ももい ゆずのレビューコレクション
-
おねえちゃんいなくなった無邪気で明るくて優しいハナちゃん視点で語られる、家族のお話。 タイトルとイラストから内容を想像して、どう考えても私泣くな…と思っていましたが、やっぱり泣きました… @ネタバレ開始 ハナちゃんが皆の心の動きを敏感に感じ取り、一生懸命行動している姿が健気で可愛すぎました…! 大好きなお姉ちゃんを喪ってしまった家族の悲しみや苦しみが、ハナちゃんの素直な言葉で語られるのがダイレクトに響いて、途中から涙が止まりませんでした。 それでも、お姉ちゃんとの思い出を胸に、家族皆で前を向いて立ち直っていく姿には本当に胸を打たれました。 ペットと人間は同じ言葉は話せなくても、心を伝え合うこと、通じ合うことってきっと出来るだろうなと、しみじみと感じるお話でした。 @ネタバレ終了 切なくも、優しく温かい気持ちになれる作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
-
とりもどせ!愛!!婚約者は眼鏡男子今作も、作者様のとびきりのメガネ男子愛が詰め込まれた作品でした! @ネタバレ開始 まず、目を惹くのがロゴ!プロご制作ですかって程に可愛いです! 中身もさぞ可愛くてキュンキュンする、ほんわかラブコメディなんだと思っていました。……が。 まさかの猫ちゃん!そしてホラー!えぐみ!修羅場や過去の仄暗いあれこれ!!まで詰まった、闇鍋的展開(笑)が楽しめる作品に仕上がっていて、私はだいぶ歓喜しました! もちろん、ベースはラブコメで、キュンも沢山つまってるんですが!要所に見え隠れするドロっと感に鳥飼さんのお味だなぁと思った次第であります。 そしてやっぱり、女主人公ちゃん達が最強で最高でした!! 羽柴先生> 最初、何も考えずに進めていったら、羽柴先生の担当編集になっていました。 渋いイケオジ!しかも男やもめな作家先生がお相手の恋愛ゲームをプレイするのは初めてで、ドキドキしました! 先生、お歳の割に中々積極的というか、お盛ん…いえ、お元気でいらっしゃいますね?(笑) しかしながら、落ち着いた雰囲気で、人生経験豊富な感じと、流石作家先生という口説き文句にすぐにメロりました。枯れに目覚めそうになるくらい魅力的なオジ様でした。 先生のお相手の主人公ちゃんは、一見そんなにつよつよには思わなかったのですが、最終的には先生を押し倒す勢いを見せてくれたので、やっぱり強い!(笑) 遊馬君> 見た目で一番好みだったのは遊馬君でした!遊馬君とは気心知れた友達カップル感が体験出来て、等身大な二人感がすごく良かったです。 今作で一番沸いたシーンは、遊馬君にちょっかいをかける女達を牽制するために飲み会に乗り込んでいって、ヤバ嫁認定されたところです!(笑)こういう妻大好きです! でも、この後実は遊馬君を親友から奪った(理由はあったけれど)という中々にアグレッシブな過去が明かされた時は驚きました!今の関係になるまでの色々な妄想が捗ったのはこのカプだったかもしれません。 鳴海ん> 今作の私の最推しです!可愛い!愛重い!ヒロイン溺愛!な所がめちゃくちゃ刺さりました好! 見た目ではもっと偏屈(失礼)で、気難しい感じなのかな?と思っていたら…え、可愛いが過ぎませんか??? なるみんとか呼びたくなります(既に呼んでる) 過保護お兄ちゃん感もあって、最高でした。なるみん、好きや……(なるみん言うな)主人公ちゃんの愛が一番重く感じたのも鳴海君√だったので、そこも推せますね。愛重男女カップル好きです! 三人の代理猫ちゃん> めっちゃ可愛かったです!!この姿の彼としばらく一緒に暮らす……とかもアリと思ってしまいました(笑) 立ち絵は今回別の方が描かれたものということですが、スチルが違和感無く、でもちゃんと鳥飼さんの絵柄で描かれていたのが素晴らしかったです。アングルも全部良くて、美麗絵で二人のラブラブっぷりを堪能させていただきました! また、クリア後のお宅訪問もそれぞれの色があって、楽しかったです。タイトルの文字が「~旦那様☆」に変わる演出も良かったです~! @ネタバレ終了 短い時間で三種類のカップルの恋愛模様が楽しめる。そして、色んな眼鏡男子を堪能できる楽しい作品でした! 素敵な作品をありがとうございました!
