SHIAのレビューコレクション
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The Hotelブー・ブー・ドールズをプレイしてからこちらのタイトルをプレイさせていただきました。 本当は一泊だけのはずだったのですが、連泊になりました(笑) とても耳に残る不思議で印象的なBGMが大変良かったです…が、いつの間にか迷宮探索音楽になりかけていたので、2周目は腰を据えてのプレイ、脱出ゲームだったのかこれは!?という思いとともに、無事に最後まで辿り着けました。 鳥乙女さんが可愛くて、思わずもう一泊…いえいえ、駄目です、気を抜いたらそのままエンドレス宿泊になってしまう! 鳥乙女さんたちはブー・ブー・ドールズで姿を見ていたので、頭の中で「こんな感じかな」と情景を思い浮かべながらプレイさせていただきました。 素敵な作品をありがとうございました!
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ブー・ブー・ドールズ誰だって運が悪いよりは良いほうがいいに決まっている。『幸運の家』と呼ばれるその家は住民が頻繁に入れ替わることで有名なのだが、果たしてその真相は?を解き明かしていく、読み応えのある物語でした。 キャラクターがとても個性的で、鳥乙女さんが特にかわいいです。 選択肢の量が多いのでどれを選ぼうか悩みますが、一つずつ丁寧に思考を整理していく主人公なのでエンディングへ到達するという意味ではあまり悩みませんでした。 この分岐量、いったいどれだけの管理が必要なのだろうと思うと、ただただ「すごい」しか出てきません。 サッと読むだけなら1時間程度で読みきれると思いますが、エンディングや分岐シナリオなどすべてを隅から隅まで回収しようと思うと結構なボリュームです。 データベースがちょこちょこ埋まっていくのが面白かったです。 @ネタバレ開始 鍵を持ち帰った後、再度家を調査しに行った時に、庭へ行くか・扉を調べるかなどとても細かな選択肢にどちらがいいのだろうと悩みました。 「ここで選択肢なのね!」とこうした細かい分岐まで楽しめました。 結論を出すための思考整理部分などの細かい選択肢も、頭を捻りつつ楽しませていただきました。 @ネタバレ終了 蜘蛛男さんや鳥乙女さんたち仲間と一緒に挑んだ『幸運の家』の謎の物語、とても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!
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FestivalDress主人公の衣装がどれもかわいいので全種類着せたくなってしまうゲームでした。 衣装づくりの時に選ぶお菓子類も大変可愛らしく、あれもこれもといつの間にか欲張り状態に。 シグマさんが「リネンちゃん最高だよ!」と言いたくなるのも分かります…! デフォルトの衣装も可愛いのですが、もうどの服を着てもリネンさんが可愛くて仕方がないです。 満足するまで何度でも何度でも作り続け、着替えてもらい、アピる(可愛いのでもちろん優勝しかない) キャラクターとの会話&プレゼントで衣装がキーになることがあり、その衣装を「ああ、いいとも! 見せてやるぜ!」と熱意を燃やし、裁縫の達人状態で作り上げたりもしました。 もちろん、皆の衣装もちゃんと集めました! これだけの衣装を差分として描くのはものすごく大変だっただろうなーと思いつつ、かわいい衣装の数々、堪能させていただきました。 色々集めたりするゲームは難しそうと引け腰の方も、本作はお金を稼ぐ→素材を買う→衣装とお菓子を作る→プレゼントをあげるというとてもシンプルなゲームですので是非トライしてほしいです。 素敵な作品をありがとうございました! -
8番目のアリス【完全版】細部までこだわり抜かれたイラストやデザイン、スチルやムービーなどを使った演出が素敵な不思議の国のアリスがモチーフ作品でした。 イラストがあえての黒影多めで、とても良い雰囲気が出ていました。 @ネタバレ開始 彩度の高いとてもかわいらしい絵柄からは想像できなかったのですが、ガッツリと死ぬので驚きました(涙) が、●番目のアリスの意味がクリアするとすべて分かる仕掛け、素晴らしいなと思いました。 あまり書くとネタバレになってしまうので書けませんが、個人的に「不思議の国のアリス」(モチーフ)の物語でルイスさんが出てくるとは思わなかったので、新鮮でした! どのキャラクターも個性的で画面構成も素晴らしいので見ているだけで楽しい・美しい・かわいい・時々ちょっと怖いなのですが、個人的にはアリスのお姉さんが一番好きでした。 @ネタバレ終了 アリスモチーフのダークな世界観を楽しみたい方に是非にオススメしたい作品です。 素敵な作品をありがとうございました! -
Re:versible/Re:incarnate Te:njik恐らく今年のフェス作品で一番プレイ時間が長かったかな?と思う大ボリュームのゲームでした。 コメディからサスペンス、ミステリ、あとちょっとホラー要素もあるかな?とジャンルも幅広く大盛で、一大群像劇を読みたい方にピッタリくる作品だと思います。 多くのキャラに背面立ち絵があったり、画面に映っていないキャラが話している時には左右に表示された顔アイコンに誰が話しているのかマークがつくなど工夫が凝らされていて、面白い見せ方だなと思いました。 茜川莉奈さんサイドの主な舞台となる天竺島に渡航するのが7日で、9日のお昼頃まではキャラ同士の交流や掛け合いを楽しむ日常が送れますが…そこから先は事態が急転直下で緊迫の展開でした。 @ネタバレ開始 もうゾンビはこりごりです…というセリフには激しく同意でした。 直感が盛大に外れてバッドエンドに遭ったりしましたが、なんとかDay21の先のエピローグまで辿り着くことができました。 推理ミスを含めて朝見さんには何度かお世話になりました。 噂のノーヒント直感でしか選べない二択はきちんとバッドエンドへ行きました…直感がバッドエンドを呼んでしまいました…くすん。 さすがにReversibleとつく作品だけあって、一筋縄ではいかない展開でした。 バッドエンドなのね、これ…という時があって「Reversible!!」と思わず口から飛び出ました(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
