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SHIAのレビューコレクション

  • この部活に入れてください(第一話~最終話)
    この部活に入れてください(第一話~最終話)
    廃れてしまい部員は主人公一人となってしまった部活「弁論部」に巨大パッケージのお菓子を抱えた女の子がやって来た!から始まるハートフルな学園ラブコメでした。 優明さんがビジュアル・声ともにとても可愛らしく、こんなかわいい後輩が存在する世界なんてある?と思うほどかわいい後輩さんでした。 優明さんのSNSの無防備さに主人公と一緒になって「なんてメディアリテラシーのなさ!」と心配になったり、毎日のゲーム対戦で実はかなりの負けず嫌いなところもあったり……最初から最後まで次から次に溢れ出す彼女の魅力に一気読みでした。 「最初から」が終わった後のその2、その3やオマケなどもボリュームたっぷりで、話の途中から気分はすっかり部員3人目として2人のやり取りを見ているような、そこにいるような気分になりました。 それくらい物語に入っていました。 @ネタバレ開始 テストの赤点=二人とも活動停止確定のくだりで「先輩が赤点だと自分も活動停止に…」と心配する優明さんに盛大に笑いました。 心配するところは自分の点数ではなく、そっちなんだ!と(笑) 主人公と一緒になって思わずツッコミをせずにはいられませんでした……。 主人公は、誤解から生じたものがいつの間にか話が尾ひれをつけて広がり、まったく異なる話が形成されて伝わっているのが不憫でした。特別高圧的だとか暴力的だとかそういうところもなく、むしろ天使のような無垢で純粋な優明さんを心配してアレコレ構ってあげるとてもやさしい人だと感じ、やっぱり百聞は一見に如かずだなと痛感しました。 おまけのサイドストーリーに至るまでに既にお腹いっぱい、それでもまだデザートは別腹で、優明さんの魅力がどんどん伝わってきました。 やっぱり「こんなかわいい後輩が存在する世界なんてある?」でした! @ネタバレ終了 とてもかわいい後輩の優明さんとたっぷり過ごせる部活動(活動実態はまあ置いておくとして)、毎日楽しく活動させていただきました! 素敵な作品をありがとうございました!!

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  • 片付けられない女
    片付けられない女
    タイトルから怖い物語だったらどうしようと怖じ気づいていましたが、怖いというよりも謎解きに近かったので、楽しめました。 初回ではアルパカエンドと呼べるエンドへ行きました。 捨てても捨てても増えていくので、アルパカVS私状態となりました……とてもキュートなのに捨ててごめん。 @ネタバレ開始 1-3のエンド後、再度周回して真実を見てクリアするとタイトル画面が切り替わり、ほのかさんの見えている世界が変わったのだなと分かって良かったです。 ほのかさんが一人で背負うにはその事情(親友が度々死にたがっていたこと)は重すぎた気もしますし、最悪の結果に至ったこともほのかさん一人のせいではないと思うので、ほのかさんが自分をそこまで罰しなくても…と思いましたが、自分のせいだと思い至るのも分かるので、やるせない気持ちになりました。 @ネタバレ終了 謎解きが苦手な人でもサクサクとクリアできる難易度で、捨てるものをプレイヤーに選ばせることで少しずつ謎が解けていく仕様も面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ※※※
    ※※※
    夏のコミケの灼熱地獄の最中にいた主人公ヒサメさんの意識は落ちて暗転、次に目覚めたときはファンタジーな異世界にいて…と、「え、何それ、私もそれなら行きたい(ファンタジーが酸素)」と羨ましくなる事態から始まるハイテンションな物語でした。 異世界でもBL漫画書いていたら宗教上の理由ウンタラカンタラみたいな理由で大変なことになっていく過程が「いやまあ、いつかはこうなるよね」と予想できていたものだったのですが、ここからがまた地獄でした。 @ネタバレ開始 「朗読させてもらう!!!」 嘘だろう!!? そんなことされたら来世の分まで即死だわ!!!!と、創作者の一人として、自分の作品が公衆の面前(Not オタクたちの前)で本人に朗読なんぞされたら、内側からプルトニウムを光の速さで生成した上で新星の爆発にも似た威力で爆発できる自信があるんですけれど!?となりました。 ヒサメさんも出せる汁を全部出している感じで「ああ、その気持ち分かるー!!」となりながら読みました。 その後もエナジードレイン使っているあたりでは大いに笑わせていただき、城での決戦ではもしかしたら出てくるかなと思っていた同郷の人が出てきてなぜかサークルの配置が出てきたりと、これはコミケを知る者たちにとっては完全にご褒美なゲームでした。 @ネタバレ終了 最初から最後までハイテンションかつスピーディーに進む展開に、一気読みさせていただきました。 異世界のキャラクターたちも面白く魅力的な方たちばかりで、帰る方法が分かってももう少しここにいてもいいかも~と思う楽しい世界でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • white*out