-
アゼリアの魔法使い step by step可愛いヒロインとクールなイケメン師匠の心温まる優しい物語を、ノンフィールドRPGで体験出来る作品でした。 @ネタバレ開始 まずはじめに、ヒロインのルウちゃんがとっても可愛い!そして、ディアス師匠がイケメン!! 当初は、二人の師弟愛?のような、恋愛に発展する前のほのぼのストーリーを想像していたのですが、実際は少女が自分の境遇を憂いつつも、前を向いて頑張る姿に胸打たれる、感動的なストーリーで驚きました!(作者様の作品『アゼリアの魔法使い~幸せのレシピ~』の過去編?なのでしょうか) ストーリーを読み進めるだけではなく、実際にルウちゃんが一歩ずつ歩みを進めていくのを、コマンドを選んでプレイヤー自身が体験していくのも新鮮でした。アイテムを集めて、能力を上げる…という育成要素もあって、やり込み要素も楽しめるのが魅力でした。 (師匠の●●●のバッジがあるのには笑ってしまいましたw) 最初は、中々先に進むことが出来ず、途中でキノコにやられてしまうこともしばしばありましたが(ゲーム下手過ぎ)、師匠が助けてくれる安心安全仕様に、師匠のルウちゃんへの愛を感じてほっこりしました! 道中で出会う方々も皆、子供の成長を見守る優しさに満ち溢れていて、こちらも優しい気持ちになれました。 エンディングは、皆の優しさが詰まっていて泣きました。 一歩一歩進んでいくのは中々に大変で、時にもどかしくも感じられましたが、頑張って良かった!という感動と達成感が味わえました! @ネタバレ終了 優しくて温かくて楽しい作品でした! 素敵な作品をありがとうございました。
-
ティラノフェス2024オープニング
-
月下怪談怪談×恋愛!と私の二大大好き要素が含まれている作品ということで、制作中からとても楽しみにしていました! そして、めちゃくちゃ面白かったです! @ネタバレ開始 イルシィ君、登場シーンから色んな意味でヤバ男で、私は拍手でお出迎えしてしまいました!めちゃくちゃ可愛い!「無言ってことは肯定ですね、入りましょう」は流石に笑いました。絶妙に、いや全く持って話が通じない空気がプンプンしてきて、冒頭からイルシィ君の圧倒的存在感に心を奪われました。名前連呼など、ヤバい男の要素を全部持ってそうなイルシィ君と恋愛なんて出来るのか!?みたいな。 怖いお話は、どれも絶妙に嫌な(笑)お話かつ、べっとりとした怖さがあり、まさに怪談話という感じで面白かったです。 (しかし、イルシィ君の語り口が面白すぎて、正直に言うと怖さよりもイルシィ君おもしれー男という感想の方が勝ってしまいました) 以下、各話の感想もといイルシィ君へのツッコミを…… 一話目→イルシィ君お口が悪いですね?そしてリカさんをころすなし!!www生存√用意しておいて!って私も思っちゃいました。 二話目→人間も捧げますよご心配なく!じゃないよイルシィ君w写真ではしゃぐイルシィ君可愛いね!! 三話目→お、ついに名前をリカさんから変えたか?って日車……苗字じゃん!wイルシィ君どこまでもイルシィ君。って、おいおい実際に自分の首を絞めながら話すなーーーー!!って、その流れで告るな~~~~~!!!