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SHIAのレビューコレクション

  • サヨナラを八月に残して
    サヨナラを八月に残して
    「たいして再生されもしない曲をこれからも細々と公開し続けるつもり?」と言われてしまうほど燻り続ける主人公が女の子三人とともに再起して前へ一歩を踏み出す物語…は、あくまで前半部分。 エンドクレジットが始まったのかな…と思ったら、まだ物語は終わりませんでした。 後半の物語もボリュームがあり、全体としてとても爽やかで切ない、そしてみんなとの絆があたたかい物語でした。 どの子も個性的かつとてもかわいくて、特に幼馴染のほのかちゃんがとにかくかわいい! 主人公にはかわいいほのかちゃんを幸せにしてほしいです。 触手が何本も生えた赤色のキャラクター(宇宙人)が印刷された弁当箱、実際に見てみたいです(笑) なお、ほのかさんの「ぎゅぅー」は反則過ぎます。可愛すぎます。(この時に流れているピアノ曲、大好きです!) 音楽も自作とのことで、音量少し大きめにしてプレイしていましたが、胸にグッとくるシーンでは本当に曲がベストマッチで涙腺弱い族の涙腺をビシバシ刺激してくれました。 貴弘くん渾身の「残留!」思念が見事に散った買い出し、プールや肝試しなど含めて、すごく青春しているなーと感じる素敵な作品でした。 ありがとうございました!

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  • 輪状スターゲイザー
    輪状スターゲイザー
    とてもかわいい絵柄と美しい星々の背景に、田舎の村で可愛い女の子たちとゆっくりする物語なのかと思ったら、違いました…エピソード1が始まる直前に「ちがーーう!!」と震えることになりました。 @ネタバレ開始 前半の星鳴村に戻ってきて既知の方々と懐かしむところから村長さんが殺されたところで180度ガラリと異なる展開が来て、そのまま夏姫さんたちまで…とショッキングすぎて、暫し放心しました。 待って…まだ再会したばかりだよ…みんな、死なないで…。 とても怖いサイクル事件が始まったのではないかとゆうきさんと話し合っているシーンでは「ワンチャン存命」との言葉に「そんな御年いくつのご老人が人生のラストにワンチャン花咲かせよう的なことしてたら怖すぎるよ!」と戦慄しました(もちろんそんなことはなかったのですが)。 その後、夜になって「星空が美しいとか眺めている場合ではないよ二人とも危ないよー」と思っていたところにまさかの展開で「どうなっちゃうのー!?」と状況が呑み込めないまま、エピソードが終わりました。 「え…し、死ん…?」とやはり、暫し呆然としました…。 プレイヤーが大いに困惑しているうちに、くるっと回っていざ2回目。 ゆうきさんとの「隕石がアクセサリーに~」の部分で「星の光に狂わされたとかそういうこと?」とぼんやり思っていたら、何かを知っているらしい子の名前がミーアさんと判明して、ちょっぴり嬉しいシーンでした。 初登場のときから「とてもかわいい女の子だー、お名前なんて言うんだろう…ずっと???だけれど…」と気になっていました。 くるっと回って早3回目となったときにはプレイヤー側に与えられる情報も格段に増えたためか「あのアクセサリーをなんとかしないと、千花子さんは無限ループから抜け出せないのでは…頑張って!」と応援したい気持ちになりました。 また、3回目からイレギュラーとして現れた亜梨子さんの登場で物語が大きく動き出したことが分かったときは、とてもワクワクしました。 この残酷なループからのどんでん返しがあるといいなと期待せずにはいられませんでした。 記憶の保持者が増えたり、レイナさんのいうあの子だったりと変化と新情報が増えるにつれて、終わりまでが気になりすぎてノンストップで読み続けました。すっごく面白かったです。 最後は無事にループが終わり、次の朝を迎えられてホッとしました。 また来年、二人が同じ場所で星空を見られますようにと思いました。 驚くほどスチルが豊富で、特に正子さんが崖の上から「感染者は、いない」と落ちるために振り返ったシーンのスチルと、皆が手をつないで川で横になっているスチルは飛び抜けて好きです。 アイキャッチで千花子さんや明里さんがこっくりこっくり…したりするのもとても可愛かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 失われたクロニクル