    white*out
    今の季節に読むのにちょうどいい、しんしんと雪降る光景にしか見られない静寂の空気に似た雰囲気と、ひとのぬくもりに似た熱を持つ物語でした。 @ネタバレ開始 途中からイマジナリーフレンドの話なのかな?と思っていたら、そのようだったので、セッタさんが彼女との別れを受け入れて明日へと目を向けている終わり方がとても胸に響きました。 真白さんに支えられるところまでは必要なことだったと思い、けれども真白さんだけでいいと思ってしまったところは逆にセッタさんの未来の幅を奪ってしまう要因になってしまっているので、物語がどう転ぶのかハラハラしていました。 物語の中でセッタさんの苦しみと同時に晃さんの苦しみも描かれていたのが、とても良かったです。 セッタさんだけが苦しんでいるのではなく周囲の人もセッタさんを支えたいと思いながらも、真白さんの存在が分からずにどうすれば一番いいのかが分からないでいる。 その部分が描かれていたことで、多角的な視点から物語を見つめることができました。 自分と違う異質なものを排除しがちな日本において、晃さんがセッタさんを絶対に見捨てなかったところに「セッタさん、晃さんみたいな人を大事にしてね!」と思います。 「そのあと」の物語で「母に愛されたかった」と吐露していた部分へのお返事のようにお手紙で母の想いに触れて、また一つ過去の枷を失ったセッタさんが見られて良かったです。 @ネタバレ終了 周囲から見ると、セッタさんの言動は確かに理解しづらかったかもしれない。 けれど、セッタさんがこの人間社会を生きるために幼少期からずっと頑張ってきたこと、今まさに未来への一歩を踏み出したことに、私からもスケッチブックを贈りたい気持ちになりました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 【公開終了】ULTRA VIOLENCE -Special:HARDCORE.-
    【公開終了】ULTRA VIOLENCE -Special:HARDCORE.-
    今回もヴァイオレンスな方々があちらこちらからやって来て、主人公を(ヴァイオレンスな感じで)総方向ハッピーエンドにするお話でした。 分岐は多いですが、こまめにセーブしておけば全エンドきちんと埋まるかと思います。 @ネタバレ開始 主人公の女の子ジュリエッタさんが一途でかわいいです。 ハニーとの愛の前に立ちはだかる多くのハッピーエンドたちの中からハニーのエンドへ辿り着かせてあげたいけれど、その他のエンドも素敵なので悩ましいですね…! お気に入りはディックさんの「ウルトラヴァイオレンス」エンドです。 スチルの顔が最高、言っていることも最高でした。 どこまでも突き抜けて愛するディックさんが最高でした。 邪魔者を排除していくエンドも好きです。 私のPCとは相性が悪かったようで、選択肢を選んだ直後に必ず完全停止するバグが複数起こりました。 選択肢を選んだ直後から強制的にスキップするとエンド自体は埋められましたが、EXからの再生も同じ箇所で停止し、そのエンド単体は見られない感じでした。 別のエンドを再生→次のエンドが自動再生の流れの中では見られることもありました。 @ネタバレ終了 今回も超個性的なキャラクターたちとの息つく暇もないヴァイオレンスな物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • Nuishika-ヌイシカ-
    Nuishika-ヌイシカ-
    3日目Aエンドが超えられず、どうしても血まみれAエンドに行ってしまい「これエンド6個って本当に…? そもそも永遠に3日目(Aエンドに辿り着く)を繰り返しているんだけど…。」となりましたが、なんとか試行錯誤の繰り返しで魔の3日目を超えられました。 好きなキャラに猪のように猪突猛進にアタックしていればいいかと思いましたが、そうじゃなかった(笑) 魔の3日目を超えるためにいなくなってしまうあのキャラにガンガンアタックしていけばきっと無事に超えられるとか、そういうのでもなかった(白目) @ネタバレ開始 この屋敷の謎が明かされたときは衝撃でした。 あの目はパパさんで、ユーリさんも元々ペットで、そこから溺愛される娘化し、屋敷で飼われる皆は人間にしてもらった元動物……そして、ユーリさんと仲が悪くなったりするとパパ判定によって抹消。 みんなが朝の集合で顔を揃えたときに「安心した顔をしている」ということの意味は薄々感づいていましたが、消してる方そっちだったのかと。 @ネタバレ終了 3日目を超えるのがかなりシビアで、ライトユーザーさんだと「Aエンドしか行けない…!」と諦めてしまう人もいそうなので、3日目を超えるヒントや完全攻略記事などがあると親切かなと思いました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ひまわりの泪 -You Are a Part of Me.-