突然スキスキ言ってくるじゃないか。ここから恋愛が?始まる?の……?(震え声)家の中の鳥居怖いです。 四話目→この話で、今までの話が全部繋がっているのかなと確信を持ちました。今リカさんとイルシィ君がいる家って、え、つまり……と、色々と繋がりに気付いた時にぞっとしました。こういうのとても怖くて面白いです! しかしながらイルシィ君、ネズミの動画のくだり、多分リカさんは笑ってないと思うし、ちょっと引いている気がするよ…☆本当にイルシィ君最高だなって画面に呟いちゃいました。 五話目→この話が一番怖かったです。初っ端からイルシィ節炸裂してて、周りの人間全消し発言出た時には笑ってしまいました。いや、それでこそイルシィ君だ。 話が終わった後、名探偵リカさんが、5つの怪談(?)の繋がりを教えて下さるわけですけど、え、私合ってたんじゃない?ってめちゃくちゃ嬉しくなりました!とはいえ、憑依とかの所は理解していなかったので、リカさんの語りにふむふむでした。うん、なるほど。イルシィ君=●●●●●●でしたね。全ての元凶は君か(笑) そっからのイルシィ君首折れ姿にひぇ~となりつつ、バイオレンスな愛情表現に痛い痛い痛いと吐血しつつ、無邪気に恋人同士ってはしゃぎながら愛の言葉を強制してくるイルシィ君まじイルシィ君で笑っておりました。うん、神様と恋愛って人間には難しいよね!そんなイルシィ君とても好きです!!!!!(※尚、恋愛出来るとは言ってない) リカさんとの出会いを見て、これは紛れもなく純愛モノだと認識しました(悟りを得た顔)。憑りつかれた相手が悪すぎたんだなイルシィ君の元の方……。恋心(という執着心)って、永遠に肉体に刻まれるものなんですよね。二人共、末永くお幸せに……(合掌) ノーマルエンドの、ちょっと切ない感じもたまらなく好きです。あれは、イルシィ君の自我(というより、肉体に刻まれた記憶的なもの?)が助けてくれたんでしょうか。こちらの終わり方も、美しいホラー感があってとても良かったです。 肉体と魂の関係性とか、作者様の考えがオマケなどからも垣間見れて、とても興味深かったです。内容は激重な感情を取り扱った作品でありつつ、作者様自身はとても冷静な感じがするそのギャップが好きですね。 イルシィ君が個人的に大変刺さりましたので、僭越ながらFAを贈らせていただきます。 カメラではしゃぐイルシィ君と恐怖で手が震えてブレブレの写真を撮るリカさんに想いを馳せながら描かせていただきました(笑) @ネタバレ終了 作者様の語りは、ユーモアたっぷりで、風刺が効いているというか、シニカルな口調が癖になります。それでいて、言葉選びがとても秀逸で、文学作品を読んでいるような豊富な語彙と表現力も本当に素晴らしいと思います。作者様の文章が大好きです! UI周りもシンプルながらとても凝っていて、色々な仕掛けがされているのもクスッと笑えます(?)いや、怖い……?セーブとかバックログとか、イルシィ君のコメントが可愛いです。早送りと自動は是非とも押してみてほしいです。 美形な男が怪談を語ってくれて、恋愛まで出来ちゃう話はこの世になんぼあってもいいなと心の底から思いました。最高でした。 素敵な作品をありがとうございました!
