良かったです 素晴らしい物語でした!
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警笛と魔笛の境界<はざま>で