「棒アイスとアイス最中+1」陽炎の揺らめきの中に誘い込まれたように、ありえざる出会いが起こる……一夏のボーイ・ミーツ・ガールもので、不思議な体験をさせていただきました。 基本的に一本道だったのでトゥルーエンド到達までも難しくなくて助かりました。 @ネタバレ開始 選択肢の中に「起きる」という夢オチエンドがあったりしましたが、やはり時間軸のズレによる主人公と女の子のすれ違い、奇妙さと後ろ髪引かれるような余韻のあるアイスを買うトゥルーエンドが好きでした。 @ネタバレ終了 ふと振り返ったらそこにいたような気がする、一夏の気まぐれが見せた夢のような不思議な時間が体験できる物語でした。 素敵な作品をありがとうございました! -
星を待つ片月何を言ってもネタバレになりそうなので、あまり多くは言えませんが、2周目までプレイして初めて本作をプレイしたと言えるような仕掛けがたくさんありました。 2周目は1周目とは違った景色が見えるので、これからプレイされる方にも是非2周目までトライしてほしいです。 @ネタバレ開始 とても切ない気持ちになりました。 ある意味では青春の中にある生々しい傷のような、もどかしさとやるせなさを内包した独特の痛みにも似たものを感じました。 @ネタバレ終了 星を待つ片月というタイトルが秀逸だと思います。 2周目を終えた後に見ると、じんわりと心にくるものがありました。 素敵な作品をありがとうございました! -
雨音歌う箱庭から延々と降り続ける雨、今日も外には出られない。ずっとずっと雨の音がする。でも、僕はそもそも、この部屋からは出ない……なぜこの部屋に居続けるのか、その謎が紐解かれたとき、衝撃の事実がありました。 タイトルの可愛い女の子から「この可愛い女の子とキャッキャッするゲームかしら?」なんて浮ついていたのも束の間、いやいやこれはちょっと毛色が違うぞとすぐに気づき、主人公は監禁されているのでは?と思いながら進めていると…。 @ネタバレ開始 エンド5の真相へ辿り着くルートで主人公が誘拐・監禁された被害者であるという事実が突きつけられ、君(雨さん)がいわゆるイマジナリーフレンドのような存在として主人公が主人公自身を支え続けるための最後の砦として一緒にいたことに、すべての納得がいく終わりでした。 犯人に対しては、子どもがほしくて誘拐した…だ、と? そんな理由で人二人、いやご家族含めると何人の人生を狂わせたのか分からせてやる必要がっ…!と私の中の死神が覚醒しました。秒で。 主人公が誘拐されたのはかなり幼い頃なので、勉学・社会性はもちろん、監禁されて体力も落ちているのであらゆる意味でハンディを負ってしまっている状態ですが、どうかお姉さんの分まで人生を取り戻して生きていってほしいと思いました。 @ネタバレ終了 タイトルからは想像もできない重たい話が待ち受けていましたが、これからの主人公の未来に幸あれと自然と願わずにはいられないお話でした。 素敵な作品をありがとうございました! -
隠花生物/顕花生物人間の死亡率は100%であるということを思うと同時に、人間だけが地上の覇者のように振舞い続けられる日がこれまでもこれからも続くなどありえないと思わせてくれる物語でした。 きっかけは些細な言葉を発端としたかもしれない、けれどそれがやがて世界を呑み込んでいくことになるだなんて、誰が思ったでしょう。 まるでダイナマイトの発明の瞬間にも似たものを見ました。 「こんなことになるなんて思っていなかった」と誰もが思う事態になっていく様子、人類にとってはその迫りくるXデー感がよく出ていました。 最初から最後まで大きく分けて全3部の物語ですが、栄華を誇った人類が淘汰されていく様子がリアルでした。 特に胞子たちの活動の一部である「人を学習する」というのが怖気を誘います。 某新型ウイルスのように人間は目に見えないほどの微細な存在たち一つによって混乱に陥るように、人間もまた自然の生物として進化する浸蝕者には勝てないということを緻密に描いたシナリオ、世界観が秀逸でした。 いわゆる自然の弱肉強食、栄えるものあらば滅びるものありという自然の循環を強く感じた作品でした。 素敵な作品をありがとうございました! -
ユーフォルビアの人間観察カフェをまだカフェーと言っていた頃のあの独特の空気、レトロと一口に言っても舌触りがちょっと違うこのレトロの味、それらがぎゅぎゅっと詰まった大正浪漫なカフェーゲームでした。 カフェーに訪れる様々な人たちの様子を見る&軍人さんたちと恋に落ちるのが主軸で、カフェーの人たちとの話は思わずニヤリとすることが多かったです。 芥川さんとか遠野物語とか…知っていると、思わずその時代を生きていた人たちを見ているかのようなちょっと嬉しい気持ちになりました。 軍人さんたちとの恋はいずれも主人公としてはハッピーエンド、但しその終わり方は色々で、激動の時代に恋をして人を愛することの難しさや尊さを教えてくれるものでした。 背景で出てくるカフェーのデザートや飲み物などが時代を感じるとともにとても美味しそうで、見ているだけで楽しかったです。 素敵な作品をありがとうございました!