-
クリムゾンレッドの死神 -KILLER INSTINCT-死神無印が最高に面白かったので、FDまで一気に駆け抜けました! 相変わらずオシャレでかつ不穏で物騒な始まり。これぞ死神の世界という感じが何だか安心してしまいました(笑) @ネタバレ開始 今度は模倣犯?それは穏やかじゃないね!と洋画のアテレコを脳内妄想しつつ、御馴染みキャラ達のやり取りを微笑ましく眺めました。パンケーキ頬張りながら(※口にチョコ付けて←大事なポイント)物騒な話をするレオ君もこれまた相変わらずの可愛カッコよさ。からの、照れ顔!かわっ!デートって言葉くらいでそんなに照れないで!!さっきまでぶっ殺すとか何とか言ってた人と同じ人だと思うと頭がバグってしまうからwwwと、開始早々レオ君に振り回されました。ギャップがすごい!! 今回は、前作よりもキャラクター同士の心のやり取りや恋愛描写に重きが置かれていて、よりドラマ感が強く、レオ×キャロル推しとしては大歓喜な内容でした!レオ君が、キャロルちゃんとの日々に癒されながらも、まだ悪夢を見てしまう状況が心に来つつ、それでもキャロルちゃんと共に生きて乗り越えて行こうと前を向くレオ君、それを支えるキャロルちゃん、お互いがお互いを信頼し合えている様子に胸打たれました。女が男を聖なる善パワー(?)で浄化して救うのではなくて、悪の面も全てを受け入れて癒すというのが個人的に大変癖なこともあり、この二人の関係性本当に好きです。 海でのデートシーンキュンキュンしました!レオ君がキャロルちゃんの前では弱い所も見せられるのも、それを自然に引き出してあげられるキャロルちゃんの包容力も。やっぱこの二人永遠に推せる!……からーの、レオ君がヤキモチを妬いて強引に唇を奪うシーンが大変に燃えました!ほっぺにチューで照れ照れなのに、ヤキモチからのキスは出来ちゃうの!?おーまいがー!(手を叩いて喜ぶ)レオ君、可愛いが過ぎる。 キャラクターと言えば、新キャラ達皆魅力的で沸きました!オリーブさん。オネエ!?と、ときめきの予感……!(※訳:好き)に震えていたら……処刑人さん!あ、こちらもときめきの予感(略)首痛めポーズで現れた刑事ヴィンス君。胡散臭いですね。迷探偵ももいゆずが断言しましょう。「アナタが処刑人ですね!!」(ドヤ顔)……と、大勘違いぽんこつ探偵爆誕させたりしながら、物語が終わる頃には皆の魅力を前に推し変しそうになってしまったりしてました。特にマルセルさん!ドラッグ、弟への想い、死神への憧れ……。今の状況を肯定は出来ないけれど、否定も出来ないもどかしさ。人の心の弱さに共感してしまう自分がいて。マルセルさんがクソクソクソ人生って連呼してたところ、何だかとても悲しくなってしまった。君がただのコーンスープの処刑人だったら良かったよ……(涙) そんなわけで、個人的ハイライトを私の心の叫びをそのままお伝えしておきますね。 「え?ロキ君!!来るじゃん!無印ではアウトだと思ってたのに、めちゃくちゃカッコ良くなってるじゃないですか!!!ずるいよずるい!!!!(ジタバタ)」 「きゃーーーーー!皆様!ついにお二人が身も心も結ばれましてよーー!各位お赤飯をご準備くださいましーーーー!(踊)」 「えっ、髪解く逆光のレオ君カッコ良すぎでは?REC!!!!」 「マルセル兄さーーーーーん!そんな最期の最期でイイ男ムーブかましてくるの反則ですよ!!最期までクズでいてくれないと辛過ぎだよ!!!うぉおおん!!!(遠吠え)」 「ハーヴィーおじさん、パパって言われてめっちゃ笑顔になってるじゃん!やめろばかやろう♡になってるじゃん!!え!好きーーーー!!!(叫)」 すみません、後半物語に熱中し過ぎていて語彙がはじけ飛んでおり、こんな言葉しか出て来ませんでした(笑) レオ君とキャロルちゃんの糖度高めのシーンは、色気と切なさと心の機微が伝わってくるシーンが多くて、二人がいつまでも幸せにいられますようにと願わざるを得なかったです。おまけシナリオの先、二人が幸せな家庭を築けることを画面の前で祈ってます……! @ネタバレ終了 前作よりボリュームアップした今作、安定のクオリティと内容で前作ファン大満足の内容でした! より甘く、濃密に描かれる二人の恋愛模様を始め、人の心の弱さや強さ、家族愛などなど、非常に分かりやすくドラマティックに描かれていて、お話に没頭出来たのが良かったです。FDとして欲しいものがしっかり詰め込まれた感に、心もお腹も満たされました。 今作も大変面白かったです!すっかり死神世界の虜になってしまったので、また何か違う媒体でも皆のその後が見られたら嬉しいなと思います。ミズ・パンケーキになりそう(笑) 素晴らしい作品を生み出して下さりありがとうございました!今後ともご活動応援しております!