    ひまわりの泪 -You Are a Part of Me.-
    フォロワーさんが推しておられるのもあって、ずっと気になっていた作品です。リリスの泪を先にプレイしてからの逆順となりましたが、これはこれで先にプレイしていた分良かったと思える点も多々ありました。 リラさんの可愛さが大気圏突き抜けて地球100周するくらい可愛くて、冒頭のズバッ!ドバシャビシャ!!な展開をすっかり忘れて、夏祭りへ初デートへ行ったりして、ヒカリさんから呆れられつつも水族館のチケットをヒラヒラさせられて「すわ今度は水族館デートか!」と画面の前で前のめりになるチキンとなっていました。 ワンピも店舗制服も浴衣も、どんなリラさんも可愛すぎてアキラくんじゃないですけれど、ドキドキして緊張のあまり拭いても拭いても手汗が出てしまう…! @ネタバレ開始 ―――なんて、楽しい毎日に浮かれていたら冒頭のズバビシャドチャ!な展開で出てきたシスターさんがふらりと現れて「あー!そう言えば、楽しいだけではないアレなのありましたね!!って言うかまたドチャッ!これから先、このドチャッ!がアキラさんたちと関わってくるのかー…」と急に手汗も引きました(笑) この不穏な空気が幸せそうなアキラさんたちにどう関わってくるのかと、すこし気になりつつもプレイ継続。 ヒカリさんとまったり過ごしていたらエマさんが襲われる事態になって、ここでシスターさんと邂逅してしまって「いよいよ、来た…!」の気持ちになり、勝ってませんが兜の緒を締めました。 兜の緒を締めたのも束の間、エマさんがミナさんをーー!!!と、もうこの辺りからプレイヤーがプチパニック状態でした。 私、ちょっと前まで楽しい一時を過ごしていたはずなんだけれど???(気絶) ここから衝撃の展開で実はリラさん=シスター他諸々さんというのに「あーーそうなるのぉお!!! いずれアキラさんたちに関わってくるのかとか言わず、実は最初からいましただったのーーー!!」とショックを受けつつ、そこからさらに二転三転、次から次に押し寄せる怒涛の展開にクリックする手が止まらずTRUE ENDと表示されるまでノンストップでした。 兜の緒がどうとか言っている場合じゃなかったです(笑) リリスの泪で双子さんとの関係などは予習していた状態だったので、最後の方に登場された天使さんだったりはよく分かったのですが、終わり方が全方位ハッピーエンドとはやはりならず……リリスさんを探していた双子さんとしてはこれで良かったのかもしれませんが、リラさん的にはどうなんだろう……と考えると、もしかしてまだ何かあるのでは? 全部クリアしたら何か出てくるのでは?と思わずにはいられませんでしたが、やはりあの終わり方であるが故に本作が本作であるのだろうと思いました。 キリリンさんと叶さんがTRUEのその後どうなったのかなども気になりました。 天使さんから「ゆめ忘れるな」と釘は刺されていましたが……。 @ネタバレ終了 とてもよく練られたシナリオで、TRUEはおそらく人の数だけ感じ方があるのではないかと思う、本作が本作であるための秀逸な終わり方でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 本物の私と偽物の私
    本物の私と偽物の私
    大企業の娘として「こうだろう」と周囲から見られて演じ続ける自分とVtuberとしてある自分と…いったいどの自分が『自分』なのかに悩む女の子の心の均衡から始まったはずの物語は後半に行くにつれて様変わりし、プレイヤーもグラグラする物語でした。 眼球を焼くようなゴリゴリに殺すタイプの残酷な描写が苦手な人は、絶対に要注意です。 @ネタバレ開始 「生きている価値がない」と選択肢が出てき始めたあたりで完全に雲行きが怪しくなってきたなと思ったのですが、そこからが怒涛の展開、友人(だと思っている)が先生に轢き殺されて目玉を抉られたり、世界に二人きり状態で最後の授業が始まったり……この世界の謎が少しずつ明かされていく過程がまたゾッとしつつも面白かったです。 最後には精神的に行きつくところまで行きついたらしい私が、目覚めたときに鏡の自分を見て「ほら、私は香澄」と言って終わる姿に「ハッピーエンドではないのは分かるが、本人にとっては納得のハッピーエンドなのかしら…」と遠い月を見ているような気持ちで終えました。 @ネタバレ終了 私たちはSNSや所属する社会的組織などで自分の見せ方を変えますが、それがあまりにも度を超えると現実と幻想の区別もつかなくなり自分というものの輪郭を失ってしまうのかもしれないな……と思いました。 読み応えたっぷりの素敵な作品をありがとうございました!