    失われたクロニクル
    気がついたら病院にいて記憶障害、しかも真っ暗な病院というだけでも十分怖いのに水道を捻ったらブシャー!!という冒頭の部分で既に逃げ出したくなりました。 血まみれの病室を見た時点で縮み上がっていましたが、いざ深夜の病院を徘徊です! @ネタバレ開始 診察室で「ぎゃああーー誰ですかあなたはすみませんなんか私の知っている一般的な女性の範囲内の姿ではなくて思わず変な悲鳴が出てしまいましたごめんなさい今すぐここから去りますのでこっち来ないでください本当にすみません(ここまでノーブレス)」という声が口からシュババババと出てきました。 「今すぐその腫瘍を切除してもらったほうがいいですよー!!」と言いたくなる怖い女性を見て、心がへし折れかけました。 探索を続けていたら電話がかかってきましたが、怖いのでもちろん取りませんでした(怖くて半泣き) 一周くるりと回っていよいよ舞さんとご対面したときに、真相を教えてくださった異形の女性の口からサラッと出てきましたが、あの心霊現象、イタズラだったんですか…! 数々のイタズラ、とても怖かったです。 生まれながらの真なる天才である舞さんが、自分の臓器を魔術で提供しているくだりは「舞さん、もっと自分を大切に…!」と思いました。 無事にトゥルーエンドを迎えましたが、異形の女性はまた今後どこかで会うこともあるかも…と残していったので、もしかしてまたどこかで会う日が来るのかも…!?と少しドキドキしながら読了となりました。 @ネタバレ終了 自分だったらどちらを選ぶか…思わず悩んでしまう選択肢が多く、読み応えがありました! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 私の声が聞こえますか
    私の声が聞こえますか
    ハロー、灯野さん。高峰先輩と黒木くんの心に響くやさしい物語、癒され元気をいただきました。 感想、聞いてくれますか? @ネタバレ開始 皆が想定する「普通」の枠から少しズレていると扱われる二人に大変共感・感情移入して、EXTRAのバッジ獲得までノンストップで読ませていただきました。 「聞こえていますよ」の言葉が自分の世界にもたらされることを高峰先輩がどれほど切望していたかと思うと、先輩の涙には画面の前の私も一緒になって涙が出てきました。 プレイ中、長野くんの存在は物理的以上に精神的に大きいな…と思いました。 誰か一人でも「いや、黒木は黒木だし」という態度で接してくれる人がいるかいないかは、本当に大きいことだと。 クラスメイトや先生が、からかったり、もっと頑張れ=もっと普通になるように努めろと黒木くんを「これが普通だと思いたい側」に合わせるように強要するのと異なり、長野くんは「声が小さいからもっと声を出せ」みたいなことを言わなかったですし、彼自身がそのままの黒木くんと話をしたい・黒木くんが何を言っているか聞きたいと思っていたのかなと感じました(聞くことにだけ意識を向けているわけではなく、黒木くんそのものに意識を向けて話している・聞いている感じでしょうか) 長野くん自身が生きづらさみたいなものを感じていたので、特にそう感じました。 普通ってとても難しい言葉で、「普通はこうでしょう」「普通こうするよ」(+「出る杭は打たれる」≒「出る杭は打たれても仕方ない」)と人生で何度その言葉を叩きつけられたか。 私も普通からズレていると扱われる側だったので、本作はとても心に響きました。 もっとこう…本作から感じ取ったものをたくさん言葉として書きたいのですが、フィーリング的な言葉にできない形で感じるものか多かったので、自分の中でほんわり灯った光のようなこの感情を大切に胸にしまっておきたいと思います。 黒木くんも高峰先輩も「なんでもっと普通にできないの?」みたいな言葉をたくさん叩きつけられる側だったと思うので、エンディング後の二人には苦しんだ以上にたくさん幸せになってほしいです。 これから先の未来にも、二人ともが自分の持つ個性が相手の世界に受け入れられにくいときもあると思いますが、どうか世界が色々な個性を持っていることに今以上に寛容になってくれるように願います。 起ち上げたときの先輩の美しいスチルに始まり、手を差し出したり一緒に花火鑑賞だったり…先輩の数々の美麗スチル、見る度に「う、美しい…! 先輩、素敵!」と心が弾みました。 長野くんとの友情スチルも「こういう友だちがいるっていいよね! サイコー!」