-
クリムゾンレッドの死神満を持して、巷で噂のクリムゾンレッドの死神に会いに行って参りました!! HAHAHA、こりゃ傑作だ!洒落た海外映画でも観てる気分だぜ!……とか、アテレコしたくなるハイクオリティな洋画……じゃなかったゲームでした!タイトル画面のイラストとBGMがオシャレでカッコ良くて、期待感MAXで開始すること3分。既に面白過ぎて、心を鷲掴みにされました。これは本当に、洋画が始まってしまう感覚に陥るぞ……! @ネタバレ開始 まず、キャロルちゃんが可愛い!ハーヴィーおじさん渋くて素敵!そしてミスターパンケーキ……!!めちゃくちゃカッコイイ!こんなに紳士的でカッコイイのに、パンケーキ好きで、口にクリーム付けちゃうだと!?ギャップがたまりません! セリフ回しがいちいちカッコ良くて、本当に洋画を観ている気分(二回目)粋、という言葉がぴったりですね! レオ君の背負っている過去が壮絶で、彼が死神になった理由も、今復讐に身をやつしていることも、納得出来てしまうのが辛い。シェリーちゃんと赤い手袋のくだりは本当に泣いてしまう……。でも、そんな彼を否定することも肯定することもなく受け入れるキャロルちゃんの懐の広さに救われました。 カッコイイのに年相応に可愛い所もあるレオ君と、姉さん女房感のあるキャロルちゃんはお似合い過ぎますね! そして、ロキ君とレオ君の因縁……。これはもう、どっちが正しいとかではなく意地と意地とぶつかり合いのように思えました。ロキ君。登場時から自分のことしか頭にない人なのかと思ってたら、重要な所ではちゃんと仲間のことも考えられるんじゃん、え、可愛い(?)とこあんじゃん(何故か上から目線)……なんて油断してたら、レオ君撃たれましたね!?正々堂々とか言いながら、撃たれましたけど!?やっぱロキアウトです!!!!と一人相撲してしまいました。ロキ君に踊らされてしまう……(笑) しかし、若き日のレオ君とキャロルちゃんの出会いがあまりにも可愛くて尊過ぎたので、全てを許しました。こんなの絶対好きになるじゃん!パンケーキもキャロルちゃんも!!!ひょわ~~~、めちゃめちゃ尊い……!そりゃこれが懐かしい味なわけだよ!そりゃ通っちゃうよ!好きなんだもん!!レオ君はキャロルちゃんじゃないとダメだよね!こういう男大好きです!!!!ふぁーーーーッ(あまりの尊さに言葉を放り投げ遠吠え) 手に汗握るバトルシーンは少年漫画のような熱さがあり、燃えました!血しぶき舞う中漂う人情だったり悲哀感が個人的にとても好きです。ちゃんと救いが残されている所にも後味の良さを感じます。(一応、選択肢を敢えてミスって救いの無い死へのダイブは全て試し済みですwww) 最後のレオ君とキャロルちゃんのうふふなスチルはパンケーキ並みに甘くて、デザートを頂いた気分でした。大人な色気がすごくてすごい!大変ご馳走様でした! しかしレオ君、死神の時のカッコイイ姿と恋愛ごとには慣れていない初心な姿のギャップがエグイです可愛すぎます!タイトル画面がクリア後二人共笑顔になるのも素敵でした。一生二人、手を繋いでのうのうと生きていってほしい!!!! @ネタバレ終了 スピーディでスリリングな展開の中に差し込まれる切ないシーンや色気のある恋愛描写が、物語をよりドラマティックに魅せていて、全体の構成力の高さに脱帽致しました。