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  • 【謎解き】ゾンビキャンパスからの脱出
    【謎解き】ゾンビキャンパスからの脱出
    脱出ゲームいいですよね! リアル脱出ゲームだと成功する回数の方が低いor最後の最後まで辿り着くも時間切れになってしまうことが多いのですが、本作は時間切れもなくゆっくりと謎解きを楽しむことができました! もし分からない場合もヒントがあったので、とても親切設計でした。 @ネタバレ開始 冒頭から頭がぼんやり&腐敗臭がする&閉じ込められているという部分で「これって私たちがゾンビで腐ってて監禁されてるのでは…」と直感的に思いつつ、外を見たらゾンビがいるということで「私たちがゾンビじゃなかったかー」と思い直してプレイ→直感って大事ね!と後々になることに。 シャープペンシルを図形の相似だとずっと勘違いして「なんだこれは~!」と頭を悩ませて、よし一度離れようと他の謎から解いて後で再度挑戦するという変則スタイルを取りました。 室内の10問目は見た瞬間に色の並びと列数で「一週間!!」と5秒くらいで正解までの閃きが降りてきたのですが、サクッといけるところはサクッといけつつ、悩むところはトコトン悩みました。 相似だと思っていた図の端に「なんか先端出てる?」と気づくまでがとてつもなく長かったです…(観察力のなさよ) 無事に廊下へと出た後、なぜか分からないけれど放し飼いの御犬様と対面、次なる謎解きをと思いましたが、次が一番大変でした。 「ばくやく」かなと思ったのですが「確か誰も傷つけるなとかメモにあったなー…攻撃物じゃないってこと?」とウンウン悩んで、悩んで……全ヒントを頼ってもヒントの内容がまた理解できずやっぱりウンウン、ウンウン悩むこと昼ごはんの中断を挟んで、再開するもウンウン、もう一度ヒントを読み返し、そして何故か唐突にピンときました。 「やっぱり直感大事かー!!」と悟り、そこからはトントンと進み、無事に正しいエンドまで辿り着けました。 最後の問題が一番難しかったです。 見たことのある矢印を再度使うなど、脱出ゲームらしいこれまでの謎解きを利用してさらに最後の謎を解く仕様になっていて舌を巻きました。 悩んでいる時間が多かったので、最後の問題は結構な時間がかかりましたが、解けたときは爽快感がすごかったです! ウンウン悩み抜いてクリアした後で気づきましたが攻略記事(解説)があったのですね…一時はもう駄目だ詰んだと思っていたので頼ればよかった…! 一応自力クリアはできたので結果オーライ!(苦笑) @ネタバレ終了 大変面白い脱出ゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • cafe de plume
    cafe de plume
    ふと立ち寄ったカフェが思いの外雰囲気のよいカフェだとテンションも上がるものですが、この物語のカフェは特別な紅茶をお出しするお店でした。 カフェのお手伝いをすることになった主人公は、街中に散らばる「コトノハ」を組み合わせて、紅茶にして飲むことに。 慣れるまでは少し戸惑うかもしれませんが、慣れてくると組み合わせを見つけることが面白くなるので、時間があっという間に過ぎます。 「コトノハ」集めが上手くいくとスマートフォンなどの映像などが浮かび、チラシを配布に行こう!となるのですが、「これかな?」と選んだ組み合わせが上手くいかないこともあったりで、攻略という意味でも歯ごたえがありました。 @ネタバレ開始 攻略記事があると助かるかなと思いました。 色々と試したのですが、途中から進めなくなってしまいました。 最後まで進めたかっただけに残念です…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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