と二人の楽し気な様子に自分まで楽しい気持ちになりました。 エンドクレジットの見せ方が素晴らしく、本編で一度見た後で、EXTRAからもう一度見ました。 先輩が口にしていた友人たちとのすれ違いなどがシルエットで効果的に描かれていたのも、黒木くんの受験が厳しいスタート地点から始まって付箋たくさんの赤本で追い込みを頑張る様子も、セリフなどは何もないのにすべてが伝わってくる見せ方、心にストレートに響いてきて大好きです!! @ネタバレ終了 プレイし終えた後、とてもやさしい気持ちになり、そして自分の心まで癒される素晴らしい作品でした。 「私って、なんで皆と同じようにできないんだろう…」 「私って普通と違うのかな…おかしいのかな…」 そんなことを感じている方には、特にプレイしてほしい作品です。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 呪いのビル
    呪いのビル
    本作は冒頭に物語が動いた直後から「なにかヤバイ感じのものがいるー! そして追ってきてるっぽい!」とホラー苦手なビビリチキンはすぐにビビリを発揮し「来ないでください! 選択肢きたー! あー、バッドエンド! 主人公、ごめんー!」とバッドエンドを綺麗に踏み始めました。 やり直し→またバッドエンドを踏みぬきをしつつも、読み進めるにつれて壮大な物語が待っていて怖いだけではない読みごたえがある面白い作品でした! @ネタバレ開始 行く手を阻む影犬さんたちをどうするかのシーンの「※トマトです」は笑いました。 ビル内で意図せず何回か死亡エンドを通過し、どうせならエンドリストを埋めよう・バッドエンドのために選択肢を総当たりしていこうと決めたので、すわまたバッドエンドかと思ったらトマトで笑いました。 その後、ノーマルエンドを挟んで自分で石を掴んだ際の水龍さんの「何度も時を巻き戻した」のセリフには「あ、お世話になってます」とペコリと頭を下げたい気持ちでした。バッドエンドを見るため選択肢を総当たりでしたので、水龍さんも「こいつ、死にすぎでは?」と思っておられたのではと…。 また、そのバッドエンドからの復帰さえも物語の一部だったと知ったときは「(物語の運びが)すごく上手いなぁ…!」と思いました。 みんなで学校へ行くぞー!のときも安定の「トマトです」に笑い、そのまま疾走する皆さんと同じく疾走する熱い物語をノンストップで読了となりました。 おまけでは葵さんにちょっと振り回されている主人公が面白く、初めは怖かった物語も最後はちょっとクスッと笑って楽しい気持ちで終えられました。 クールビューティーな葵さんの話し方がキリッとしていて好きです。 物語にはたくさんは登場していなかったものの「トマト1つ98円だった」と命の危機にお値段の話をしたりする伯父さんたちの会話もちょっとわちゃわちゃ感があって好きでした。 本作の制作は夢を元にして~とのことでしたが、重要人物である葵さんもとある悪夢に出てきた方だと拝見し、葵さんが出てきたという悪夢も気になりました。 ファンタジー作品のリメイクもあって大変だと思いますが、続編が出るのなら楽しみです! @ネタバレ終了 バッドエンドになってしまっても直前の選択肢へすぐに戻れるシステムがとても親切で、終始ストレスフリーでプレイできました。 選択肢そのものの難易度もちょうどよくて、細部まで練られた深い物語そのものを純粋に楽しむことができました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • VIVIAN
    VIVIAN
    モードが、選べ、な…い!?から始まる愛情と切なさ溢れる物語、謎解きもあっちこっち行ったり来たり(たまにおかしな行動をとりつつ)楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 一分後に爆破!な衝撃の展開から始まって、ノーマルでは一時間のゆとりを持って謎解きに勤しめたので楽しかったです。 一分後に爆破のときは「ムリ…」とすべてを一瞬で諦め(諦めが早すぎる)爆破をただ待ちましたが、いざNormalモード解禁後は攻略も頑張らせていただきました! 壁の文字が暗くて見えない…というところで、懐中電灯あるよ!とクリック。 「特に役に立つものはなさそう」―――なんで!? そこにライトあるよ!と、クリック・クリック・クリックする無駄なあがきを何度もしていました(そここそすぐに諦めなさい…) 「まだお前にその壁の文字は早すぎるのじゃ!」