無駄なくコンパクトにまとめられていながらも、キャラクターの魅力や背景、心の動きがしっかりと感じ取れるシナリオも本当にお見事だと思います。そして特筆すべきはやっぱり、オシャレで小粋なセリフ回しでしょうか。 緩急の付け方や間の取り方も本当に素晴らしく、まさに短編作品のお手本のような作品だと感じました。このまま映画化してほしい……!!!いや、これはもう映画ですね!私は今映画館から出てきたのですわ。ハードボイルド・ラブ・アクション!! 最高に面白かったです!素晴らしい作品をありがとうございました! さて、パンケーキでも食べに行くか。
-
地雷系女子!?ほなみさん可愛いサムネイルと、地雷系女子!?の見出しからとっても気になりプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 冒頭、主人公が凛君か凛ちゃんか迷いましたが、何となく男の子なのでは?という気がしたので、凛君は可愛いモノが好きな男の子というていで京兄様をお出迎え致しました。京兄様、TLでお姿お見掛けしておりましたが、イケメン過ぎて倒れそうでした。そんな京兄様にフラフラになりながら、ついに地雷系女子とご対面!噂のほなみさんだ…!!とテンション上がっちゃいました。 その後、ほなみさんと会話を始めたわけですが、いきなり押し倒!?されてしまい大変驚きました!ほっ、ほなみさん大胆!!……ではなくて、なるほど、ほなみさんは凛君に会うためにいらっしゃったのかと理解し、ドキドキしながら他エンドを回収。段々とほなみさんへの理解が深まっていった所でのエンド4で「何てイイ話なの!」と思わず拍手してしまいました。 ほなみさん、めちゃくちゃ可愛いです♡ほなみさんが好きなもののために色々と努力している姿を想像して、応援したくなりました。 「固定観念に囚われずに自分を好きを貫くって素敵だと思いませんか?」凛君のこの言葉がとてもとても刺さりました……!こんな言葉をサラッと言える凛君カッコよすぎませんか!?と画面の前で凛君コールしていたら、ウインクスチルで「え!?凜君見た目男前過ぎない!?!?(大興奮)」となり今度こそ倒れました。美形兄弟最高過ぎる~~~!!凛君、可愛いモノ好きな所と発言のカッコ良さとのギャップもイイなと思います。 途中お胸の威力でお洋服がはじけ飛ぶラッキー(?)ハプニングがあったり(笑)ウィッグが取れてしまったりとほなみさん的には散々だったかもしれませんが、視聴者の私は大変微笑ましく眺めさせていただきました。ほなみさん、凛君は本当にお似合いのカップルですね。お二人がこの先もお互いの好きを尊重して、一緒に楽しんでいけるような素敵なカップルであられ続けることを心から祈ります! @ネタバレ終了 自分の好きに素直になるって素敵なことだよな、と改めて思い出させてくれるような、明るくて優しさ溢れる作品でした。 ポップでキュートな絵柄、明るく軽快なBGM、テンポの良いシナリオと、三拍子揃ったまさにラブコメ!な可愛さが特に魅力的に感じました。 とっても沢山の元気を貰えました!素敵な作品をありがとうございました!