ということかと思って、各お部屋の攻略をしつつたまに懐中電灯トライしましたが、トゥルーエンドまで行くと分かりますが「そもそもあれはフェイクアイテムじゃ!」でしたね(笑) 梯子を持ってすべての通気口を確認してみたり、バールであらゆるところを殴りかかって壊そうとしてみたりと奇行込みで、謎解きは楽しかったです! 特にバールは「なにか赤いのある?」とクリックしたら奇跡的に獲得できた奇跡のバールでした。 それで「物は試しだ!」と窓ガラスやお薬の棚、植木鉢を割ろうと試みてみたり…大変凶暴なバーサーカー状態のヴィヴィアンお嬢様になってしまいました(苦笑/パパさん、ごめんなさい…!) お話は「とりあえず脱出できた!」のときからは考えられない結末を迎えるトゥルーエンドに、まさに大どんでん返しでした。 永遠の命には大変心惹かれますが、おそらく人間は定命のほうが幸せなのかな…と思います。 いずれにしてもヴィヴィアンさんはお父様を怨んだりはしていないですし、最後のシーンは真実を知ってなお微笑んでいたので幸せだったのだと感じました。 切ないけれど、確かに幸せがある終わりがとても印象的でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 運と推理と幼なじみと。
    運と推理と幼なじみと。
    まつぼさんのとてもかわいい絵にまったりほのぼのとしたお話、そして意外と沼るパズルという黄金の組み合わせ、堪能させていただきました! 絵柄を合わせるというシンプルかつ奥深いゲーム、とても面白かったです。 リセット機能が搭載されていたので初手で何枚合っているかというのにこだわりました。 @ネタバレ開始 初手7回クリアでしたので無事にノーマルエンドへ到達して二人のやり取りに思わずニッコリ、その後でエンド条件を確認してバッドエンドを見ないと~と見たところまではよかったのですが…ベストエンドが意外と手こずりました! 初手2枚は合っていないとちょっと難しいかなと1枚のときや正解なしのときは即座にリセットしていたので、リセット機能は本当にありがたかったです! リセット→正解なし→リセット→正解なし→リセッ→1枚正→リセ→なし→リ… 「2枚以上よ、来たれ!」と画面の前で祈った瞬間がありました(笑) 運要素もありますが…奇跡的に一瞬だけ冴えたらしい第六感で3回でクリアできました。 なかなかに胸を張れる回数なのでは~とドヤ顔で「めぐちゃん、どうよ?」とクリックしました。 シュークリームを頬張っているちぃちゃんとめぐちゃんの幸せそうなスチルがすごくかわいいです! 私もシュークリーム食べたくなってきました♪ @ネタバレ終了 コンプまで15分、運が絡んでも30分はかからないかなというバランスも素晴らしく、各種ヒントなどもすべて搭載されていてとてもユーザーフレンドリーでストレスフリーな点も素晴らしいゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき
    パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき
    とても面白かったです。 人間という存在自体がパラドクスみに溢れ、思考する・理解する・またその理解から理解の及ばないものが生まれ思考…という人類がこれまで飽くことなく辿ってきた試みが大好きなので、本作は最初から最後までとにかく楽しい作品でした。 @ネタバレ開始 一つ一つのパラドクスは有名どころばかりかつそれを誰にでも分かりやすく落とし込んでいるところがすごいと感嘆しきりでした。 思考→理解を続ける必要があるタイプの話なので、一話当たりがコンパクトにまとめられていたのも「パラドクスは言葉を聞いたことがあるだけ…」という方にも触れやすくなっていて、作品の構成自体が素晴らしいと感じました。 第七パラドクスのときの気合電波には思わず笑ってしまいました。 電波が匣体の中に納まるというのは私の思い込みだったのかも…人の感情や思考の可能性は無限大だ!と感じました。 一番親しみを感じられたパラドクスが第5のパラドクスでした。 人間は可能性を追求する生き物でもあるので「もっとよいものがあるはず」と、ユウくんもあの迷宮に落ち込んだのは「こうなるよね」としみじみと感じ入るものがありました。 ユウくんのように自分があらゆる可能性を手にできるとき、人間はなぜ可能性のなかから「よりよいと思うもの」を選び続けようとするのか…先輩たちの目がユウくんLOVEになっている画面を見ながらふと考えました。 足るを知るという先人の言葉は、パラドクスという言葉が生まれるよりも前からあった人間が内包する普遍的な迷路なんだなーと改めて思いました。 「パラドクスを強度に編み込んで」という試み、ユウくんを取り戻すときなどに第●パラドクスを使って~と、それぞれのパラドクスを交差的に用いるところなども面白いなーと思いました。 電子黒板から見られる各種用語は、一つ一つ見るのがとても楽しかったです。 特にプリンの小噺は笑いました。 物語には直接関係していませんが、美術室のカサコさんの背後にティラノの公式キャラクターちゃんがいるのがとても可愛かったです。 多くの素材と非常に細部までこだわられた演出によって支えられたパラドクス挑戦・解説部分もさることながら、各話が終わった後に部室の様子が少しずつ変化している膨大な差分なども見応え満点でした。 季節が夏に変わると窓の外に入道雲があったり…と、細かなところまで素晴らしかったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 泣きべそ*花散る空
    泣きべそ*花散る空
    声で繋がるSNSで交流し始めた主人公がリアルに花火大会でみんなと出会うことになり…と、もうこの流れだけでビビリチキンの私は「ほえー…コトリさんすごい」とすごい・すごいとすごいコールしきりでした。 私はサムネは見ないでササッとDLしてプレイしてオフ会で初めてメンバーの方々を確認したので、本当の意味で「初めまして!」になりとても楽しめました。 これからプレイされる方もできればサムネは見ないでプレイしたほうが楽しめます! @ネタバレ開始 読む速度がかなり速いため、プレイ中はほぼほぼ皆さんの声がすべて混じって聞こえていたので、ゆっくり読む人が一番楽しめるゲームかもしれないな…と思いつつ最後まで遊ばせていただきました。 初めてのオフ会はこのまま最高の楽しい思い出に…と思っていたところでRYOさんがやらかしてからは「そこで黙ってしまってはいけないよ、コトリさんーー!!」と思いながらも、コトリさんのそれまでの性格を見ていればやむなしなところもあり、この辺りのお通夜な流れは見ていて心苦しかったです。 それでも、ぐちゃぐちゃでドロドロとした部分を自らも内包しながらもそれを表に出さないカラスさんの一歩引いた距離感でのやり取りは、見ていて気持ちが良かったです。 カラスさんはもしかしたら本作で一番好きな人かもしれないと思いました。 距離を詰めてこず、一歩引いた距離にいてくれる、それでいて必要な言葉はかけてくれる…彼自身、内面は色々とあるのですが、それをまったく匂わせないところが好きでした。 最後はしっかり彼女の成長を感じるハッピーエンドで、とてもよかったです! おまけから見られるみんなからのバースデーカードの内容も、個人的に気になっていたので拝見できて嬉しかったです。 @ネタバレ終了 それぞれのキャラクターがとても魅力的で、読み応えがあってとても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 空の鏡
    空の鏡
    タイトルイラストからしてプレイし終えたときに「ああ、読んでよかった」と思わせてくれそうな期待が持てる本作、はじめからを選んだ直後の最初のセリフが最初から最後まで全部アウトな「女のくせにいきがってんじゃねーよ! ブス!」で「ごはっ!!」と変な声が出ました。 @ネタバレ開始 学校生活は度々絡んでくる男子生徒に画面の前でピキピキすることもありましたが、ラシェさんとキッシュさんとのダンスの時間はこちらまで踊りたくなりました。 二人の分身とも言えるあのピアスをして、二人とともに築いてきたダンスを自分のすべてで表現したアンリさんには思わず涙ぐみました。 無音ダンスというのを初めて知り、プレイ後に調べました。 音楽がない分、確かに華やかさという意味ではパッと自分の中に入っては来ないかもしれませんが、その世界に入り始めると、人間そのものに宿る生命力や動き、手足の指の先まで迸る表現に感動しました。 @ネタバレ終了 プレイ後は「ああ、読んでよかった」と思う作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!

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