-
白雪とネクロマンス美しく不穏なタイトルと、動くスチルを製作中から拝見しており、ずっと気になっていた作品でした。 白雪姫がモチーフと思われる描写から始まって、ここにネクロマンスが出てくるとなると……これは大変な悲劇の予感です(ドキドキ) @ネタバレ開始 白雪姫の王子は「死体愛好家」的な側面があると記憶しているので、その辺りと絡んでくるのかな~とドキドキしながら物語を追い掛けたのですが……お話が好み過ぎて、最後発狂してしまいました‼︎(笑) まず、アイビーちゃんが可愛い!見た目もお声も可愛い!しかし、これで死体というのもまたある種背徳的な魅力がありました。が、しかしいきなりエリオット様にぼかすか殴られててそこは泣きました!!ひ~、鼻血が……鼻血が~~~!! この時はまだ、二人の関係性や過去を知らなかったので、エリオット様は気難しいヤバ男なのかな?……くらいの感覚だったのですが、その後に出てくるリカルド様を前にしたら、エリオット様がとてもまともに見えてくる不思議体験をしました(笑) リカルド様の言葉と、その後のエリオット様の表情から、過去何らかの理由でアイビーちゃんは亡くなり、それをエリオット様が生き返らせたのだろうなと思っていたのですが……想像以上に過去が悲劇過ぎて情緒が大変でした!めちゃくちゃ想い合ってるのに、すれ違いからの……(涙)元はこんな優しいエリオット様もいたのかと思うと、今が悲しくて辛い。しかしながら、アイビーちゃんの過去、つよつよ女子過ぎて笑ってしまいました。イノシシ狩れちゃう系女子、すごい!しかも、エリオットさまの首を獲ろうとしていた所にも笑ってしまった。つよかわ!! 回想から戻ってきた後の二人のシーンで、アイビーちゃんからも、エリオット様からも(ここは私の幻覚?)涙が零れているのがもう……もう……!最後、アイビーちゃんの独白が、執着と闇を感じさせるところに震えました。なんという悲劇! とかとか思っていたのですが、エンディング後のエリオット様の独白で、全私がスタンディングオベーション!大歓喜しながら床を転がりました……!!ひょわ〜!!!エリオット様最高過ぎませんか!?最高の愛重執着男!!!!大好き!最後のセリフ、永遠にリピートしたい!!悲劇なことに変わりはないけれど、執着という呪いで二人は永遠に一緒にいて下さいお願いします!!(語彙が爆ぜました) リカルド様は、これまた清々しい程の悪で……好きですね。傍にいてほしいから死者にしておいておきたいとか、実際は腐敗が進んでいるにもかかわらず彼の目には昔の姿のままに映っているとかとか……こういう男からしか得られない栄養素ありますよね(笑) おまけの鏡さんとの会話も楽しかったです。こういうおまけ、とても好き! 実は、男性から女性への暴力描写が少々苦手なこともあり、最初のシーンでは少しひよってしまったのですが、今はプレイして本当に良かったという気持ちでいっぱいです。愛は暴力を超えますね!(愛=暴力かもしれませんが) @ネタバレ終了 美しく物悲しいBGM。効果的なエフェクト、そして美麗なスチル。工夫を凝らした演出が物語の魅力を更に引き上げていたように思います。スチルが全部動いてるの、本当に凄い! また、声優さんたちの演技が大変素晴らしかったです。皆様キャラクターのイメージにピッタリで、お話にどっぷり浸ることが出来ました。 上質な舞台演劇を一本観劇したような満足感に浸っております!総合芸術という言葉を体現したような、素晴らしい作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
-
ナツノイドコロ爽やかで、でもちょっと切ないようなタイトルとタイトル画面が印象的でずっと気になっていました。 @ネタバレ開始 冒頭から、これはアレかな。「ぼく」は家で虐待か何かを受けていて、そこから逃げ出したのかな……と大変不穏な始まりに開始5秒からハラハラしてしまいました。(タイトル画面で「外に出る」ボタンに、んん?となっていたので、色々納得でした) そんな時に現れたお兄さん。彼との穏やかな時間に「ぼく」が癒されていく様子が分かって私まで癒されていました。しかし、アルビノであることを悪く言われていることや、お姉ちゃんが拾ってきた猫ちゃんの末路のことなど、少しずつ明らかになっていくぼくの境遇を思うと、癒されながらも胸が痛くなってしまい辛かったです。 そしてお兄さん。とても穏やかで優しいけれど、何かを諦めているようにも思えて、ぼくはもちろんですが、このお兄さんも心配になってしまいました。蝉や蟻のくだり、高校生でここまで死生観が達観している所に、お兄さんの心の闇というか、抱えているものの大きさみたいなのを想像してしまって苦しくなりました。特に、ぼくが耐え切れずに泣き出してしまう所と、それを優しく見守るお兄さんの懐の広さ(或いは、逆に色々諦めてしまっているが故の虚無感なのかも……)が垣間見えるシーンは、大変に情緒がかき乱されました……! 最初はエンド「ばいばい」に辿り着き、あの後ぼくが自らそれを選択してしまったことを思い、泣きました。その後、ばいばいを二回ほど見て(ちょっと攻略に詰まりました(笑))次に辿り着いた「ただいま」エンドで、お、お姉ちゃん……!( ;∀;)家庭環境がそもそも酷い様子なので、お姉ちゃんの愛情もそこから歪んでしまったのかなと思うと、何だかやるせなくなりますね……。 そして最後、白エンドに辿り着き。緋色の花……ハッカ飴……緋色君……!!となりました(語彙力霧散)。緋色君との夏のひと時があったから、真白君は、何とか今を踏ん張れているのかなと思うと(´;ω;`)最後保健室のドアの向こうにいたのは……そうだったらいいなと心から願いました。 そして、おまけがまさかの複数構造になっているとは!?クリックする度に新たに物語が紐解かれていくのが、ワクワク感がありました。 お兄さんこと緋色君と藍君のお話は、真白君とお兄さん時代を彷彿とさせる瞬間があり。緋色君は、昔から誰かに執着されやすい人なのかな?という印象を受けました。先輩こと灰君も話していましたが、緋色君はまるで蜃気楼のように儚げで、どこか消えてしまいそうな危うさを持っている子のようなので、相手は緋色君をほっとけなくて構っていたら、いつの間にか緋色君沼にハマっている様子を想像してしまいました。緋色君みたいな子いたら、私絶対好きになってしまう気がします……(笑) 真白君の今が幸せとは言えないけれど、それでもあの夏の日が、真白君を、そして緋色君のことも支えてくれているのかなと思うと、偶然の出会いの尊さを感じます。 おまけ3種続けて見まして、その後しばらく3種目が繰り返されたのでこれで終わりかな~と思ってたら……んんん?また新しいお話が!?こ、これはお姉ちゃんのこと!?黒江ちゃんというのですね。黒江ちゃんは、やっぱり周りからも異質な存在に思われているのだなと納得しつつ、彼女自身は弟を心から愛していると信じているのが物悲しかった。願わくば、彼女含めて、皆が少しでも生きやすい未来を選び取れるといいな~。真白君、灰君、緋色君、藍君、黒江ちゃん。皆、お名前に色の名前が使われているのが印象的でした。 @ネタバレ終了 短いながらも、夏の空気感と二人の様子が鮮烈に心に刻み込まれるような、趣深い作品でした。 全編通してBGMが無く環境音だけなのも、物語の深みや切なさをより強調していて、お話に没入出来る作りになっていると感じました。途中でセーブが出来ない仕様なのも、このお話では自然に思えます。もう戻れない、あの頃には……感! 多くを言葉で語らない作品で、読了後の余韻がすごいです。フルコンプまで30分程度とのことでしたが、その三倍くらいはナツノイドコロ世界に浸っていたと思います。今、完全にふやけております。 素敵な作品をありがとうございました!